・第215回・ 2011.10.14
N特集!!!
ポケットモンスターブラック・ホワイト1周年記念企画第2弾!
Nの初期設定の一部を紹介。
—–ここから—–
本名、ナチュラル・ハルモニア・グロピウス(Natural Harmonia Gropius)
Nは自然数(Natural number)から。
Nは人を越えている。IQが異様に高い。
数学の魔術師と言われるほど数学に長けている。天才。
頭の回転が速い。感情の起伏が激しい。
人の過去や未来を見ることができる。
ポケモンから生まれた人間だと噂される。(両親は不明)
ポケモンには愛たっぷり、人とは距離を置いている。
自分自身を完全体だと思っている。
ポケモン第一主義的思想。
人間離れしているため、人から恐れられてきた。
そのため、ポケモンとは非常に近い関係性を持っている。
—–ここまで—–
などなど、、、
こういった設定を作ったので、
音楽もその設定に沿って考えました。
まずは、数学の天才ということで、
自身と1以外の約数を持たない数字、1より大きな自然数。
そうです。
「素数」です。
この素数を中心テーマに曲を作りました。
Nの曲には2種類ありますが、
最初に作曲したNとの最後の戦い、「決戦!N」の解説です。
1~2小節 C3(鍵盤の真ん中のドの音)を基準の0として白鍵を1と見立て、
素数23,19,17,13,11,7,5,3と音が下降します。
ややこしいのですが、時間軸でも8分音符単位で素数になっていて、
8分音符を1として、2、3、5、7、11、最後に13で9音が
縦並びで同時に鳴ります。
3~13 C3(鍵盤の真ん中のドの音)を基準の0として白鍵を1と見立て、
素数2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19と上昇する音になってます。
縦8音素数の基準を16分音符で流してます。
脳内の電気の流れのイメージです。
軽やかなバスドラ、無気味なベースは王であるNというより、天才を表現しています。
7~10 過去未来が読めるというニュアンスで時計の音で表現。
7小節と9小節のクローズハイハットで押さえています。
11~13 ドラムがテクノやジャングルというジャンルのように入ります。
14 符点4分(=8分3つ、3=素数)が2つ(2=素数)
15~19 5小節のロングトーン。5=素数。
スチールドラムの金属的な音でフェードイン、キラキラさせていますが、
これもNの頭の回転の早さを示しています。(ドーパミン放出!みたいな)
素数的な意味を持たせているため、コードで動いていません。
20 スチールドラムが巻き戻し的な感じで半音ずつ下がり、音量も減ります。
21~23 3小節(3=素数)
24 スチールドラムが巻いていく感じで音が高くなります。
25~29 5小節。素数。15~19小節とは和声が違うので注意。
また、15小節には無かったスチールドラムが25小節目から入っているので、
15~19小節との音量バランスも異なります。
30~33 21~23小節同様。
34~39 テーマが変わる前の一端終了のイメージ。ドラムも弱くなる。
38~39はテンションをあげたままにしたいので、上に上げてます。
40~55 第二テーマ。
ベースと同じ音を金属的な音の重ねとパイプオルガン。
Nとの最後のバトルなので、高尚かつ神秘的なイメージのため、わざとパイプオルガンで、
このフレーズ。
金属的な音色にしているのは、リズムパートの代わり。
オープニングでも使う「声」のつながりとして、声を2つ男性、女性で使ってます。
48~55 バックにSEを。巨大物が回っているような音。低音リズム。
47、53 ここでの音の1つは14小節、24小節がここでも影響していることの表現。
56~67 バスドラムが4分打ちで入ってくる。力強い感じ。
Nの吹き出す感情。
冷静なNが心の底から怒りが込み上げてくる感じ。
68~75 感情にプラスして乗りかかる思考(ドラム)。
強さを表現するため、半音ずつ上がっていく。
76~79 エネルギーの爆発。Nのすべてが解き放たれる。
80~83 そのエネルギーの残り香。そのまま、15小節に戻る。
このため、プレイヤーのテンションが変化した(上がった)まま、ループになる。
同じフレーズが1度上がったような別の印象に聞こえる。
83小節=素数。
いかがだったでしょうか?
Nについて、そしてNの曲について少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
出だしの素数の奏でる音。
チャオ!!
・第214回・ 2011.10.07
・第213回・ 2011.10.07
ありがとうジョブズ。
最初から衝撃的だった。
Apple IIに出会ったときの衝撃、
Macintosh 128kに出会ったときの衝撃、
Macintosh SE/30の衝撃、
iMacの衝撃、
MacBook Airの衝撃、
iPhoneの衝撃、
今もワンクリックマウスという衝撃、
数えきれない衝撃を、ありがとう。
昔から変わらないMacのメニュー、
iPhoneの操作性、
最高のユーザーインターフェイス、
常に先を見て未来を信じたOS、
ユーザーの気持ちを何よりも大切にしてくれた。ありがとう。
革新的なものづくり。
そして、革新的な環境作り。
大好きだった。
たくさん勇気をもらいました。
たくさん刺激をもらいました。
不可能は無いと教えてくれました。
ジョブズ、ありがとう。
チャオ。