外出自粛やアプリによる行動記録など、パンデミック前には考えもしなかったような制度が次々と導入され、かつそれに人々がすんなりと従っていることに驚いたとして、「どのような制度がいいのかは本来熟慮が必要だ。非常時に慌てて考えるものではない」と話したことが中国批判と受け取られた。蒋は6月7日に炎上問題について釈明するコメントを発表したあと、沈黙を貫いている。
7月下旬から8月上旬にかけての東京五輪では、日本の八百長疑惑が話題となった。卓球混合ダブルスで水谷準、伊東美誠ペアが“無敵”の中国代表を破って金メダルを獲得したこと、体操の橋本大輝選手が跳馬の着地で停止できなかったにもかかわらず高得点を獲得したこと、一時は日本が中国を上回る数の金メダルを獲得していたことで、「日本は審判を買収している」「東京五輪はすべて八百長」「卓球会場では中国側の床だけ滑るようになっていた」などの話題でソーシャルメディアは持ちきりとなった。
8月には中国の有名俳優である張哲瀚が、過去に靖国神社境内で撮影した写真があること、日本の軍人・乃木希典を祀った乃木神社で行われた結婚式に友人として参加したことで炎上。張は俳優生命を絶たれる事態となった。
そして、大連の日本テーマタウンの営業停止とつながる。ほぼ毎月のように、日本絡みのトップクラスの炎上事件が起きている。
「私たち、在日中国人のインフルエンサーも炎上しないように必死です。日本社会はここが優れている、人々が優しくてマナーがいい、この観光地が美しいといった発信は、これまで中国で人気のコンテンツでした。しかし、今は難しい」(前出のAさん)
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