207訓練小隊に割り当てられているハンガーは、規模的には特筆すべきところもないものだが、複数種の戦術機が並べられている上に、国連軍と斯衛との整備班とがそれぞれ独立して作業をこなすために非常に煩雑な印象がある。
XM3という新機軸のOSの試験採用部隊という面が大きいため、ソフト的には各種の動作データ収集や、ハード面ではオーバーホールに近しいまでの各種パーツの疲労度確認など、この場にいる整備の皆がなすべきことは一般的な整備とはまた別の重責が掛かっている。
前線とはまた違った緊張感が漂っているが、そこには新しく何かを作り出そうという熱気が篭っていた。
「で、何で就寝前の自由時間だってのに、みんなここにいるんだ?」
夕食時には明日のシミュレータ訓練のための自習を自室で行うという話だったのだが、207Bの皆はなぜかそれぞれ自機の整備を手伝っていた。
「あははー何だがソワソワしてて、ゆっくりできなくて」
「基地の皆さんも、ね。最初PXで少し話そうかとも行ったんですけど、どこかしら緊張した雰囲気で……」
尊人や壬姫が感じているのは、XM3トライアルの前のどこか浮ついた緊張感なのだろう。207Bにはトライアルの件は前日まで秘匿されたままに教導が続けられる予定なので、状況が判らないのは仕方がない。
「こんな雰囲気で部屋で明日の予習してるのも落ち着かないってことになって、こっちに来てたのよ」
「……走るよりも疲れるけどね」
「あなたねっ!?」
千鶴もいい訳じみた言葉を紡ぐが、慧の半ば照れ隠しにはいつものように怒ってしまう。
整備班の手伝い自体は、専門外ということでとくに推奨されているわけではないが、単純作業でも手伝えることがあるのならばと、禁止されているわけでもなかった。戦術機への理解が深まるという利点もあり、整備の邪魔にならない範囲であれば、と許可されていた。
「そういうタケルちゃんはこんな時間にどうしたの?」
「あ、ああ。俺も特に仕事というわけじゃないんだが、ちょっと確認しておきたいデータなんかもあってな」
慧ではないが、走りこんで頭を空っぽにするのも普通ならば良いのだが、明日には斯衛へXM3の非公式な提示、そして煌武院悠陽の名を借りるための重要な会談が予定されている。疲れきった身体でその場の勢いだけで乗り切れるものではないはずだ。
「……まったくふしぜん」
「いや、俺だって書類仕事はこなしてるからな?」
慧が心底珍しいものを見たとばかりに口を挟んでくるが、武とて教導補助という立場もあり、最低限の事務作業は処理している。けっして得意とは言わないが、UL世界線では任官後は千鶴ではなく武が小隊長を任命されていたのだ。
武が来たことで他の207Bの作業の手が止まってしまったこともあり、なにやら話が長くなりそうだとでも思ったのか、整備班長が気を利かせてハンガー横の作業テーブルを空けてくれる。
それどころか、以前にターニャや武が差し入れた甘物とお茶まで用意してくれた。
(あ~明日帝都で何か買ってこなきゃマズいな)
武は少しばかり恐縮していたが、皆がそれぞれに礼を告げ、手馴れた様子でノートなどを用意していくところを見るとこういうことは今日が初めてというわけでもなさそうだ。
「そういえば、俺がハンガーでこうやって話すのは、実は初めてか」
「白銀がいるのは、けっこうしんせん」
「白銀さん、なにかと忙しそうですからねー」
以前の世界線の、訓練で処を同じくして過ごしていた日々を思い出すと、自らが選んだ立場とはいえ少しばかりは寂しく思う。
「整備の邪魔にならないんなら、こっちで寝泊りするくらいでもいいんだが、訓練兵だと時間がないからなぁ。まず第一に……」
「まずは何より体力だよね、タケルちゃん」
「そういうことだ。良く判ってきたじゃないか、鑑も」
「まだまだ、だよ。いろいろと足りないのが判ってきたくらい、かな」
武がまっすぐに褒めると、相好を崩して笑うかと思ったが、純夏は記憶ではあまり見たことのないわずかに凛々しげな笑いで自らの力不足を告げる。
(やっぱり少しずつは違ってきてる……んだよな?)
