患者情報を不正入手疑い 6400人分、横浜の眼科医逮捕
かつて勤務していた病院から患者約6400人分の個人情報を不正に入手したとして、神奈川県警は30日、横浜市西区南浅間町の眼科医、中原将光容疑者(43)と同市保土ケ谷区星川の医療事務員、藤山綾乃容疑者(42)を不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで逮捕した。
県警などによると、中原容疑者は事件当時、同市西区にある眼科医院の副院長で、藤山容疑者も診療報酬請求などを担当していた。中原容疑者は2019年に退職。今年5月、東京都町田市に眼科医院を開業した。県警は自身の病院の患者を増やすために情報を入手した疑いがあるとみて、動機を調べている。
2人の逮捕容疑は18年11月、当時勤めていた眼科医院でパソコンを操作し、患者約6400人分の氏名や住所などの個人情報をUSBメモリーに保存して持ち出した疑い。〔共同〕