[新]<木曜劇場>SUPER RICH【社長と貧乏学生、運命の出会い】 #01[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]<木曜劇場>SUPER RICH【社長と貧乏学生、運命の出会い】 #01[字][解][デ]

孤独な女社長のもとに突如現れたのは、子犬系貧乏専門学生!真逆の二人の出会いが、会社の運命を大きく変える!初回から急展開!お金を巡る怒涛の第1話!

番組内容
裕福な家庭に生まれた氷河衛(江口のりこ)は幼い頃に両親を亡くした。しかし、潤沢な遺産もあったため、大学時代に知り合った一ノ瀬亮(戸次重幸)と電子書籍販売をメインとするベンチャー企業「スリースターブックス」を立ち上げて成功し、女性起業家に贈られる“プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー”の大賞を受賞するまでになっていた。
そんなある日、衛は亮からアプリ会社へ出資する提案を持ちかけられる。
番組内容2
早速会議にかけるが、亮のやり方に懐疑的な今吉零子(中村ゆり)、宮村空(町田啓太)たち社員の反応は鈍い。
その日は「スリースターブックス」のインターン採用試験日。田中リリカ(志田未来)、豪徳尊(板垣瑞生)たち学生が、それぞれの思いで試験場に集まっている。その頃、春野優(赤楚衛二)も試験を受けるために向かっていたが…。
番組内容3
仕事を終えた衛は、大手IT企業「MEDIA」取締役の島谷聡美(松嶋菜々子)と食事。かつて新卒で「MEDIA」に入社した衛にとって、聡美は仕事を教え、育ててくれた憧れの先輩だ。今も衛を気にかける聡美は「スリースターブックス」の現状を尋ねる。なんとかやっていると答える衛に、聡美は経営者の決断は情に流されてはいけないとくぎを刺し…。
出演者
江口のりこ、赤楚衛二、町田啓太、菅野莉央、板垣瑞生、嘉島陸、野々村はなの、茅島みずき / 矢本悠馬、志田未来、中村ゆり / 戸次重幸、美保純、古田新太、松嶋菜々子
スタッフ
【主題歌】
「ベテルギウス」優里(ソニー・ミュージックレーベルズ) 
【脚本】
溝井英一デービス 
【音楽】
fox capture plan 
【プロデューサー】
金城綾香、栗原彩乃 
【演出】
三橋利行(FILM)、平野眞、相沢秀幸、阿部雅和 
【制作・著作】
フジテレビ
ご案内
フジテレビ系「SUPER RICH」
10月14日(木)夜10時8分スタート
2話以降毎週木曜夜10時放送
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/SUPERRICH/  
【公式Twitter】
@super_rich_cx 
【公式Instagram】
@super_rich_cx 
【公式TikTok】
super_rich_cx

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(衛)私ね
生後ゼロ日から金持ちなんですよ。

生まれて初めてもらったんは
土地ですからね。

次は 馬でした。

(衛)《こっちだよ
こっち こっち》

《アハハ…》
(お手伝い)《衛さま!》

くそがきやったと思いますよ。
甘やかされてました。

親のいない生活だったんで。

≪(女の子)
《パパ もう一回 もう一回!》

(父親)《もう一回?
せ~の イェーイ!》

♬~

(衛)すいません。 丸2日
何にも食べてなかったんですよ。

ご両親は?

死んだのは
そのすぐ後のことです。

最初で最後のわがままでした。

見せたいものがあるから
早く帰ってこれへん?って。

両親は言ってくれましたよ。

予定より早い飛行機で
急いで帰るねって。

≪(お手伝い)
《とにかく確認して。 今すぐ》

≪(お手伝い)《はっ はい》

≪(お手伝い)
《とにかく すぐ連絡を!》

(女性)《日本海で墜落した
エアーズライト社製小型機に

搭乗していたとみられるのは…》
(お手伝い)《あの子が 早く

帰ってきてくれなんて言うから》
(女性)《南海トレーディング社

代表取締役社長の
氷河 肇さん 40歳

妻の 氷河 茉莉子さん 38歳で

事故を起こした飛行機には
氷河夫妻の他に 乗員2人が…》

子供でしたけど 分かりました。

自分のせいやって。

(泣き声)

そっから
あんま しゃべらんようになって

友達も つくらなくなりました。

大切な人をつくるのが怖かった?

どうでしょう?

子供のころから
本が好きだったんですか?

1人で 時間つぶせることって
限られてますからね。

そんな あなたを変えてくれたのは
誰ですか?

