Muv-Luv LL -二つの錆びた白銀-   作:ほんだ

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忘却の供犠

 丸一日を使ったXM3のトライアルは、一見は特に問題もなく、予定通りの時刻に終了した。細々とした撤収作業などはまだ続いているが、それらはさすがに207訓練小隊が関与する範疇ではない。

 

 そして責任者には報告が必要ということで、武はまりもともども夕呼の執務室に集められたものの、伝えるべき案件はさほどない。

 

「で、今日のトライアルだけど、成功と言っていいのかしら?」

 

 報告を受ける夕呼にしても、さして興味があるわけでもないのだろう。まさに一応は聞いておくという夕呼の口ぶりだ。そもそもさきほどまりもが手渡した報告書は、雑多な夕呼の執務机の上、そのもっとも優先度が低そうな山の一つに積み上げられただけだ

 

 午後からのXM3仕様の戦術機シミュレータへの試乗などを含め、各地の衛士の反応に関してはざっくりした調査報告程度は上がってきている。

 207Bの面々にも、午後はトライアルに参加した衛士との会談機会を設け、教練の内容なども含めすべて聞かれたことは答えて来いと送り出した。こちらに関しては詳しい話はまだ聞いていないが、直接話した衛士の反応は、それなりに良好だったらしい。

 

 

 

「XM3の性能を提示するという面においては一定の成功を収めた、と考えております」

「ホント硬いわねぇ、まりも。そこの白銀を見なさいよ、自室みたいに寛いでるでしょ」

 

 寛いではいませんよと抗いたくなるが口にはせずに、いつものように代替コーヒーを武は用意する。たしかに一見すれば、寛いでいるようには見えなくもないだろう。

 

「ただ、個人的な所感ではありますが、これでXM3が現場衛士に受け入れられるとは楽観できません」

 そんな武を一瞥した上で、まりももまた態度を崩さずに報告を続ける。

 

「まだまだ難しいですよ、XM3に関してはやはり拒否反応も大きいです。『御剣冥夜』のほうの宣伝は、まあ驚くくらいに成功してしまってるんですが」

 

 二人にコーヒーを差し出しながら、武も感想を加える。

 夕呼からは形式張るなと再三言われているので、上官二人を前にしながら、気安い口調を意図して使う。

 

 

 

 だが武とまりも二人ともに少しばかり悲観的な意見を口にはするものの、トライアル自体は、悠陽からのお言葉と二機の武御雷による演舞を以ってして、ほぼ成功したといえるだろう。

 

 今日の公開トライアルはあくまで軍、それも現役衛士に向けての意味合いが大きい。内々にはF-4、F-15、94式にそれぞれ最適化したXM3と、CPU先行試作は国内の各戦術機メーカーにも提供されている。光菱重工にいたっては、すでに撃震の最新ブロック215をXM3に最適化した機体を用意しているという。

 

 XM3の採用自体はほぼ確定、あとは衛士の「新装備」に対する拒否感を低減するだけだった。

 

 問題となる予算にしても、2002年度以降の分は今からの予算編成次第、武の目的とする喀什攻略には間に合わないかもしれないが、反応次第では緊急予算を組んでもらい、01年度内の一部先行配備もありうる。

 

 BETA侵攻を願うわけではないが、九州上陸が起こってしまえば、否が応でも実戦証明はなされる。そうなれば他国への輸出も進むだろう。

 

 今なおF-4やF-5を主力として使っているアフリカ諸国や、予算的問題などで第三世代機の導入が困難な国家であれば、フルスペックのXM3でなくともXM1を導入するだけでも衛士の生存性をわずかでも高めることはできる。

 

(長期的視野に立てばという話ならXM3の頒布計画は完了していると考えてもいいんだよな。もうXM3は俺の手を離れた、か)

 

