副担任「強い叱責ない」 池田中の生徒自殺
池田町の池田中学校で2017年に自殺した男子生徒(当時2年生)の遺族が県と町を相手取り、5400万円あまりの損害賠償を求めている裁判で、当時の副担任は6日の証人尋問で「強い叱責(しっせき)や人前での説教は一度もない」と主張した。(10月6日)
遺族は裁判で男子生徒が自殺したのは、担任や副担任から厳しい指導や叱責を受け、精神的衝撃を十分に和らげる義務を怠ったためだと訴えている。
当時の担任は「こうなってほしいという思いで叱ってしまい、気持ちをくみ取れずに反省している」と話した。
一方、当時の副担任は「責任を重く感じているものの、私の叱責や指導が自殺の原因とする調査委員会の報告書は事実と異なり、強い叱責(しっせき)や人前での説教は一度もしたことがない」と主張した。
これに対し、男子生徒の遺族は「普通のやり取りの中でこういうことが起こるのかと思う。本当のことを話してほしい」と述べた。
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