willは「未来」じゃないよwill you ~ ?はなぜ『依頼』『勧誘」になる?

2008年03月29日

willの根っこ入門。ついでに『法助動詞』って何?

fcdf8360.jpg「英語職人です。」
「ジョシュです。昨日は、『英語職人に未来はない』ってお話だったね。」
「『willに未来という意味はない』だよ!」
「ほんとにそうなの?ひょっとして、willとwiiをまちがえてない?」
「だいじょうぶだよ!なんでゲームの話になっちゃうんだよ!」
「だってさ、willは『未来』ってすっかり常識だったから。」
「でも未来を表さないwillも、昨日たくさん見たでしょ?」
「じゃぁwillって一体何なんだ、ってことだよ。」
「それだよ。ひとつの単語にはひとつのイメージしかないはずなんだ。もしそうでなければ、それをになう別の単語ができるのが自然なはずでしょ?」
「willの根っこのイメージとは?」
「それはね、『心がパタンと傾く』ということだと、私、英語職人であるヒデヤさんは考えているんだ。」
「う~む。それがなんであんなにたくさんのwillの使い方をうみだすの?」
「例えば、『あんた出席足りないんでしょ?そろそろ学校行きなさいよ!』って、お母さんに叱られて、『わかったよ、明日行くよ!』ってシチュエーションがあるとするじゃん?」
「うん。」
「この時、心が、『学校に行くか、行かないか』と揺れているとするよ、で、お母さんに言われて、『わかったよ、明日行くよ。』って『明日学校に行く方に意思が傾く』わけ。そこで『わかったよ、行くよ。(O.K.! I will go to school tomorrow!)』ってなるわけだよ。」
「『心が傾く=意思決定』っていうことか。」
「そう。これが学校英語でいうところの『意思未来』の正体さ。ここで注意して欲しいのは、『今意思決定をした』、つまりwillは一種の『現在形』でしかない、ということさ。正確に言うと、『まだ学校に行っていないけど、行くという意思決定は今した。』ということ。」
「でもあくまで『学校に行くのは未来のこと』じゃん。」
「じゃぁこの文を見てごらん?」
I may go to school tomorrow.(明日学校へいくかも。)
「あ、『明日』のことなのにwillは使ってないね・・・」
「でしょ?別に『willでなければ未来のことは表せない』ってことはないんだ。そもそもね、will, may, must, should, canなどの助動詞は特に『法助動詞(modal auxiliary verb)』と呼ばれていてね、気持ち、ムード(mood)と同じ語源を持つmodalという言葉がついていることで分かる通り、『話し手の気持ち』を表すのが『根っこのイメージ』なんだ。」
「で、何が言いたいのさ?」
「つまり、『まだやってないけど、心の中ではそう思う』ということ。さっきのwillでは、『実際やってないけど、心の中ではやるつもり』だし、mayなら『実際やってないけど、心の中では“やるかも”って思ってる』っていうことだよ。つまり、ジョシュ君は『未来』と勘違いしているけど、実は、『実際まだやってないけど』という法助動詞の感覚がそう思わせているわけなんだよ。誤解がないように正確に言えば、

『法助動詞は、実際にはやっていない、ということだから、まだやっていないこれからのこと、つまり未来のことを表すのにも使うことができる。』

ということさ。」
「そうか。だからmayでもwillでも、『実際やってないことで、これからのこと』を表せるのか!」
「そうなんだよ。同じことはshouldやcan、mustでも言えるよ。」

You can do it tomorrow.(明日やることができる=「明日でもできるじゃん。」)
You should do it tomorrow. (明日やるべきだ=「明日やりなよ。」)
You must do it tomorrow. (明日やらなければいけない=「明日やるんだよ、いいね。」)

「うわぁ、ほんとだ。willというより、その『法助動詞』の性格のおかげで、『これから先のこと』を表すことができるんだね。」
「明日は『依頼、勧誘』を表すWill you ~ ?の正体を説明するね。」



eigoshokunin at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)英語のエトセトラ 

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