武にしても、最初は、以前の世界線で皆を失ったことを意識し続けるために、名前や渾名などでは呼ばないようにと気を使ってきた。が、いつしか皆を苗字で呼ぶことに慣れるどころか、違和感さえ抱かなくなっていた。
「あなたが指示する機動に着いていくには、基礎体力の向上は必須だとは判ってるわよ。なんなのよアレ、噴射跳躍の三秒後に地面に向けて噴射跳躍とか、並みの体力だとお腹千切れるわよ」
「アレはまさにごうもん」
千鶴の言葉に珍しく慧が素直に同意している。その程度には厳しいようだ。
「あ~将来的には必須の挙動だから、慣れてくれ。というか鑑じゃないけど体力付けろ」
光線級のほんの数秒の初期照射の間に、噴出跳躍により距離を稼ぎ、かつ他のBETAを盾とするため地表に戻る一連の機動だ。機動自体はコンボ選択で可能ではあるが、必要とされるタイミングを身に付けることと、それに耐えられるだけの体力は別に必要だ。
「アレはきついよーお昼食べた後の実機訓練ではやりたくないよ」
おそらくは隊内でも一番体力のありそうな尊人であっても、上下方向に掛かるGがいきなり反転するのは苦しいようだ。
壬姫にいたっては機動を思い出しただけで、顔を真っ青にしている。
「あの機動の意図も重要性も判らなくも無いゆえ、耐えられるようには精進は積ませてもらう」
まだまだ苦しいがなとは言いながら、冥夜もなにやら決意を固めている。
先ほどから普段以上に言葉少なく、他の皆とは少し距離を取っているような態度だったが、一人殻に篭っているわけでもなさそうだ。
「あれ? 俺ってあの機動の使いどころって説明してないよな?」
光線級からは逃れられないという既存の固定概念に囚われないように、最重要の回避機動だということだけを伝えて繰り返し練習させてきたはずだ。
「光線級吶喊の際のみならず、光線属種の存在する戦域であっても、戦術機で飛べるようにする、そういうことであろう?」
「……ご推察のとおりです」
BETAの種別説明と機動概念を考慮すれば予測はついた、とまで言われてしまう。
「ちょ、ちょっと待ちなさいっ! あななたち、それ本気で言ってるの!?」
「光線級の事前照射、ある意味で照準だな。これが3秒ほどか? これと第三世代機の対レーザー蒸散塗膜と合わせれば、回避可能な時間は5秒以上はある。高度にもよるが地表を掃討して降り立つまでの余裕は無くもないな」
千鶴が驚きのあまり立ち上がるが、冥夜は涼しげなものだ。繰り返し練習している機動の先を想定して説明を加えている。
「こういう言い方は嫌いだけど、あなたやっぱりおかしいわよ」
「……しろがねはへんたい。純然たる褒め言葉、だよ?」
「いや、まったく褒められてる気がしねぇ」
説明したのは冥夜のはずだが、なぜか矛先が武に向かってきている。たしかに機動を考案したのも教練に組み込んでいるのも武なので、反論は難しい。
「まあちょうど良いわ。明日のシミュレータ訓練、あの提示された状況をどうやって解決するか、よ」
意識を切り替えたのか、千鶴は落ち着いた素振りで話を戻す。そもそも就寝時間が近いこの時間まで集まっていたのは、明日の訓練をどう乗り越えるかを話し合うためだ。
207Bの午前中のシミュレーション訓練は、実機では再現しにくいハイヴ侵攻や大規模戦を想定したものが主体となっている。ただハイヴ侵攻訓練では、既存のヴォールク・データを用いているわけではない。武が持ち込んだ喀什のデータを盛り込んだものだ。
そしてある意味で「宿題」として今日言い渡されたのは、ハイヴ侵攻ではなく大規模防衛線の一翼を担うことを想定されたものだった。
