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種付けマンション【産婦人科編】 第4話『採用試験』
《第3話》 《作品一覧》

「……」

 私たちは試験開始への緊張感で黙ったまま、私服から看護学校の制服へと着替えていた。
 採用試験の会場である大家さん所有のマンションの管理人室、この半年間、毎週末通ってきた見慣れた場所だというのに今日は重く張りつめた空気で満たされ、室内に響く音は私たち採用希望者が着替えるときの衣擦れの音だけだった。
 試験が始まるまであとわずか、もうしばらくすると試験官である大家さんが管理人室へとやってくる。そして、緊張の面持ちで管理人室で試験開始を待っている採用希望者は全部で七人。私はそっと視線を私たちから少し離れた場所で着替えている四人へと向ける。

 彼女たちは私たちの所属校の『聖慈医科大付属看護学校』のライバル校である『聖マリア女子医大付属看護専門学校』の看護学生。私たちと同じように大家さんがオーナーとして新設される産婦人科の看護師として採用されることを目指すライバルと言える存在になる。
 ただ、ライバルと言っても別に学校同士で確執や因縁があるとか、学生間の関係が悪いというわけではなく、単純にこの地域で『看護学校と言えば?』と聞けば、ほぼ半分になってしまうというほどお互い知られた学校という関係になる。
 ライバル校とは言うものの、良い意味でのライバル関係であって、実際学校に来る求人では募集人数に大きな違いは無いし、学校別に採用される人数枠を振り分けるということもないので、個々の努力や実力次第ではこの場にいる応募者全員が採用されるということもありえる。

 そういう事情もあって単純に蹴落とさなければならない競争相手というわけではなく、どちらかと言えば同じ目標に向かう戦友のようなもので、私はとにかくこの重いギスギスした雰囲気のまま採用試験になることだけはどうにかして避けたいと考えていた。

 だから、私は制服に着替え終わると『よしっ!』っと小さく、ぐっと力を込めて握りしめる。

 そのまま大きく深呼吸をして、両手を肩幅に頬の高さに持っていく。そのまま、両手で頬をパシッと軽く挟むようにして叩いて気合いを入れた。
 その乾いた音に全員の視線が何事かと集まって……私は笑顔を浮かべると、まっすぐに彼女たちの中心人物であろう存在に進んで行った。
 そして、目の前に立った私はさらに笑みを深くして会釈した。

「初めまして、あなたが加賀美さんね」
「あなたは……広瀬さん?」

 できるだけフレンドリーな笑顔を心がけて話しかけたつもりだったんだけど、加賀美さんは怪訝そうな表情で聞き返してきた。
 あれ、それより加賀美さんって私の名前覚ええてくれてたの?
 そんな風に思っていると、加賀美さんが私の怪訝そうな表情で気づいたのか、表情を緩めて壁を指さした。

「私も見たわ、あなたもそうでしょ?」

 言われるまでもなかった。私たちが彼女たちの情報を見ていたように、彼女たちも私たちの情報を見ていたらしい。
 すると加賀美さんはスッと右手を差し出してきた。一瞬『なに?』って戸惑ったけど、すぐに私も右手を差し出して握手をする。手を握ったまま、お互い顔を見合わせると、私も彼女も自然に柔らかく微笑むことができた。

「お互い緊張しすぎね。声をかけてくれてありがとう、おかげでリラックスできたわ」
「ううん、こちらこそ。ありがとう」

 お互い苦労性だね、と笑いあって理解した。私は加賀美さんとどうやら波長が合うというか、相性が良いのかもしれない。
 それから試験開始まであまり時間も無いのに、妙に会話が弾んで盛り上がってしまった。

「加賀美さんも憧れの看護師さんが?」
「ええ。広瀬さんはお母さんに憧れてよね。そっかぁ、そういうのもいいわね」

 私たちが盛り上がっていると、いつの間にか菜実も淑子も私と凛と同じように他の三人とリラックスした感じで談笑していた。
 私たちだけじゃなく、他のみんなもどうやら良い意味で緊張感から解放することができたみたいでホッとした。
 だって、せっかくこうして顔見知りになったんだし、できれば誰も欠ける事なく同僚になりたいなって、思うもの。まぁ、加賀美さんも私と同じ考えだったみたいで顔を見合わせて、苦笑しながら『お互い苦労性ね?』と視線で語り合って思わず笑った。

「広瀬さん、私ことは凜でいいわ」
「加賀美さんも、私のことは絢でいいわ」

 本当に何の裏もない、素直にお互い頑張りましょうという気持ちを込めて微笑みあう。

「歳は私の方が上だけど、言葉遣いも堅苦しいのは無しでいきましょ?同僚になるかもしれないんだし」
「ふふっ、そうね。よろしくね、凛」
「ええ、よろしく、絢」

 それにしても、受験申請の写真でも思ったけど写真での印象はまだまだ甘いものだったと言わざるを得ない。目の前で微笑む凛はすごく可愛いし、スタイルだって同性だと言うのに思わず不躾な視線を向けてしまうほど素晴らしい。

 今は二十歳を超えてるから中学時代に比べて容姿やスタイルに磨きがかかっていると思うけど、今の姿から想像すれば、当時もきっと男の視線を引きつける美少女だったと思う……輪姦されたことで辛い思いをしてしまった凛には悪いけど、欲望のままに輪姦したホームレスたち、輪姦された後で公衆便所に拘束されて放置された彼女を助けるのではなく欲望のまま犯してしまった通りすがりの男たちの気持ちがわからないでもない。

 もちろん、凛ほどの容姿もスタイルも優れた女性なら、誰よりも大家さんに孕まされるべき価値のある女性だというのはわかるから、大家さんよりも先に凛を孕ませたホームレスたちや便乗して犯した通りすがりの男たちを許せるとは思わないけど。

「ところで、凛は妊娠経験あるのよね?」
「うん、輪姦されて誰に孕まされたかわかんないんだけど……一応、経験としてはね」

 凛には申し訳ないことを聞いてしまったけど、私が悪意をもって聞いているのではないことを察してくれたのか、苦笑しながら応えてくれた。
 妊娠経験の無い私にとって、妊娠した経験があるというのはやはり大きい。だけど、私が思うのとは別のことを凛は感じているみたいで、苦笑気味の寂しそうな笑みを浮かべた。

「でも、やっぱり友達と一緒に処女を捧げたかったかな」
「あ、ごめんなさい。悪い聞き方しちゃったわね」
「ううん、いいの。処女はダメだったけど、赤ちゃんは絶対に一緒に妊娠しようねって約束してくれたから」

 そう言って凛は菜実と淑子と一緒に談笑している『聖マリア』の三人を優しい眼差しで見つめる。
 凛にとっては友達と一緒でいたかったという思いが強いのかもしれない。なんだか、彼女たちの仲の良さが伺えて少し羨ましいなって思っちゃった。

「仲が良いんだね」
「うん、そうなの。三人とは『聖マリア』の入学初日に初めて会ったんだけど、彼女たち同じ女子高出身でね」
「へぇ、そうなんだ」
「小雪がたまたま私に声をかけたのがきっかけだったんだけど……なんだか気が合っちゃって」
「小雪さんって、倉科さんだっけ?」
「うん」

 そこで凛は本当に申し訳なさそうに、でも楽しそうに盛り上がっている三人を見つめた。

「それから友達になって、私が男性恐怖症だって知っても面倒がらずに親身になって、みんなで助けてくれたの。男性恐怖症の看護学生なんて面倒な子を相手にすごく大変だったと思う」
「うん……わかるわ」
「だから、みんなのためなら私、頑張れると思う。ううん、みんなのためにも頑張って……絶対に妊娠して一緒に看護師になってみせるの」

 凛はどこか自分を追い詰めるような表情で下腹部を撫でながら決意を込めたような表情で言いきった。
 ちょっと気合いが入り過ぎかな、という印象は感じたけど、それでも彼女の決意と覚悟はすごく伝わってきた。それだけ、支えてくれた友人たちへの感謝の気持ちが大きいってことなのかもしれない。
 私が無言でじっと見つめていると、その視線に気づいたのか、凛も自分がちょっと熱の入った事を言っているのに気付いたのか、少し恥ずかしそうに顔を赤くした。

「あ、で、でもね。みんな揃って『凛が男性恐怖症を克服するまで私たち彼氏を作らないから』とか言うのよ」
「そうなの?」
「そうなのよ。それも『私たちに彼氏がいないのは、決してモテないからじゃないの。凛のせいなのよ』って」
「ふふっ、そうなんだ」
「酷いよね、モテないのを私のせいにしちゃうんだもん」

 怒ってる風に言おうとしているんだろうけど、照れ隠しだというのはすぐにわかる。彼女たちも凜があまり深刻に受け取って欲しくないと思ってそんな事を言ってるんだろうし、凛も彼女たちの言い分が照れ隠しで言っていることはもちろんわかってるんだろう。
 素直に彼女たちが大好きだって言えばいいのに、急にツンデレっぽくなるから私は思わず吹き出してしまった。

