1000万以上のCFのおかわりに失敗して再挑戦している漫画家
◎1000万以上のCFのおかわりに失敗して再挑戦している漫画家
子供の頃好きだった漫画の作者が4度目のクラウドファンディング(以下CF)に挑戦中だ。3回目のCFの時、今まで色々あったけど、過去のCFと同様に熱心なファンが締め切り直前にお金を積んで達成させるだろう。そう思っていたが、そんな事はなかった。「仏の顔も三度まで」という事だろうか。その漫画家の話をアウトプットしたい。細かい小ネタは省略する。
漫画のCFって失敗したら再挑戦するものだろうか?CFというものは「どうしてもやりたい事がある人」が「どうしても必要な金額を集めるため」に「全力を尽くすもの」だと思っていたので、「再挑戦」という発想が私にはなかった。達成できなかったという事は、目標金額に見合った需要がなかったのではないか?
それに、作者は読者の言うことを聞かない人だった。読者の要望が多いから本当は他の作品が描きたいけど仕方なく描いている。ついてこられる人だけついてくればいいという態度に見えた。もしも金額が集まらなければそれはそれで仕方がないと諦めるのかと思っていた。
しかし、やり直すからには読者からの不満を改善するだろう。以前、一生描き続けるとも言っていた。さすがに2年に1度集金するのは無理だろう。持続可能な企画を建てるだろう。そう思っていたが、また悪い意味で期待を裏切られた。見どころは「月イチ更新」を「隔月更新」にサイレント修正したところと、CF再挑戦を発表した時点で支援者に送ったアンケートが未読スルーになっていて(指摘は複数なので数通読み飛ばしたわけではない)、指摘されると「スタッフに確認する」と言ったことだろうか。おそらく、漫画家はアンケートを読んでいないのだ。
本当にどうしてこうなった。「誠実に書き続ける」という言葉はどこに行った?
◎CFをするまで
漫画家はAというシリーズを連載していた。私は、少ないお小遣いをAの小説やドラマCDに使うくらいにはファンだった。Aの連載中に別の雑誌で新連載Bを開始、Aは隔月連載になった。Aの連載だけでも下書きで掲載されたこともあったし、大丈夫なのかと心配したことを覚えている。やはり無理があったのか漫画家は新連載Bの単行本を発行することなく体調不良のため休業に入ってしまった。数年後復帰するも、Aは描けない。Bは描くかもと何故かAだけ絶筆宣言。ネットではファンが悲しんでいた。
漫画家はリハビリで短期連載を開始したが、体調不良のためか、絵も話も以前ほどの魅力はなくなっていた。短期連載後、連載Bの出版社で読切Cを発表。アンケート結果は悪かったようだが、作者はこの読切Cがお気に入りで、同人誌で発表後、縁のある出版社から単行本を発行するところまでこぎつけた。作品を形にして、連載を獲得しようと思っていたようだ。
そう、Cに関してはCFに頼らずとも漫画を描けていたのである。(重要)
新作に情熱を傾けるその一方で、漫画家はAを切り売りしていた。グッズやイラスト集を出して同人イベントで販売したり、愛蔵版を発行したり、PDF原稿を販売したり、新たに画集を発行したり、ファンクラブを作ったりした。おそらくCFまでに売れるものは全て売っただろう。(描くかもと言っていたBは需要がないのかほぼ手つかず。)
私は、もう描けないと言ったのに、グッズにはするのかと思った。だったら続きを描いてくれればいいのに、と。最初の愛蔵版は購入したが、同人イベントの対応が悪さで炎上したのをネットで見かけて、なんとなく冷めて続きは買わなかった。その後に買わなくてよかったと思わせる事件もあった。Aの愛蔵版の最終巻は、単行本未掲載分を売りにしていたのに、ほんの数カ月後、漫画家は悪気なくAを全て無料で読めるサイトに掲載してしまった。思えばこの頃から、この漫画家は「お金を払った読者の気持ち」が考えられないという一面が見えていた。
◎CF開始
