【前編】あ~~いい湯だね!JR北千住駅社員の銭湯清掃体験レポート!!in若松湯

銭湯清掃体験の経緯

北千住駅周辺は昔から風情のある街並みが多く銭湯が多いことが特徴の一つとしてあげられます。
足立の銭湯の魅力を情報発信することで、足立の銭湯を多くの人に知ってもらい、銭湯と地域の活性化に繋げたいと思いプロジェクトを立ち上げました。

今回は足立区内にある若松湯の店主の山田さんがご協力くださり、銭湯の清掃体験をすることになりました。
普段私たちが知ることができないお仕事の裏側を知ることができ、とても貴重な体験となりました。
今回はJR北千住駅社員4名で行った清掃体験について紹介します。

①ロッカー清掃

銭湯に来訪されたお客さまが最初にご利用になるロッカーは特に念入りに清掃が必要です!
ロッカー内の天井から壁まで全面を業務用洗剤で拭き上げ、除菌スプレーで仕上げます。

ロッカーの清掃は単純かつ地味な作業ですが、湿気がこもらないように扉を開けておかないといけません。
この際注意しないと扉に頭を打ち付けてしまう恐れがあります。
実際わたしも頭を打ちましたが、特に誰にも見られてなかったため笑いにもならずただただ痛いだけでした。

②カラン磨き

カランとは水道の蛇口のことです。
カラン磨きは機械を使わず完全手作業です。
各自ふきんと研磨剤を用意し、いざ清掃開始!
カランには突起や湾曲部分が多いため、磨くのに力が入れにくく苦戦しました。
またしゃがんだ状態で行わないといけないので常に腰に負担がかかります。
特にお湯側のカランは水垢がこびりついてしまっているのか、なかなか落ちてくれません。
想像以上に落ちにくい汚れに時間内に終わるか焦りを感じました。

ひたすら念入りに磨き続けた結果、カランに周りの景色を写りこむほどピカピカになりました!

③岩風呂水風呂清掃

なんと若松湯には岩風呂もあるのです!
まるで温泉に来たかのような風情ある体験ができます!

…しかし清掃は大変です。
床はツルツルすべるし岩はデコボコしているので、タワシの持ち方に気をつけて岩の並びと平行に磨かないと岩とタワシの間に自分の指をはさんでしまい大惨事に…。
一瞬も気が抜けません。

汚れは時間の経過とともにこびりついてしまい落ちにくくなります。
洗剤も時間とともに乾いてしまいます。
素早く磨いてお湯をかけて汚れを落とします。
開店までお湯張りにかかる時間も考慮に入れながら念入りに浴槽を磨きます。
実際にはスピーディーに動く店主の山田さんにかなり助けられていました。

④ポリッシャー床掃除

ポリッシャーといっても聞き覚えが無い方がほとんどかと思います。
ポリッシャーとは円形のブラシをモーターで回して効率よく床の洗浄ができる機械です。
店主の山田さんはライオン丸と名付けているそうです。

この機械、扱いが非常に難しいのです。
スイッチを入れた途端にあっちこっちへと滑り出す上、床はすべるのでふんばりがきかず、モーターの勢いを上手く調整しないと体ごと持ってかれてしまいます。

しかも壁にぶつかってしまうと壁面やカランを傷つけてしまうため、常に微調整をしなければなりません。
ライオン丸、手懐けられるのは店主の山田さんだけのようです。

◎お湯の特徴

若松湯の一番の特色は軟水風呂。柔らかいお湯にびっくりです。
銭湯で温泉のような感触を味わえて最高です。
お肌がすべすべになる感触。水風呂も柔らかい感触で感動します。
疲れがいっきに吹き飛ぶお湯です。極楽極楽~

店主の山田さんの膝小僧は、毎日若松湯に入っているためつるつるすべすべだそうです。毎日入れてうらやましいかぎりです。

◎銭湯清掃体験をしてみて

普段何気なく使っているものが清潔な状態で保たれるために、日々衛生管理を徹底されていることを目の当たりにし感服するばかりでした。
今回は昼時に時間を割いて頂き清掃体験をしましたが、いつもは営業終了後、お客さまが銭湯でリフレッシュして寝静まった夜中に清掃をされているそうです。

お客さまのために夜中まで一生懸命仕事をされるからこそ、たくさんのお客さまに親しまれているのですね!

後編では、店主の山田さんの銭湯への熱い思いが詰まったインタビューをお送りします。お楽しみに!!

後編へつづく

DATA

■若松湯
【住所】足立区中央本町2−19−11
【営業時間】15:00~24:00
【定休日】金
【アクセス】北千住駅乗り換え東武伊勢崎線「五反野」駅から徒歩6分
【電話番号】03-3886-5230
【公式HP】 https://www.wakamatsuyu.com/

※2021年10月現在の情報です。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、営業時間等に変更が生じる場合があります。

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