 日本帝国陸軍の採用がほぼ確定した現在、世界規模でのXM3導入は、あとは時間が解決してくれるはずだ。その時間が残り少ないとはいえ、二次大戦のアメリカを真似るわけではないが、国連軍主導の下でレンドリースなどの形でとりあえず導入だけ進めてしまうといういささか強引な手段も取れなくはない。

 

 

 

 

 

 

「問題は、大陸派遣軍の、それも実戦経験済みの衛士からの反発が、予想よりも多いくらいですか」

 

 武が気にするのは、否定的な意見の多くが大陸派遣軍の衛士から出ていることだ。

 現状のOSに慣れた者からの反発はある程度予想されていたが、先に経験したAL世界線で国連軍衛士から絶賛されたという記憶もあり、実戦を経た者であれば受け入れてくれると楽観視していたことは否めない。

 

 ただ、指摘されていることはそれなりに納得できる。

 

「予算に関してはそれなりに考えてましたが、訓練期間……ですか」

「白銀。貴様は別格としても、207Bがこれほどまでに短い期間で習得できたというのは、完全に最初からXM3で教練をしていたからだ。従来型に慣れた者ほど時間が掛かる可能性は高いぞ」

 

 大陸派遣軍から寄せられたのは、時間的余裕の無さの指摘だ。

 とくに先日半島から帰ってきた部隊に属する者は、ほぼ全員といって良いほどに今は大規模に装備の変更をすべきではないと考えているようだ。悠陽の言葉にもあった日本防衛の準備期間、その時間が限られていることを肌で実感しているからこその意見だろう。

 

 大陸派遣軍は再編が予定されているとはいえ、何もいきなりバラバラに本土軍へ編入されるわけではない。大陸へ派遣されることがなくなることから名が変わり、任務地に変更がある程度だ。部隊編成はそのままに、その多くは九州防衛の第一陣に当てられることがほぼ確定している。

 

 年内の九州への大規模進行が予測されている現状、いまから悠長にXM3の慣熟訓練などを行っていてる余裕は、確かにない。

 

 

 

「九州の防衛に間に合わせようとするならばXM1以外の選択はない、ですか」

「実戦経験者であればこそ、OSの習得に最低1ヵ月、できれば3ヶ月は欲しいところだろう。慣れぬ装備で前線に立ちたい者などいないぞ」

 

 半島から撤退してきた部隊であれば、装備の補修や人員の休暇などの間にXM3習熟の時間を捻出できなくも無いが、こちらは配備されている機体が撃震でありXM3用のCPU換装予算のほうが出せない。

 XM1であれば、操作感覚においてはほぼ現行のOSと同様だ。換装するとしてもソフトのみであり、整備の面でも負担が低い。

 

「XM1の堅実性が評価された、というよりはXM3への換装に伴う、予算以外の面での問題ということですね」

 

 これはたしかに対処するのが難しいことは武にも判る。武がほぼ付きっ切りで指導していたとはいえ、207Bであってしても三次元機動までを身に付けてはいない。

 ハイヴ侵攻ほどではないが、XM3搭載機で山岳地での地形を用いた遅滞戦術などを執り行えるようにまで習熟しようとするならば、1ヵ月ではかなり無理がある。

 

「XM3に合わせた教練が始められるとしても来年度以降のことだろうし、XM3が導入されれば機種転換にも等しい訓練が必要になるからな」

 

 XM3の本格的な導入は早くても2003年度以降ではないかと、まりもは以前にも推測されていたことをあらためて口にする。

 

 

 

「ただ、性能面において必要ないと切り捨てている意見は少ないな。まあ殿下のお言葉がある限り正面だっては否定できんだろうがな。」

 

 二機の武御雷が見せた機動と、それ以上に悠陽の言葉が何よりもXM3の立場を強化している。斯衛から帝国軍への技術提供として受け取られている部分も多大にあるようだ。

 