「どうしたの、絢?」
「ん、ちょっとね。こういうのもツンデレって言うのかなって思って」
「ええっ、ツンデレって、違うわよっ!」

 私がくすくす笑って、凜が苦情の声をあげていると、その様子に気付いた三人の中の一人が私たちに向かって声をかけた。

「あーっ、また凛が私たちの悪口言ってる~。凛ったら、ひ~ど~い~」
「いっ、言ってないわよっ」

 そのことをきっかけに談笑していた五人が私たちの周りに集まってきた。菜実と淑子は私が抑えきれずにクスクスと笑い続けている様子に怪訝そうな表情を浮かべているし、凛のまわりには三人が取り囲むようにして『もう、やめてよっ』とか言いながどこか嬉しそうにしている凜に抱きついたりしている。

「皆さん、仲良いんですね」
「そうなの、いいでしょ」

 凛に背中から抱きついていた子が凜が何かを言う前に間髪入れずに返事してきた。一方、凛はタイミングを外されてしまって皆に抱きつかれたまま頬を赤くしてもごもごと口ごもる。
 私たちは苦笑しつつ顔を見合わせて、でも……なんとなく、ううん、確信に近い予感を私たちは感じていた。

 私たちは、彼女たちと楽しく仕事をやっていく同僚に、そして……友達になれそうな、そんな予感。

 緊張感から少しだけ解放されて管理人室の壁にかけられた時計に視線を向ける。
 試験開始時間まであと数分。私は大きく深呼吸をして、下腹部にそっと手を当てるとゆっくりと撫でた。

(そのためには……まずは今日、絶対に妊娠しなきゃ)

 そう決意したと同時に管理人室のドアが開いた。





「それでは、これより看護師採用試験を開始します」

 管理人室に入ってきた大家さんは緊張気味の私たちを前にして試験の開始を宣言した。それから、あらためて採用試験の内容について説明が始まる。
 採用の判定はシンプルそのもので『大家さんの赤ちゃんを妊娠すること』だけ……学校の成績や採用試験に筆記試験があるわけじゃない。確かに産婦人科の看護師だもの、妊婦さんの気持ちを何よりも理解するためには何度も妊娠と出産をして経験を積んでおかないと。
 ちなみに採用試験については一人五回ずつ膣内射精をされる事になっていて、一ヶ月後の妊娠検査薬による検査で陽性反応が出れば合格と判定、晴れて看護師として採用されることになる。
 決められた回数の膣内射精で妊娠するのは難しいことだと思うけど、私たちは産婦人科の看護師になるのだから、妊娠出産については早くエキスパートにならないとね。

 私たち全員制服姿のままベッドの上に乗ると、上半身をベッドに伏せるようにしてお尻を高く上げる。キングサイズよりも大きなベッドに七人が横一列に並んで……ちなみに並び順は公平にクジ引きで決めたんだけど、運の良いことに私は一番を引き当てた。
 そのこと自体はすごく幸運だし、今日最初の一番濃い精液を注ぎ込んでもらえることは嬉しくはあるんだけど、ちょっとした神様のイタズラというか、七人の中で若干一名だけが順番とは関係の無い事でかなり深刻なダメージを負っていた。

 主に、精神的な意味でのダメージを。

 引いたクジの結果は淑子が三番目、菜実が六番目、凛は運悪く最後の七番目だった。それで、この状況で誰が大きな精神的ダメージを受けたかというと、この順番だと七番目になった凛だと思うかもしれないけど、実は三番目の淑子だった。

 その淑子は今もほとんど涙目で左右に並んでいる『聖マリア』の子に恨めしそうな視線を、それも特定の一部分に向けていた。その視線の向かう先は、制服から零れ落ちそうなほど溢れ出した豊満なおっぱい……巨乳としか表現のしようのないおっぱいだった。
 淑子を挟む二番目と四番目の子は『聖マリア』の二人だったんだけど、二番目は倉科小雪さんで 九十二、六十、九十一のFカップ、四番目は石川葉子さんで 九十三、五十九、九十のGカップ……そう、Bカップの淑子が、Fカップの倉科さんとGカップの石川さんという凛に次ぐ『聖マリア』巨乳二位、三位のコンビに挟まれることになり、これはイジメかと言いたくなる位のおっぱい格差社会の現実を突きつけられていたからだった。

 特に、今は上半身をベッドに伏せるような体勢になっているので、倉科さんと石川さんのおっぱいのはみ出し具合が半端ないほどの破壊力となっている。一方、淑子にははみ出るものはほとんどなかった。
 励ましてあげたいけど、並び順が決まって制服を着たまま下着だけ脱いでいるときから自分以外のおっぱいを見て、肩を落として何度もため息をついていたから……変に慰めてヤブヘビになるよりはと放っておくことにした。

 もちろん、その視線に倉科さんと石川さんも気づいていて、さっきから私の隣の倉科さんは淑子にどう対応していいか困ったようで私に苦笑を向けては小さく『ごめんね』とつぶやくように口を動かしている。
 まぁ、そんな二人に私ができる事は凛と同じ様に『気にしないで』とばかりに苦笑しながら小さく口を動かす程度のことだった。

「あ、んっ」

 そんな少し気の抜けるやりとりの中、私のおまんこにすっかり慣れた指の感触が走った。危険日を迎えたおまんこはその慣れた感触に敏感に反応すると、キュッと収縮するように疼いてドロリとした粘ついた愛液を溢れ出させた。
2 模擬試験の毎日ですっかり大家さんの指の動きに身体が慣らされちゃったみたい。その事実も『私の身体は大家さん専用に調教された』と教えてくれるようで、私の身体が大家さんの赤ちゃんを妊娠するのに最適な身体にされているように感じられて、心を歓喜に浮き上がらせてくれる。

「んっ、いい、のっ、そこっ、いいっ、ああんっ」

 膣口をなぞるように拡げられたり、すっかり大家さんのちんぽの形を覚えたおまんこは大家さんの指を少しでも締め付けようと膣肉を蠢かせる。
 さんざん膣内を撫で廻した指が抜き去られると、ぐっしょりと濡れたおまんこに大家さんの吐息が当たる。大家さんの両手が私のお尻の肉を荒々しく掴んで、左右に大きく開げた。大家さんによって私のおまんこの色や形、どれだけ妊娠したがっているかの発情具合を確かめるように間近で観察されていた。

 私は内心で安堵していた。
 おまんこに射精してもらって妊娠する事が目的とはいえ、大家さんに気持ちよくなって欲しいと思うのは当然の事で、だからこそ大家さんが私の身体のどこを使われてもいいように、昨夜寝る前に念入りにお風呂に入って念入りに身体を綺麗にして早くに就寝、まだ空が暗いうちから桜庭さんの病院に集合して、前もってお願いしていたように患者用の浴室を借りて、宮野先生に私たち三人に浣腸をしてもらった。
 何度も何度も浣腸をしてもらって、浣腸液が透明になるまで腸内を綺麗にしてもらうのはなかなか大変だったけど、浣腸を終えてもう一度念入りに全身を洗った後で、お互いお尻に仄かに香る香水で完璧に仕上げた。
 そして狙い通り、大家さんは私のお尻に顔を埋めると、わざと鼻を鳴らして匂いを堪能してくれていた。

「良い匂いですよ……こういう細かい気遣いもいいですね」

 大家さんの評価に思わず身体を小さく震わせてしまう。今、この場では大家さんにだけど……誰かに奉仕する喜び、感謝される喜びに震えながら、私は心の中で今まで看護師として一生懸命に学んできた事に間違いは無かったんだと確信した。

「んぁ、ふ……」

 再び挿入された大家さんの指が私の敏感になった膣内を確かめるようにじっくりと撫でまわす。すっかり慣らされた大家さんの指の感触に、私の期待はますます膨らんでいき、その期待感が危険日の子宮をまるで心臓が鼓動するように疼かせていた。

 私の頭の中にはもう『妊娠したい』という願いしか浮かんでこなかった。

 大家さんの赤ちゃんが欲しい、産みたい。もちろん一人なんて言わない、二人、三人、ううん求められれば何人だって産みたい。

 でも女の身体は一度妊娠してしまうと出産するまで一年近く、次の赤ちゃんを妊娠することはできない。
 どうして人間は犬や猫のように一度に何人も妊娠して産むことができないのだろうか。そう思うと悔しくなってくる。

