会沢紗弥、黒木ほの香、小峯愛未、小山百代、汐入あすか、成海瑠奈による“サンドリオン”1stミニアルバム『わ』発売イベントレポート&インタビュー

スターダストプロモーション声優部所属の新人声優で作られたユニット“サンドリオン”待望の1stミニアルバム『わ』が、6月9日(土)にリリースされた。そのリリース当日、AKIHABARAゲーマーズ本店にて行われた「1stミニアルバム『わ』発売イベント」の模様と、イベント後インタビューをお届けする。
“サンドリオン”のメンバーは、会沢紗弥さん、黒木ほの香さん、小峯愛未さん、小山百代さん、汐入あすかさん、成海瑠奈さん。小山さんが7月スタートのTVアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』で主人公の愛城華恋を演じるのをはじめ、会沢さんは『アイドルマスター シンデレラガールズ』関裕美役や、黒木さんと成海さんは『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の大崎甘奈役と三峰結華役として出演。他にも、『温泉むすめ』や各ラジオ番組への出演などそれぞれ活躍の場が増えてきており、これから注目される6人だ。

アルバム収録の6曲をすべて披露!

ミニアルバム発売日であるこの日、サンドリオンのメンバーは2人ずつにわかれてゲーマーズ各店の店頭巡りからスタート(その様子はスターダストプロモーション声優部公式Twitterアカウントにて)。そして、全員が集結して今回の発売記念イベントが行われた。

「せ〜の!サンドリオン!」の掛け声で登場すると、まずは挨拶代わりに、サンドリオンの定番曲である「がむしゃらリテイク」を披露。フォーメーションを変化させながらの軽快なダンスやそれぞれの歌声、それが合わさったハーモニーで集まったドリオンズ(サンドリオンファンの名称)たちを楽しませる。

「とうとうこの日がやってきました」と、ミニアルバム発売の嬉しさで笑顔を見せる6人。いつもの自己紹介を交えて挨拶し、アルバムの紹介をした後は収録曲を次々と披露していった。
未来に羽ばたくような爽やかなメロディにハモリの美しさも魅力の「タイムトラベル」、高音パートの美しさとそれを支える低音の力強さの重なりが感動的なハーモニーを紡ぐ「恋フルシルシ」。さらに、「ひとりひとつ」のリズミカルに繰り広げられるステージでも、個性とユニットの魅力の両方を感じさせてくれた。

MCでは「全部いい曲。エモい!」とアピールしつつ、初めてのアルバムらしくレコーディングが難しかったことや課題が見えてきたといった率直な気持ちも口に。「初々しいと思って聴いてください。まだまだ伸びしろがあるんで!」と今後への意気込みも語る。

そして、激しくエモーショナルな「肯定的思考Time」を初披露。連続するソロパートも印象的で、6人の個性がぶつかり合って楽曲を昇華させると、会場の熱気はさらに上がっていく。
改めて挨拶をして「毎日聴いて広めてもらえたら嬉しいな。『わ』を作っていこうね!」と呼びかけると、最後はサンドリオンの初めてのオリジナル曲で代表曲の「メグル・オモイ・メグル」。今の彼女たちのすべてをぶつけ、盛り上がっていた。

ミニライブ&トークの後は、CD購入者を対象にしたサイン会を実施。サインをしながら和やかに1人ずつと交流を楽しんで、イベントは終了となった。

7月には「アイドル横丁夏まつり!!~2018~」や「こえよせ~温泉宴会型声優寄席~」に出演、そして8月には3度目のワンマンライブを控えるサンドリオン。個々の活動と合わせてサンドリオンのイベントやライブもぜひ楽しみにしてもらいたい。

関連記事

ランキング

もっとみる
ニジスタがお届けする珠玉のコンテンツをピックアップ。
人に、作品に、様々なスポットを当てて深堀りしたコンテンツをお届けします。
このコーナーの一覧

涙と一緒に人生が廻っていく感じを出せるように―KOTOKO 7thアルバム『tears cyclone -廻-』インタビュー(前編)

デビュー15周年イヤーに向けて、2作で1作品となるアルバムをリリースすることが決定したKOTOKOさん。1枚目は原点“廻”帰として、I’veの高瀬一矢さんと完全コラボレーションをした『tears cyclone -廻-』。アルバムのテーマと、制作時の高瀬一矢さんとのエピソードなどをたっぷりと語ってもらった。