「まりも、ヘンに勘繰ってるかもしれないけど、そこの白銀は斯衛とは元々は関係ないわよ」

「……失礼いたしました、副司令」

「え? 俺ってやっぱりまだ疑惑の対象なんですか?」

「バカねぇアンタ。今回のことでますます疑わしき人物になったに決まってるじゃない」

 

 まりもから見れば、XM3は最初から城内省と斯衛とが開発を企画していた、と言われたほうが納得できるのだ。

 

 何よりもまず、武の技量がおかしすぎるのだ。それに加えXM3の開発期間があまりにも短すぎる。

 悠陽の意向で以前より極秘裏に進められていたXM3開発、その最終段階として武は斯衛から極秘裏に派遣された、というならば理解もできる。病室で二年間寝ていた訓練兵が思いついたOSで、それを天才とはいえ夕呼がほんの数日で作り上げた、などと横で見ていても信じられない。

 

 

 

「逆に陸軍の中でも本土軍からは、まずは第三世代機用にXM3で、という声も大きいです」

 白銀の件はさておきと、まりもは話を元に戻す。武への疑惑はそうそう消えははしないのだろうが、いまこの場で続けることでもないと判断したようで、他組織からの反応に話題を変える。

 

 帝国本土軍は不知火の配備比率が高い。それに今日観戦に来ていた本土軍衛士も不知火に搭乗している者も多く、そちらの意見が色濃く出ているようだ。

 

「事務次官補殿からのお話では、米海軍のほうは良好な感触、米陸軍は懐疑的、と。このあたりも予想通りですね」

 武も自分の立場が疑われているとあらためて思い知らされたものの、訂正する材料もないので、この切り替えは歓迎だ。ちょっとした脱線程度に捉えて、トライアルの件に意識を戻す。

 

 砲撃戦が主体の米軍とはいえ、海軍の戦術機に求められるのは陸軍機と少しばかり異なる。長期に渡る防衛線の構築などではなく、一点突破や崩壊した戦線の修復といった、まさに短時間での高火力だ。むしろ運用方法は、同じ合衆国軍である陸軍よりも帝国やソビエトのそれに近いとも言えなくはない。

 

「あとは文句言ってきてる本土防衛軍、ですか」

 武としては溜息をつきたくなるようなところではあるが、これもまた予測されたことだ。

 本土防衛軍からはなぜ国連軍での開発となったのか経緯を示せと言い出している。が、その横で富士教導団には最優先でXM3の導入をとの声も出ている。

 

「正直なところ、一番導入してもらいたいところには時間的余裕で断られ、わりとどうでもいいところからは上から目線で文句を言われつつさらに値切られてる、って感じですね」

 

 本土防衛軍は、規模としても配属地にしても実質的には首都防衛隊といってもいい。衛士の技量などに疑いは無いが、その立場上、九州防衛にもその後の喀什攻略にも使えるわけではないのだ。

 

 

 

「はいはい、バカどもの反応なんてものを辛気臭い顔して考え込まない。どうせそういうヤツらは態勢が傾けば、ゴマすりに来るわよ、あ~うっとうしい」

 まりもと武との報告というよりは意見交換をほとんど聞き流していた夕呼だが、一通りは聞いたところで切り捨てるように吐き出す。

 

「それにまりも、明日のほうがアンタにとっては晴れ舞台なんでしょ。寝不足の顔で教え子たちの前に出るつもりかしら?」

「それは、たしかにそうではありますが……」

 

 あといくつかは形式としては伝えておいたほうがいい内容もなくはないのだが、夕呼はすでに聞く態勢ではない。話は終わりとばかりに、ひらひらと手を振っている。

 ちらりとまりもが武を見てくるが、あとは任されたという風に頷くことくらいしかできない。

 

「では、お言葉に甘えまして、報告は以上とさせていただきます。失礼いたします」

 最後まで一応は部下としての態度を取りながらも、わずかに呆れたような目線で夕呼を見ながら、まりもは敬礼し退室する。

 