最初のCFの目標金額はマンガを描くためのCFとしては高額だった。でも、「Aを再開するなら」と過去のファンも支援し、すぐに目標金額を達成することができた。漫画家は「目標額以上の支援金はクオリティアップやさらに続きを描くために使う」と言った。それを聞いたファンは喜んで目標金額の2倍の金額をつぎ込んだ。別にストレッチゴールを設定されたわけでもないのに。
2年連載分のお金が集まったけど、連載は駆け足だった。漫画家曰くCF達成後にネームをきってみたら、単行本2冊分の情報量になってしまったが、それを一冊に詰め込まざるをえないらしい。冬のイベントで販売する予定なのでしょうがないのだろうか?そう思っていたら冬のイベントではAは販売されなかった。情報が開示されずファンはモヤモヤしていたが、春になるとA続編は読切Cのように商業出版された。重版もされたし、印刷代が浮いた上に作者の収入になった。またCFのお金も残っているし続編も読める。ファンはそう思っていたらしい。
商業出版の数カ月後、CFの余剰金は自費出版と書店流通に消えたらしいということが発覚。炎上してツイッターまとめも作られた。ツイッターまとめはその性質上、作者と支援者の会話まとめでしかないのに、漫画家は誤解だ、違うと言い続けた。(ちなみにそのまとめページは営業妨害になるといけないからと現在非公開にされている。やさしいせかい。)CFの資金の使い道に「製本費用」と書いてあるので問題ないのだと。いやいや、後から更新された目標金額達成時のコメントの方が最新の情報だったではないか。そんなにやりたかったのなら最初から自費出版&書店流通でストレッチゴールを設定すれば良かっただろう。同人誌で販売すればそれなりに利益が出ていたのではないだろうか?漫画家お気に入りのCはCFをしなくてもアシスタントを雇って同人誌を5冊以上発行して、Aの続編より分厚い単行本が完成したではないか。
金額の使用明細を公開して欲しいと漫画家に要望があったが、例のCFは「購入型CF」なので、リターンを返せば特に問題とはならないらしい。リターンはどう考えても相場より高い金額で設定されているのに、リターンさえ履行していれば良いというのはちょっと納得しがたいものがある。
◎CFおかわり
上記の通り炎上したが、なぜか大幅に目標金額が値上げされた2回目のCFも成功した。おそらく本屋でAを発見した読者や1回目に間に合わなかったファンが支援したと思われる。ただし、余剰金を出さないかのようにラストスパートでギリギリ達成した。マンガは読めないけど支援はするという人もちらほら見受けられた。ネット上で数人観測したので実数はもっと多いと思われる。
漫画家はファンボックスを運営しているのだが、有料情報として連載の掲載日報告をしていた。 課金していなくてもタイトルは読めるので報告の有無はわかる。 その後にツイッターで告知をした。普通、掲載当日には連載のリンクをツイートするものだと思うのだが、なぜか読者感想RTが先。その後だいぶ経ってから当日の告知。
ツイッターで支援者がつぶやく。「CFの活動報告での通知がない。ツイッターをやってない人もいるから通知した方がいい。」つまり、CFを支援している人に更新日通知が届かずに、ファンボックスに支援しただけの人に通知が届くというおかしな状況になっているのである。CF 1回目のリターンにはあった進捗報告のメールがCF2回目からは無くなっていた。でも、ファンボックスに投稿しているのなら、書いた文章をコピペしてCFの活動報告に載せれば良いだけではないのか。真のファンは2重に課金しなければならないのだろうか?漫画家はよくエゴサ&RTをしているし、その支援者の感想もRTしていたのだから、活動報告での通知についてのお願いも読んでいるはずだが、その後も活動報告での通知はほとんどなかった。
