1952年以前から、上野村では替玉投票など、選挙における不正が、上野村役場で公然と行われていたようです。

1952(昭和27)年5月6日、静岡県の参議院補欠選挙で同県富士郡上野村(現・富士宮市)が組織的な替え玉投票を実施したのですが、これを知った、17歳の女子高校生が朝日新聞に告発。不正選挙事件が明るみになりました。

これで事件が終息するかに見えましたが、結果としてその一家が村八分にされ、人権侵害として問題になり、日本全国的に上野村は有名になってしまいました。

その後、徐々に村八分は緩和されていきました。女子高校生はのちに手記を執筆したり、社会運動団体に参加するなど、積極的に社会参加していったようです。

参考:覆う空気 ムラ社会の少女 モノ言い続ける

◆詳細はWikipediaに詳しい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%9D%91%E6%9D%91%E5%85%AB%E5%88%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6

↑リンクがうまく開かない場合は
GoogleやYahooで「静岡県上野村村八分事件」で検索してみてください。Wikiのページが出てくると思います。

村八分 映画

またこの事件を題材として、1953年、昭和28年に、今泉善珠監督により映画化されました。(製作:近代映画協会 配給:北星)

こちらも詳細はWikipediaへ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%85%AB%E5%88%86_(%E6%98%A0%E7%94%BB)