①高速道路建設、軍需工場大規模化、都市再開発に伴う雇用と賃金
この辺りは皆知っている事ですが、大規模な雇用で失業者を吸収しただけでは有りません。
その賃金です。
建設費の46%が労働者の賃金として支払われました。
現在の日本では、建設費の中で賃金として支払われるのは、10%程度。大半はゼネコンの儲けになります。
下請けはギリギリの採算ラインか、時として赤字になるのが、日本の現状です。
ですから、日本式は単にその日暮らしの賃金しか得られない労働者が大勢居るのです。
いくら公共工事をやっても、大企業が超え太るだけという図式なのです。
自民党も少し考えろよ。
これが可能になったのは、ナチスが党員を各企業に秘書として送り込んで、企業が不正に、過大に、設けすぎないよう、監視していたからです。そして、労働者にきちんと利益を支払うよう指導していました。
現在の日本でそれをすれば、独裁だとか何とか、経団連やら馬鹿左翼が騒いで無理でしょうがね。
これで大勢のドイツ人の生活水準が、一気に上昇したのです。ここが一番大きいでしょう。
②地価凍結
公共事業が決定すると、大抵その該当地域の地価が上昇します。
これは、地主や不動産業者の企みにより起こります。
投機家も含め、国に対して高く売りつけようとするからですが、ナチスは、事業計画が決まった時点で地価が凍結するように決めたのです。
これで公共事業費の上昇を抑えました。
③労働時間の取り決め
企業に対して、八時間労働を推進しました。また、通勤時間も30分以内で収まるよう指導していて、この成果で多くの労働者が、昼食を自宅で食べることが出来たそうです。当時の日本の過酷な労働環境を考えると、これは凄い事でしょう。
日本では現在でも、サービス残業や安い賃金で過酷な条件下で働いている人は少なくないのです。
国家の干渉により、わが国で近年問題になった、例えばワタミとか、ブラック企業は存在し得なかったのです。
④画期的な少子化対策
ナチスの時代は、まだ出生率は高かったのですが、ある学者が、将来的に少子化の危機が有ると唱え、その対策を具体的に取りました。
Ⅰ 結婚資金貸付法を定め、労働者の半年分に匹敵する資金を、お金が無い人に無利子で貸付。子供一人生むごとに1/4 を返済免除。
四人生んだら全額免除になりました。
結果、結婚が二年で大幅に増加。出生率は20%上がりました。
Ⅱ出産した母親に対する保養制度。
条件を満たした母親のみをナチスの保養施設(温泉地、森林、海辺などの景観地)に招き、2~3週間滞在してもらいました。これは、育児に疲れた母親を癒す目的です。
その間、家事、育児はヘルパーが派遣され、援助しました。
他にも、労働者対象の格安パック旅行、娯楽福祉団体の慰問、色々有ります。
⑤ガン撲滅運動、アスベスト、危険物質に対する対策
詳細は省きますが、世界に先駆けて、国を挙げて取り組んで、具体的成果も出していました。
成果として、1950年代以降になると、ドイツ人のガン発生率が減少しているようです。これは、戦前からの対策が効果を出したものと見られています。
⑥女性や未成年者に対する手厚い保護政策
かなり細かい制限や取り決めが有ります。省略。
また、女性の本性に合った仕事をという政策を取り、福祉職、職場のカウンセラー、職場の美化や衛生管理といった仕事を多く採用しました。
恐らく、この当時世界で一番女性の社会進出が行われていた国ではないでしょうか。
他にも多くの施策を実行しました。
⑦国家労働奉仕団
失業対策として、主に公共工事に従事する団体として設立されたものですが、アウトバーン工事だけでなく、後継者不足や、農繁期に人手が欲しい田舎の農家の手伝いまですることが有ったとか。(第二次大戦末期には軍に編入されてしまった部隊も多くありましたが)
国家の隅々まで行き渡る気遣い。
これで国民の支持を得ない訳がありません。現在の日本でもして欲しいくらいです。
彩図社の「ナチスの発明」がお勧め書籍です。真っ赤な表紙です。
それには、例えば「源泉徴収」制度は、ナチスが始めたものだとか、画期的税制も書いてあります。
また、現在の高速道路のモデル(サービスエリア、給油所の存在、時々緩やかなカーブを入れることで事故の発生率を抑える等・・。)がアウトバーンである事、多くの発明品(この当時にテレビ電話!)がある事、その恩恵が現在も数多く存在する事が判るでしょう。
現在、過去の日本政府の政策など、これの足元にも及ばない。
一般市民の心を完全に掴めないのは、黒い奴らとの癒着、国民の事を実は考えていない証拠です。
私は中韓に対する姿勢から、自民を支持せざるを得ませんが、それは、ベターな選択でしかありません。
ドイツやヒトラーが戦争に進んだのは、その内側に、大きな復讐心、怒りが内在していたからです。
しかし、その結果起こった残虐な行為、破壊を持って、生み出したものを全て否定は出来ません。
この世界は、全て二元的であり、同時に矛盾を抱えているものなのです。
たとえ、二元性から離れても、矛盾した事象は常に自分の内側に抱える事になるのだと思います。
しかし、これらの政策、少しでも日本政府が実行できたら、素晴らしいと思うのですが・・。