「初ブログのタイトルがこれ!?」って思った方、これには深い訳があるんです。
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕はキムチが大好きで自分でも漬けてますし、市販のキムチも購入しほぼ毎日キムチを食べてました。ベトナムでもキムチ作るための材料は手に入ります。
なのでとにかくキムチをよく食べてたんです。乳酸菌が豊富で体にもいいですし✌️
そんなキムチを愛する僕が”キムチとお別れ”することになったのです。
別れのプロローグ
11月初旬、激しい下痢と動悸、手足の麻痺で救急病棟にいくと「低カリウム血症」と診断されました。
当時の血中カリウム濃度は2.7程度。
下痢によりカリウムが体外に排出されたことが原因と診断され、このまま入院治療を選ぶか、帰宅して在宅治療を選ぶかで在宅治療を選びました。ずっとフラフラしたり力が入らない状態でしたが病み上がりなのでそんなものかなと軽く考えて自宅で過ごしました。
そして数日後、また激しい下痢(血便含む)と動悸に襲われそのまま緊急入院することに。
エコーや大腸のCT検査を受け異常は見つからず、血液検査で血中の炎症反応が認められただけ。
当時の正式な病名は”細菌性大腸炎”でした。
でも細菌反応は全ての項目が陰性だったのでなんの細菌かは不明なまま、細菌の影響で血便が出ていると伝えられ抗生物質と点滴による治療を受けました。ちなに僕の入院していたベトナムの病院は食事好きなもの選べる形式で、脂っこいものや辛いものを食べてたから回復が遅くなったと思ってます。。。
人生初の全身麻酔と大腸カメラ
退院後、数日してから血便が激しくなり、体調も回復しないので再度医師に相談し大腸カメラ検査が必要と判断されました。人生初となる大腸カメラ検査。日本と違い全身麻酔による検査で、初の全身麻酔への不安はありましたが肉体的な負担もなく終了。担当してくださった方はみんな優しくて本当に感謝しています。政府の要人も利用する病院なのでスタッフの心配りや対応も素晴らしい。
検査終了後に”大腸がん”ではなく大腸に炎症がおきている状態であると伝えられる。正式な診断名は生検後に改めて伝えらることに。
検査前はネットで症状を調べて”大腸がん”の可能性が高いかもと覚悟はしてたので、
とにかく「癌ではなくてよかった」という思いが強かったです。
結婚する前にがん保険には加入していたので、「がんと診断されたら多額の保険金が入ってくる」というのと、「医学は進歩している」ということばかり考えてました。
でも念の為、妻にも加入している保険を再度まとめて共有したり、死亡した場合の保険も含め説明したりしてるうちに「ん!?金銭的には死んでも困らないや」って思うと少し気が楽になりました。保険加入の大切さを改めて実感しました。ということでおすすめの保険を紹介しちゃいます!
というステマ記事にするつもりはないのでご安心ください。
診断結果とこれからの生活
それから一週間後に正式に「潰瘍性大腸炎」と診断されました。
日本では難病指定されており、完治することのない病だそうです。
安倍晋三前首相が罹患したと公表していたのと同じ病気です。
当面は投薬治療と食事療法を行い、数ヶ月後に大腸カメラの再検査、
その後も年に1度は大腸カメラを受ける必要があるとのこと。
そして、医師から食事に関して注意事項を説明されました。
・香辛料などの刺激物は避ける
・脂肪分の多いものは避ける
その他にも細かな話をされた気がしますが「刺激物は避ける」というところで時が止まる。。。
パニックになった僕は通訳さんに「キムチや唐辛子は刺激物ですか?」と訳のわからん質問をするも、
通訳さんは医師に確認することなく「キムチや唐辛子は刺激物です」と即答してくれました。
そりゃそうですよね・・・
まあキムチなくても生きていけるし、妻はそんなに食べなくても生きてるから大丈夫だと言い聞かせ帰宅。ポカリを飲もうと冷蔵庫を開けると、入院数日前に漬けたキムチが少し発酵した顔でこっちを見てくる。。。ちゃんと元気になったら唐辛子洗って食べるから!とキムチと約束しました。
別れがあれば出会いあり
キムチとのお別れが決まってからは、同じ病で苦しむ方の話をブログやSNSで見て励みにさせて頂いてます。今後は僕も潰瘍性大腸炎に関する情報を発信していこうと思ってます。食事制限があることで外食の幅は狭まってしまうし、大好きな韓国料理も食べれないものがほとんど。でも幸いなことに昔から料理が大好きで普段から料理してるので「刺激物と低脂肪でも美味しい料理」を考え実践してます。
今までは美味しさだけを追求していたので、”いい課題ができた”と前向きに考えてます。
キムチとお別れするのはとても辛いですが、妻と共に生きていける喜びを思えば今はキムチなんて無くてもいいやって思えます。
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