「先行していた戦術機甲大隊が壊滅、臨時の防衛線を構築する。が、前方10キロの地点に小隊規模の生存部隊あり。大型種はいまだ確認されないものの後10~15分程度で、接触予定。生存部隊との間には、戦車級を主体とした小型種が300体ほど広がっている。我々に与えられているのは戦術機1個中隊12機……ここまではいいわね?」
あらためて千鶴が状況設定を読み上げる。
「想定しやすいように、中隊のメンバーはお前たち6人と元207Aの連中、か。ただし、俺はいないけどなっ」
やはり少しばかり疎外感は感じるものの、そこは仕方がないと無理やりに割り切る。
「あはははー白銀さんがいたら、独りで突貫して皆救い出してきちゃいそうだからね」
「いや珠瀬、ちょっと待て。それは俺でも無理だ」
「あと御剣も含め、機体は不知火とする。弾薬や燃料の充足率は7割、か」
与えられた条件を口にしながら、さてどうすべきかと武も考え込む
「で、教導補佐のあなたに聞いて良いのか判らないけど、白銀ならどうするの?」
「俺が補佐として入ってるのは戦術機の機動面だけだから、な。戦術や指揮系統の座学に関しては答えても問題ねぇよ」
そもそもが武が細かく口を出しているのは、戦術機の操縦面だ。このシミュレータ用の設定にしても、まりもが組み上げたもので武は関与していない。
「で、だ。いかに残存部隊救出のためとはいえ、下手に防衛線を崩して後方に危険をもたらすくらいならば、前方の四人は見殺しにする」
「却下よ。一応はそれも考えたけどね」
一案ではあるが、と断りを入れた上で最悪の答えを言うが、千鶴が代表して切り捨ててくる。他の5人も同じ考えらしく、皆揃って頷いている。
「だろうな。今回の場合は防衛線に負担を掛けずに救出が可能なケースだ。時間的にも距離的にも、BETAの後続まで余裕がある。群がっている戦車級さえどうにかできれば問題は解決する」
「救出はしたい、よね」
「でも、防衛線の構築を第一義とするならば、中隊規模での突出は許可できない」
「見棄てる気?」
「まて。榊が言っているのはそういうことではないだろう。後ろには他に護るべき部隊が居るはずだ」
「そうだよねー防衛陣構築ってことは後ろに砲兵陣地とかがあるってことだよね」
「10キロって嫌な距離だよねぇ、飛んでいって帰ってくるってのはダメだよね」
「5キロまで近づく事が許可されれば、厳しい距離ですが撤退を支援する制圧射撃も可能です」
ノートを広げテキスト捲りながらああだこうだと皆で言う合うものの、これと言って確実視できるような計画は立案できない。
(神宮寺教官が狙ってるのは、こういう話し合い、なんだろうな)
指揮をする側にいつかは立つだろうとはいえ、207Bの6人は今はまだ訓練兵だ。が、まりもと武とは207Bへの教導には、小隊・中隊規模の指揮官訓練の一環を前倒しで座学に組み込み、シミュレータでも幾度か再現している。
指揮する側の意図を理解することで、命令の意味を十全に捉え、適切な行動を取れるようにするためだ。
207Bの教導は、時間的に余裕があるとはいえないが、けっして即席の教育を施しているわけではないのだ。
「しかし、前線で孤立し半壊した味方部隊の救出、か」
活発に話し合いながらも解決策にたどり着かない皆を見ながら、武は問題となっている点を呟く。
そして他の者たちならどうするのか、と考え込んでいく。
(デグレチャフ事務次官補殿なら、無能者どもと切り捨てるか、逆に生き残った有能な者たちとして救助に向かうか……駄目だ、それさえも判らねぇ)
先ほど夕呼に言われた話ではないが、ターニャの思考の根本は外面からでは判断しにくい。なにやら本人の中では最適解が出来上がっているのかもしれないが、切り捨てるものが多すぎて、何を優先しているのかが見えてこないのだ。