これって 治療に関係あります?
(医師)ええ。

一ノ瀬という男です。

大学で知り合って
そっから ず~っと 仲 良くて

会社も
一緒に経営してましたから。

つらかったでしょう
そんな方と決別するのは。

フン。
この話 もういいじゃないですか。

もっと聞かせてください
一ノ瀬 亮さんについて。

私 先生に
下の名前 言いましたっけ?

おっしゃったと思いますよ。

なるほど~ なるほど。

ハァ…。

先生 それはね…。

あんたに話せるような
安い話じゃないんですよ!

えっ… 衛さん!
どうしたんですか? その格好。

タオル。
(空)はい。

えっと… 取りあえず。

何で ティッシュやねん。

うわ~ くっつく。

すいません。
最悪。

あっ タオル
コンビニで買ってきますよ。

そっちじゃない。
えっ?

もう ええから 出して。
(空)はい。

あいつ 患者の情報 売ってんで。
えっ!

宮村君 今日 予約 取ったんやろ?
あっ はい。

おかしいと思わん?

あんな一等地にある
メンタルヘルスのクリニックが

急に 予約 取れるて。
いやいや 考え過ぎでは?

もちろん 証拠もある。

(医師)《もっと聞かせてください
一ノ瀬 亮さんについて》

それ 目掛けて
水 ぶっ掛けてきたから

とれてないと思うけど。
あっ… それは それは。

状況は どう?

変わらないです。
そう。

(通知音)

どこ向かってんの?
ご自宅ですけど。

行こうよ。
えっ?

ホテル。

(空)衛さん!

衛さん!
遅れてるんやから急がんと!

心配いりませんよ。

運営には今吉さんが 体調不良って
話を通してくれてますんで。

嘘は あかん 嘘は。
嘘…。

まさか!

(司会)新進気鋭の
女性起業家に贈られる

プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤーですが

本年の大賞を受賞された
氷河 衛さんが

大変 残念なことに
体調不良で お越しになれない…。

(ざわめき)

遅くなりました。

あっ 分かんないっすよね
すっぴんなんで。 すいません。

氷河 衛です。

(ざわめき)

トロフィーだけですか?
(司会)はい。

賞金 欲しかったわ。

金なんて なんぼ あっても
いいですからね。

はい スリースターブックス
氷河ですけど。

(鷲田)
みつば銀行の 鷲田と申します。

ご融資の件なんですけれども…。
いやいや みつば銀行さん

うち 間に合ってますから。
弊行と…。

(通知音)

うちは 融資してもらう必要
ないんですって。

しかも たった1億って。

なめてます?

だから そんな小さい金額

私のポケットマネーで
何とかなりますから

銀行から借りなくてもいいんです
うちは。

はい 氷河です。

(社員)おはようございます。
おはよう。

おはよう。
(空)おはようございます。

(社員)おはようございます。
おはよう。

(鮫島・東海林)
おはようございます。

今日も絶好調だね。
(東海林)やっぱ 時の人だからね。

来週でしょ?
プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー。

(2人)あっ。

びっくりした。
(亮)おはよう。

もう 人の部屋で 勝手に。

ちょっといい?
うん?

(亮)いいから いいから ちょっと。

うん?
(亮)いいから。

(亮)こっち こっち こっち。
こっち こっちって 何よ。

ハハハ…。
うん?

誰も直してくれなかったのかよ。
もう ええって。

ほい ほい ほい。
はい はい。 はい カワイイ。

はい どうぞ。
座って 座って。

やだ 朝から やらしい。
(空)やめろ。

何だかんだ 2人
ラブラブだよね。

ラブラブって 学生か。

学生のころからの
付き合いでしょ?

そういう意味で
付き合ってたことないから。

男女だから どうなるか
分かんないとは思うけど。

邪推するな。
(東海林)当たるなよ。

でも 衛さんは
亮さんに弱いじゃん。

(東海林)あっ 俺も そう思う。
(鮫島)何か 結果

亮さんの
思いどおりになってるイメージ。

特に お金のことは。
(東海林)金持ちだから

衛さんは
お金のことに疎いんだよな。

そんなふうに言うな。
(東海林)忠犬。

そんなこと 衛も分かってるよ。

一ノ瀬と違って
バカじゃないんだから。

色々 考えて 決断されてるんです。
(東海林)だといいけどね。

(亮)俺たちが投資してる

バズルームって
動画アプリの会社あるだろ。

それが?
来月

アメリカのグローバリット社と
事業提携するらしい。

フフッ。 これは もうかるぞ。

他も うまく いってるし

俺たちの上場も
いよいよ 見えてきた。

そうやな。
いや それで

買い足そうと思ってて。
幾ら?