「ああ、に、妊娠したい、赤ちゃん、産みたい、孕ませて、危険日子宮に種付けしてくださいっ」

 とにかく待ち望んだ膣内射精を、人生最初の本気の子作りセックスを経験したい……女に生まれた悦びを味あわせて欲しいとばかりに、お尻を振って必死に誘いをかける。

「そんなに妊娠したいんですか?」
「しっ、したいですっ、大家さんの赤ちゃん、孕ませてっ、今すぐ妊娠したいのっ」

 私は上半身をベッドに伏せると、両手をお尻に廻して、お尻の肉を左右に大きく開いて、発情しきっているだろうぐしょぐしょに濡れたおまんこを見せつけるようにさらに激しくお尻を振った。

「わかりました。今からたっぷり膣内射精して、孕ませてあげますからね」

 大家さんは私の背中を片腕で押さえつけると、もう片方の手で掴んだちんぽを背後からおまんこの入り口へと誘導すると、おまんこの入り口の感触を確かめるように動かし始めた。
 おまんこの入り口がちんぽを欲しがってひくついているのがわかるけど、大家さんはなかなかちんぽをおまんこに挿れてくれない。
 ああ、もう早く挿れてくれないとおかしくなっちゃいそう。我慢できなくて『早く、早く、ちんぽちょうだいっ!』と叫びそうになった瞬間、待ちに待った瞬間が訪れた。

 ズブッという、それまでさんざん焦らしてきたのが嘘のように、一気におまんこの奥まで生ちんぽが、私を母親にするという目的のために挿入された。

「はいっ、はっ、挿ってっ、ひぃっ、キタぁ、おまんこに大家さんちんぽきたぁ」

 そのまま、ズンッという遠慮のない勢いで激しく挿入され、大家さんのちんぽの先端が、妊娠を期待し焦らしに焦らされ、すっかり降りきって物欲しそうに、まるで魚の口のようにパクパクと蠢いているだろう子宮口へと押し付けられている。
 その激しい勢いに思わず口から内臓が飛び出してくるんじゃないかという錯覚に陥ってしまう。大家さんに処女を捧げてから何度も何度も大家さんとセックスはしてきたけれど、やっぱり本気の子作りセックスは違う。
 生ちんぽの激しい突き上げに、思わず失神してしまいそうになるが、必死に耐え抜いた。

 ズンッ、ズンッ、と重く長いストロークで私のおまんこを、子宮にたっぷり濃厚な精液を届けようと、子宮口をこじ開けるように押し広げていく。

「あうっ、し、子宮、壊れちゃうっ、いやぁ、壊さないでぇっ!」

 イヤイヤしながら必死に懇願するけれど、大家さんは許してくれなかった。それどころか、私をまるで射精するための使い捨ての道具のようにますます荒々しく突き上げる。
 だけど、その激しさ、荒々しさが私の身体をどんどん大家さんのちんぽにぴったりの専用の身体へと作り替えていったのか、私の子宮が少しでもちんぽを離すまいと突き上げられると同時にタイミングを合わせるように、吸盤のように吸い付いていく。
 さらに、牝の本能からなのか……その激しさがどんどん気持ちよく感じられるようになっていった。

「しゅごいっ、もっと、もっと、おまんこグリグリってしてぇ。ひきゅう、こじ開けて種付け射精ひてぇっ」
「ああ、孕めっ、生まれて初めての赤ちゃんを種付けしてやるっ」
「孕むぅっ、孕むのぉっ、妊娠するっ、じぇったい、にんひんしゅるのぉっ!」

 大家さんのの腰の動きに合わせて、私もお尻を大家さんにぶつけるように押し出す。大家さんのちんぽで串刺しにされてしまうような感覚……何度も繰り返していると、不意に大家さんが私の背中に覆いかぶさるように身体を預けてきて、そのまま押しつぶされた。

「むぐっ、ふぐっ」

 背後から私の脇の下から大家さんの腕が潜り込んで羽交い絞めのように固定させられ、だけど平泳ぎするときのように大きく開かれた両足の間に入り込んだ腰は私の子宮を押し上げるように密着していた。
 完全に押さえつけられ、身動きできないように固定された身体は抵抗など一切できるわけもなく……。

 ドクンッ、ドクンッ……。

「んーっ!」

 いつの間にか大家さんの両手で私の口は塞がれ、くぐもった声だけが室内に響いた。
 まるで無理矢理犯されて膣内射精されたかのような感覚、そして胎内に注がれた私を孕ませる目的で何の遠慮も躊躇もなく注ぎ込まれた精液の熱が私の全身を震わせた。
 その震えは待望の妊娠に向けて……数多くの牝を孕ませてきた大家さんの赤ちゃんを無責任に孕まされるという事実に全身が喜びに打ち震えているように感じられた。

「はぁ、はぁ……んっ」

 私の背中に乗ったままの大家さんは、ゆっくりと呼吸を整えると精液を絞り出すように腰を震わせるとちんぽを抜いた。
 膣内にあった圧倒的な存在感が無くなってしまうことに思わず声をあげてしまう。

「あぁ……」

 吐息を共に私の口から甘さと寂しさの混じった声があがった。意識してあげた声ではなく、思わず漏らしてしまったという感じの喘ぎ声は私の今の気持ちをしっかりと表現していた。

 気分的なものだろうけれど、たっぷり注ぎ込まれた大家さんの精液が私の子宮を重く感じさせて、満腹感に似た幸福を感じさせてくれた。
 だけど、これはまだ一回目の膣内射精に過ぎない。公平にこれから順番通りに指定された体位で膣内射精される。
 最初は後背位、二周目は大きく開脚しての測位、三周目は正常位からの膣内射精の瞬間に両手両足でしがみつく、ネットで調べると『だいしゅきホールド』と呼ばれているらしい体位、四周目は騎乗位で、五周目はそれぞれが得意の体位で……ちなみに私の五周目の勝負体位は対面座位にするつもり。

「んっ、もうこんなに……」

 なんて考えてたら、私に膣内射精したばかりのちんぽを復活させるためにパイズリをしながらお掃除フェラをしていた倉科さんがうっとりとした声をあげた。
 倉科さんの巨乳の威力なのか……まぁ、大家さんのちんぽの回復力が凄いってことにしておかないと、今も泣きそうな顔で自分のささやかなおっぱいと、あの大きな大家さんのちんぽがすっかり埋もれて隠れている倉科さんのおっぱいを見比べている淑子が落ち込みそうなので口にはしないけど。

「んふぅ、大家さぁん、私も、このちんぽで孕ませてぇ」

 倉科さんは四つん這いになると、私とは違って前から両手を廻して親指と人差し指でおまんこの入り口を開く。くちゅという音と共に開かれたおまんこの膣内はすっかり発情しきっていることだろう。
 大家さんは私のときと同じように、倉科さんの腰を掴むと激しい勢いで腰を振り始めた。

「あっ、ああっ、す、すごいっ、すごいのぉっ」

 私はベッドにうつ伏せになったまま、すぐ傍で子作りを目的としたセックスを眺めていた。
 倉科さんの下を向いたおっぱいがその激しさで激しく揺れる。大家さんの腰が倉科さんのお尻を叩くパンパンという乾いた音を聞きながら子宮のあるあたりを、早く受精しますようにと願いを込めて撫でまわす。

 これから数時間、私はあと四回、膣内射精される幸せを噛みしめながら、じっくりと今出されたばかりの精液を子宮にしみわたらせ妊娠の確率を上げる事と、二周目に備えて体力を温存するためにゆっくりと呼吸を整えて、心を穏やかに次の膣内射精まで身体を休ませる事にした。。

「ああっ、出てるっ、大家さんの精液、小雪の危険日まんこに注がれちゃってるぅっ」

 倉科さんの喘ぎ声ってちょっと甲高くて俗にいうアニメ声っぽい感じの可愛い声、なんて感じながら下腹部にある熱い精液の感触をじっくり確かめながら目を閉じた。





 試験が始まって数時間……。

 四周目に突入して、騎乗位とそれぞれが得意な体位を残すのみとなっていた。
 もちろん体力の消耗はあるけれど、一回膣内射精される度に妊娠への確率が高くなるということもあって、身体の疲れに反比例して、心はどんどん舞い上がっていく。
 おかげで……順番を待っている間、隣の倉科さんとの会話が弾んでいた。

「私、身体も柔らかい事もあって松葉崩しが得意なのよ」
「へぇ、私は対面座位かな。密着して『孕みたいの』って全身で懇願してるみたいで」
「うんうん、それわかるわ」

 ベッドに横になってまま、隣の倉科さんと談笑する余裕も出てきた。
 お互い、四周目の騎乗位を終えて四回目の膣内射精も無事終了。お互い、下腹部を優しく撫でながら膣内射精の満足感に満たされながら最後の試験(体位)について話し合っていた。

 もちろん一緒に同じ男性、大家さんのような素晴らしい男性に孕まされる牝としての連帯感は大きい。言葉にしなくても、私も、倉科さんも、もちろん他の皆も心に抱く気持ちは一緒だと思う。
 ここにいる皆、誰一人として妊娠できずに不採用になる事なんて考えていない。もちろん、私も……ただ、そんな中でもほんの少しだけ不安があった。
 それが……。

「だけど、凛は大丈夫なの?」
「ん?」
「試験中、ずっと気になってたんだけど……なんだかうまく出来てないというか」

 そう、既に試験科目は『後背位』『側位』『正常位(だいしゅきホールド含む)』と済んでいるが、その全てにおいて凛は気持ち程度の喘ぎ声をあげるだけで、妊娠したいというアピールなんかも全然出来ていなかった。
 それに、やはりどこかに男性への恐怖心が残っているのか、遠目に見てもどこかぎこちない様子が見られた。

「あー、うん、あれでもかなり改善されたんだよ。後背位なんて、最初大家さん相手でも大泣きして怖がってたんだから」
「うわぁ、それは大変だ……でも、それで大丈夫なの?」
「うん、試験前の凛、妊娠する事に結構自信を持っててたでしょ。実はね、凜のある性癖に気付いたからなの」
「ある性癖?」
「そう……あれを見て」

 倉科さんに言われて視線を動かすと、ちょうど凛が『騎乗位』の試験を始めるところだった。射精したばかりで回復待ちの大家さんは仰向けに寝ていて、その大家さんを跨ぐように凛が見下ろして……あれ、なんだか凛が不敵に笑ってる?

