神崎ゆきの100円ラボ
神崎ゆき
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ある日のこと。
私はいつものように、可愛いイラストを眺めたり、面白いWEB漫画を読んだりするために、Twitterを開きました。
すると、好きな女性イラストレーターさんがTwitterで公開された作品に、多くの批判が殺到していました。
私は、戸惑いました。可愛らしい女性キャラクターのイラストを描かれる方で、好みの絵柄だったのでこまめにチェックしていたのですが、こんなことは初めてだったから。
しかも、何やら様子がおかしい。
クリエイターが作品を公開する以上、ある程度は「つまらない」「面白くない」「下手くそ」という厳しい評価も、甘んじて受け入れる必要があります。
これらの洗礼を乗り越え、それでも作品を作り続けるからこそ、作品のクオリティは向上し、クリエイターとして成長できるのです。
しかし、そのときの批判内容は「つまらない」「面白くない」「下手くそ」という作品への評価ではありませんでした。
それらは「ミソじゃん」「これだから名誉は」「ちんよしかよ」といった、イマイチ何を言っているのか分からない、支離滅裂な言葉。
そのような言葉と共に、イラストレーターさんへの人格攻撃にまで発展する引用RTやリプライが、これでもかと浴びせられていました。
それも1人ではなく、沢山のアカウントから、嵐のように。
いったい何が起こっているのかと疑問に思い、暴言を吐くアカウントの1つを選び、プロフィールページを覗いてみると……。
そこには。
「フェミニズム」「あらゆる女性差別を許さない」とプロフィールに記載されていたのです。
他のアカウントも確認すると「フェミニスト・ジェンダー平等・女性差別反対・マイノリティ差別反対」という文言が並んでいました。
このときの衝撃は、忘れられません。
後から知ったのですが「ミソ」「名誉」「ちんよし」は、それぞれ女性蔑視(ミソジニー)・名誉男性・男性器の愛撫(ちんぽよしよし)という意味でした。
「女性差別を許さない」と掲げるフェミニストが、女性に酷い暴言を浴びせていた。
そんな「現実」が目の前にあった。
そこから、私は。
1年以上の期間を掛けてフェミニズムの知識を学び、自分が持つマーケティングの知識を最大限に活用しながら。
私が出会った最悪の『フェミニズムの現実』を、一般社会の人々に向けて。
伝えていくことに決めたのです。