1億!?

一気にってことじゃない。
段階的にだよ。

(今吉)ハァ…。 今週 5, 000万で
来週 5, 000万って

段階的って言わないわよ。
(空)まったくです。

衛には 了解をもらってるから。

(今吉)今 走ってる投資の話は
この他にも たくさん…。

全部で 5億です。
知ってる。

うちのキャッシュ
使い尽くしますよ。

また
出資してもらえばいいじゃない。

簡単に言わないでください。

うちは いつから
投資会社になったんですか?

電子書籍の会社ですよね?

作家が必死に描いて
1話 50円で売ってる。

それを 200人が購入して
やっと 1万円になるんです。

1億円って 軽く言いますけど
200万人が購入して

やっと
到達できる金額なんですよ。

みんなの気持ちも分かる。

でも うちには 社員が 40人いる。

みんなの給料 払うために
やってることやから

理解してほしい。

私は経営者として
人件費を惜しみたくない。

うちで働く人にとって
最高の居場所にしたいから。

大丈夫。
リスクのある投資はしてない。

絶対 失敗しないから。

衛が そこまで言うなら。
(東海林)仕方ないですね。

ボスが
決めちゃったことですもんね。

私は 衛さんが決めたことに
ついていきます。

(亮)はい 決まりだな。

インターンなんか
採ってる場合か。

辞めちゃう?
(空)バカ言わないでくれ。

採用試験は 今日だからな。

(男性)おい いつ バス来んだよ。
(男性)もう タクシーで行こう。

(優)ハァ…。

ヤバい ヤバい。

あ…。
えっ? あっ… えっ?

大丈夫ですか? えっ…。

本当に大丈夫なの?
何が?

こんなに使って。
今の金額やったら

何かあったときには
自分で どうにかできるし。

一ノ瀬に甘過ぎじゃない?
そう?

まあ 共同経営者やからな。

ホントに それだけ?

(亮)《そう そう。
でさ 俺と衛が それぞれ

ガラス張りの部屋にいてさ》
《どんだけ広いオフィスよ》

(亮)《バーカウンターとかあって
みんな 優雅に コーヒー 飲んで》

《そんな コーヒー 飲めるの
うれしい?》

《頑張ろうな》

《一緒に この会社
大きくしような》

(亮・衛)《フフフ…》

≪(ノック)
≪(空)失礼します。

おととい
本日のインターン志望者の

エントリーシートを
メールで お送りしたのですが…。

あ~…。
と思いまして

けさ LINEで お送りしました。
あっ…。

(空)ですが けさは
色々ありましたので

物理的にも お持ちいたしました。
気が利くね。

僕が 今 まっとうに生きてるのは
衛さんのおかげなので。

フッ。 カワイイこと言うね。

(救命士)連絡 下さった方ですか?
(優)電話した 春野 優です。

あ~!
あっ じゃあ 僕は これで。

えっ?

(女性)う~! う~!

あの すいません
僕 用事が…。

(救命士)わが子の出産の前に
何の用事ですか?

僕 独身ですって!
う~!

パパ!
(救命士)ほら。

ちょっと。
パパを呼んでください。

(救命士)えっ?

ほら~。
(女性)う~!

1人 まだ到着していません。

連絡は?
ありません。

それは論外やね。

あ~!

あ~ もう!

(二宮)服のニオイ気にして
いろんなもの使ってない?

はい 古い~

今やニオイ専用これ一本で
ぜ~んぶいけちゃいます

紫の「NANOX」ニオイ専用
《約7割が洗濯成分で 濃いーの!≫

リリカちゃんっていうんだ。

俺 豪徳 尊。 よろしく。

初対面で いきなり
距離 詰めないでくれますか?

気持ち悪いです。

初対面で気持ち悪いって。

気持ち悪いと思いますよ。
(リリカ)そうですよね。

へえ~ みゆちゃんっていうんだ。
カワイイ名前だね~。 フフッ。

(ドアの開く音)
(学生)よろしくお願いします。

大丈夫。 座ってください。

硬くならないで。
取って食ったりしないから。

皆さん CEOの 氷河 衛です。

もう始まってるけど?
(亮)大丈夫だよ 衛がいれば。

あなたこそ 行かなくていいの?

私は
衛の代わりにやることがあるから。

フフッ。 助かるね~。

誰のせいで 衛に
仕事が集中してると思ってんの?

