日本の雑多な景観が海外で評価されている・・・の出典は？

プロファイルの様な者です。

おっしゃる『評価されてる』は、少なくともアメリカの普通に人から見ると『良い評価』ではないと思います。

当地では、街が都市計画のもとで出来ているのは当たり前で、住宅街に住宅以外のものはありません。
住宅街に外部の道路は通っていませんから、抜け道にはなりませんし、第一そこに住人以外が入ってくることがありません。
家は道路から広い芝生の前庭を通し、10メートル以上は引っ込んで作られます。
住宅地にはコンビニはおろか、自販機もありません。
家の外観は住宅地の規則で買って帰変えられず、自宅で商売をしたとしても看板ひとつ建てられません。
ガレージだって塀だってだめです。
それで『景観』が保たれてます。

ここでの話題は、そういう風景が普通の人が日本の風景を見るとどうか、ですね。

これは、香港の看板だらけの街並みがどれだけ観光に寄与するかというのと同じくらい、分析されていない事柄でしょう。

しかしながら、無電柱化が日本人にとって馴染みがない故に、日本人が興味を持つのと同じく、無電柱化しか馴染みがない国民は、日本の鉄塔、電柱、電線に興味を持つのかもしれません。そもそも日本は「電車」網が発達した国であり、しかも都市部は例外なく駅を中心にして栄えている状態ですから、路線の送電設備は無くそうとしても、なかなか無くなりません。

電線を見慣れたはずの日本人も、海外のトラムの路線が集中しているあたりの電線は、整然と蜘蛛の巣が張られているような光景なので、良い意味でも悪い意味でも気になります。それが観光資源かと問われれば難しい面もありますが、見慣れない風景はそれなりに興味深いものでしょう。