人の流れに乗って歩いた結果、東急田園都市線の池尻大橋駅に着いてしまった。どうやら、最初は駒場東大前駅から筑駒へ向かう人の流れに乗っていたが、いつの間にか筑駒から池尻大橋駅に帰る人の流れに乗ってしまったようだ。慌てて引き返す。
筑駒の門を入ると、真ん中に木が生えている。この風景は“CLANNAD”(クラナド)という美少女ゲームで使われており、熱心なファンが「聖地巡礼」に訪れる。
参考1:ゲームのモデルとなった場所に行ってみよう!
参考2:検索で見つけたゲーム画像(左後ろに大きな木がある)
受付を済ませて中に入ると、ミス駒場コンテストを開催中。ピンクのドレスを着て松浦亜弥を歌う人もいれば、男子生徒に抱きつく人もいた。「灘校的美少女コンテスト」より過激な気がする。
1人では見所が分からないので、筑駒出身のサークルの後輩に電話した。彼も文化祭に来ているという。彼によると、「競り」が面白いという。灘の文化祭では生徒がお金を扱えないので、競りなんて企画は無かった。この競り、筑駒では毎年人気だそうだ。
競りが始まる14時30分までは他の展示を見て時間を潰す。鉄道研究部や科学部・生物部などを回っていると、後輩から電話が。競りが始まったようだ。
次から次に商品が出されるが、中学生・高校生としての一線は越えないようだ。エロゲーのキャラが描かれたグッズは競りの対象になるが、エロゲーそのものは出品されていない。18歳未満が大半の筑駒生は購入できないからだ。
例えば、11月末に智代アフターというゲームが発売される。筑駒が背景で登場した“CLANNAD”と登場人物は酷似しているが、Hシーンを含むので別の作品だと説明されている。もちろん18歳未満は購入できない。 公式ページにもこんな記述が。
※本作はCLANNADとは別の作品です。登場人物(キャラクター)や世界観などあらゆる類似に関わらず、両作品に関係はございません。
ホームページや雑誌付録で公開されている体験版にも、Hシーンが含まれるため18歳未満は遊べない。競りに出されたのは体験版ではなく、この夏のコミックマーケットで配布されたデモCDである。これなら、18歳未満が大半の中高生でも大丈夫。ちなみに落札額は200円。
「智代アフター」のデモCDは良いが、その他のエロゲーキャラの描かれたグッズ(テレホンカードなど)はエロゲー購入時にもらえる記念品が大半だと思うのだが、筑駒生はどこから集めてくるのだろうか。
大量にエロゲーを買う人は、さすがにお金が足りなくなるのでROMに焼いて○ッセ○ンオーとか○○だらけなどに売るんですね。その際、特典とかも全て付けて売るんで、店側がばら売りすることがあります。
あるいは、筑駒はおっさん比率が高いから、年齢確認なしでエロゲーが買えるのかも。堂々と。しかも私服だし。