おかげで 衛の横で好き勝手できて
よかったじゃない。 フッ。

あ~ 始まった!

今回のインターン試験は

わが社としても
初めての試みでして。

皆さんの中から
新卒採用しようと考えています。

どうぞ。

インターンに採用されたら
必ず 御社に

入社しなければならない
ということですか?

強気。

われわれ学生にも

自分が入社したい企業を
選ぶ権利があると思いますが。

学歴不問って書いたけど
いいの 来たね。

給与付きっていう
衛さんのアイデアのおかげだな。

でも 20万は やっぱ 高過ぎる。

もちろん 強制力は ありません。

うちは そのまま
働いていただきたいと

思える人材を
インターンに採用するという

あくまで弊社の意思表示です。
優しい。

採用試験は 採る人間より
落とす人間の方が多い。

振った相手の
アフターフォローが必要なのは

恋愛と同じだ。
(鮫島)SNSでつぶやかれても

困るもんね。

ただ 選ぶ権利が
お互いにあることを お忘れなく。

はい。

前言撤回。

お願いします! 僕 どうしても
行かなきゃいけないんです!

いや 私に言われても…。
そこを どうか お願いします!

(守衛)お兄さん
そろそろ 警察 呼ぶよ。

あっ。

氷河さん!

関東工学院専門学校 3年
春野 優です。

インターン試験に遅刻してしまい
大変 申し訳ございませんでした!

ああ はい。
ちょっと声が大きいかな。

えっ…。

バス停で
妊婦さんが産気づいてしまって

病院に付き添ってました。

どうか
試験を受けさせてください!

お願いします!

うわ…。
ちょっと 頭 上げて。

どうして
途中で連絡しなかったんですか?

えっ…。

あっ すいません。
思い付きませんでした。

やむを得ない事情だから
許してもらえると思いました?

いえ。
大幅な遅刻ですよ。

駅から遠い病院で 電車に
乗り継ぎも かかってしまって…。

何で
タクシー 乗らなかったんですか?

おんなじように
朝 トラブルに巻き込まれて

それでも タクシー 乗ったり
自分で 色々 考えて

時間どおりに到着した学生も
いるかもしれないよね。

そう考えるとフェアじゃないから。
ごめんなさい。

氷河さん。

失礼ながら申し上げます。

この世は ずっと…

ずっとフェアじゃないです
俺にとっては。

タクシーに乗ろうって
何回も思いました。

でも 金が足りなかったんです。

フッ。
それは あなたの問題ですよね。

失礼します。

昨日 バイト代を もらいました。

14万円でした。

そこから
親に 5万円 返しました。

先月 金を借りたんです。

今日のために。

スーツと 靴と
かばんを買ったから。

家賃とか教材費とか
色々 支払いました。

そしたら 2, 000円しか
残りませんでした。

うちは…。

うちは ずっと貧乏で

親の工場も うまく いってなくて
ずっと借金してるし。

俺は

俺の人生を
ましなもんにしたいって

ずっと… ずっと そう思ってて。

手に職をつけたくて

プログラミングの専門学校に
入りました。

学校に入る金を稼ぐのに
2年かかりました。

でも どんな会社も
大卒ばっかり採用してて。

この会社は
学歴不問だって聞いて

ここだって思いました。

どうか お願いします。
試験を受けさせてください!

頭を上げてください。

確かに 生まれは
フェアじゃないかもしれない。

でも 時間は
平等にあったんじゃないの?

あなたは 2年で 学費を稼いだ。
それは素晴らしいと思う。

でも 子供のころに
5年で 600万 稼いだ人もいる。

あなたは
自分の時間を もっと使って

お金を稼げば
よかったんじゃないの?

ご両親から借りた お金
無駄にして ごめんなさいね。

♬~

流星君。
(流星)はい。

ありがとうございます。

ちょっと 碇さん!

碇さん!

あっ これは これは 氷河さん。

(流星)氷河さん 何か
お飲み物 持ってきましょうか?

結構です。
自分の仕事してくれる?

はい!

で どんな作品を
読みたい気分ですか?

楳図かずおみたいな
キテレツホラーか

『モンキーピーク』みたいな
どろどろの殺し合いみたいなやつ。

どんな気分ですか それ。

最近 飛ばし過ぎじゃないですか?
どういう意味?