「ふふっ、立派なちんぽね」

 あれ、なんだか今までと凛の雰囲気も口調も全然違うような?
 怪訝そうに見ていると、倉科さんが苦笑混じりに話しかけてきた。

「凛も、私たちも知らなかったんだけど、なぜか『騎乗位』だと変なスイッチが入っちゃうみたいで」
「あ、あはは。そうなんだぁ……」
「だからね、他の体位はとにかく膣内射精だけを無難にクリアして『騎乗位』で確実に妊娠を目指すって事で、徹底的に特訓したの」

 凛は舌なめずりをしながら、大家さんのちんぽに熱いまなざしを向けていた。それまでの大人しさというか、男性に怯えて身を縮こまらせていた凛は今ここにはいなかった。

「こんなに固くして……本当に素敵なちんぽね、ふふっ」

 仰向けの大家さんをまたぐと、ゆっくりと腰を下ろして、わざと股を拡げるようにガニ股で腰を下ろすと、両手でちんぽを包み込むように握った。まだ勃起しきれていないちんぽをスクワットをするように膝の動きで身体を上下に動かして扱き始めた。

「中学生で孕まされた中古の子宮にそんなに種付けして孕ませたいの?」

 凛はそう言いながら興奮してきたのか、笑みを浮かべながらまるで餌を前にした肉食獣のように舌なめずりを続ける。もう、四周目も終わろうかという回数だけ膣内射精を繰り返しただけあって、大家さんのちんぽには精液とみんなの体液でべちょべちょに濡れてて、ちんぽを握っていた凛の手は体液で濡れ、その濡れた手を口元に持っていくと美味しそうに舌を伸ばして一本一本味わうように指を舐めた。

「美味しい。大家さんの孕ませ汁、まだまだ濃くて……うようよ精子が泳いでるみたいね」

 正直、今までとまったく様子が違うので驚いていると、倉科さんが小声で教えてくれた。

「なんだか女王様みたい」
「でしょ?」

 それから、女王様モードの凛を見ながら、倉科さんが詳しく教えてくれた。
 普段は本当に男性を怖がって緊張する凛だけど、私たちと同じように倉科さんたちが一緒に模擬試験をしているとき、何故か騎乗位のときだけ、人格が変わるというか、こんな風になってしまう事が分かった。
 それまで、どうやって男性恐怖症の凛を妊娠させようか悩んでいた倉科さんたちは、その騎乗位での凛の豹変に光明を見出した。
 全員一致で『凛は騎乗位を極めさせよう』と。
 もうそれからは、凛は他の体位はマグロ状態のままでもいいから無難に過ごさせて、騎乗位だけを徹底的に特訓をした。
 恐らく他の受験者にはいないだろう『女王様キャラ』が個性的でいいんじゃないかと言う事もあって、こういう方向で固定されたというのがこの状況になった原因らしい。

「このちんぽに膣内射精されて孕むんだから、よ~く見てるのよ」

 倉科さんの話に『あー、そうなんだぁ』とどこか達観した気持ちで見ていると、本当に『男性恐怖症』なのか疑いたくなるほどの『女王様キャラ』の凛は両手を後頭部に当てて、ガニ股のまま足だけでゆっくりと腰を左右に振りながら落とし始める。
 すっかり勃起しているちんぽを手でガイドする事なく、寸分の狂いもなくちんぽの先が凛のおまんこの入り口に潜り込む。なんてテクニック……。

「んふ、大家さんの生ちんぽが凛の中古まんこに入るわよ?」

 今日だけで四回膣内射精されているとはいえ、あの苦しい体勢のまま、勃起しているとはいえ手を添えないまま、ちんぽをおまんこに招き入れるなんて高等テクニックに思わず感心してしまう。

「チアリーディングやってただけに下半身が強くて……毎日ランニングとかスクワットとか、結構鍛えてたみたい」
「へぇ」
「そのおかげであんな難しいこともできるようになったし、ついでに身体も引き締まって、おまんこの絞まりも良くなったみたい」

 見ると、凛は完全に腰を落してM字開脚に近い体勢で大家さんのちんぽをおまんこに飲み込んでいた。大家さんの身体に座っているわけでなく、M字開脚のような体勢で居ながら、腰を浮かしてゆっくりと味わうかのように腰を廻している。

「……んんっ」
「ふふっ、どう、ぎゅうぎゅう締め付けてるでしょう?」

 気持ちよさに思わず声をあげてしまった大家さんの今まで他の人には見せなかった反応に、凛は口角を歪めて満足そうに笑みを浮かべながら頷いた。

「たっぷり搾り取ってあげるから、中学生で初妊娠した中古まんこを絶対に孕ませるのよ」

 そう言うと凛は腰を浮かせたまま、激しく腰を上下に、そして文字通り膣内のちんぽを搾るかのように身体をねじったり市ながら腰を動かし始めた。

「んっ、んふっ、いいっ、いいわ、ちんぽ、いいっ」

 騎乗位になるまでは黙って従うだけでまるで人形かダッチワイフだったような凛が、それまでとは違って積極的に、時に歓喜の声をあげながら腰を振る。
 上下に、左右に、円を描くように、様々な方向に激しく腰が振られていく。

「だめよ、まだ……もっと精液を溜めなさい」
「うっ」

 さすがの大家さんも凛の激しい騎乗位には抗いがたいようで、射精しそうになったのか思わず表情をしかめるんだけど、そのタイミングを見計らったように凛の腰の動きが止まり、下半身に力が入りちんぽの根元を絞めつけているのがわかった。

「思う存分溜めて、一気に一発で絶対に孕ませるの、いいわね?」

 そう言うと、落ち着くまで強く締め付け続けて射精を抑える。まるで、限界まで圧力をかけ続ける水鉄砲のように……。
 大家さんにとっては天国と地獄の瞬間が繰り返され、ついにその瞬間が訪れる。

「いいわ、私の子宮に思う存分、膣内射精させてあげる」

 そう言うと、それまで開脚したまま腰を振っていた凛が、大家さんの上に膝を内側にして足首を外側に崩した……俗に言う『女の子座り』で座り込んだ。
 両脚を閉じる事で、膣内に挿ったままの射精寸前のちんぽを絞めつけてせき止めている状態……解放された瞬間、思う存分溜められた精液が、凛の膣内に一気に解放されることになるだろう。

「さぁ、私を孕ませるのよっ!」

 次の瞬間、燐は閉じた両足を大きく開いて、そのまま仰向けの大家さんに向かって倒れ込んだ。その瞬間、せき止められた精液が一気に解放され、そして大家さんの身体に密着して倒れ込んだ事でその大量の精液が、妊娠を二度経験したことで孕みやすくなった上に危険日を迎えている子宮へと、三度目の妊娠の瞬間を待ちわびている卵子の元へと一気に流れ込む。

「あああああーっ!」

 凛はぐいぐいと腰を押し付けながら、卵子に精子が届くことを確信したかのような悲鳴のような歓喜の声をあげる。
 私はその様子に今、看護師として採用試験に挑んでいることを忘れて魅入ってしまった。
 だって、すごく綺麗だったし……うん、私も気合入れて最後の科目の望まないと。

 でも、次の順番は私だから、今の凛の後で大家さんが搾りつくされてないといいけど……ちなみに五周目の凛が勝負体位に選択した体位も『騎乗位』だった。
 試験終了後、大家さんがやつれていたように見えたのは勘違いではなかったかもしれない。





