「もう親が無理すぎる…顔も見たくない、一緒にいたくない!」
「自立した生活を送ってみたい、自由になりたい」
そんな思いで、実家を出ることを考えている人も多いですよね。
でも、一人暮らしを始めるには何かとお金がかかります。
今すぐ家を出るための金策方法とは?
親への不満、もしくは何らかの事情から、現在住んでいる実家を出たいと考えている人は多いでしょう。自由な、あこがれの一人暮らし!
でも、新しい生活を始めるためには結構なお金が必要になります。
引っ越し代はもちろんのこと、家賃や光熱費、敷金・礼金、日々の食費や携帯代などの固定費に至るまで、すべて自分で賄わなくてはいけません。
そこでこの記事では、「家を出たいけれどお金がない」とお悩みの方へ向けた金策方法をご紹介します。
お金の問題は、家を出たい方にとって乗り越えなければならない壁のひとつ。
今回ご紹介するアイデアを、ぜひ参考にしてみてください。
家を出るためのお金を貯める方法。堅実にコツコツと貯めていくしかない
家を出ようと思ってるんです。
貯金はないけど、なんとかなりますよね!
勢いも大事だけど、いったん落ち着こうか。
計画的に行動しないと後悔するぞ!
とにかく今すぐ家を出たい…だけどお金がなくてどうしようもない!
勢いに任せて飛び出そうと思っている方は、少しだけ落ち着いてください。
ネット上には確かに、「勢いで出てしまえば、わりとなんとかなる」など述べる記事もたくさんあります。
しかしその結果、ネカフェ難民と呼ばれるような「帰るべき家のない放浪状態」に陥ってしまう方がいるのも事実なのです。
勢いも確かに大切ですが、まずは一度立ち止まって、深呼吸をしてみましょう。
これから安定して生活を営んでいくためにも、今手持ちのお金で一人暮らしができないのであれば、先に何らかの金策を講じる必要があります。
家出したい!でもお金がない。使える金策方法は?
リゾートバイト、住み込みバイトで実家から離れてお金を稼ぐ
仕事も住む場所もあるって最高ですね!
短期かつ人気な案件が多いから
探すなら早めが肝心だぞ!
「今すぐ家を出たいのに、収入が少なすぎてムリ」という方は、まず働き方から考えてみましょう。
寮やホテル、宿舎に泊まり込みでバイトができる「リゾートバイト」や「住み込みバイト」を探してみるのはいかがでしょうか?
多くの場合、同じ職場の方と共同生活をすることになるためプライベートが確保されているとは言いづらい面もありますが、少なくとも親元からは離れて生活できます。
また、余計なお金を使わないため貯金も溜まりやすいですし、場所によっては温泉に入れるなど、実家以上の心地よさを感じられるかもしれませんよ。
ただしこの方法を目指すにあたっては、リゾートバイトは期間限定のものが多く、かつ人気が高いため、あっという間に募集が終わってしまう点について意識しておく必要があります。
たとえば繁忙期で需要の高い夏季バイトなら、2~3月くらいにはもう職場を探し始めたほうがよいと考えてください。
ネットでできる副業やクラウドソーシングでお金を稼ぐ
どうしても今すぐ家を出たいけれど、バイトだけではお金が貯まらない…。
そんなときはネットでできる副業、クラウドソーシングで少しずつ臨時収入を得るのもよい金策方法です。
よくあるアンケートなどの小さなタスクでは少額しか稼げませんが、プロジェクト型のお仕事なら話は別。
もし文章を書くのが得意であれば、ライティングでガッツリ数万円稼ぎ出すこともできます。
パソコンで絵が描けるなら、イラストレーターの仕事が受けられるかもしれません。
そして「特にスキルがない…」という方でも、たとえば音声の文字起こしや、簡単なデータ入力、TwitterやInstagramなどのSNS運用のお仕事なら取り組みやすいのではないでしょうか?
