50兆桁→62兆8000億桁=12兆8000億桁の大更新ですって。
あの有名な円周率、別名π(パイ)。あなたは何桁まで覚えていますか。そういえば中学生のころムリして12桁くらいまで覚えたような気もするけど、私は社会人となった今となっては3.14くらいしか覚えていません(汗)。これまでの世界記録が50兆桁だったということも実は知りませんでした(大汗)。
それでは米Gizmodoの記事をご覧ください。
8月17日、スイスのデータサイエンス研究チームが、スパコンで円周率(パイ)の最長記録を塗り替え、62兆8000億桁という新記録を樹立したことを発表しました。これまでの50兆桁を12兆8000億桁上回る、62兆8000億桁となるそうです。私の記憶には3.141592653までしか刻まれていませんが…。
スイスのグラウビュンデン応用科学大学の発表によれば、円の直径に対する円周の長さの比率である円周率、別名パイの計算最長記録を叩き出したとあります。
建設や宇宙飛行など、さまざまな場面で応用されている円周率。その長さには数学のロマンを抱いた人も少なくないと思います。 オーストラリアはニュー・サウス・ウェールズ大学の数学者、デビッド・ハービー博士によれば、「現実の世界で小数点15位以上必要な場面は想像できません」とのことで、実際に62兆桁が必要になることはなさそうです。一方、現在観測が可能な宇宙の円周の計算にも39桁ほどもあれば足りるだろうという科学者もいるようです。
そ、それではどうして62.79…兆桁も計算したんでしょうか? 計算を実施したグラウビュンデン応用科学大学のトーマス・ケラーによれば、この莫大な桁数の計算は大学のデータ分析視覚化シミュレーションセンターにあるスパコンのテクノロジーの進化を見せつけるためのデモンストレーションだそう。
ギネスブックが公式に承認するまで、すべての数字は公表しない予定だとか(ギネスブックにその数字をすべて掲載する予定なのかどうか、またそれらの数字をすべて載せることが可能かどうかもちょっとわかりません。すみません)。科学者のみなさま、お疲れ様でした。