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今回は「前半一括二倍、後半一倍型」ボスにおけるHP減少の様子を説明します。
前回の記事にも書きましたが、
改めてタイプ分けの内容、説明用画像などについてを置いておきます。
【ボスの劇毒ダメージの入り方、5タイプ】
「劇毒ダメージが1回発生した時、どのようにHPが減少するか」で分けています。
劇毒ダメージが1回発生した時のダメージ量=「最大HPの10%+固定値」です。
これを基準に、1回のダメージ量が何倍分か、
またどのタイミングでどれだけの量が入ったかを見て分類しています。
・一倍型…1回につき1倍のダメージが入る(通常の劇毒の仕様)
・一括二倍型…1回につき2倍のダメージが入る
・分割二倍型…1回につき1倍入るが、前半に入れたのと同じ量のダメージが後半HPにも入る
・前半一括二倍、後半一倍型…前半は1回につき2倍、後半は1回につき1倍のダメージが入る
・入らない、または極めて入りにくい…HPゲージ上で劇毒ダメージが入った状況が見られない
【説明用画像について】
ゲーム画面下にあるボスのHPゲージには、残りHPに対応した白マークがあります。
ダメージが発生して白マークが移動した先の地点を、クリップから抜き出して重ね、
劇毒ダメージ1回分の減少量が1枚でわかるような画像を作ってみました。
劇毒の蓄積はローリングのみで行い、武器のダメージが入る攻撃は入れていません。
あえて武器でダメージを入れた際は、その旨を記載しています。
※検証時:劇毒値57 / カンスト周回 / ソロ
※武器ダメージとは内臓攻撃と銃を含めた、ボスHPゲージ上に数字の出るものです。
※変身型ボスは、第一形態を「前半」、第二形態を「後半」として書いてます。
※現在検証済は本編とDLCボスのみです。
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■前半一括二倍、後半一倍型 / ゴースの遺子
前半は「メルゴーの乳母」と同じく1回で2倍の劇毒ダメージが入り、
後半では1倍となるボスです。
よって「前半一括二倍、後半一倍型」としてます。
このタイプは他の形態変化のあるボス(聖杯は未検証)には見られず、
「ゴースの遺子」のみで確認できます。
【検証パターン①】
・劇毒×5回
・変身なし
劇毒ダメージのみを入れたパターンです。
通常変身するはずの残りHPとなっても変身しないまま、
後半戦なしに5回の劇毒ダメージで撃破可能です。
1回で「最大HPの10%+固定値」の2倍のダメージが一度に入っていると考えられます。
【検証パターン②】
・劇毒×4回+武器ダメージ[1534]×2回
・変身あり
変身するパターンを確認する為に、劇毒ダメージを入れる回数を4回に減らし、
途中から武器ダメージで削ってみたものです。
この時、バクスタ+内臓攻撃による武器ダメージ[1534]を2回行っています。
1回目を入れた後に様子を見ましたが変身はしませんでした。
なので2回目のバクスタ+内臓攻撃を入れています。
合計[3068]の武器ダメージを入れてからようやく変身し、
後半戦が始まりました。
【検証パターン③】
・武器ダメージ[1534]+劇毒×5回
・変身なし
検証パターン②によって、カンスト周回の遺子のHPなら、
劇毒4回+武器ダメージ[1534]では変身しないことがわかりました。
年の為に、先に検証パターン②と同量の武器ダメージを入れてから
劇毒×4回分のダメージを入れてみます。
こちらも同じように変身しないままでした。
さらに5回目の劇毒ダメ―ジを入れることができ、
変身しないまま撃破となりました。
ここまでやると、さすがにもしかしたら、と思いつくものが出てきます。
「ゴースの遺子」前半で劇毒ダメージが2倍入るのは、
『前半の時点で、すでに後半HPにダメージが入っている為ではないか』というものです。
前回の記事で説明したように
「分割二倍型」とした「ガスコイン神父」や「星界からの使者」などの変身型ボスは、
前半に入れた劇毒ダメージが後半HPにも影響しています。
とすると、同じ変身型ボスである「ゴースの遺子」も同様に、
前半の時点で後半HPに影響がある為に2倍の減少があるのではないか、と考えました。