もちろん一定のクオリティや締め切りを厳守できるスケジュール管理能力は求められますが、継続することで少しずつ実力もつき、信頼度や収入は上がっていくはずです。
今は「クラウドワークス」や「ランサーズ」、「ココナラ」など、インターネットで副業を探せるサイトもどんどん増えています。
興味を持てたら、これらに登録するところから始めてみましょう!
シェアハウスや同棲など、まずは住める場所を探す
家を出るなら、まず住む場所の確保から。
ネカフェやカラオケはオススメしないぞ!
しっかり休めるところがいいですね。
家を出たい、という強い気持ちだけで飛び出すと、その先で思わぬ犯罪に巻き込まれるリスクもあります。
勢い任せで成功する人はごく一握り。安心安全な生活を送るためには、できる限り入念な準備と手回しを怠らないのが肝要です。
まだ一人暮らしできるほどのお金は貯まっていないけど家を出たい!と考えるなら、とにかくまずは一時的にでも身を寄せられる住まいを確保してください。
友人とシェアハウスに住む、恋人と同棲するなどの方法をとるのもよいでしょう。
どこかへ宿泊する場合でも、ネットカフェやカラオケはできるだけ選択肢に含めず、民泊や長期滞在可能なホテルなど、しっかり体を休められる場所を選ぶのがポイントです。
最近では、格安のシェアハウスやゲストハウス、コリビングサービスなどを活用しながら住む場所を転々とする「アドレスホッパー」という生活を選択する人も増えています。
家を出る手段のひとつとして、参考にするのもよいかもしれませんね。
しっかり働き自立して生きていくためにも、住まいを得るのは何よりも重要なことだと心得ましょう!
公的支援を受ける(生活保護、婦人相談所、民間シェルター)
もし、あなたが家族から虐待や暴行などのDVを受けているなら、「家を出たい」より「逃げたい」という気持ちが大きいことでしょう。
緊急避難であれば警察へ駆け込むという手段が使えますが、長期的に逃げ続けたい場合は婦人相談所・婦人保護施設・民間シェルターなど、さまざまな支援施設を利用することも考えてみてください。
もちろん女性だけでなく、男性でも利用できる施設はたくさんあります。
各施設の場所は入所者の安全を守るため家族にも秘密にされていますので、安心して身を任せることができますよ。
そしてその後、一人暮らしをしていくにあたって金策が必要なときは、生活保護などの公的支援を活用することも視野にいれるとよいでしょう。
可能であれば、状況をよく知る第三者に付き添ってもらい、一緒に説明を受けながら申請できると安心です。
カードローンを利用するのはちょっと待って!
とりあえずお金借りて、働いて返すのはダメですか?
返せる見込みがない状態で借りると
自分の首を絞める事になるぞ!
今すぐにでも家を出るために、いったんお金を借りよう…。
いろいろ考えた結果、それが最も手っ取り早くてよい方法だと思えてくることもあるかもしれません。
ですが、ちょっと待って!
返せる見込みがない状態でお金を借りて一人暮らしを始めると、後々大変なことになります。
バイトでお金を稼いでいるけど貯まらない
→お金を借りて一人暮らしを始める
→返済するつもりで稼いだお金が、一人暮らしの生活費にすべて消える
→借りたお金が返せなくなり、自転車操業状態に…!
一人暮らしになれば時間などの制約が少なくなり、今よりもっと稼げるから大丈夫!
そう意気込んでいても、お金はいつどんなタイミングで必要になるかわかりません。
初期費用としてお金を借りたものの、思ったよりも生活費がかかり返済が進まず、そのうち生活費まで借りる必要がでてきて、最終的に自転車操業状態へと陥ってしまう、というケースは少なくないのです。
一人暮らしを始めるための金策としてカードローンを利用するのは避け、できる限りそれ以外の方法で家を出ることをまずは考えましょう。
カードローンは、その後の生活費などで「どうしても必要な分だけを少し借りる」程度の緊急手段として認識しておいてください。
家を出るために必要なお金を計算してみよう。100万円あれば大丈夫?
