帝高陽之苗裔兮朕皇考曰伯庸━━『楚辞』離騒
かつてみんなが朕の一人称を使っていた。
ハロー、ガイズ。
朕は聖書( と北欧神話( とアヴェスター好きのヒストール、よろしくね。
これは『呪術廻戦』の宿儺の正体に至る下( 拵( え。何で宿儺が伏黒恵大好きで、漏瑚や魔虚羅( に圧勝できるか記事の前編!まずは領域展開の印解説!
五条悟の領域展開
すでに色々な人が印相( を考察してる。最強な五条悟のカッコいい「無量空処」は帝釈天印、雷神インドラの印と。五条悟や乙骨憂太の先祖が雷神と崇められる菅原道真なので考察しやすい。インドラはギリシャ神話なら主神ゼウス。まさに最強。
宿儺の領域展開
宿儺の領域展開「伏魔御厨子」。この印相( は閻魔( 天印。ギリシャ神話ポジなら冥界神プルトン。これは一見合っているように見えるけど、引っかけ。
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魔虚羅
なぜなら、異戒神将の魔虚羅( は、大( 威徳( 明王( の化身、十二神将の摩虎羅( 大将( 、摩睺羅伽( に基づいてる。こいつは閻魔( 殺し。
法陣と四つ目と頭に蛇
大( 威徳( 明王( は、梵名ヤマーンタカ。この名は「夜摩( の破壊者」「夜摩( の征服者」の意。夜摩( (閻魔( )に対して最も有利な相性になる存在。宿儺の正体が夜摩( なら、宿儺は超不利で、魔虚羅( に負ける。けれど宿儺は魔虚羅( に圧勝、宿儺は夜摩( (閻魔( )じゃない。
漏瑚の領域展開
漏瑚の領域展開「蓋棺鉄( 囲( 山( 」。ズアッ🌋。この印相( は大黒天( 印( 。大黒天( 、シヴァ。宿儺がヤマに基づくなら、シヴァに対しても不利になる。大黒( は「大国( 」、大国主( に通じるとも言う。出雲大社はかつて東大寺よりも大きかった。大国主( と両面宿儺なら、大国主( の方が優位。ところが宿儺は漏瑚に圧倒的に優位。宿儺の正体は大黒天( と書紀からつかめない。
宿儺の顔
昔の宿儺を見ると、右眼辺りが肉の仮面のようになってる。宿儺は仮面。
本名不明
宿儺は本名じゃない。「宿儺の名を冠し」とあり、彼は宿儺と別の本名がある。それに「呪術全盛の時代」は安倍晴明(921〜1005年)がいる平安時代で、神話時代と違う。宿儺は仮の名。右眼は仮面つき。
死がどうでもいい宿儺
平安の宿儺は「七海が死のうと真人が死のうとどうでもいい」。宿儺の正体が閻魔( に近い呪いなら、死と地獄が本能的になる。「死が心底どうでもいい」宿儺の正体は、死者の大王な閻魔( じゃない。朕( は「死の鏡」真人を閻魔( の鏡、浄玻璃の鏡と考察した。宿儺が閻魔( なら、自らの持ち物に由来する真人と対立しない。
儺と鬼門を書いた蔡邕(133-192)
于是命方相氏黃金四目,蒙以熊皮,玄衣朱裳,執戈揚楯,常以歲竟十二月從百隸及童兒,而時儺以索宮中,敺疫鬼也。桃弧棘矢土鼓鼓,旦射之以赤丸,五穀播灑之以除疫殃,━━蔡邕『蔡中郎集』外集巻四「独断」
追儺より四方拝に続くこそ面白けれ。晦日の夜、いたう闇きに、松どもともして、夜半過ぐるまで、人の、門叩き、走りありきて、何事にかあらん、ことことしくのゝしりて、足を空に惑ふが、暁がたより、さすがに音なくなりぬるこそ、年の名残も心ぼそけれ。亡き人のくる夜とて魂祭るわざは、このごろ都にはなきを、東のかたには、なほする事にてありしこそ、あはれなりしか。━━吉田兼好『徒然草』
『リグ・ヴェーダ』は四つ目の犬とヤマ王が登場する。三国時代の蔡邕( が書いた『蔡中郎集』「独断」には「《儺( 》亡き人の来る夜に四つ目の面をかぶり火と弓矢を用いて鬼を駆逐する」記述と、東北鬼門の記述がある。そういや、四つ目の■儺が亡き人の来る夜( に火と弓矢を用いて鬼(漏瑚)を駆逐してたよね。でも、これらに魔虚羅( や大黒天( に対して有利な記述がなく、宿儺の最強さ、他の言動が説明できない。
とまあ、前編はここまで!
宿儺をめっちゃ説明できる後編につづく!
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追記:2021年4月18日
後編が来た。