清和会政権と宏池会政権の違い
清和会(新自由主義=共産主義、独裁制、劇場型)
安倍ちゃんや小泉の清和会は、新自由主義=共産主義の兵隊達が支配している外国資本の占領軍の提督府、もしくは、出城ような派閥です。CSIS、新自由主義、竹中平蔵の傀儡、下部組織だと思っていいでしょう。
維新の会も、下部組織に過ぎません
対立軸をつくり、劇場を演出。それに気を取られている間に、どんどんおかしな法律が通り、国民は貧しくなり、自由を失い、格差が広がります。
これは、共産国家へのプロセスに過ぎません。
宏池会(社会主義的資本主義、派閥政治、分配型)
キッシーの宏池会は、原住民的自民党員。昭和から続く名門派閥です。中道左派で、社会主義的な政策を是とし、外交は親中派の派閥でした。
一億総中流社会を実現させたのは、日本的資本主義が成功したからです。
官邸を支配した今井補佐官と安倍政権
1・官邸と報道の関係
清和会政権は、官邸の独裁政治が特徴です。官邸主導、選挙の洗礼を受けてない民間人などによる有識者諮問会議(竹中平蔵ほか)が、自民党も国会も通さずに、何でもかんでも決めてしまいます。その為、官邸官僚の力が、自民党や国会より大きくなります。共産国家型の独裁政権であり、議会制民主主義の否定でもあります。
安倍政権の官邸を支配していたのが、経産官僚だった今井補佐官。
凡百の政治本をよむより、この人の1冊を読んだ方がいいと思います。
「墜落」森功 文藝春秋
キッシーの手柄を横取り、支持率と世間受けしか興味が無い
安倍ちゃん政権の報道と、政策、そして、官邸の関係がわかるエピソードを紹介します。
長いのですが転載させていただきます。
「墜落」森功 文藝春秋より
P35~
日韓慰安婦合意のマスコミ操作
もともとアベノミクスの第二弾だけでは、思ったほど内閣支持率は上がらなかった。そんな15年の年の瀬に飛び込んできたのが、日韓の慰安婦合意だった。ある外務省幹部が告白する。
「あの慰安婦合意は、内閣支持率回復にもって恋の材料だ、と今井さんが判断したのでしょう。安倍人気の挽回のためには、岸田さんの手柄にしては意味がない。そこで、首相が慰安婦合意を主導したかのように、NHKに日韓協議をリークさせたのです。外交の安倍というイメージ造りのためにね」
NHK側で日韓外相会談をスクープしたのが、安倍の首相番記者を長らく務めてきた政治部の岩田明子だという。彼女は今井とも親しく、官邸のシナリオ通りに動く記者だと言われていた。その有様は、官邸によるマスコミコントロールというより、むしろ御用メディアと権力が一体化しているように受け取れる。ここから今井の率いる経産省出身の官邸官僚たちが絶頂期を迎えていく。今井は役人やマスコミだけではなく、閣僚までコントロールしていった。(中略)
外務官僚は今になってそう話した。ポスト安倍を伺ってきた岸田文雄は、今一つ頼りなくみられている。だが、じつは霞が関の官僚たちの評判は結構高い。わけても岸田の功績として今でも政府内で語られるのが、外務大臣時代の日韓慰安婦合意である。
岸田は2015年12月28日、韓国の尹ビョンセ外交部長官と外相会談に臨み、外相同士の話し合いにこぎつけた。そこで双方の外相が「(慰安婦問題が)最終的不可逆的財団機構に10億円を拠出し、それを慰安婦たちの支援に充てるとした。(中略)
実は日韓交渉の当初、首相の安倍派慰安婦合意にこぎつけられるとは考えていなかったという。動きそうにない安倍の背中を押したのが岸田に他ならない。日韓合意の4日前にあたるこの年12月24日、クリスマスイブのことだ。夕6時過ぎ、日韓交渉に消極的だった安倍を説得するため、外相の岸田が国家安全保障局長の谷内正太郎と外務事務次官の斉木昭隆を伴い、首相の執務室で安倍本人と向き合った。
「総理、事務方が頑張ってくれたおかげで、そろそろ煮詰まってきました。外交部の尹長官との会談をセットしようと思います」
総口火を切った岸田に対して、安倍はいつもの早口で言を左右するばかりだった。