まず家を出るにはどれだけの費用が
かかるのか、具体的に計算しよう!
やっぱり100万くらい必要なのかな…
家を出たい!という気持ちはあるけど、実際どのくらいお金が必要なのか…。
はじめての一人暮らしなら、その金額がピンとこない方も多いと思います。
そこで、家を出るためにかかるおおよその費用を計算してみました。
初期費用はどのくらいかかる?部屋の費用、引っ越し費用、家具の費用など
一人暮らしを始めるにあたっては、何にどのくらいお金がかかるのでしょうか?必要な費用の内訳を考えてみます。
費用 | 内訳 | 必要な金額 |
---|---|---|
部屋の費用 | 初期費用全般 敷金、礼金、仲介手数料 前家賃、管理費、保証料など |
家賃の5~6ヶ月分程度 |
引っ越し費用 | 引っ越し業者への支払い | 20,000円~50,000円 ※時期による |
直近の生活費 | 家具、家電、生活必需品 | ~10万円 |
たとえば家賃5万円の部屋であれば、敷金や礼金など部屋を借りるための費用だけで約25~30万円が必要になる計算です。
仮に敷金・礼金がゼロの物件を契約しても、前家賃や保証料、室内クリーニング料、鍵交換費用などは別途支払わなくてはなりません。できるだけ余裕をもって貯金しておいたほうがよいでしょう。
そしてこの入居費用のほか、引っ越し代としてさらに2万~5万円程度がかかります。
時期や荷物の量、引っ越す場所にもよりますが、なるべく安く抑えるためには必ず数社に見積もりを頼み、サービス内容と価格に納得がいく業者を選ぶのがポイントです。
自家用車があるならそれを使ったり、友達に手伝ってもらったりすることでもっと節約できるかもしれませんね。
また、忘れがちな直近の生活費用についても合わせて考えておかなければなりません。
しばらくの食費や固定費のほか、テーブルやベッド、冷蔵庫、洗濯機などの家具・家電を揃えるための費用として、10万円程度は見込んでおいたほうがよいでしょう。
ここを安く抑えるなら、家具家電付きの部屋を借りることも検討してみてください。
なるべく初期費用のかからない住まいを見つけてくれ
家電家具付きだとありがたいなぁ…
ネカフェ生活は意外と厳しい?かかるお金を計算してみた
「引っ越しにお金がかかるなら、ネットカフェでとりあえず過ごしてみようかな…?」
今すぐ家を出るために、そう考えた方も多いかもしれません。
では実際、ネットカフェや漫画喫茶に1ヶ月滞在するとどのくらいのお金がかかるのでしょうか?その参考として、東京・大阪の2か所で実際の料金を調査してみました。
東京のネットカフェで1ヶ月プランを利用するといくら?
ネットカフェ | 1ヶ月プランの料金 |
ネットルームマンボー北新宿店 | 62,700円 |
アプレシオ サンライズ蒲田店 | 61,050円 |
BIGBOX高田馬場店 | 44,000円 |
平均 | 55,916円 |
※料金は税込
大阪のネットカフェで1ヶ月プランを利用するといくら?
ネットカフェ | 1ヶ月プランの料金 |
キャビNET心斎橋店 | 60,000円 |
ネットルーム館なんば戎橋店 | 62,480円 |
バグースなんば道頓堀店 | 45,000円 |
平均 | 55,826円 |
※料金は税込
この結果を見ると、東京・大阪どちらも1ヶ月プランの平均料金は約5万5000円で、ネットカフェへの滞在には意外とお金がかかることがわかります。
ただもしかすると、1ヶ月5万円程度ならなんとかいけそう!と考えた方も中にはいるかもしれません。
そこで、次はネットカフェで実際に生活するにあたってそのほかに必要となる費用についても考えてみましょう。
意外にかかる!ネットカフェで過ごすのに必要なお金
- 食費:キッチンが無いため自炊できない
- シャワー代:都度利用料金がかかることも
- 洗濯:コインランドリーを利用することになる
実は、ネットカフェで過ごすというのは思った以上にお金がかかるものだということがわかりますね。
また、「常に他の人の生活音が聞こえてストレスになる」「狭い空間でずっと過ごすことになる」といったメンタル面でのデメリットも大きいのがネットカフェ生活です。
金額面でそれほど大きなメリットがあるわけではないということを知り、他の方法で代用できないかどうかをもう一度考えてみてください。
家を出ることのメリット・デメリット。深呼吸のために必要な確認事項
1人で自由気ままに生活したいです!