CF1回目の連載は12回だった。特に記載がなければ、CF2回目も12回の連載だと普通は思うだろう。しかし、CF2回目はリターン短編を含めて9回で終了してしまった。しかもその内1回はコロナのために減ページをしてしまった。1回目と違ってイベントで売るわけでもないのに、時間をかけてページを増やそうとはしなかった。(※この漫画家のなんとか〆切を守ろうという姿勢は他のCFと比較して褒められる部分かもしれない。) CF1回目の支援金額と、CF2回目の支援金額の割合を反映してしまったのかもしれないが詳細は不明。このような前例を作ってしまったため、3回目の目標金額は2回目よりも少ないのだが、CFのページに連載X回と言う記載がない限り、だんだん減っていく可能性も十分あり得ると思う。1回のページ数はもちろん増えたりしていない。それでも連載回数については炎上しなかった。やさしいせかい。
連載が9回で終わる予兆はあった。連載が終了する2ヶ月前、某イラスト受注サービスが始まったので、漫画家は楽しそうですねと受付を開始してしまった。目安の金額を設定したが、誰もその金額で発注しなかったのか、それ以下の金額で受注していた。その後も条件を変えて受付していたが発注はなかったようだ。だってCFで1000万以上の金を集めての連載中なのだ。支援金を1年で日割りしても1万円の倍だ。そんな暇があるのなら肝心の連載のクオリティを上げてくれと多くのファンは思っていただろう。
連載終了前に某配信サービスも始まった。製作過程もマネタイズできるという某サロンの主張を反映したサービスのようだ。漫画家は配信のモニターに選ばれたのだろう。サービスを褒め称え、開始日から配信をしていた。元プロなのに、トレス素材を使ってAのキャラを描いていた。そもそも漫画家はデジタルには不慣れなので配信は悲惨だった。
漫画家は「制作過程がマネタイズできる」という思想が大変お気に召したのか、配信を通して新作Dを制作すると発表した。Aの最終話が掲載される前で、支援者にリターン発送もまだだった。しかもDの予定は出せるのにAの今後の予定は未定だという。Aは1000万以上お金が集まらないとネームさえきらないのに、Dは描けるのだ。描くテンションもAとは明らかに違う。楽しそうだ。アシスタントも来る。そのアシスタント代はどこから出ているのか。仮にファンボックスに100人登録していたとしても月々10万しか入らないはずだ。先出し情報しかないファンボックスにそんなに登録があるだろうか?ファンは過去のトラウマもあるので、漫画家にはAに専念してほしいと思っているというのに。このあたりで流石にジワジワと炎上し始めた。
配信に来る人達は知名度のある人がRTしたからか、とても口調が悪い人もいた。アンチが乗り込んできたのか、荒らしなのかと思ったくらいだ。漫画家のファンは「病気から復帰したかわいそうな先生」と思っているので優しいが、初見の人は厳しかった。更に上記の炎上に関連してファンからも絶縁宣言もされた。
漫画家はエゴサなどで多少のスルー能力があると思っていたが、流石に堪えたのか、Dの発表の場をファンボックスの支援者に限定することにした。配信サービスがタイムラプスじゃない事を褒めていたのに、やっぱりタイムラプスにするのだという。お試しとしてタイムラプスが公開されたが、画面サイズの関係でとても見づらく、解像度も低く、ネームの字も読めない状態であった。見辛いというコメントがついたが、制作過程を見るものなのでラフを眺めるものだと返信がついた。そうじゃないよ、見えないよ。そう考えたであろうファンたちが多かったのか、見辛いというコメントに「いいね」がたくさんついた。すると漫画家はその記事を消してしまった。
◎CF3杯目
CF2冊目の本はAmazonオンデマンドで販売するということだったが、なかなか販売されなかった。どうしてだろうと思っていたが、余った分をCF3回目のリターンにするらしい。なるほど。素人考えだが、2冊目の利益を3冊目作成に充てるという発想はないのだろうか。作者のファンだけど今までのCFは知らなかったというファンは意外と多いらしく、2冊目のリターンはすぐに埋まり、追加の要望も出ていた。1冊目は全国販売して重版したのだから、2冊目も売れるのではないのだろうか?
