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(亜哉子)昨日は ありがとね。(百音)ううん。
未知は ちょっと 真面目すぎるっていうか柔らかさが足りないわね。
私に似たのかなぁ。
まあ そうかもなあ…。
性格の系統で言えばお父さん こごお母さん みーちゃんって感じだもんね。
未知 昔は う~んと甘えん坊だったのに。
何か最近 一人で このうち背負って立つんだみたいな。
何だろうね。
(鈴の音)
意地になってるみたいで…。うん…。
頑張ってんだよ。
そうね。 本当そう。
(未知)あっ。あっ。何。
ううん バーベキューも はっと汁もおいしかったねって 話 してたの。
違うでしょ。(2人)ん?
盆船? 飾る?
ああ そこのお花も入れてくれる?
燃えないのは 駄目よ。分かった。
ねえ この きんつばって 燃えっかな?
おばあちゃんだって花より きんつばがよくない?
(笑い声)何?
未知は 本当 甘いもの好きね。おばあちゃん譲り。
ああ おばあちゃん みーちゃんにいっぱい チョコとか あめとかあげてた。
それも もらっちゃう?いいかな?どうかなあ…。
聞いてみたら?
おばあちゃん これ もらってもいい?
お好きなだけ どうぞ。
(高い声で)いいよ。(笑い声)本当に?
どうかな… いいかな…。(高い声で)いいよ。
えっ そんな感じ?うん。おばあちゃん?お姉ちゃんは?
私は いいよ。(高い声で)う~ん… 駄目。駄目?
駄目だって。駄目なの!?うん。
駄目だ…。駄目だって。(笑い声)
♪~
♪「ヤジロベエみたいな正しさだ」
♪「今この景色の全てが」
♪「笑ってくれるわけじゃないけど」
♪「それでもいい これは僕の旅」
♪「昨夜の雨の事なんか覚えていないようなお日様を」
♪「昨夜出来た水たまりが映して キラキラ キラキラ」
♪「息をしている」
♪「高く遠く広すぎる空の下」
♪「おはよう 僕は昨日からやってきたよ」
♪「失くせない記憶は傘のように」
♪「鞄の中で出番を待つ」
♪「手探りで今日を歩く今日の僕が」
♪「あの日見た虹を探すこの道を」
♪「疑ってしまう時は 教えるよ」
♪「あの時の心の色」
(耕治)三生!
(三生)居心地 悪くて…。
ヒデさんとは 顔合わせたのが?一瞬。
じゃあ その格好は見てんだな?
で スルーが。
逆に 怖くて…。
でも 本当 子供が おっきくなるとバーベキューみたいなああいう楽しいことをやらなくなっちゃうね。
そうだね。 久しぶりだったね。
うちって 夏は いっつも人がワイワイしてたのに。
おばあちゃん 人気だったもんねお客さんに。
ああ 思い出しちゃった。三生君や あんたたちの顔見ててまた子供の ああいう顔 見たいなあ~。
子供の顔が見たいなら学校の先生 戻ったら?
えっ?あっ 学校の先生は一度辞めちゃうと 難しいのよいろいろと。
教育委員会と けんかでもしたの?えっ?
あっ それだ お姉ちゃん。ん?
前から分かんなかったんだよお母さんが 先生辞めちゃった理由。
それだわ けんかしたんだ。
お母さん カッとなると あれじゃん。分かる…。
お父さん ぐうの音も出ないほど言い負かされるもんね。
ギッタンギッタンだもんね。まあ… やだな。
お父さんならまだしも人様相手に けんかなんかしないっちゃ。
おばあちゃんの介護が大変になってたし。
私も体力的に しんどくなったからよ。
さて もう行かないと。
盆船 あんたたち持ってきてよ。分かった。
おじいちゃん そろそろ盆船…。(龍己)ああ 行こうか。
ああ。
一緒に来い。
自分のおやじの仕事見んのも 悪くねえぞ。はい。
おはよう。おはようございます。
(明日美)おはよう!ああ スーちゃん 悠人君 おはよう。
おはようございます。(耕治)ああ おはよう!
(悠人)あれ? 三生?いや… 俺も さっき来たとご。
ヒデさんと話 したの?えっ… ああ…。
あれ? りょーちんは?ああ 今日 来られなくなったみたいなの。
仕事で何かあったとかって連絡来た。そっか…。
う~ん… 会えると思って気合い入れてきたのにぃ!
おはよう。おはようございます。
(耕治)じゃあ この辺で。
♪~
(耕治)案外 寂しく思ってたりすんのがな。おふくろ亡くなっても全然 変わんないがらさ。
そりゃあ さみしいわよ。
50年も連れ添ったんだから。
(耕治)でもまあ 覚悟はしてたが。最後 もう あんま分がんなぐなっちゃってたしな。
おばあちゃん 分かってたわよ。おじいちゃんと あなたのことは。
(耕治)ヒデさん おはようございます。(秀水)おはようございます。
どうも お世話になります。
盆船 お預がりしましょう。(耕治)あっ お願いします。ああ じゃあ これも はい。おう みんな。
(亜哉子)おはようございます。
♪~
(読経)
♪~
みんな どうもありがとうね。
そっか スーちゃんたちもう仙台に戻っちゃうんだ。
うん ごめん。 サークルの合宿があんの。忙しいね。
仙台来っこどあったら 絶対連絡してよ?うん する。
たまには 三生にも 連絡してあげてね。ああ… あれ…。
ん? そういえば 三生は?
えっ 帰るって さっき…。
お寺に?ううん 仙台。
(3人)えっ!?
何で 何にも言わないの?えっ 大学は?
とりあえず行くって…。(ため息)
で もう帰ったの?
何なんだよ。こっちは 結構 本気で心配してたのに。
いいよ もう ほっとご。何なら 仙台で会えるし。
お姉ちゃん?
ちょっと先帰ってで!
ごめん ごめん。(明日美)えっ どうした? モネ。ちょ… モネ!
三生…。
帰んのが。
はい。 とりあえず 大学に行きます。
(耕治)そうか。
でも 寺継ぐかどうかは まだ…。
(耕治)うん。
また しばらく 島戻んないんで…。
おやじと たまに話してやってください。
お前が言うな 偉そうに。
すいません。
なかなか 重いよな。
おやじが 人生懸けてきた仕事を継がねえって十字架はなかなか重い。
まあ お前んとごは寺だがら十字架じゃねえげどな。
笑えないっす。
でも まあ それも… 選ぶのは 自分だ。
頑張れ。
♪~
(亮)すいません。こっちです。はい。
すいません。
朝の5時ぐらいがら大騒ぎしてだみだいよ。
(新次)してないよ。すいません 俺 仕事で港行ってで…。
何で こごまで帰ってきてうぢが分がんなぐなっかねえ?
でも まあ 分がんなぐもなっか…。
息子さん 帰ってきてくれましたよ。おい りょーちんじゃねえかよ お前。
この地域の担当になって私 まだ 4か月だげどね。これで もう3回目。すいません。
病院には 行がれましたが?いえ…。
じゃあ 帰るか。 よし 立たせろ。
よいしょ。よいしょ。
ちょっと ちょっと。
こいづね 春がら 一進丸さ乗ってんですよ。
菊田っつう 俺の次ぐらいに腕のいい船頭に面倒見てもらってよ。
メカやマグロやら 釣ってんだよ。 なあ。
いい顔なったでしょう?これが漁師の顔だ。 な? ハハハハ。
いいから。何だよ お前 よう。
すいません お世話になりました。
すいませんでした。