社内で噂です。

氷河CEOは
金もうけに走ってるとか。

怖いとか

怖いとか 怖いとか。

言いたいやつには
言わしといたらええねん。

そりゃ そうですね。

会社って お金がいるのよね。

会社が大きくなればなるほど
見えないお金が必要になる。

ここも 相当 赤字部門なんやから。
申し訳ない。

うちの会社で オリジナル作品の
ヒット出すまで

頑張ってよ。
こんな最高の環境で

頑張らないわけ
ないじゃないですか。

できました。
はい。

社内事情も教えてくれて
ありがとう。

お疲れさまでした。

(流星)お疲れさまでした。

(流星)ハァ…。
もう ドキドキした。

社長が 編集部に来ただけでしょ。

編集長だけじゃないですか?
氷河さんに何でも言えるの。

逆です。 向こうが
私に何でも言ってるんです。

えっ?

君には
分からなくてもいいことです。

ごめんなさい 遅くなって。

おなか すいた。 あなたは?
ぺこぺこです。

(聡美)へえ~
インターン 採ったの?

はい。 思い切りました。

中途採用の方が
新卒より コスパがいいでしょ。

ええ。 でも 新卒で うちに来たい
と思ってくれる学生が

どれくらい いるのか
知りたかったんです。

なるほど。

あと もう一つ 理由があります。

私が新卒で
MEDIAに入社したとき

聡美さんのチームで
どんなに楽しかったか。

あれが 今も忘れられないんです。
フッ。 褒め過ぎ。

聡美さんのチームじゃ
なくなった途端

私は退社しましたから。

あなたが 急に 会社を辞めた後

私が あなたを誘って
独立するんじゃないかって

社内で 噂が立ったものね。

誘われたら
絶対 ご一緒してました。

やめてよ。
あなたほど度胸ないから。

理想の出版社をつくりたいって
言ったときも

応援してくれました。
今からは 電子書籍よって。

会社は どう? 順調?

大変なときもありますけど
何とか やってます。

そう。

衛 先輩としてではなく
業界の友人として聞いてね。

私は 経営者の決断には
血が通ってるべきだと思ってるの。

でも…。

情に流されて 決断しないでね。

はい。

♬~

♬~

(バイブレーターの音)

もしもし。

♬~

(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>

<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって

つながりながら広がっている>

<日本の伝統的な空間の捉え方だ>

<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>

<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>

<家は 生きる場所へ>

もしもし。
(真子)もしもし お兄ちゃん?

生きてる?
死にました。

元気 出してよ。

あ~。 何で 途中で
会社に連絡しなかったんだろ。

救急車でしょ? どっちみち
電話できなかったんじゃない?

そうかな?

(真子)
まあ 適当に言ったんだけど。

んだよ。
(桜)もしもし お兄ちゃん?

母さん?

残念だったね。

お金も貸してくれたのに ごめん。
(桜)いいの いいの。

うちも 今月 支払い
色々 厳しかったから

すぐ返してくれて助かったわ。
うん。

優 あんたが戻ってきてくれたら
うちも 色々 助かるんだから

いつでも帰っておいでよ。
ねっ。

うん。 じゃあ また。

ハァ…。

春野君 ちょっと いいかな?

すみません。

残りの授業料 今週までに
振り込んでもらわないと

秋学期の授業は難しいよ。

すいません。

♬~

(桜)《うちも 今月 支払い
色々 厳しかったから

すぐ返してくれて助かったわ》

(豪徳)リリカちゃんと
みゆちゃんも受かったんだね。

なれなれしいっつうの。

(豪徳)よろしく。

あんな生意気な質問したから
嫌われたかと思いました。

御社が偏見のない会社で
よかったです。

偏見って。

それは よかったです。

好かれてはないみたいだね…。

♬~

(空)ちょっと。
君らは こっち。

入って 入って。

待ってたよ~。

何ですか? ここ。

フッ。

≪(ノック)
≪(空)失礼します。

キッズの様子 どう?
雑用と知って がっかりしてます。

私が
一番 力 入れてる部署やから

ぜひ そこで活躍してくれるような
エース 見つけたいね。

よく 見張っておきます。
ありがとう。

あっ 午後の予定 大丈夫ですか?

何やったっけ?

お~ いいね。 似合ってる。
奇麗。

座って 座って。

そもそも 性に合わんのよ。

ウーマン何ちゃらって賞
もらうってさ。

女も男もないやろって思うしな。

一ノ瀬に
遠慮してるんじゃないよね?

そんなことないよ。

遠慮することない。

この会社は
衛の会社だと思ってる。

私も みんなも。

≪(ノック)
(今吉)はい。

おっ? お~! 衛だよな?