 今日は採用試験の日からちょうど一か月後、あの日一緒に試験を受けた七人が緊張の面持ちで顔を見合わせ誰からというわけでもなく頷き会う。
 試験が終わってから数日、私もだけと効果があるかないかは別にして、少しでも妊娠の確率を上げるためにほとんど横になったまま過ごした。試験で隣になった倉石さんとは仲良くなれて携帯で情報交換してたんだけど、倉石さんたちも私と同じようにゆっくり横になって過ごしていたらしい。
 おそらくみんながみんな、それぞれすがるような思いで少しでも確実に妊娠できるよう頑張ってきたんだと思う。

「それじゃ……みんないいわね?」
「大丈夫、きっと全員妊娠してるわ」
「春からはみんな同じ職場で一緒に頑張りましょう」

 同じ病院への採用を目指すライバルだけど、それ以上に友達だと胸を張って言える皆が揃って頷く。
 大家さんのマンションの管理室にある広い浴室で下半身だけ裸になっている私たちは円になったまましゃがみ込む。手にはそれぞれ管理人室に常に大量に置いてある妊娠検査薬を……それぞれおまんこの前にもってくる。

「……っ!」

 無言のまま下半身に力を込めると、私の向かいでしゃがんでいた菜実の表情が不意に緩む。
 チョロチョロ……と表現するしかない音を立てながら、おまんこから排泄されたおしっこが妊娠検査薬にかけられる。そして、次々と皆が同じようにおしっこをかけていき、私も同じように妊娠検査薬におしっこをかけていく。

 これで少し待てば結果が出る……皆、来るはずの生理が来ていないこともあって妊娠してるという気持ちを持ちつつも、どこかでもしかしたら……という不安がどうしても抑えきれない。
 おしっこのかけられた妊娠検査薬を後ろ手に握りしめ、表示窓を睨み付けるようにして真っ赤な陽性反応が出るように強く願いを込める。
 怖い位、皆が沈黙している。

「もうそろそろね……皆、いい?」
「……」

 私が声をかけると、皆が不安と期待の入り混じった表情で顔を見合わせる。そして、示し合わせたわけでもないのに皆の視線が一斉に私に集まった。なんか成り行きで私がリーダーみたいな雰囲気になってて苦笑してしまう。
 でも、こういうのもなんだか一体感が感じられて悪くないかな。

「それじゃ、いいわね。せーので出すわよ」
「……」

 皆が一斉に頷いた。

「行くわよ、そーのっ!」

 全員が手にもった妊娠検査薬を見た。一瞬の沈黙、そして一斉に歓喜の声が上がる。

「やったわ、陽性よっ、に、妊娠してるっ!」
「私も、真っ赤な線が……大家さんの赤ちゃん、出来たのっ!」
「私にも大家さんの赤ちゃんが……」

 みんながみんな覗き込んだ妊娠検査薬を高くかかげて歓声をあげて、私も菜実と淑子とハイタッチして歓声を上げた。
 そして……おそらくこの瞬間を一番待ちわびていただろう凛に視線を向けると……陽性反応の出た妊娠検査薬を握りしめて涙を流していた。

「妊娠、できた……今度は、今度は、産んであげられる」

 妊娠経験はあるけれど、出産の経験のない凛は望んで出産出来る嬉しさを抑えきれずに身体を震わせていた。
 その様子にハイタッチで歓声をあげていた皆が今度は貰い泣きしそうになって、凛の周りに集まって誰からともなく抱きしめ合ってみんなでよかったね、って言いながら今度は静かに喜んだ。

 ただ、私たちは結構感動してたんだけど、この様子も大家さんが撮影していてくれて……若い女性七人が陽性反応の出た妊娠検査薬を握りしめて、下半身丸出しで抱き合って感激の涙を流している姿は、後で皆で見たときになんだかシュールな光景で苦笑しちゃたけど。

 まぁ、そんな感じで私たちは無事大家さんの赤ちゃんを妊娠して、看護師としての第一歩を踏み出すことができた。
 それから卒業式を迎えるまで、特に大きな問題もなく平穏な日々が続いた。

 そして桜の花びらが舞い散る春のある日、私たちはついに卒業式を迎えることになった。もちろん、お腹の赤ちゃんも順調で、妊娠してからの毎日は素晴らしい経験となっている。確かに産婦人科の看護師になるためには妊娠を経験しておくことは大切なことだと思う。
 私はこの数ヶ月の貴重な経験を与えてくれて、毎日すくすくと成長していく赤ちゃんに愛おしさが込み上げてきて、こうしてさりげなく下腹部に軽く手を添えただけで心の底から幸せな気分に満たされる。
 ふと顔をあげると、菜実と淑子の姿が目に入った。私はすかさず声をかける。

「菜実っ、淑子っ!」

 友人たちの輪から抜け出した私はベンチに座ろうとしていた二人の姿を見つけて笑顔で手を振る。そんな私の姿に気付いた二人も手をあげて答えてくれる。
 私は周囲にいた友人たちに一言ことわりを入れると、ちょうどベンチに座った二人に駆け寄った。

「そんなに焦って駆け寄ってこなくても大丈夫よ」
「お互い大事な身体なんだし……あ、そうそう、まずは卒業おめでとう、よね」
「ふふっ、そうね。おめでとう」

 私の言葉に菜実と淑子が揃って背後にある満開の桜の木に似合った柔らかいふわっとした笑みを浮かべた。

「ほら、絢子も座ったら」
「うん、ありがと」

 ポンポンと自分の隣の空いたスペースを軽く叩く淑子に笑みを返してベンチへ三人並んで座る。
 私たちは今日無事に看護学校を卒業し、来月からは正看護師として……もちろん、ただ単に仕事としてだけではなく、少しでも患者さんの助けになれるよう一生懸命働くことになっている。
 そうした看護師としての強い想いは私だけが抱いているものではなく、同じ病院への採用が決まった菜実も淑子も同じように抱いていると思う。

 その証拠に……私たちは桜吹雪の中、ベンチに座ってさりげなく下腹部に手を当てて顔を見合わせ微笑みあう。

「やっぱり患者さんと同じ立場にならないと、わからないことがたくさんあるのね」
「そうね、私はつわりが酷くて……揚げ物の匂いだけで吐きそうになっちゃって」
「私は嫌いだったものが食べられるようになったのはいいんだけど、食欲が増しちゃって……太らないか心配」

 三人とも妊娠三ヶ月を過ぎて、身体の変化や精神的な影響とか知識としてはわかっていたつもりだったことが本当の意味で理解出来ていなかったことに反省し、あらためて顔を見合わせて苦笑してしまう。

 菜実は妊娠してからお気に入りだったハンバーガーショップのフライドポテトが食べられなくなってがっかりしてたし、淑子は逆に食欲が増して嫌いなものも食べられるようになったのはいいんだけど食欲が増したらしく今から出産後のスタイルを心配している。
 もちろん、私だって二人とは違うけどいろいろと変わったかも……それにしても妊娠ってすごいよね。たった数ヶ月過ぎたばかりなのに女性としての成長というか、自分の身体に大切な命を宿しているんだと思うと他人への思いやりというか優しさを抱けるようになったし、言葉では知ってたけど『母性本能』って妊娠しないと本当の意味で理解なんてできなかったと思う。

「でも……本当によかった。誰よりも早く妊娠を経験することができて」
「うん、そうだね」

 そう、目の前で同期の卒業生が何人も通り過ぎて行くけれど、その胎内に赤ちゃんを宿しているのは私たち三人だけだろうと思う。
 女性として成長できたことが実感できて、同期の卒業生たちも早く妊娠を経験すればいいのに、なんてちょっとおせっかいな事を思ってしまう。

 自然と私たちの視線がお互いの下腹部へ向けられる。私たちのお腹の中には、まだまだ人の形にはなりきっていない新たな命が日々成長して、私たちは無条件に深い愛情を感じてしまう。
 私たちのお腹には大家さんの赤ちゃんがいる。そのことが私たちの日常を充実感に満ちたものにさせてくれて、同じ気持ちを共有できている私たちの友情をさらに強いものにしているように感じられてすごく幸せに思う。

「三人共、卒業おめでとう」
「あ、先生っ!」

 私たちと比べると遥かに大きく膨らんだお腹を抱えて声をかけてくれたのは宮野先生、私たちの進むべき道を示して、私たちの人生の転機を示してくれた大切な恩師。先生のおかげでこんなにも早く妊娠することの悦びを感じる事ができた。本当に感謝しても感謝しきれない。

「先生は出産前の大事な時期なのに、大丈夫なんですか?」
「ええ、心配しないで。四人目だし、いつ産気づいても大丈夫なように旦那が控えてくれるから」

 先生の視線の先には大家さんと宮野先生の子供たち三人を本当に楽しそうに面倒を見ている先生の旦那さんの姿があった。
 宮野先生の旦那さんみたいな優しくて真面目なだけが取り柄のような人と結婚したら、何の心配もなく思う存分大家さんに種付けして孕ませてもらって何人でも赤ちゃんを産む事ができそう。