 それを見送った後に、武はもう一杯コーヒーを注ぐ。

 

 

 

「なに、白銀? まりもに疑われてるのが寂しいからって、あたしに慰めて欲しいわけ?」

「まさか。まあ疑われてるのは仕方がない部分もありますし、寂しくはないとは言い切れませんが、受け入れますよ」

 

 第一、説明しても信じてもらえませんよ、と軽く笑ってごまかす。武の本当の経歴など、言葉にして信じるのは夕呼とターニャくらいだ。

 教官補佐として、まりもとはそれなりに上手くやれているのではないかとはと感じていたが、それは別としてたしかに疑惑を晴らそうとは考えもしていなかった。むしろ武の経歴を勝手に高く見積もってくれているほうが、教導に関する意見を通し易いとまで思ってしまう。

 

「それに御剣の件もそうなんですけど、夕呼先生にはXM3の開発とか、事務次官補の件とか、先生の研究とは関係しないところでお世話になりっぱなしで、本当にありがとうございました」

 

 AL世界線では、XM3開発などストレス発散程度のものだと嘯かれた。その言葉通り、戦術機用のOS開発など第四計画には本来何の関係もないものなのだ。

 

 だが、今の夕呼の反応は、武の予想とは少しばかり違っていた。

 

 

 

「あら? XM3の開発に関しては、それなりに意味はあったわよ。ハードは有り物の組み合わせでしかないけど、ソフトの方は並列処理系の実地運用テストにちょうど良かったしね」

「え? それって00ユニット用ですか?」

「そうよ。既存の理論じゃ完成しないと言われて、はいそうですかってあたしが燻ってるとでも思ってたの? 天才なめるんじゃないわよ」

 

 公式が間違っているために、今のままでは完成しないとターニャと武から言われたものの、それで納得していた訳ではなさそうだ。人体を模したハードとしての00ユニットの開発は半ば中断しているものの、高性能のCPU設計とそれを運用するためのソフト開発は続けているらしい。

 

「ま。どこまでできるか判んないけど、別の世界線のあたしがひょろっと思いついた程度のことよ? 00ユニット以外の対BETAコミュニケータくらい何かの拍子で考え出して見せるわ」

「先生だと、ホントにやってしまいそうですから俺としては本気で期待してしまいますよ」

「アンタが期待してるのは、XG-70の中枢コンピュータとしての00ユニットでしょ? その程度なら何とかなるかもしれないわよ?」

 

 本当にさらりと、夕呼が言葉を漏らす。

 おかけで武の反応が、遅れてしまった。

 

 

 

「って、XG-70動かせるんですかっ!?」

「落ち着きなさい。今のところは、できるかもしれない、くらいよ。現物が無いからまともに開発研究もできないしね。ただ、ラザフォード場の安定展開だけなら、理論上は処理可能なシステムを構築できる目途が立ちそうではあるわ」

 

 XG-70は、アメリカが70年代半ばから開発していた戦略航空機動要塞と呼ばれる、試作兵器のシリーズだ。

 

 G元素を用いる重力制御機関、ムアコック・レヒテ型抗重力機関を主機関とし、それによって生み出されるラザフォード場と呼ばれる重力場を推進と防御とに併用している。駆逐艦に匹敵するほどの巨大な機体を、ラザフォード場で空に浮かし、光線級のレーザーであっても無効化することが可能だ。

 

 だが武の知る限り、00ユニットが完成するまではML機関の安定制御が不可能であり、試作一号機はラザフォード場の多重干渉による重力偏差で、コクピット内のそのテストパイロットたちを全員死に至らしめている。

 

「いえ、それだけでも十分でしょう」

「へ~荷電粒子砲が売りのデカブツよ? 盾だけあっても仕方ないんじゃないの?」

 