どうせ 似合ってないよ。
フフフ。 冗談。

見違えたわ。 すっごい奇麗。

いいよ お世辞は。
いや ホント ホント。

衛 今日 帰りに
飯でも食いに行こうぜ。

おごるよ。
珍しい。

何 食べたい?
何でもいいよ。

うわっ 出た。
それが 一番困るのよ。

≪氷河さん!

(亮)誰? こいつ。

昨日の試験に遅刻した子。

文句 言いに来たの?

いや これを お返ししたくて。

いや これ あげた お金やから。

バカなこと言ってんのは
分かってます。

でも どうか
ここで働かせてください。

お願いします!

♬~

♬~

すっごい いいお店やったね。

(亮)うん。 2人で
10 いかないくらいだったから。

会社 大きくするって 大変やね。

何だよ 急に。

正直 亮以外に
色々 相談できへん。

社長が悩んでると
社員も不安になると思うし。

亮がおってよかった。

頑張っていこな。

ほら 私 親もおらんし
結婚もしてへんからさ

ここで頑張らんと。

どうした?

(亮)ごめんな 衛。
えっ?

(亮)頼りなくてさ。

そんなことないよ。

ごめんな。

もしもし。
どうしたん? こんな時間に。

(亮)衛 大変なことになった。
えっ?

でも 俺のこと 信じてくれ。
えっ 亮?

(通話の切れる音)

もしもし。

(空)一ノ瀬さんが買い増しした
アプリ会社のバズルームですが

石高興業の
関連会社だったらしいんです。

(今吉)石高興業って…。

(東海林)有名な桐生組の
フロント企業って

いわれてるとこですよね。
(鮫島)最悪。

張本人は来ないわけ?

それが 何度も電話してるんですが
つながらなくて。

逃げたんじゃないですよね。
そんなわけない。

宮村君から 電話もらう直前に
亮から 電話あった。

何て?
俺を信じてくれって。

他には何か。
何も。

衛は 一ノ瀬を信じるの?

みんな 信じてないん?

(東海林)
その話は 後にしましょう。

宮村 そのニュースが
世の中に出るのは何時?

朝5時にリリースされるって…。
(鮫島)じゃあ…。

今 されたね。

(今吉)取引先が黙ってないわ。

☎

(社員)はい。 その件は
ただ今 確認しておりまして。

取引の中止は どうか お考えを。

何これ。

分かんないけど ヤバそう。

(ドアの開く音)
(空)大変です!

ついに MEDIA社が
取引を中止したいと。

(今吉)MEDIA社に切られたら
ホントに終わる。

どうしましょう。

直接 お願いするしかないね。

衛。

このたびは
お騒がせして 申し訳ありません。

御社にも
ご迷惑を お掛けしております。

そんなに硬くならないで。
座ってちょうだい。

おなか すかない?
食べながらにしましょう。

(聡美)懐かしいわね。

覚えてる?
オーロックって店。

うちの本社の近くの。

はい。
よく ステーキ 食べましたね。

私たち 肉食女子だから。
はい。

あそこ つぶれてしまったのよ。

そうなんですか。

衛 独立して
自分で 会社をやっていること

ホントに偉いと思う。

尊敬してるの。
そんな。

あなたが 反社と知ってて
出資したとは考えられない。

知らなかったんでしょ?
それは決して。

うちが取引を続けるには
条件がある。

島谷取締役は 何て?

一ノ瀬 亮を 首にしろと。

(今吉)ハァ…。

よかった。
えっ?

(今吉)
どんな条件になるのかと思った。

MEDIA社は優しいですね。

他に切られても
あそこさえ残ってれば…。

ちょっと待って。
みんな 亮を切るのに賛成なん?

(今吉)だって
それ以外 方法がないでしょ。

衛 まさか…。

《すいません》

《それが 衛の答えなのね》

《ずっと一緒にやってきた
仲間なんです》

《あいつは切れません》

《今回のことの責任は
どう取らせるの?》

《まだ考えられてないですけど
しっかり 事情を聴いて》

《そう》

《ごちそうさま》
《聡美さん》

《お会計 お願いします》
(ウエーター)《かしこまりました》

《本当に申し訳ございません》

《衛
私は あなたのこと信じてる》

《でも 経営者ってね

情に流されて 大きな判断を
間違えたら 終わりよ》

(今吉)じゃあ MEDIA社は もう…。

うちとの取引を中止する。

衛さん もう一度
島谷取締役に ご連絡されては?