AのCF直前には新作Dの外伝を描くと言い出した。外伝というが本編もまだ1話しかでていないのに。しかもなぜか百合とかBL風味だった。なんでや。セルフ二次創作か?多分99%の読者はついていけてない。「どうしてDは無料で描けるのにAはお金がないと描けないんですか?」というリプも飛んでくる。ごもっともである。
漫画家はCF募集中、コロナ禍の過去最大の感染者数を記録する中、連日外出していた。連載中のコロナ休暇はなんだったのだろうか。宣伝のためにイラストの一つも描けば良いだろうにそれはなかった。
◎CF「失敗」
3回目のCFは失敗した。2回目が金銭トラブルの後になんとか達成したから3回目も達成すると私は思っていた。漫画家は焦ったのか、終了前日に高額リターンの追加を行った。これが良くなかったんじゃないかと思う。結果的に最終日の追い上げとなる支援はなかった。
CF募集終了後、漫画家はCFを「失敗」と表現し、ツイッターでアンケートを取った。「①Aの再挑戦 ②新作D ③まったくの新作。」支援者達は目標金額こそ集まらなかったがAに多額の金が集まっているのに「失敗」と表現されたこと、「失敗」したから新作Dや別の新作を描くと言った漫画家に失望してしまった。ファンは作者がエゴサをしていると知っているから本音をなかなかつぶやかないがこのときばかりは作品名や作者名を出しての批判がたくさん出た。支援者はページ減よりもクオリティ低下よりも、Dへの浮気が嫌なのだろう。
◎CF再挑戦
・どうして3回目の前にやらなかった?冒頭に書いたとおりスタッフが集計しているらしい。
未読スルーのまま再挑戦を発表。
・私が支援している別のCFでは実施済みである。どうして3回目の前に(略)CFサイトの担当者が一人つくらしいが、その人は何をやっているの?
・過去の支援者に連絡したところCF開始に気付かなかった人が多数存在したらしい。やはり、支援者≠ツイッターフォロワーだし、支援者≠ファンボ支援者ではないか…。漫画家はこれを自覚して支援者にサービスしてあげて欲しい。
④ グッズのリターン追加
・グッズの絵柄はわからない。CF1回目はグッズのための書き下ろしだったけど、2回目以降は連載のカラー扉の流用。それでも金額底上げの役に立っている模様。
⑥ 連載の隔月化とリターン発想1年延期
・どうして改悪したのだろう。気づいていない支援者多数と思われる。
ここまでダラダラと書いてきたが私は1度も支援していない。漫画家の画力が持ち直しつつあるので、諸々改善したら支援してもいいかと思っている。支援者でさえ、クオリティが低くて読めないと言う人がいるのだ。私もツッコミを入れつつ時々ガッカリしながら読んでいる。
CFは「期間限定でお金が集まらないと実現しない」と煽る酷いシステムだと思う。同じ漫画家が同人イベントでリターンと同じ金額で単行本やグッズを並べてもボッタクリと叩かれて売れないだろう。CFがなければどうだったかを時々考える。もしかしたら、漫画家がAの同人誌を描いてくれて、商業の単行本が販売されたかもしれない。逆に、CF以前のようにファンクラブでAのイラストを細々と描いて、漫画家は好きな作品だけを描いていたかもしれない。
ツイッターで検索するとエロゲーなどでもCFで問題が発生しているようだが、基本的に高額を払うファンを相手にしているのであまり問題になっていない印象だ。なんとかならないのかね。
あっそ
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多分書いたの女だろ クソ長くて読む気にならないけど、 何で女ってこういう駄文で無駄に伏せ字にするのかね 読んでほしいならその漫画家が誰なのかくらい最初に書け
なっが。もうちょっと短くまとめてくれよ あと誰だよこれ、ここまで詳細に書いたなら名前くらい書け
漫画家 クラウドファンディング Amazonオンデマンド でぐぐったら出てきた
夜麻みゆき ほーんドラクエ4コマの人か しらね