「まだ産まれてないのに『最低でも十人は産んでくれよ』なんて……もう、あの人ったら」
「愛されてますね。ごちそう様です」

 出産を間近に控えて本当に幸せなのか、普段学校では聞いたことのない旦那さんへの惚気まで聞かされて、一斉に笑い声をあげる。
 ひとしきり笑った後で、淑子がしみじみと振り返るようにつぶやく。

「それにしても、本当に今年はいろんな事があったわね」
「そうね、まさかこの歳になって……想像もしてなかったわ」
「ええっ、そうね。でも、おめでたいことだからいいんじゃない?」

 そう、確かに一番大きな出来事は私たちの妊娠だったけど、一番驚かされた出来事は……やっぱりアレかな。

『私たち新規採用された看護師の母親の同時妊娠』

 これに尽きるわね。





 私たちの採用が確定して一ヶ月、初めての妊娠に私たちの身体になんとか慣れてきた頃、新規採用された私たち看護師の家族を、職場見学を兼ねて大家さんが招待して懇親会が行われた。
 初対面の私たちの家族はそれぞれの家族と挨拶を交わして娘たちの看護師として、そして大家さんとの間に新たな命を産み続ける牝奴隷としての新たな人生のスタートを祝う笑顔の絶えない懇親会になった。

 それに新設の個人経営の産婦人科医院とはいえ、大家さんを筆頭に資金力も結構豊富で設備も充実してて総合病院を経営している淑子のご両親の矢島夫妻からの評価も非常に高かったし、現役の看護師である私のお母さんも『良い病院に採用されたわね』なんて祝福してもらえた

 もちろん懇親会には『聖マリア』の家族も招待されてて、初めて凛たちのご家族とも会って挨拶することもできたし……それにしても、凛のお母さんって若くてすごく綺麗な巨乳で、凛の日本人離れしたスタイルってアメリカ人の祖母譲りなのかと思ってたけど、どうやら純粋な日本人のお母さん譲りのスタイルだったみたい。

 そんな和やかな懇親会の中で、大家さんがサプライズを用意してくれていた。
 私たちの妊娠と採用のお祝いのパーティも兼ねてということもあって、病院のオーナーである大家さんは私たちの家族ひとりひとりに丁寧に挨拶にまわっていたんだけど、特にお母さんたちに一通り挨拶を終えたとき、不意にこんなことを言い出したのよね。

「さすが美人な娘さんを産んだだけあって、皆さんお若くてお綺麗ですね」
「そんなこと……」
「いえいえ、肌もお綺麗ですし、おっぱいもお尻のラインもキレイです」

 大家さんのストレートな褒め言葉にお母さんたちは恥ずかしそうにしながらもまんざらでもない表情で頬を染めて喜んでいた。

「特に加賀美さんのお母さんのおっぱいは見事ですね」
「あら、そんな……んんっ!」
「まだまだたっぷり母乳を絞り出せそうだ」
「ああん、激しいっ、んんっ!」

 大家さんは凛のお母さんの背後に廻ると、腕を前に廻してブラウスの前を掴むと無造作に左右に引っ張ってブラジャーに覆われていてもわかる巨乳をあらわにした。
 そのまま、ブラジャーのフロントホックを簡単に外すと、凛のお母さんのおっぱいがぶるんと震えて全員の目の前に晒された。

「まぁ、加賀美さんの奥さん……素晴らしいわ」
「ええ。大きいのに張りがあって、まだまだ乳首の色も色素が薄くてキレイだし」
「ああんっ、だめぇ、乳首だめぇ、そこ、弱いのぉ」

 懇親会の参加者の前でおっぱいを激しく揉まれながら、すぐに反応して硬くなった乳首を大家さんは遠慮なく指でこねくり回す。

「感度も良いですし、張りも柔らかさも素晴らしいですよ」
「ああっ、あ、ありがとう、ございます、んっ、むっ」

 お礼を言おうとして背後に振り向いた凛のお母さんは大家さんに唇を奪われた。むき出しの巨乳を激しく揉まれながらぴちゃぴちゃと舌と唾液の絡まる音がすごくイヤらしくて、思わず見惚れちゃった。

「ん、なかなか良いですよ。どうですか、皆さんももう一人くらい産んでみませんか?」
「えっ!」
「皆さん、まだまだお美しいですし、私としては是非娘さんと同じように孕ませたいのですが」

 凛のお母さんとのキスを終えた大家さんは、目の前で食い入るように見ていた他のお母さん方にもそんなことを言い出して……その言葉に一番驚いたのは、もちろんお母さんたちだった。
 大家さんの一言にまるで愛の告白を受けたかのように顔を真っ赤にして嬉しそうに俯いて、でも今さらこの年齢で妊娠なんてという恥ずかしさと、でも大家さんの赤ちゃんなら是非妊娠してみたいという気持ちもあるし、と複雑な心境だったみたい。
 でも、こんなときに頼りになるのは私たち娘じゃなくて、長年夫婦として連れ添ったお父さんたちだった。表面上は迷っているように見えるお母さんたち、でも既に大家さんの赤ちゃんを妊娠している私たちにはバレバレだった。お母さんたちも女であり、牝だもの、大家さんの赤ちゃんを妊娠したいに決まってる。
 お母さんの本心を察したお父さんたちは、お母さんたちが望むだろう言葉をかけて背中を押してあげた。

「一人と言わず、何人でも、産めるだけ産むといいんじゃないか?」
「私も久々に子育てをしてみたくなったよ」

 そんなお父さんたちの言葉にお母さんたちは嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
 だけど、私のお母さんだけは独身だったので他のお母さんと違って落ち着かない視線を私に向けてきた。ここは私の出番かな?

「絢子、お母さんは……」
「大丈夫!」
「え?」
「大丈夫だよ。お父さんならきっと天国でお母さんの幸せを願ってるから。きっと『大家さんの赤ちゃんを沢山産んで、幸せになってほしい』って思ってるよ」
「そうかしら……」
「そうだよ。私も一杯産むから、お母さんも妊娠して、二人でお父さんの写真の前で『幸せだよ』って報告しようよ」

 それでも逡巡するお母さんだったけど、先にご主人に説得されたらしい菜実と淑子のお母さんがフォローしてくれた。
 曰く『娘たちと一緒に、母娘揃って一緒に大家さんの赤ちゃんを妊娠しましょうよ』って。私のお母さんも本音のところでは妊娠したいって思ってたみたいで、二人の説得についに嬉しそうに頷いた。

 それからすぐにお母さんたちの種付け孕ませセックスの準備が整えられた。それぞれのお父さんたちにはビデオカメラが渡されてカメラマンをしてもらうことになって、私たち七人のお母さんが全員が私たちの採用試験と同じように下着だけを脱いだ姿で四つん這いになって大家さんの前に並んでいた。
 並んだ順番は私たちの採用試験と同じ順番ということになったので、お母さんが真っ先に妊娠できるかもしれないと思うと嬉しさが込み上げてきた。

 ちなみに、私のお母さんを含めてほとんどのお母さんはビジネススーツかワンピースだったけど、菜実のお母さんだけは日舞の先生ということもあって和服姿だった。
 スーツとワンピースのお母さんはスカートをまくり上げられ、和服姿の波のお母さんは和服の裾をまくりあげられて下半身が露わにされている。

 もちろん、私たちのような若さ溢れる弾けるような肌艶はないけれど、年齢を重ねた柔らかさと緩さを兼ね備えた身体はまた別の魅力に溢れている。
 それに、菜実のお母さんは日舞の師範として、淑子のお母さんは副院長ながら現役の医師として、私のお母さんは現役の看護師として、それぞれの職場や舞台で忙しく活躍していることもあって適度に引き締まったスタイルの持ち主だった。
 さっきの大家さんのお母さんたちへの称賛もあながち社交辞令だけとは言えないかも。

 採用試験での私たちを思い出しているのか、大家さんはじっくりとお母さんたちの身体を確かめるように触っていく
 私たちほど張りのあるお尻ではないけれど、その分包み込むような柔らかさの尻肉の間にちんぽを挟んで軽くしごく。お父さんたちとはお尻を使ったセックスの経験がほとんどないお母さんばかりなのか、お尻に挟まれた大家さんの硬くて逞しいちんぽの感触にお母さんたちはどんどん欲情して、ちんぽを擦られる度に誘うようにお尻を振り始めた。

 そんな風に大家さんが種付けの準備を整えていき、一番最初に膣内射精されるのは私のお母さん。唯一お父さんがいない事もあって、他のお父さん全員が集まって、私のお父さんの代わりにお母さんの久しぶりの子作りセックスを撮影しようと頑張ってくれているみたい。
 そのカメラ越しの視線を感じているのか、お母さんの顔がだんだんと紅潮して、興奮していくのが私にもわかった。