宮村君まで そう言うの?

私は 亮を切らない。
切れない!

人を切ってしまったら

私は
経営者として立っていられん。

≪(ノック)

(社員)すいません!
たっ 大変です!

(空)どうした?
(社員)ないんです お金が。

(東海林)はあ!?

どういうこと?

(今吉)誰かが
別の口座に移したってことでしょ。

どこの誰よ!
(社員)それが…。

データ 消されてます。

何にもありません。
(今吉)衛…。

やられた…。

(亮)《ごめんな 衛》

《ごめんな》

(東海林)どうしましょうか。
(今吉)どうするって?

警察に届けた方が
いいんじゃないですか?

それはできん。

CEOが横領したなんて
うちの信用が ゼロになる。

(今吉)でも…。
とにかく 亮から話を聞かんと。

こんなときに すいません。
(鮫島)何?

数名の投資家との契約に
違約金条項がありまして。

不祥事が起きた際は
支払いが発生します。

それを
月末までに振り込まないと

うちは倒産します。

幾ら?

うちの固定費と合わせて

8億2, 000万です。

あっ。 東海林と鮫島は
社員と手分けして

取引先に
支払い リスケしてもらって。

(2人)了解です。
宮村君は

ベンチャーキャピタル系 当たってくれる?
はい。

私は 違約金を どうにかできんか
投資家のところ 回ってくる。

衛さん MEDIA社には?

いまさら頼れん。

(リリカ)ちょっと。
どうしたらいいですか? 私たち。

悪いけど 自宅待機で。
(リリカ)えっ!

このたびは ご迷惑を お掛けして
申し訳ありませんでした。

(男性)あなた 状況 分かってます?
(空)ちょっと待ってください。

あれは 何かの…。
(男性)しつこいですよ 宮村さん。

(今吉)話だけでも聞いてください。
今じゃなきゃ駄目なんです。

(銀行員)お引き取りください。
(今吉)ちょっと待ってください。

もしもし 今吉 どうやった?
どこも うんとは言わない。

そりゃ そうやんな。

(今吉)投資先が反社なのは
おそらく 事実だから

どこも
うちと関わりたくないみたい。

亮は?

まだ見つかってないって。

ハァ…。

あの。

学生君 私ら 暇じゃないんよ。

何億って お金の話 してるわけ。

たった5万のことで
私の時間 奪わんといて。

じゃあ 不動産と実家と証券を
全部 売れば 幾らになりますか?

(税理士)
それで 7億2, 000万ですかね。

私の財産は それで全てです。

はい。
失礼します。

1億 足りん…。

ハァ…。

《どうぞ!》

(一同)《お~! え~!》

《すっごい奇麗!》
《なっ テンション 上がるな》

《あそこが会議室で
で 右が 私の部屋な》

《あっ じゃあ 左が 俺ね》

《これは 社員が喜びますね》

(東海林)《じゃあ 俺は 夜
ここで バーテンダー やろっかな》

(空)《うわっ ぼったくる気だろ》
(東海林)《言うなよ》

(鮫島)
《じゃあ 私 ママ やろっかな》

《いやいや… 仕事してくれる?》
《ですよね》

(亮)《ほら バーカウンター
作って よかったでしょ?》

(東海林)《最高っすよね》

♬~

♬~

♬~

(鷲田)《みつば銀行の
鷲田と申します》

《ご融資の件
なんですけれども》

(呼び出し音)

もしもし。

(鷲田)
はい みつば銀行 鷲田です。

先日の融資の件なんですが。

ハッ。 ただ今
ご新規の融資は行っておりません。

失礼します。

(ノック)

もう出社されたんですね。

昨日の件ですが…。

衛さん!

衛さん 大丈夫ですか?
衛さん!

(医師)精神的な負担が
大きかったのだと思いますよ。

(おなかの鳴る音)

デリバリー 頼んでいいですか?

もっと聞かせてください
一ノ瀬 亮さんについて。

あんたに話せるような
安い話じゃないんですよ!

(通知音)

行こうよ。 ホテル。

1個 思い付いたんよ。

(司会)大賞を受賞された
氷河 衛さんが

大変 残念なことに
体調不良で お越しになれない…。

遅くなりました。

あっ 分かんないっすよね
すっぴんなんで。 すいません。

氷河 衛です。
(ざわめき)

トロフィーだけですか?
(司会)はい。

賞金 欲しかったわ。

金なんて なんぼ あっても
いいですからね。

今日は 皆さんに

お願いしたいことがあって
参りました。

(ざわめき)

お金を貸してもらえませんか?