「ガスコイン神父」などは変身してから後半分の劇毒ダメージがHPゲージに反映されます。
それなら、「ゴースの遺子」の場合は変身前にHPゲージに反映されている為に、
4回の劇毒ダメージだけでは変身フラグとなる分のダメージを与えられない。
つまりは、前半HPを0に出来ていないのではないか、ということです。
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ここからは、以下の内容を検証してみようと思います。
①前半戦時点で後半HPにダメージが入っているか
②前半戦中に後半HPに入った劇毒ダメージは、変身前にHPゲージに反映されているか
【検証パターン④】
・劇毒×1回+武器ダメージ[12251]
・変身あり
最初に劇毒ダメージを入れてから武器ダメージを入れて、
HPゲージのどの地点で変身するかを調べます。
銃で8とか10とか、ちまちまとダメージを入れて少しずつ削ったので、
ゲーム設定上の変身HPの±10程度の差のはず……です。きっと。
(武器ダメージの合計数値はクリップを見返して電卓で計算してます。ツラカッタ)
同じように武器ダメージのみで通常変身HP地点も探し、
その2地点を比較し、差を出します。
では、主に画像の黄色の文字と破線の地点に注目していただきたいです。
破線「通常変身HP地点」から「今回の変身HP地点」までの差が、
劇毒1回分の約1/2と同じ量になりました。
【検証パターン⑤】
・劇毒×3回+武器ダメージ[5886]
・変身あり
次に、劇毒ダメージを入れる回数を3回に増やします。
破線「通常変身HP地点」から「今回の変身HP地点」までの差が、
(劇毒1回分の1/2)×3回分と同じ量になりました。
これらの様子から
『前半戦中に入れた劇毒ダメージの1/2×回数分の減少が、後半HPに見られる』
ということがわかり、
『前半戦中の劇毒ダメージ量は、前半HPと後半HPから1倍ずつ同時に減少している為、
HPゲージ上では2倍ずつの減少に見える』
と言えるのではないでしょうか。
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【なぜ二倍になるのか】
「一括二倍型」、「分割二倍型」、「前半一括二倍、後半一倍型」という
劇毒ダメージが2倍入るボスがいるのは何故だろう、という疑問です。
想像の範囲の話ではありますが、
1体に見えていても「2体分の判定がある」為ではないか、というのが
生放送時のリスナーさん達とのお話からもわかってきました。
・「メルゴーの乳母」は暗闇を出した後の分身にもダメージが入る。
=本体と分身で二体
・「再誕者」は上で何かを唱えてる人と、下の人体パーツ集合体の同時殴りが出来る。
=上の人と下の人で二体
・「変身型ボス」
=前半の第一形態と後半の第二形態で二体
ゲーム内ではそれぞれが別のものとして存在、
同時に判定があるのではないかということです。
判定のある2体が同一のHPゲージを共有していることで起こる現象が、
劇毒ダメージの倍化なのかもしれません。
では、4体いるように見える「失敗作たち」はどうして劇毒ダメージが4倍にならないのか。
は、さすがに現時点では、まだわかりません。
なのですが、劇毒ダメージの他に倍化する効果のあるものが存在します。
実はそれらの効果が「失敗作たち」に使用すると4倍になるそうです。
カレル文字「血の歓び」(内蔵攻撃でHP回復)や
「オドンの蠢き」(内蔵攻撃で水銀弾回復)などです。
フレンドさんが聖杯ボスも含め全て検証して下さった時のお話では、
「失敗作たち」4倍の他に、「変身型ボス」は効果が2倍になるとのことです。
(「メルゴーの乳母」、「再誕者」は内臓攻撃が出来ないので未検証)
この倍化効果も、1体に見えても複数体分の判定がある為ではないかと思われます。
ということは、「失敗作たち」もちゃんと4体が別々に判定があるようです。
(ちなみに検証を行っていて気付いたことがあるので、また後日記事にします)
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以上、「前半一括二倍、後半一倍型」とした
「ゴースの遺子」のHP減少の様子についての説明でした。
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