 夕呼の言うとおりXG-70の主兵装は、重力制御の際に生じる莫大な余剰電力を利用した荷電粒子砲が想定されている。

 武の記憶の中にある機体でも、試作二号機であるXG-70b 凄乃皇・弐型はこの荷電粒子砲以外には一切の武装が存在しない。

 

「欲しいのは火力じゃなくて、戦術機のサポートなんですよ。弾薬や推進剤もですが、何よりもCPが必要なんじゃないかと」

 

 だが何度も桜花作戦を思い出し、新たな喀什攻略を考えているうちに、武としては火力としてのXG-70ではなく、補給および指揮中枢としての機能に意味を見出すようになっていた。

 桜花作戦において武たちA-01の関しては霞と純夏とがCPの役割も兼ねていたが、他の部隊は各中隊長クラスにその負担が圧し掛かっていたはずだ。特にハイヴ内部に侵入してしまえば外とは満足に通信さえできない。そんな中でCPの補佐もなく作戦指揮を取り続けるのは、困難を通り越して不可能ともいえる。

 

 

 

「でも、アンタのレポートじゃ、結局最後は荷電粒子砲が必要だったんでしょ?」

「っ!?」

 

 ――私の生涯が……例え影としての生でしかなかったとしても

 ――御剣冥夜がこの世に在った事を……覚えていてくれさえすれば

 

 最後はと言われて、普段は意識に上らせないようにしていた冥夜の末期が頭に浮かびそうになる。が、そのことに意識を割く時ではないと、無理やりに振り切る。

 忘れてはならないが、今の武は思い出に浸ることを自身に許すことができない。

 

「ええ、あ、とですね……っと。後からああだこうだと言うのも格好悪いんですが、重頭脳級を破壊するだけならそこまでの火力は必要ないんじゃないかとも思うんですよね」

 あくまで作戦としてと半ば以上自分に言い聞かせるように言葉を組み立てながら、荷電粒子砲の代案を上げようとする。

 

「今だから言えますが、チャージ時間などを考えると、相手の出方が判ってる今なら大口径の電磁投射砲。なんなら1200mmOTHとかでも構わないんですよ」

 

 話し出せば、以前から少しずつ形になりかけていた方法が固まってくる。

 2700mm電磁投射砲が未完成で積めないのであれば、砲身寿命の問題で弾数が心もとないが試作1200㎜超水平線砲を積み込んでもらってもいい。

 大広間に入って射線が通った瞬間に撃てることが肝要だ。

 

 なによりも重頭脳級を相手にする際は、あのラザフォード場を貫通し機体制御を掌握してくる触手を迎撃しつつ、できれば距離を取って処理できることが理想である。

 チャージ時間が必要な荷電粒子砲などよりも、単純な火砲のほうがむしろ望ましい。

 

 そんなことを、纏まりきらないままに、武は夕呼に説明していく。

 

 

 

「ふ~ん。まあ、アンタがそう言うならそれでいいわ。荷電粒子砲は不要ではないが必須でもない。ということにしておいてあげる」

「……ありがとう、ございます」

 

 武は荷電粒子砲の代替を説明する間、口の中が乾ききっていることも自覚できず、コーヒーを呑むこともできなかった。

 

「アンタも早く寝なさい。御剣ほどじゃないでしょうけど、トライアルの準備でほとんど休んでないでしょ」

「はい、失礼、します……」

 

 珍しく夕呼が優しげにそう言葉を掛けてくれるが、今の武にはそれはどこか自分が不要だと突き放されたようにも感じられた。

 

 

 

 トライアルの成功の喜びなど、そんな余韻は一切持てず、武はただ眼を瞑るためだけに自室へ一人戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 




トライアル後の報告会~のはずですが、凄乃皇出るよーの予告です、たぶん。前回パートにここまで含めたかったのですが、妙に長くなって縮めるのに失敗してしまい、こういう形に。

ML機関の説明をwikiとかメカ本見ながら入れようとして四苦八苦してました。バリヤー張れて浮かべますくらいですケド。

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