(ざわめき)

お願いします。
お金を貸してください!

(ざわめき)

お願いします!

投資でも融資でも
何でも構いません。

お金が必要なんです。

お願いします。
お金を貸してください!

お願いします!

(今吉)もう何してんのよ!
気は確か?

衛さん 今日は帰りましょう。
お送りします。

お願いやから 1人にして。

衛…。

≪(ドアの開く音)

≪あ痛っ…。

はっ?

氷河さん?
どうして ここに?

亮の手掛かりがないかなって。

まだ懲りねえのか この野郎!

氷河さん!

何なん ホンマ!

すいません!

何で あんなとこに?

皆さんが
一ノ瀬さん 捜してるって聞いて

あそこに。
誰から聞いたん? そんなこと。

毎日 エントランスにいたんで
噂 聞いて。

あっ そう。

あっ…。

殴られるほど聞いたん?

はい。

何や 君は。

フッ。 フフッ。

(おなかの鳴る音)

≪(客)ごちそうさまでした。

≪(店主)
どうも ありがとうございました。

(客)じゃあ また来ます。
(店主)また お願いします。

ちなみに あの5万円って。

すいません。
さっきの組で取られました。

いや あげた お金やから
ええんやけど。

あっ でも…。

あっ。

ラーメン 1杯 下さい。
(店主)えっ 1つでいいの?

あっ はい。
(店主)はいよ。

悪いね。
僕が

5万円 返せればよかった話なんで。

あいつ 何に使うんかな。

えっ?

亮。
3億も 何に使うんやろう。

女の子と
南の島で豪遊でもするんやろか。

どうなんでしょう。

ひょっとして 大学で
声を掛けてくれたときから

お金目当てやったんかな。

簡単やったやろうな。

ホンマに ちょろかったと思うよ。

親も友達もおらん
さみしい女 だますなんてさ。

いいこと言ってくれてた人も

お金がなくなったら
近寄ってこなくなる。

怖いね お金って。

(店主)はい はい。
お待ち遠さん。 ラーメン 1丁。

はい。

いただきます。
どうぞ。

♬~

おいしい!

氷河さんは

どうして 電子書籍の会社を
始めたんですか?

小さいときに
親が 2人とも死んでさ

さみしいから
気を紛らわすために

本を読むんやけど

私 読むの速いから
すぐ読み終わるんよ。

だから いつ
さみしくなってもいいように

読み終わることのない本を
持ち歩きたかった。

それだけが動機やった。

でも 会社やるとさ
楽しかったんよ。

自分の居場所ができたと思った。

会社にいれば さみしくない。

ここを大きくしたいと
思うようになって

どんどん
お金で お金を増やそうとした。

それが 運の尽きやね。

36にもなって 初めて
お金のことに悩むなんて

恥ずかしいわ。

こんなことやったら
金持ちの家なんかに

生まれんかったらよかった。

(店主)お姉ちゃん

ほい サービスだ。

それ 食って 元気 出しな。

いつか 頑張ってたら
きっと いいこと起きるからさ。

ねっ。
それは違います。

えっ?

氷河さんは
お金持ちに生まれたから

36年も お金のことに悩まずに
済んだんです。

それは ご両親に感謝すべきです。

お金は可能性なんです。

そのお金を使って
何かできるっていう

可能性を持ってる
ってことなんです。

5万円で
俺は 就活のスーツを買いました。

学費が 5万 足りなくて

専門学校を
辞めることになりました。

氷河さんにとっては

1回の晩ご飯より
少ない金額かもしれない。

でも このラーメン屋では

100人に売らないと
稼げない金額なんです。

いいじゃないですか
36で気付いたって。

気付けたんだから。

あっ すいません べらべらと。

今 500円を使い切った
われわれは

可能性ゼロってことやね。
あっ いや…。

大将 丼 下さい。
(店主)あいよ。

ほら 食べ。
あっ いや…。

私らは 今 おんなじところに
立ってるからさ。

ありがとうございます。

いただきます。

うっ 痛っ。

学生君。

はい。

世の中 金やな。

あしたから お互い 考えよう。

どうやって 金を稼ぐのか
そして それを 何に使うのか。

はい!

♬~

あっ ありがとうございます。

♬~

じゃあ 頑張って 学生君。

春野 優です。

優君。
じゃあね。

衛さんも お元気で。

♬~

♬~

♬~

≪(足音)

≪(足音)

で 何?

フフッ。

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