「んっ、見られてる、こんなに一杯、男の人に、二十年ぶりの子作り、見られちゃうっ」

 六台のビデオカメラ越しの視線を感じているのか、お母さんが私が初めて見せた羞恥と興奮に染まった顔が六台のビデオカメラに収められていく。
 その間も、大家さんは勃起したちんぽをお尻の肉に挟んで擦り続けていて、ときどきおまんこの入り口に先っぽだけを挿入して焦らしたあげくに抜いてみたりとお母さんの表情が歓喜から落胆へところころ変わるのを楽しんでいた。

 それでも、数回そんなことを繰り返せばお母さんも我慢の限界を超えてしまう。何より私のお母さんは他のお母さんと違ってこの二十年、子作りどころか、セックスそのものを出来なかったのだから。
 その結果、大家さんが何度目かのちんぽの先っぽを挿入した瞬間を見計らって、タイミングを合わせて、腰を押し付けて根本まで一気に挿入してしまった。

「ああっ、ちんぽ、久しぶりの生ちんぽが、まんこにっ、ああっ、いいっ、もっと、もっとぉ」

 お母さんが狂ったように腰を振り始めて、大家さんも仕方ないなとばかりに、お母さんの腰を掴んで、本気で腰を振り始めた。

「あひっ、いいっ、ちんぽ、いいっ、孕ませてっ、膣内射精してぇっ」

 ちなみに、懇親会の最初に大家さんが招待した私たちの家族全員を前に挨拶をしたとき、私たち全員を孕ませたことを発表した。家族みんなが私たちの妊娠を喜んでくれていたけれど、私のお母さんだけは嬉しそうにしながらも、どこか羨ましそうに私のお腹を撫でていた。
 多分、私一人だけ妊娠して以降、妊娠の機会がまったく無かった事、今日まで無駄に排卵し続けたことを悔やんでいたのかもしれない。
 だけど、大家さんのおかげでお母さんは今から妊娠できる。久しぶりの膣内射精される精液の感触が味わえることに、想像以上に興奮じてるみたい。

「ああっ、ちんぽ、ちんぽが膨らんでるっ、私の膣内で、弾けるっ、だ、出してぇっ」

 お母さんが四つん這いのまま、膣内射精されそうになっている事を感じて、身体をくねらせて悶えている。
私は今まで『母親』であるお母さんしか見たことは無かったけど、『牝』であるお母さんを見るのは初めてで、でも『牝』として本能のまま、孕もうとしているお母さんはキレイだったし、看護師としても、牝奴隷としても、ますます尊敬の思いを抱くようになっていた。

「いっ、イッてぇ、膣内射精して、受精させてぇっ!」

 そして、ついにお母さんが二十年以上ぶりに感じる最高の瞬間が訪れる。大家さんが大きく腰を振って叩きつけた瞬間、パンッという腰を叩きつける音と同時にお母さんの腰を思いきり惹きつけtまま止まり、そのままビクビクと腰を震わせた。

「うっ!」
「ああっ、出てるっ、膣内射精っ、精液、危険日まんこに出てるぅっ、卵子、受精しちゃうっ」

 優れた牡である大家さんにお母さんが孕まされる、血の繋がった実の母娘が妊娠させられたという事実……こうして大家さんに出会えた幸運に感謝するしかない。
 だから、お母さんが膣内射精の余韻に震えながら『あなた……私、また子供が産めるの。絢子の次の子供を……嬉しいでしょう』なんて、お父さんが死んでからまったく使われなかった子宮のあるあたりを撫でている様子は、今まで見たことのない感動的な姿で、つい貰い泣きしちゃった。
 もし、お父さんが生きてたら、私の子供とお母さんの子供を可愛がってくれただろうなって思う。

 それから、私たち娘が順番に梨緒さん仕込みのフェラチオで大家さんのおちんちんを勃たせては、ベッドに並んでいるお母さんたちに何度も何度も膣内射精してもらった。
 肌のきめ細やかさとか、おっぱいやお尻の張りとか、若さという意味では私たちに太刀打ちできないお母さんたちだったけど、その分経験や技術でカバーして様々な体位で大家さんにちんぽから精液を搾り取るように何度も膣内射精させていた。

 例えば、淑子のお母さんはビジネススーツのタイトスカートを捲り上げて、正常位で膣内射精されたとき……。

「くっ、これは……」
「ふふっ、どうですか、経産婦の子宮口は?」
「柔らかくて素晴らしいですよ。まるで口で吸われてるみたいですね、おっ」

 三人の息子、一人の娘の四人の出産経験のある淑子のお母さんは久々の本気の子作りセックスで絶対に妊娠しようと積極的に大家さんのちんぽを奥まで受け入れていた。

「ええ、すっかりこなれた子宮口から大家さんのちんぽからザーメンを搾り取ってあげますから」

 淑子のお母さんは今回の女性の中では一番多く子供を産んでいるだけあって余裕があるのか、結構激しく動いている。産婦人科ではないものの、総合病院の副院長をしているだけに医学的な知識もあるし、さらに少しでも妊娠の確率をあげようとしているのか、言葉でも何度も子宮口を積極的に攻めるように誘う台詞が多くてさすがって感じだった。

「うっ」
「ふふっ、出てるわ、子宮口にくっついたまま、膣内射精して……絶対、孕んじゃうわね」

 ビジネススーツのまま、射精の瞬間に腰に廻された両脚の足首を絡めて、しっかりホールとしたまま精液を全て受け入れようとする様子には感心してしまった。

 あと、菜実のお母さんは元々名家のお嬢様だったからキス以上の相手は旦那さん以外いなかったみたいだけど、そんな貞淑なお嬢様だった菜実のお母さんにすればセックスは淡泊なもので、そんな事情を撮影していたご主人に聞いた大家さんは菜実のお母さんは荒々しく犯すようにして孕ませることに決めたらしい。

「あんっ、すごいっ、届くのっ、奥まで届いちゃってるのぉ」

 和服姿のまま裾を捲り上げられ、襟元を乱されまるで縄で縛られたように強引に露わにされたおっぱいを背後から揉まれながら、ベッドに抑え付けられ、俗に言う寝バックの体位で犯されていた。
 髪の毛は乱れ数本が口の中に咥えられている様子は、まるで貞淑な和服姿の人妻が無理矢理犯されているようようにしか見えない。
 だらしなく開かれた両足の間で、大家さんのお尻が激しく振られている。

「ああ、こんな体位、恥ずかしいっ、ひぃっ、こ、こんな奥までぇ」

 大家さんのちんぽが菜実のお母さんの子宮を押し上げているみたい、寝バックっていう普通の後背位よりも挿入しにくい体位なのに。

「だめぇ、子宮、ぐりぐりしちゃ、だめぇ、開いちゃう、子宮、開いちゃうっ」

 大家さんが腰を廻すように動かすと、菜実のお母さんは悲鳴のような甲高い声をあげて、背中を反らすように反応してしまう。

「こ、こんなの、初めてぇ、主人じゃ、届かないのに、いいのっ、いいのぉっ」

 背中を反らせたまま、菜実のお母さんが身悶える。和服の襟元から絞り出されたようなおっぱいの素肌が摩擦でなのか、興奮でなのか、真っ赤に染まっていた。

「出すのねっ、そんな奥で、主人でもできなかった場所で、膣内射精するのねっ」
「旦那の前で孕ませてやるよ、奥さん」
「そ、そんな、嬉しいこと、言わないでぇ、子宮が、孕みたくて、震えちゃうっ、ああーっ!」

 菜実のお母さんを背後から覆いかぶさって、押さえつけたまま大家さんが膣内射精を始めた。容赦ない膣内射精に菜実のお母さんは愛するご主人の前で大家さんの赤ちゃんを妊娠できる事に歓喜の声をあげて失神してしまう。
 菜実のお父さんはセックスで失神するお母さんを始めてみたみたいで、すごく興奮したのか撮影しながら射精してたみたい。勃起してたのにズボンの見た目があんまり変わらなかったから全然気付かなかったけど……。
 ふと菜実を見ると視線が合って、菜実も苦笑してたから私と同じように感じてたみたい。

 それから、凛たち聖マリアの採用者のお母さんたちも同じように子作りセックスをしてもらって、その結果、お母さんたち全員がめでたく揃って妊娠したわけで、来年には私たち含めて、採用試験まで指導してくれた矢島総合病院の医師や看護師、職員と出産ラッシュになる事が確定しちゃってるし……この調子だと、早速、私の勤務する事になっている産婦人科医院は大忙しになりそう。
 妊娠検査薬で陽性反応が出たときのお母さんたちの喜びようだと、きっと一人産んだくらいじゃ満足しないだろうなぁ、なんて考えていると声をかけられた。

「絢子、菜実、淑子、卒業おめでとう」
「来てくれたのね。ありがとう」

 声のした方に顔を向けると、そこには既に昨日卒業式を終えた凛たち四人、聖マリアを卒業した面々が揃っていた。
 これから同僚として働くメンバーが勢揃い。これから看護師として、さらに牝奴隷として大家さんの赤ちゃんを次々妊娠、出産しながらがんばらないとね。

 私たちの新たな生活はこれからスタート、今までは立派な看護師になれるよう勉強に頑張って看護師になることが出来た。これからは看護師としてだけでなく、妊娠に出産、育児にも頑張らなくちゃ!





