野々村真が再び政府に対する“恨み節” 新型コロナ感染で重症化した当時を振り返る
2021年10月13日 07時30分 アサジョ
2021年10月13日 07時30分 アサジョ
2021年10月12日 07時15分 アサジョ
タレントの野々村真が10月6日放送のラジオ番組「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)に出演し、新型コロナウイルス感染で重症化した当時の状況を振り返った。
野々村は7月30日に陽性が判明し、自宅での療養を続けていたところ、8月5日に体調が急激に悪化。病院へ運ばれ、一時は集中治療室に入るほど重症化していたという。最終的に同24日に無事退院を果たしたものの、自宅療養中は38~39度の高熱が1週間ほど続き、呼吸も苦しくなるほどの症状だったと明かした。
陽性が確認された当初は「基礎疾患もなくて、健康そのもの。まさか自分が。軽症で終わるだろう」と思っていたという野々村だが、次第に高熱が出始め、「怖くて、土曜日の夜には救急車を呼んだんですけど、パルスオキシメーター(血中酸素飽和度)が92まで落ちて、苦しさも半端じゃなかったので、呼んだんですけど、その時は『80台じゃないと入院できない』と。だからあきらめて。救急隊員の方も『申し訳ございません』って戻っていく姿を見て、『こちらこそ、申し訳ございません』って」と救急隊員とのやり取りを振り返った。
その後もパルスオキシメーターの数値が90にまで落ち込むなど、苦しい状況が続いたが、やはり「無理なんです。80台にならないと」と入院は叶わず。
野々村は「その間、一度だけ先生に診てもらえたんです。その先生の声で、(自分の症状を)聞いてもらっただけで安心できた」としつつ、当時の心境については「生きた心地(がしない)というか、恐怖というか。自分が57年生きてきて、一度もこんな苦しい状況になっていない。連れていってもらえないという、見捨てられた(気分)。この国はもう助けてくれないのかなっていう寂しさ。こんなこと言っていいのかわからないけど、その時はそういう気持ちだった」と正直に思いの丈を述べていた。
「野々村はレギュラー出演している情報番組『バイキングMORE』(フジテレビ系)の中でも、入院するまでに2度、救急搬送を断られていたことを告白。また、9月6日放送回では、自民党総裁選への不出馬を表明した菅義偉首相(当時)について、『申し訳ないですけど、もっと早く菅首相には辞めていただきたかったなくらいの思い』『このような状況になって“今かよ”と』などと一蹴し、ひっ迫した医療現場の改善により多くの力を注ぐべきだと主張したところ、世間からは『自分のコロナ感染を政府に責任転嫁するな』『自分はテレビでマスクもしないで仕事してるのに』などの批判が寄せられることに。
その後、自らの発言を謝罪していた野々村でしたが、再び『見捨てられた』『この国はもう助けてくれないのかな』などと政府に対する恨み節ともとれる発言をしたことで、再びネットからは『ここまでのことを体験しておきながら、復帰後は感染対策がガバガバなバラエティ番組に出演してるという自己矛盾についても説明して』『国が云々よりも、テレビ局の感染対策の甘さやご自身の対策は徹底していたのかを検証されたほうがいいのでは』『治療してもらえたのにどこが見捨てられたなの?』『ちょっとしつこい』『助けてもらった感謝より文句』『まだ言ってんのか』などのツッコミが集中しています」(テレビ誌ライター)
自身を救ってくれた医療従事者に対しては感謝の言葉を述べていた野々村だったが、その後は“反政”のスタンスを取り続けているようにも見え、世間の一部からはどこか違和感を抱かれてしまったようだ。
(木村慎吾)