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TOP MESSAGE

トップメッセージ

感動体験に国境はない
ゲームというジャンルで、
イノベーションに挑戦し続ける

名越 稔洋 Toshihiro Nagoshi

株式会社セガ クリエイティブ・ディレクター

セガが本来の実力を証明すべき時代が到来

当社は、家庭用ゲーム機、PC、スマートデバイス、ゲームセンター向けと、様々なプラットフォームでゲーム開発を行い、企画から開発・販売・運営に至るまで自社で一貫して手がけることにこだわってきました。『感動体験を創造し続ける』をミッションとし、作り手の想いや世界観を確実にユーザーの方にお届けするために、この姿勢をこれからも変えるつもりはありません。

近年は、従来の主力であった家庭用ゲーム機、ゲームセンター向けの事業に加えて国内のモバイルゲームを中心としたデジタルゲーム分野への積極的な投資を行ってきました。大きな成果を挙げた新規タイトルを生み出した一方で、思うような結果を残せなかったものがあったことも事実です。これも、当社が創業以来培ってきた技術、実力を精査し、いまの時代に何が求められるかを学ぶために必要な期間だったと捉えています。おかげさまで海外を中心としたパッケージゲーム分野が好調で、安定的な収益を創出できる体質を構築することができました。今後も5Gやクラウドといったテクノロジーやインフラの発展に伴い、新しいゲームプラットフォーム・ビジネスモデルが普及するにつれ、グローバルゲーム市場の拡大が見込まれます。

けれども“新生セガ”ではこれに安住せず、改めて『性別、地域を問わず、全世代向けに楽しめる製品、サービスを一人でも多くのユーザーに届ける』という初心にかえって、さらに大きな夢を描きたいと考えています。

ここからが“新生セガ”のスタートライン。双方向でセガファンを増やしたい

いまは一つの地域で先行発売されればすぐに評判が広まる時代。文化や言語に合わせてのローカライズは不可欠ですが、新製品はできる限りタイムラグなく、全地域、マルチプラットフォームで同時発売し、世界中にブームを巻き起こすことが理想です。

そのためには社内の発信力も強化する必要があり、いま、着々と準備を進めています。最新のテクノロジーは作品そのものを覚醒させるというよりは、マーケティング、プロモーションと作品をつなぐ中間点にイノベーションを起こすと我々は捉えています。

たとえば、5Gの導入によってオンラインゲームが高速化されれば、ユーザーからのレスも各段に速くなる。ここに我々が考える勝機があります。

現在構想中のゲーム業界初となる革新的なサービスを通じて、ユーザーのコミュニティを醸成し、セガファンをもっと増やしたい。そして同時にユーザーの生の声を拾い、開発への気付きにつなげたい。最新技術をフルに活用して世の中と対話をしながら、これからもセガはより面白いゲームを創り続けていきます。

全世界、全世代の多くの人に魅力的なゲームを届けたい

当社はコンテンツ作成からサービスの運営まで手がけ、ユーザーの方に楽しんでいただくことにこだわってきましたが、 “何を”“誰に”“どうやって”届けるかには、あえてルールを設けず、その時々ベストな手段を選択しています。一年目の若手も三十年選手のベテランも自由に意見を言い合える環境があります。そういう意味では、むしろ、漠然と「何か面白いものをつくってみたい」という方が向いているかもしれません。

映画や音楽など他のエンタテインメントをみると、従来では考えにくかったアプローチによってヒット作となり、グローバルで評価された作品が年々増加しています。これらは時代のニーズにマッチし、視点がユニークで質のよいものを作れば必ず世界に通用するということを証明したと言えるでしょう。

「こうすれば絶対売れる」といった正解はなく、ある意味、博打的な要素もあり、そこは我々経営陣の胆力が問われるところですが、それこそがエンタテインメント業界で働く醍醐味です。若手社員にはセガのフィールドを利用して、ときには失敗もしながら発想力を磨き、貪欲に魅力的なゲームづくりに挑戦していってほしいです。

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