■コメンテーターを置かない斬新構成に「イイね」の声も

 3月29日の番組スタート以来、視聴率低迷を続けている『ラヴィット!』だが、『THE TIME,』がスタートすることで、数字が改善するという報道もたしかにあった。

「1日の『ラヴィット!』の世帯視聴率は3.1%と、たしかにそれまでに比べたら微増しています。これは7月末の東京五輪開催時期以来の数字です。同じ時間帯の番組が五輪中継、五輪関連の情報をこぞって取り扱っている中、『ラヴィット!』は頑なにいつもと同じ放送を続けていた。

 それがスポーツに全く興味のない人に支持されて、その時期には『ラヴィット!』の視聴率が3%台に達する日もあったんです。久々の3%台となったわけですが、10月4日の視聴率は2.8%。また2%台に戻ってしまったんです」(前出の制作会社関係者)

 10月1日の初回放送では、安住アナが「今日が1回目の放送です。夏目三久さんの笑顔に負けないように、おじさん2人で頑張っていきたいと思います」と、夏目を引き合いに出して挨拶をした。

 また、スタジオ内には、気象予報士が常駐するガラス張りの部屋、新聞や雑誌などが並ぶ「コンビニエンススタンド」が配置された立体感のあるセット内を、安住アナをはじめとする出演者が動き回ってニュースを伝えた。

 初回放送には、安住アナと香川、ニュースを読み上げるアナウンサーは出演していたもののコメンテーターは置かず、テンポよく次々とニュースが報じられる番組の構成に、視聴者からは「コメンテーターが居ないのがイイね。時間つぶしの同じ話題コメントループにならないことを祈る」といった声も上がった。また、ツイッターのトレンドにも『THE TIME,』関連ワードが次々とランクインした。

 10月4日の放送もコメンテーターを置くことはなく、進行役の安住アナと宇賀神メグアナ(25)、ニュースを読み上げるアナウンサー、気象予報士らが的確にテンポよくニュースを伝える構成となった。

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