@chablis777
シャブリ

---------------------------

----O----040---------
----k-----------------------------
----a-----------------------
----e------------------------------
----r-i-M-o-n-e--------------------------
-----------------------------------
---------------------------------------------------------------

(亮)おはよう。(百音)おはよう。
うわ 寒…。
ずっと勉強してたの?
ううん 波の音がすごくて起きちゃった。
何 都会の人みたいなごど言ってんの。
そっちは?
陸で寝るの久しぶりで 起きちゃった?うん。
足元揺れてないのが 逆に気持ち悪い。
フフ… うそ。ん?
全然 慣れないよ 船の生活。そっか…。
仕事きっついしさ 親方怖えし…。
おやじも そうだけどさ本当 漁師ってガサツな。
でもさ 海は嫌いになれないんだわ。
海に恨みはない。
うん。
♪~
♪「ヤジロベエみたいな正しさだ」
♪「今この景色の全てが」
♪「笑ってくれるわけじゃないけど」
♪「それでもいい これは僕の旅」
♪「昨夜の雨の事なんか覚えていないようなお日様を」
♪「昨夜出来た水たまりが映して キラキラ キラキラ」
♪「息をしている」
♪「高く遠く広すぎる空の下」
♪「おはよう 僕は昨日からやってきたよ」
♪「失くせない記憶は傘のように」
♪「鞄の中で出番を待つ」
♪「手探りで今日を歩く今日の僕が」
♪「あの日見た虹を探すこの道を」
♪「疑ってしまう時は 教えるよ」
♪「あの時の心の色」
そっか みーちゃん 水産試験場行くんだ。
(未知)まだ決定じゃないけど希望は出してて… 多分。
県職員の試験 いや 受かるとか すごいね。
(三生)すごい! ハハ。
じゃあ 俺ら 海仲間だ。 頑張ろうね。うん。
で? スーちゃんは 東京?
(明日美)逃がした魚はバカでかいからね!
(笑い声)魚?
(悠人)だから スーちゃんが東京行って何か こう… すごい活躍したりセレブになったりしたとすんじゃん。すんじゃん。うん。
で そん時 言い寄ってももう りょーちんなんか相手してもらえないよってごど。
ってごど。そう。(亮)ああ。
えっ でも 仙台行った時もんなごど言ってたよね。
は? えっ 何それ?私が 全然変わってないってごど?
悔しいよな!? 余裕でな!?
スーちゃん 見返してやれ!
い… 今は 色白のかわいい男の子の方が好きです!
(笑い声)
(亮)いいじゃん 東京。
スーちゃんは 都会が似合うよ。
俺だって 大学いる間に何かこう 絶対 何かでっかいごどやる!
坊さんなる前に。 フフフ。
坊さん なるんだ。ん?
まあ 寺の仕事は嫌いじゃないし。でも まだ。
寺って やっぱ 大事だしね。
でも そうだな…今は 好きなごどやったっていいよな?
(三生)おう…。
で 悠人は 島戻って 市役所だろ?え… うん。
地元愛 最高だよな。うん。
どしたよ りょーちん。
俺らは 親たちとは違うからさ。
俺は… おやじとは違うから。
過去に縛られたまんまで 何になるよ。
こっから先の未来まで壊されて たまるかっつうの!
俺らは俺らの 好き勝手やって 生きてく。
音楽だなんだってうちの仕事捨てたっていいし。地元好きなら 地元盛り上げんのもいいし。
大学行かずにさっさとやりたい仕事に就くのもいい。勢いで東京行ったっていい!
(亮)急に苦手な勉強 始めたっていい。
俺らが 前を向くしかないんだ。
♪~
(鈴の音)
(亜哉子)おばあちゃんに合格祈願?
うん。明日 朝早く出ちゃうから 今のうちに。
好きなことしなさいね。ん?
(亜哉子)おばあちゃんがね 昔言ってくれたの。仙台で結婚してしばらくして あなたができた時お父さん 単身赴任であっちこっち行ってたから一人で子育てするより島で暮らしたいって 私が言ったらね…。
島に来たいって お母さんが言ったの?
うん。 おばあちゃん「島に来てくれるのは 大歓迎だけど先生の仕事は 続けなさいね」って。
女が 自分の好ぎな仕事選べるなんてこの辺じゃながながでぎるごどじゃないのよ。
まあ おばあちゃんの時代はってことかもしれないけど…。
そうなんだ。
未知も。
おいで。
はい。甘いものあげとぎゃいいと思ってるでしょ。
私は 学校の先生もカキやホタテの仕事も民宿の手伝いも 全部好き。
今まで ずっと好きなことやらせてもらってきてる。
だから あなたたちも 遠慮しないでね。
うん。
まあ でも…成人式の写真ぐらいいつか撮らせてあげて。
おとうさん 自慢の娘たちの晴れ姿すっごく楽しみにしてんだから。
(2人)う~ん…。まあ いつか。
(亜哉子)え?いつかね。(笑い声)
モネは? どれ?私?
え~…。(未知)どう? これ。ピンクじゃん。
(笑い声)
一緒にピンク?(未知)うん。
(龍己)にぎやがだな。(耕治)ん? ああ。
う~ん… でも 全部いいね。
(亜哉子)全部いい? 全部着てみたら? もう。
♪~
よし… 行こ。
(物音)うわっ!
りょ… りょーちんのお父さん!大丈夫ですか?
(新次)おう おう… モネちゃん。
な…。何?何で… 何で また その…。えっ?
いやいや… 駄目です!はあ?駄目です!
いやいやいや。駄目です。違うよ。
俺 飲んでないよ。え?
ハハハ いやいや 滑ったの。ほら こご。
凍ってで。あっ…。
いやね 船 見に来たの。けあらしが すんげえきれいだったがら。
ああ…。
いや~ 今日は船 いっぱい出でいぐがら息子の亮の船も 出だがなあってちょっと見に来た。
何か いろいろ 悪がったね。いや…。
けあらし…。
蒸気霧っていうんです。
この時期は 海の水の方が暖かいから蒸発した水が海水面の近くで冷やされて 霧になる。
ほう…。
何で出っとが あんま考えだごどないげどいいよなあ。うん。
ん?
見て… つらくなったりしないですか?
海に恨みはねえがら。
りょーちんも同じごど言ってました。
そうが。
そうが。
♪~
気ぃ付けでな。
♪~
(菅波)5分たちました。
先生!はい。
あの 長く跳べばその オ… オス…。オステオカルシン?
うん …の分泌は 増えますか?それは分かりません。
先生!はい。
私 絶対に合格します!
(くしゃみ)おっ! あっ…。
すいません…。ああ いや…。
いつか子供たちがふと気付かせてくれるはずです。
春は 悲しいだけの季節じゃないよね。
(菅波)結構 でも 跳んでますよ。はあ…。


via Twishort Web App

Made by @trknov