 ……って、ここでこの話は終わりかな。と、思ってたでしょ?

 実は卒業から数か月後、さらに驚かされる出来事があったの。
 それは私たち看護師全員が安定期を迎えて大きくなり始めたお腹を抱えての看護師の仕事に苦労しながらも日々近づいてくる出産への悦びに充実した毎日を過ごしていたある日の事。
 この病院のオーナーである大家さんが、私たち病院の全スタッフに大切な連絡事項があるので診療時間が終了した後で集まって欲しいというものだった。
 そんな事情もあって、病院の事務室には医師、看護師、職員の全員が集まっていた。ちなみに今日非番だったスタッフも全員揃っていて、凛と小雪は私服だった。
 ちなみに、私たち看護師が身に着けているナース服は妊娠している期間専用の制服で、マタニティドレスに近いゆったりとしたデザインなんだけど、動きやすくて看護師だけでなく、医師や職員の間でも評価は高い。
 もちろん妊娠しているときに着る制服があるということは、妊娠していないときに着る専用の制服も用意されていて、病院が開業したときには既に妊娠していた私たちはまだ着たことがない。
 ただ、やっぱり制服って普段着るものだからすごく気になって、みんなで大家さんにお願いして一度見せてもらった。

 大家さんは私たちのお願いを聞いてくれて、その制服を見せてくれた。
 制服は『危険日』と『危険日以外』の二種類用意されていた。まず『危険日以外用』の制服は私たちが見慣れた普通のナース服に近くて、でもスカートが凄く短くて、股下数センチしかない。絶対に守らないといけない制服の着用ルールで、診療時間中は下着を着けてはいけないことになっているのでちょっとした動きでおまんこもお尻も丸見えになってしまう。まぁ、おまんこの毛とか綺麗に剃ってるので恥ずかしくはないんだけど……私も小雪みたいに永久脱毛しちゃおうかなぁ。
 そして、なんといっても『危険日用』の制服は文字通り最も妊娠しやすい危険日の前後五日間だけ着用する制服だけあって素晴らしい制服だった。

 まず目立つのは、おっぱいのところは切り抜かれてて、いつでも揉んでもらったりできるし、乳首だって吸ったり舐めてもらえることもできるし、パイズリだってできる機能優先のデザインだった。
 もちろん『危険日用』だけあっておっぱいだけでなく、おまんこだっていつでも使えるようにスカート部分の裾は短い、というよりも普通に制服を着てもお尻は半分丸出しだし、前はスリットが入っていてちょっとした動きでひらひらと動くので、前から見ればおまんこも丸見えなの。
 ちなみに『危険日用』の制服を着るときは、下腹部に『種付中』『排卵中』とか書かないといけないことになっているので、おまんこが丸見えなのはすごく便利だったりする。
 さすが大家さんがデザインを考えただけあって機能的で素晴らしいデザインの制服よね。出産後に最初に迎える危険日が今からすごく楽しみ。

 ま、それはそれとして……こうして集まると、周りにいる看護師全員のお腹をつい見てしまう。

「さすがに最近は『妊娠してる』って実感が大きくなったわね」
「うん。でも、おっぱいが大きくなったのはちょっと嬉しいかな?」
「あれ、ちょっとだけなの?」
「もう、いいじゃない。本当はちょっとじゃなくて、すごく嬉しいですっ、はい、これでいいんでしょ?」
「そうそう、人間素直が一番よ」

 談笑していると大家さんが事務室に入ってきた。スタッフ全員が揃っていることを核にすると笑みを浮かべた。
 毎日、何人もの女性を孕ませようと忙しく種付けされているというのに、そんな忙しさや披露を少しも表に出さないだけでも尊敬に値するのに、ときどき訪れる初診の女性も積極的に孕まるのを何度か見たし、本当に大家さんは男性として……ううん、多くのメスを孕ませるという本能のままに行動する最高に素晴らしいオスだと思う。

「お待たせしました」

 ちなみに現在のスタッフは、医師と職員の皆さんは病院が開業する直前に出産しているので今はお腹はすっきりしていて次の妊娠待ちの状態で、私たち看護師は同時に妊娠している。それぞれお腹の膨らみ具合が違うところがやはり妊娠を経験してみないと知ることができなかったと思う。

「さて、看護師の皆さんは安定期を迎えて無事赤ちゃんも成長しているようですね」
「はい、ありがとうございます」
「まだ数ヶ月先ですが、看護師の皆さんが出産ということになると、出産予定日がほぼ一緒ですので看護師不足ということになります」

 そう、医師と職員の皆さんは開業前に出産しているので問題は無かったけれど、私たちは妊娠した時期が時期なので開業後の出産になることは確実だった。
 そうすると、この病院で動ける看護師がいなくなってしまう。そのことが何より心配だったんだけど。
 そんな私たちを前に、大家さんは事務室のドアの向こうへと声をかけた。

「実は既に対策はしてあります。皆さん、入ってきてください」
『はいっ』

 大家さんが声をかけると、ドアを開けて数人の女性が事務室に入ってきた。全員が看護師の制服姿で……ただ、その入ってきた数人の女性の中に見知った顔を見つけて思わず唖然としてしまう。

「彼女たちが皆さんの交代要員として正式に採用された看護師の皆さんです」

 しばらく声もあげられずにいた私だったけど、状況を理解した瞬間、思わず驚きの声をあげてしまった。

「ええーっ、なんで?」
「やほー、絢」
「ふふっ、驚いた?」

 そこに並んだ看護師姿の全員に私の見覚えのある顔が並んでいた。
 その四人は……尚美、織江、麻由美、礼子は看護学校時代に仲の良かった四人。さらに私たちが知らない顔が二人いたんだけど、そっちには凛たちが驚いて声をかけていたから凛たちの顔見知りじゃないかと思う。
 そして……私も驚いたけど、それ以上に淑子があまりの驚きで呆然としている原因の女性が一人含まれていた。

「な、なんで理緒さんがっ?」

 私たちに妊娠指導をしてくださった矢島総合病院の看護師、理緒さんが満面の笑みを浮かべていた。Vサインなんかして、イタズラが成功したみたいにそれはもう最高に良い笑顔で。

「実はね、円満移籍っていうか……矢島総合病院で産婦人科を増やすって話は聞いてる?」
「はい、確か検討中って聞いてましたけど」
「そう、それが決定したの、開設は来年の春よ。それで、産婦人科の看護師長に内定したのが私なの」
「ええっ」

 つい先日、長女を出産したばかりの理緒さんは出産前とは比較にならない柔らかな笑顔で微笑んだ。
 一方、私は四人に詳しい話を聞こうと歩み寄る。彼女たちも私たちの驚いた様子にイタズラが成功したように嬉しそうに微笑んでいて……あれ、卒業してから会っていなかったけど、なんだか急に大人っぽくなったというか、艶やかになったというか。

(あれ、ちょっと待って。さっき大家さんが正式採用って言ってたような……ああっ、もしかして!)

 その考えが頭をよぎった瞬間、彼女たちの着ている制服が『妊娠しているときに斬る制服』であることに気付いた。

「もしかして、尚美たち……全員妊娠してるの?」

 私が確信をもって声を上げると、四人共全員が揃って笑みを浮かべた。

「あは、バレたか。実はね、宮野先生に声をかけられてね……私たちも採用試験を受けたの」
「絢たちもこれから揃って出産するでしょ?」
「それはまぁ、そうだけど」
「それに、これからも妊娠出産を繰り返すわけだから、交代要員ってことでね」
「私たちも全員が無事妊娠して正式採用が決定したの。これからは同僚になるから、よろしくね」

 なんて、あっけらかんと説明されて。でも、卒業式以降数ヶ月だけど、会うことのなかった友達とこうして再会できたことは素直に嬉しかった。
 病院のスタッフまでこんなに手厚い対応をしてもらえるし、これから看護師としても、大家さんの牝奴隷として、子作りに育児にと充実した毎日を過ごすことができそう。
 お母さんに憧れて幼い頃からの看護師になるという夢も叶えて、さらに仲の良い友達や尊敬すべきお母さんと一緒に、大家さんの赤ちゃんも妊娠できたし、それにもう少しで出産まで経験できる。
 看護師として、女性として、これからの私はどれだけ成長できるのか……こんな充実した毎日を過ごすことができるなんて、本当に素晴らしい事だと思う。

 女に生まれた事もだけど、大家さんの牝奴隷になることが出来て本当に良かった。

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