---------------------------
----O----103---------
----k-----------------------------
----a-----------------------
----e------------------------------
----r-i-M-o-n-e--------------------------
-----------------------------------
---------------------------------------------------------------
(未知)私は… ずっと 何してきたんだろう。
私は 何がしたかったんだろう。
(百音)みーちゃん。
東京 行ってみたいんじゃない?
♪~
♪「ヤジロベエみたいな正しさだ」
♪「今この景色の全てが」
♪「笑ってくれるわけじゃないけど」
♪「それでもいい これは僕の旅」
♪「昨夜の雨の事なんか覚えていないようなお日様を」
♪「昨夜出来た水たまりが映して キラキラ キラキラ」
♪「息をしている」
♪「高く遠く広すぎる空の下」
♪「おはよう 僕は昨日からやってきたよ」
♪「失くせない記憶は傘のように」
♪「鞄の中で出番を待つ」
♪「手探りで今日を歩く今日の僕が」
♪「あの日見た虹を探すこの道を」
♪「疑ってしまう時は 教えるよ」
♪「あの時の心の色」
「民宿再開するなら 息子を連れてまた ぜひ 島に行きます。 雅憲」。
ただいま。(亜哉子)おかえり 遅かったね。
何してたの?ごめん ちょっと しゃべってた。
未知 ごはん食べるでしょ?うん。
手紙?ああ うん。
昔 夏休みに よく来てくれてた子から返事が来たの。
雅憲君。 写真あったと思うけど…。
あっ これ。 ほら 雅憲君。
へえ~。
この島では民宿を営む人たちが中心となり島の里親制度というものをやっていました。
学校や家庭になじめない子供たちを夏休みの間 預かって島の暮らしを体験してもらうことで少しでも心がホッとできたらいいねという取り組みでした。
(雅憲)頂きます。は~い たくさん食べて。
おいしい!
うれしいね こうやって また来たいって。ねっ。
未知 大丈夫?うん。
よかったね。うん。着替えてくる。
℡あっ はい… はい。
はい 永浦です。
はい。 ああ 事務長さん。 ええ。
はい…。 え?
カキ棚 直さないってどういうことですか?
今 漁協の事務長さんから聞いてもう びっくりして。
何で 私だけ知らないんですか?
(龍己)いやいや 耕治がいる時一緒に話そうど思ってだんだよ。
悪がったな ハハ。
耕治さんと2人で決めてたんですか?
ああ いやいや 俺が決めだんだよ。耕治は この 資金繰りの計画何度も立ででくれでだ。
じゃあ どうして…。
いや~ 俺は この永浦水産は俺の代で終わっていいど思ってんだよ。
おじいちゃん…。
(龍己)養殖業は 今 どごも十分に頑張ってる。
もう俺が しょって立づ必要も もうねえしこごは 俺の代で終わっていい。
ちょっと待ってください。いつから そんなこと考えて…。
私が 継ぐよ。
未知…。
何言ってんの おじいちゃん。
そもそもそのつもりだったんじゃないの?みんなだって私が継ぐと思ってたでしょ?
いや そうど決めでだわげでねえぞ。
だって 水産高校行って 水産試験場だよ?
いずれ うちの仕事はなんとかしようと思ってるよ。
みーちゃん あんた 研究が好ぎだろう。ええ?
新しいものを探す研究ど実際に育でで 出荷する生産どはねえ 同じ水産物を扱ってでも 違うだろ?
みーちゃんもそれは よ~く分がってると思うよ。
そんなの いいんだって。
とにかく継ぐよ。
分かった。 とにかく 分かりました。
カキの養殖 私が 続けます。
(亜哉子)細々とでも大丈夫よ。
その間に いろいろ 方法を見つければいいじゃない。 ね?
うん。 亜哉子さん。
亜哉子さんは子供に関わる仕事がしたいんでねえのが?
え?
雅代が 2週間ぐらい子供を預がったああいうのがしたいんでねえの?
おじいちゃん どうして急にそんなこと…。
あんたが あん時 雅代の介護で学校の先生を辞めなげればならながったの。
それが 心残りだったんでねえのが?
違います。
おじいちゃん そんなふうに思ってたの?
違います。おばあちゃんのせいなんかじゃない。
本当に 違います。
私が 教師を辞めようと思ったのは…。
まあ… まあ この話は ちょっと置こう。悪がったな。
何か つまんねえこと言っちゃったな。
大丈夫 私がなんとかする。
そもそも おじいちゃんが 何であんなごど言いだしたのか 分かんない。
私が いんのに。
でも おじいちゃんが言ってたことはそのとおりなんじゃないの?
みーちゃんは 研究の方が好きって。うるさいな。
お姉ちゃんには 関係ない。
関係なくはないよ。じゃあ 何?
お姉ちゃんが おじいちゃんのカキ継ぐ?
継げる?
私には できない。
お姉ちゃんは いいね。
自分の本当にやりたいごど見つけて仕事にして。
こっち戻って 好きな人とも 仲よくて…気持ち通じ合ってて 結婚も…。
最高だよね。
全部 順調じゃん。
全部 持ってんじゃん。
私の気持ちなんか 分かるわけない。
待って。
聞くから。
全部 思ってること全部言って。
言ってほしい。
分かんないのは 私だよ。
私 何を選んだらいいの?
研究? うちの仕事?
亮君。
ごめん 駄目なの。
もう頭の中 グチャグチャ。
♪~
おはよう。(耕治)おお…。どうしたの?
何だ早えな。
うん 港に けあらし出てるみたいだから。ラジオで言おうと思って。
ああ そうが。 確かに寒いもんな。
大丈夫?ん? 何が?
いや…。ああ… ああ しまった。 ばれたが。
お父さん 吹けばいいのに。
いや… もう 音出ないよ。
決めんのは 自分だ。
でも 俺の決断は 正しがったのがなあ。
仕事 ちゃんと認められてんじゃない。部長さんとか すごいよ。
アハハハ 娘に直球で言われっと何か うれしいな。
音楽とが 経済とが 間違ってねえ。
うん。
ただな…。
ハハハ 早ぐ行ぎなさいよ ほら。
けあらし 消えちゃうよ。うん。 じゃあ 行ってきます。
おう 行ってらっしゃい。
みんなが 誰かのためを思って 迷ってる。
苦しいね。