「他の指揮官、たとえばウォーケン少佐や沙霧大尉、伊隅大尉ならどうなんだ? いや違うな、立場が中隊規模じゃねぇ……ってあれ? 何で手持ちの中隊だけで考えてるんだ?」
武の知る、戦術機部隊の指揮官を思い出しながら、ふと思いついたことが口から漏れる。それこそが解法なのだと、閃いた。
想定状況を読み直せ、と以前皆に言ったことを自分に言い聞かせながらに、考えを見直していく。
「なあ今のところ出ている案は、結局どういうものだ?」
「細かな差異はあれ、後衛が5キロ地点まで前進、そこからの支援砲撃を受けつつ、前衛で救出、という流れよ」
武の問いに、千鶴が代表して答える。
武自身も含め、配分する機体の数や後衛が前進する距離に細かな違いはあれど、大筋ではそのような考えだ。
「与えられた中隊のうち、どれだけの戦力を割り振るかで意見が食い違ってる、といったところだよな?」
「そうね、できる限り防衛線に穴は空けたくはないけど、小隊規模の生存機を救出するには、それなりの数を前に送りたい」
「タケルちゃんみたいに一機で突っ込んでいくーってのは絶対ナシだよ」
皆が悩んでいる点を確認してみれば、結局はどれだけ少ない数で前に出ればいいかということだ。
ちょっといいか、と皆の注意を集めて、気付いた点を話し始める。
「まずは俺を含めてだが、全員間違っているのは、だ。手持ちの中隊だけでどうにかしようというのが駄目なんだと思う」
「え? でも想定では戦術機一個中隊でって」
「戦術機一個中隊だけで防衛線構築してるわけじゃないだろ、榊?」
「ああっ、武が言いたいのって、所属する大隊に話を通せってことだよね?」
「……状況想定を読めって話?」
「二人のいうとおりだ。動き出す前に大隊長に一言入れるだけで状況がかなり楽になる、かもしれない」
あくまで仮定の話だ。
ただ、もし防衛線の絶対死守が再度命じられれば、そもそも救出に向かうための戦力配分を考える必要も無くなる。
「意見具申しろってことかしら?」
「大隊長ってのはまあ権限が大きくてな。割と無理が利く。防衛線を少しばかり前に出すくらいなら、なんとかなるだろう」
想定状況は、おそらくは後方の砲兵部隊の援護も兼ねての防衛線構築。ここに先行していた大隊の残存部隊の存在を確認し、救出が可能かどうかというのが判断の一つ目。
二つ目が今まで皆が悩んでいた戦力配分。一見すると重要だが、実戦であればほんの数秒で判断せねばならない点だ。本来ならば考え込むような問題ではない。
三つ目がこそが重要なのだろう。まりもが仕組んだのは、上位の指揮官がどのような判断を下してくるか考えろ、という面だ。
「……防衛線の構築を兼ねて、大隊全隊を初期の想定よりも前方3キロ程度まで押し上げて貰う?」
「それだけ前に出ていいなら、支援射撃も当てやすいですね」
「5キロ超えで的確に当てられるのは珠瀬くらいのものでしょうが、撤退支援も考えれば十分ね」
「時間的余裕が無いから、手持ちの中隊からは前衛を1個分隊先行させておけばいいよね?」
「独断専行って怒られないかなぁ……でも大丈夫だよね?」
再び議論が活発になるが、やはり冥夜は身を引いている。
他の皆も冥夜の様子には気が付いているようだが、踏み込むべきか先送りにすべきか判断しあぐねている。
「ねえ御剣。参考程度に聞きたいんだけど、もし武御雷であれば、どういう手段を採るの?」
武が口を挟むよりも先に、千鶴が冥夜に話を振る。
隊内の問題は話し合え、という教えを忠実に守っているようだ。