涙とともに繰り広げられる人生や心模様が表現できたら

15周年イヤーには、これから突入するんですよね?
KOTOKO はい。来年から始まります!
よく聞かれると思いますが、長かったですか?
KOTOKO 自分の中ではまだまだ新人のつもりというか。気持ち的にも大御所になった感じはしていないんですよね。
常に新鮮な気持ちで音楽に向き合っている?
KOTOKO そうです。勉強だし挑戦だし。その気持ちは15年途切れたことはないです。
ただ、やはり変わったこともあるのではないですか?
KOTOKO 変わったというならば居場所ですかね。自分の中でもそうですし、ファンの方にとっても居場所が変わっていったのは大きなことだったのかなって。
居場所というのは?
KOTOKO 7年前の2011年に、歌い手としてデビューした音楽集団I've SOUNDから独立した(プライベートオフィスOrpheecoへの移籍)というのと、同じ頃にレーベルも当時のジェネオンさん(現・NBCユニバーサル)からワーナーさんにお世話になって、アルバムを2作作ったんです。ここは世間的にも居場所が変わるという捉え方をされていたのかなって。ただ、自分的にはチャレンジではあったけど、どこに居ても自分がやりたい音楽を追求していくことには変わりがなかったので、見え方が変わったことで気合いを入れ直す、という感じでした。
ただ、ずっとI'veさんとやっている印象はありました。
KOTOKO 事務所を移ってもタイアップのオファーも来ていましたし、I'veさんからお仕事が来たときもありますし、私からアレンジをお願いする機会もあったので、出てからも断絶状態にあったわけでは全然なかったんですよね。ずっと繋がっていたんです。
ただ、事務所を出たときはショックを受けられる方もいて、過去を捨てるのではなく新しいことにもチャレンジしていきたいということだったんだよってことを、この6~7年の活動でようやくわかっていただけた感じがします。ライブでも新旧問わず歌を歌っていたので、決してマイナスな独立ではなかったんです。これまでのものを持った上で、さらにプラスしていくんだっていう通過点でした。
それで、今回はI've SOUNDとガッツリタッグを組んだアルバムということになるんですね?
KOTOKO はい。でも実はI've SOUNDの高瀬一矢さんと再タッグを組んで原点回帰しましょう!と言ったのは私ではないんです。メジャーデビューをしたときのNBCのプロデューサーが久しぶりにアルバムを出すにあたって、高瀬一矢さんと組むのはどうだろうって提案してくれたんです(※18年にNBCユニバーサルに移籍)。私としては、それをやるのは、出てからの7年をゼロにしちゃうことにならないかなって、最初はかなり悩みました。ただ、04年にデビューしてから移籍するまでで7年、移籍してからも7年で、ちょうど半々くらいだから、ここで原点回帰するのはありかもしれないなって、私の気持ちも溶けていったんですね。独立やレコード会社の移籍が前向きなことだったというのが、みんなにも伝わったと思うタイミングでもあったから、ファンの皆さんも受け止めてくれるかなって。
アルバムが2部作だということがキーになっているんですね。
KOTOKO そうなんです。私が持ち込んだアルバムの企画は、実は次に出るほうなんです。なので提案していただいたものも作って2部作にしましょうと。昔から応援してくれる方々に、これまでやってきたことを提示する意味でも、次にも繋がるんじゃないかというの思ったので、今回は思い切って高瀬一矢だけ、という作品にしました。これも新しいチャレンジではありますね。
テーマも繋がっているのですか?
KOTOKO はい。涙というキーワードをずっとやってみたくて、次のアルバムでやりたいのはそれだったんですけど、それなら2作共通のテーマにしようということで『tears cycron -廻-』になりました。高瀬一矢さんとのコラボなのでデジタル色強めの音作りにすることは決まっていたし、廻は巡るという意味もある。原点回帰とか、デジタル回路の回とも掛けられるなと思いました。あと輪廻転生というのもありますね。人の人生が廻る中で涙というのはつきものだと思ったので、涙とともに繰り広げられる人生だったり心模様が表現できたらいいなと思いました。

関連記事

ランキング

もっとみる
次の記事はありません