「岸田さん、そうはいってもねえ、向うはいつも約束を破る国だからね。いざ外相会議を聞いたけど駄目でした、では、あまりに政権のダメージが大きんですよ」
あくまで慎重だった。しかし岸田は引き下がらなかった。こう畳みかけた。
「総理。もうすぐ2015年が終わります。つまり日韓正常化50周年の年が・・・・・・・。この50年という節目を逃して合意をまとめず、来年に交渉を持ち越すと、どうなるでしょうか。日韓交渉は永久に漂流しますよ。それもでもいいのですか」
声は消して大きくない。が、岸田の決意は固かった。(中略)
「うーん、なら、おっしゃるように岸田さん、韓国に行ってください」
そう答えた。そして、こう付け加えることを忘れなかった。
「ただし、その代わり、プレスにどう発表するか、そこは私たちに任せてくださいね」
むろん岸田には依存はない。執務室を後にした。
この「私たち」の意味するところが官邸スタッフである。そこにはむろん、秘書官の今井が含まれる。すぐに今井が動いた。岸田が官邸から外務省にもどると、一階玄関には外務省担当の霞クラブの記者たちが待ち構えていた。
「大臣、総理から訪韓を命じられたのですね。いつ韓国に行くのですか」
岸田が質問攻めにあって面食らっていると、外相秘書官が傍に駆け寄ってきて耳打ちした。
「大臣、大変です。テロップが流れています」
岸田が官邸から外務省に向かうわずか2~3分の間に、NHKが夕方のニュースで緊急テロップを流していたのである。
<首相、慰安婦問題で岸田外相を韓国に派遣>
安倍自身は日合意に乗り気ではなく、官邸で岸田の説得により日韓外相会談の開催を了解したに過ぎない。ただし、慰安婦合意交渉がうまく運んで岸田の口から内容を発表されると、全てが外相の手柄になる。そこで官邸サイドが先手を打ったわけだ。あたたかも首相の指示で岸田が日韓合意交渉に無かい、韓国の尹との外相会談にいどむことになった。そういうシナリオを描いたのである。
そして岸田が外務省へ戻るわずか数分の間に官邸からNHKに情報を流した。(中略)その振付役が誰のなのか、については、もはやいうまでもないだろう。秘書官からスクープされたNHK記者についても同様だ。
そして官邸の思惑通り、日韓慰安婦合意のおかげで年末から年明けにかけて内閣支持率は一挙に回復したのである。
以上
報道を自由にコントロール
安倍ちゃん内閣の舞台裏がわかるエピソードですね。そして、何にこだわってきたのかも。そして、報道なんてどうにでもなるということです。ものの数分でテレビに速報として、テロップを流すことなんて簡単。
眞子様と小室の婚約がフェイクなら、さっさと、訂正の報道を流すこともできましたし、監督官庁の総務省から各社に対して、電話を入れ、違反を指導することもできました。しかし、それをやらずに、安倍、菅政権は、フェイクニュースを放置し続けたのは、何故でしょうか。
2・総務省と官邸
ネトウヨは無邪気よのう。今回の自民党総裁選では、高市マンセーが痛々しかったわ。
高市の公約?の中に、「放送法に違反しているTVの電波停止」、などと言ってましたが、アホですね。
高市は、そもそも、13年もネット規制をしようと活動している議員です。そもそも、ネットやテレビなどの報道の監督官庁が総務省です。その総務省の大臣をやってたのが、ほかならぬ高市です。すなわち、テレビ局の違法を放置し続けた大臣は、ほかならぬ高市です。
高市が議員になり励んだのは、日本の為に働くことでも社会を良くしようとしたことでもなく、ひたすら金儲けでした。選挙資金違反は常態で、法律の目をくぐっては、小金を稼ぎ、反社会的人物から献金を受け、特権と時効を使って逃げ続けた「奈良のトカゲ顔の巨乳銭ゲバ」それが高市でした。
あるいみ、清和会にふさわしい、マスコットガールと言えるでしょう。
余命三年時事日記の残党の皆さんが、狂喜乱舞するのを見るのはつらかったわ。学習してよ。頼むから。