気持ちはわかるけど、一人暮らしの
デメリットもしっかり把握しておこう
ここまで、家を出るための金策方法や実際の必要費用について紹介してきました。
今すぐ飛び出したい、と考えていた方も、少し落ち着いてきたのではないでしょうか?
ここからは、あなたが今家を出るべきかどうかをよりしっかり検討するために、改めて「家を出る」ことのメリットとデメリットを具体的に挙げてみます。
家を出ることの最大のメリットは自由と自立、ストレスからの解放
最大のメリットはとにかく自由!
何時に寝ても何を食べても、
誰にも文句言われない!
憧れるな~~
- とにかく自由!
- 親の目、監視、管理から逃れられる
- 自立した生活を送ることができる
- 節約術・金銭感覚が身につく
今すぐ家を出たい理由のひとつとして、家庭環境に辟易していることを挙げる方は少なくありません。
特に、親に監視されているような状況だと、常にストレスとなってしまいますよね。
一人暮らしをすれば、そのようなストレスからは完全に解放されます。
さらに、自立して「自分の稼いだお金で生きる」ことにより、人生の経験値もアップ!
「やらなければならない状況」が必然的に生まれるため、節約術や金銭感覚を身につけることができます。
家を出ることの最大のデメリットはエネルギー消費。病気をしても一人きり
自由な分すべて自己責任!
どれだけ体調が悪くても、
食事や家事は自分でなんとかするしかない。
家が勝手に綺麗になることはないですもんね…
- 病気をしても一人
- お金が貯まりにくい
- 何もかも自分でやらないといけない
- とにかくエネルギーを消費する
そもそも自分は一人で生きていけるのか、一人暮らしを考えるにあたって不安に感じている方も多いでしょう。
一人で暮らすというのは、たとえ風邪などの病気にかかったとしても、何もかも自分でやらなければいけないということです。
万が一のときを考えるなら、友人や恋人にいつでも頼れる地域を選びたいところですね。
また、特に10代、20代での一人暮らしは、想像以上にエネルギーとお金を消耗します。
せっかく稼いだお金がほとんど生活費で消え、趣味や友人づきあいなど、自分の好きに使える分はほとんどなくなってしまうことも…。
それでも家を出たいと考えるなら、これらのデメリットを最小限に抑えるために、ルームシェアや同棲など、一人の負担を減らせる暮らし方も選択肢に入れるのがよいでしょう。
家を出るお金がないときの救済策【クレジットカード現金化】
まとめ:家を出るためのお金は自分で稼ぐしかない。親の言うことなんて聞いてられるかー!
どれだけ家を出たくても、まずは計画を立てて準備
をしないとすぐに破綻してしまうぞ!
せっかく出たのにまた戻るのはかっこ悪すぎる…
「家を出ること」の成功談は、ネット上でいくらでも見つけることができます。
ストレスからの解放、自由で自立した生活を送れる喜びは、何物にも代えがたいですよね。
しかしそのためには、まず生活そのものを成り立たせなくてはいけません。
安易にお金を借りて一人暮らしを始めると、早ければ1ヶ月後には破綻してしまっていることだってあるでしょう。
親に頼らない生活を選ぶ以上、お金は自分で稼ぐしかありません。
まずは収入と住む場所をある程度確立してから、行動に移ることが大切です!
ここでご紹介した金策も参考に、借金や闇バイトなどの不安定な手段以外で、自分なりに生活を成り立たせる方法をまずはじっくりと考えてみてください。