@chablis777
シャブリ

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(亜哉子)気が付いたら私…。
学校から出ようとしてた。
あなたたちより うんと小さいあかりちゃんたちを…置いていこうとしてた。
♪~
♪「ヤジロベエみたいな正しさだ」
♪「今この景色の全てが」
♪「笑ってくれるわけじゃないけど」
♪「それでもいい これは僕の旅」
♪「昨夜の雨の事なんか覚えていないようなお日様を」
♪「昨夜出来た水たまりが映して キラキラ キラキラ」
♪「息をしている」
♪「高く遠く広すぎる空の下」
♪「おはよう 僕は昨日からやってきたよ」
♪「失くせない記憶は傘のように」
♪「鞄の中で出番を待つ」
♪「手探りで今日を歩く今日の僕が」
♪「あの日見た虹を探すこの道を」
♪「疑ってしまう時は 教えるよ」
♪「あの時の心の色」
あの日 震災の… あの夜。
私… モネや未知のこと考えて生徒たちを置いて学校を離れようとしました。
すぐに我に返って 何してんだって慌てて生徒たちのところに戻りました。
でも… あの10分間私…。
自分の子供たちのことしか考えてなかった。
あかりちゃんたちは 生徒たちはモネや未知と同じように私が思うのと おんなじように親御さんにとって掛けがえのない子供たちなのに。
それから 子供たちを親御さんのもとに帰すまで私なりに頑張ったけど…でも… でも あの10分間が頭から離れなくて。
私は 教師は続けられないと思いました。
(亜哉子)でも それも 辞めるための口実だったのかもしれない。それから1年は続けたから。
でも あのころ 学校は本当に大変で…。
自分が つらくなっちゃっただけなのかもしれない。
逃げたのかもしれない。
♪~
だからね おじいちゃん。
私が教師を辞めたのはおばあちゃんのせいじゃありません。
(龍己)つらいごど言わせだな。
話せたら あの… 少しホッとしました。
いや~ それは よがった。 うん。
なので 今までどおりカキのお手伝い させてください。
はい。 とりあえず残った棚だげでやってみよう。
金 なんとがなんだろう? なあ。
(耕治)ああ…。
♪~
雨 降らずに済んでよかったですね。(龍己)ああ。
(百音)大丈夫。 今晩までは もつよ。
ねっ 三生君 立派だったね。
いい声してた。
今日は 私の七回忌でした。
はい 帰ってきましたよ。
星明寺で 三生君が立派にお経を読んでくれました。
[℡](バイブレーション)
あっ おとうさんだ。新幹線 間に合ったって。
今から仙台じゃ 大変ですね。
あいづも これがらいろいろと忙しくなるぞ。
そうですね。(龍己)うん。
もう6年。
うん。 早えもんだな。ええ。
優しかったよね いっつも。
本当。 大好きだった。
私ね おとうさんとの結婚真剣に考えたのおばあちゃんに会ったからなのよ。
そうなの?うん。
初めて島に連れてきてもらった時おばあちゃんに会ってああ いいなあ。ここの家族になりたいなって。
何だ 俺じゃながったのが。(笑い声)
すみません。いやいや。
結婚して しばらくは仙台に住んだけど何とな~く 島のことが頭離れなくて。
ああ お母さん 前に言ってたね。
私と みーちゃんにさ好きなことしなさいねって言ってくれた時。
ああ そうね。
好きなことしなさいね。ん?
(亜哉子)おばあちゃんがね 昔言ってくれたの。
「島に来てくれるのは 大歓迎だけど先生の仕事は 続けなさいね」って。
女が 自分の好ぎな仕事選べるなんてこの辺じゃながなができるごどじゃないのよ。
そうが。 そいなごど言ってだのが あいづ。
ああ もちろん おばあちゃんカキの仕事のことも 民宿のお客さんも夏休みに来る子供たちも みんな丸ごと大好きって笑ってましたよ。そうが ハハハハ。
(亜哉子)本当 思い出すのは 笑ってる顔ばっかり。
思い出すのが 笑い顔だけなんて それファンタスティックじゃないが。ハハハハハハ。はい。
会いたくなっちゃったなあ。
♪~
いつかきっと また会えます。
♪~
もしかして 興味ある?
気象予報士。
(あかり)全然。え。ん?
いや だって 最初に会った時…。
永浦さんは どうして気象予報士になろうと思ったんですか?
ああ…。
ああ… あれは 興味があるってことではなかったか。
私 やりたいこととか 全然なくて…。あ…。
先生は どうしてお医者さんになろうと思ったんですか?
やりたいごどって何でしょう…。
ううん。
高校は 行こうと思ってるんだけど…。うん。
それから ゆっくり考えてもいいと思いますよ。
うん… でも…。ん?
私 勉強が… ちょっと…。
そう。
あっ 日曜日 時間ありますか?
ん? う~ん…。
中学3年生の問題は 難しい!
私 小学校の先生だから。算数なので。
えっ ちょっと先生 諦めないでよ。 先生。
(未知)お母さん 楽しそう。だね。
・(笑い声)
ん?ああ。
おめえ あの 亜哉子さんの話 聞いだが?
この島に来た理由。
ああ。うん そうが。
♪~
お待たせ。 忘れ物ない?うん。また おいでね。うん。
でも 何か助けてもらってばっかりで悪いから。
違うの。
あかりちゃんを助けてるようでこっちも助けてもらってるから。
あっ いや それにねもし 助けてもらってばっかりだったとしてもそれは それでいいっていう世の中の方がいいんじゃないかな。
(2人)うん。(亜哉子)あかりちゃん。
これ お土産。ありがとうございます。
また来てね。はい。
じゃあ。(亜哉子)お願いね。うん。
♪~
おとうさん 何始めてんの?
おいおい 何やってんだ?
今は 民宿や里親までは無理がもしんないげどさとりあえず 島の子どもたぢ集めて塾でもやってみだら どうだ?
え…。
子供の笑う顔ってのはやっぱり いいもんだ。
なあ。
(耕治)よし。よっ よし。


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