行き先はカプセル次第、ピーチの「旅くじ」自販機が渋谷パルコに
2020年初めのコロナ禍による公共施設の一時的な閉鎖によってギャラリーや美術館は、バーチャルでのオンライン展示に向かった。そして、今回、カルチュラルジャパン(Cultural Japan)という新たなプラットフォームで、自分だけの日本美術や工芸の展示をキュレーションできることとなった。
カルチュラルジャパンは、トリプルアイエフ(International Image Interoperability Frameworkの略称『IIIF』)という50万以上のデジタルバージョンの日本美術データベースを使用。これらの作品は、ヴィクトリア&アルバート美術館やカリフォルニアのスタンフォード大学など、550の機関が所有しているものだ。その中には、縄文時代にさかのぼる古代の遺物と並んで、葛飾北斎の『神奈川沖浪裏 』のような有名な浮世絵も含まれている。アクセスできる作品は美術に限らない。数千に上る古地図、建築模型、稀覯本(きこうぼん)も自分だけのコレクションに追加できるのだ。
自分のギャラリーを作るには、カルチュラルジャパンのトリプルアイエフの広範なアイテムリストから好きなものを見つけて、その作品のURLをコピー、バーチャル展示ルームにペーストするだけ。自分のギャラリーの中に10まで別個の展示ルームを作成できるので、バーチャルな体験としてその中を散策してみることもできる。
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