「ふむ。今私が貸与されている機体であれば、という話に限定するが、良いか?」
「……それは不知火や吹雪では不可能な可能性がある、ということかしら?」
話に乗ってきてくれたことには喜んでいるのだろうが、返ってきた答えのズレに、千鶴の反応も遅れる。
「うむ。間違いなく無理だ。いや熟練の衛士、それこそ神宮寺教官のような方であればこなしてしまうかもしれんが……」
冥夜が提示した、武御雷を使っての作戦は非常にシンプルだ。
二機の武御雷による分隊で、対地高度10以下を維持し、小型種を文字通りの意味で蹴散らしつつ、救出すべき地点までただまっすぐに飛ぶ。
「撤退時の経路確保という面もあるため、孤立している小隊のところまで上空を飛んでいく、という手段は取れんな。先ほどの回避機動の話ではないが、加速度的にはたとえ光線級警報が出ているような状況下でも、事前照射の内に届くのだが」
10キロであれば、武御雷、それもR型の跳躍ユニットの出力であれば高度ゼロ・速度ゼロからであってもさほど時間を要さない。たとえ着地エリアの掃討に手間取ることを考慮しても、途中に一度足を着ける程度で済む。
「対地高度10って……3メートルじゃないっ!?」
「……いま白銀みたいなヘンな数字が聞こえた」
「武御雷は全身各所にカーボンブレードが装備されているが、爪先部分にもあってな。小型種であれば、匍匐飛行中に斬り開ける」
あまりに非常識な高度設定に千鶴が再び飛び上がるように立ち上がるが、他の戦術機では難しいというのはそういうことだ、と冥夜はあっさりと答える。
「白銀。実機訓練で、まさかそんな無茶してるわけじゃないわよね? 一歩間違えれば、地表に激突するじゃないの」
「いや、だから。一歩間違えないための訓練だよ。それに少々の障害物であれば、つんのめるようなこともなく切り裂くぞ」
武御雷はけっこう特殊なんだよ、と武としてもそうとしか言いようがない部分がある。
帝国の戦術機は近接格闘にも重点が置かれているとはいえ、武御雷ほど近接戦闘に特化していない。そもそも爪先にブレードなど仕込んだとしても、一般の衛士が使いこなせるものでもない。
「聞いてなんだけど、武御雷での運用はあまり参考にできそうには無いわね」
「吹雪や不知火とは似て異なる運用方法だからな。何度も言うが近接戦闘はできる限り避けるようにしろよ。特に彩峰、銃剣付いてるからってわざわざ前に出る必要なんてないんだからな」
「……ふるふる」
午前のシミュレータ終了後にも指摘した問題点をもう一度軽く注意しておく。スリング付きの支援突撃砲などはリロード時間も短縮しており良い方向に効果が現れているのだが、突撃砲に銃剣が付いてしまったためか前衛思考の慧や冥夜などは、十分な射撃距離があるのに接近戦を挑むことが増えてしまっていた。
「はいはい、その辺りの反省も含めて私たちはもう戻って今の話を纏めるわ。白銀は自分の仕事に戻りなさい」
「りょーかいっ、榊分隊長殿」
教導以外では、武は千鶴の分隊員である。少しばかり砕けた態度で敬礼しておく。
それが気に障ったというわけでもなさそうだが、最後に一つ、千鶴は命令を下して席を立った。
「あと御剣は、白銀ともう少し話しておきなさい」
「っな!?」
武以上に、冥夜が慌て、なにか反論しそうになるが言葉が出てこないようだ。
「分隊長命令よ、これは。明日までには、しゃきっとしなさい」
会談前の日常というか冥夜さん関連の話になるはずが、ダラダラ書いてたらそこまで行かなかった……といいますか、たまには?207Bの進捗を書かねば~とか考えたらこんな感じで。何気に指揮官教育の下準備を仕込んでますよーといったところです。
次こそは冥夜さん予定。