「小室圭さん騒動」が悠仁さまに与える悪影響 「言い間違えをした紀子さまを面罵なさった」【上半期ベスト15】
小室圭さんのアメリカでの司法試験が終了したものの、いまだ混迷を極める眞子さまのご結婚問題。今年5月に週刊新潮が報じたのは、騒動が長引くことによる悠仁さまへの悪影響である。(以下は5月14日配信当時のもの)
婚約延期から3年余り。その間、小室圭さんは2度にわたり文書を公表、眞子さまも「お気持ち」を表明されたものの、世間の理解は得られずじまい。もはや“離脱婚”しかなさそうな気配だが、大いに懸念されるのは、将来を担われる悠仁さまへの悪影響に他ならない。
独善に陥った青年が著した文書は、巷で火に油を注いだ。慌てて「解決金」なる消火剤を持ち出したものの、早くも焼け石に水となりつつある。
もっとも、小室さんが常人の思考回路から逸脱した言動を繰り出すのは毎度のことである。今回、世間が驚き落胆したのは、一連のトラブルに内親王というお立場の眞子さまが大きく関与されていたという事実だ。解決が遠のけば、皇嗣家のご活動にも一層の支障が生じかねず、それは9月に15歳となられる悠仁さまとて、無関係ではない。
あらためて宮内庁担当記者が言う。
「文書が公表された翌日の4月9日、皇嗣職を束ねる皇嗣職大夫が“話し合いもせずに解決金を渡すことはしない”という小室さん側の基本方針について、眞子さまのご意向が大きかったと明かしました。また文書について“いろいろな経緯があったことを理解して下さる方がいらっしゃればありがたい”という、眞子さまご自身の談話も紹介された。皇族のお立場で民間人のトラブルに深く関わり、かつ一方の側に与(くみ)して相手方と向き合われていた実態が明るみに出てしまったのです」
従来、皇室はいかなる時にも国民に寄り添い、思いを共有なさることで敬愛の念を抱かれてきた。それは皇室の長たる天皇陛下が、
〈国民の中に入っていく皇室を目指したい〉
とのご意思を、浩宮であられた昭和時代より繰り返し口にされてきたことからも明らかである。ところが眞子さまは、いまだ“婚約内定者”でしかない小室さんのため、彼の恩人でもある男性への攻撃にコミットなさってしまった。まさしく前代未聞の“不祥事”であるが、その帰する所は、やはり近代皇室において例のないフィナーレになりつつあるという。
「お二人の気持ちはもはや止められず、いかに小室文書への批判が高まろうとも、“結婚ありき”の流れは変わりそうにありません」
さる宮内庁関係者は、そう前置きしながら、
「我々の本音は“これ以上、両陛下や上皇ご夫妻をはじめ皇室がダメージを受けないよう、トラブルは早く片付けたい”というもの。それは、中身はさておき長官や皇嗣職大夫が、小室さんの文書に一定の評価を与えたことからも明白です」
換言すれば宮内庁は、トラブルに巻き込まれるどころか積極的に介入なさって“当事者”となられた眞子さまに、ご結婚による皇籍離脱を促しているわけだ。
「将来のリスク」を減らすには
もっとも、秋篠宮家の事情を知る関係者によれば、
「昨年11月のお誕生日会見で秋篠宮殿下は“二人の結婚を認める”としながらも“結婚と婚約とは別”と、はっきり口にされました。このお考えは今も一貫しておられ、令和の両陛下をお支えする皇嗣家の長として、殿下には『皇族としての娘の結婚』を認めるお気持ちは全くありません」
小室さんは今回、文書公表のわずか4日後に解決金を支払うと言い出したのだが、
「殿下は落胆されて“もう彼に求めても仕方がない”と、諦めに近い思いを抱かれたと聞き及びました。多くの人が納得する状況には至っておらず、納采の儀をはじめ皇族としての儀式を執り行うわけにはいかない。また、そのハードルを下げる必要もありません。でなければ、今度は殿下が世の批判を浴びることにもなりかねないのです」(同)
となれば眞子さまには、まず皇籍を離脱されて民間人となり、しかるのちに小室さんと添い遂げるといった道しか残されていないのではないか。
「こうした形での女性皇族のご結婚は、少なくとも明治以降では初めてのケースとなります。眞子さまはいわば“追い出される”格好となり、皇室や宮内庁からすればむろん本意ではない。それでも、この問題を抱え続ければ皇室に対する国民感情は大いに毀損されます。その影響は計り知れませんが、事実上の追放による“離脱婚”であっても1億4千万円もの一時金は支払われますから、小室さん側としても大きな目的は達成できるわけです」(前出・宮内庁関係者)
将来を覆いつつあるリスクは、すみやかに“損切り”せざるを得ないというのだ。宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司氏も、
「皇室は公平でなければなりません。その点で現在の眞子内親王殿下のお振る舞いは、皇族として望ましいお姿ではありません。一方で、小室家に嫁ごうとされているお方ですから、この問題については当事者という意識も強くお持ちなのでしょう。皇族としてのお立場と、私的な当事者としてのお立場を比べた場合、公よりも私が勝(まさ)ってしまうのは仕方ないのかもしれません」
としながら、こう続ける。
「皇室と国民とは、信頼関係で結びついています。現在の眞子内親王殿下のお振る舞いはそれを崩しかねませんが、その影響を将来にわたってできるだけ少なくすることを考える時期に来ています」
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