ひびき
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ひびき
Echoes from a Bridge
ワールド・プレミアこの人なら話を聞いてくれるかな…。コロナ疲れの今、あなたは誰に話を聞いてもらいますか?
監督:川添ビイラル/2021年/日本/15分単品価格:100円
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シノプシス
仕事に疲れて帰っても、妻ともうまくいかず話し相手のいない、会社員の男。そんな彼は、帰宅途中の橋の上で、初老の警備員に一日の出来事を話すのが日課になっている。今日も、橋の上には彼の声が響き渡っている…。
解説
登場人物は3人、そのうちセリフがあるのは1人だけというユニークなストーリーの進め方が印象的な本作。コロナ禍の都市部を舞台に、物言わぬ警備員との交流を描くのは、前作『WHOLE』(19)が国内外で高い評価を得た川添ビイラル監督。『波と共に』(16)、『WHOLE』と、日本で暮らすマイノリティに焦点を当てた作品を描いてきたが、一変本作では、市井の人々を描き、コミュニケーションとは、そしてどこにでもいる普通の人々の心の叫びとは何かを投げかけている。本作のプロデューサーでもあるローラン・イバネスは川添監督の作品に惹かれて『ひびき』の脚本を書き上げ、今回初めてタッグを組んだ。フランス人であるイバネスは、日本で働いていた時に、感情をあらわにしない日本人を新鮮に感じ、そのことを脚本のヒントにしたという。
監督・キャスト
監督:川添ビイラル
出演:山下ケイジ、中山佳祐、藤原ジャン龍2021年/日本/15分
監督プロフィール
川添ビイラル
兵庫県出身。インターナショナルスクールで幼少期を過ごす。多文化・多国籍な環境で培った多様な視点とクリエイティブな感性を映像に反映させている。『波と共に』(16)は、カンヌのショートフィルムコーナーに選出、『WHOLE』(19)は大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門でJAPAN CUTS Awardスペシャル・メンションを受賞している。
監督メッセージ
この作品の脚本を初めて読んだ時、今の日本が抱える社会問題を背景にしつつ、コミュニケーションに悩む人たちに焦点を当てるというシンプルでありながら重みのあるストーリーに惹かれました。コロナによって起きた社会変化の中、見えないところで苦しむ人が増えているように思います。本作品を通し、自分の周りの人たちに少しでも視線を向けたり声をかけたり、支え合う気持ちが芽生えれば嬉しく思います。
監督Q&A
Q.(映画に限らず)影響を受けた作品やクリエイターは?
特定の人から影響を受けたというのはありませんが、スティーヴン・スピルバーグの映画を子供の時にたくさん見ていたので、無意識に彼から影響されているかもしれません。
また、河瀬直美監督の元で何度か仕事をさせていただいているので、河瀬さんからも自然と影響を受けている気がします。
Q.関心のあるテーマは?
マイノリティーの葛藤や、映画やメディアで取り上げられていない社会問題には関心を持っています。また、人間の繊細な姿や感情を描いたり、希望にフォーカスを当てたテーマは自然と惹かれます。
Q.映画づくりでこだわっていることは?
芝居のリアリズムにはとてもこだわっています。映画づくりで一番こだわっているかもしれません。また、役者だけではなく、クルーともしっかりコミュニケーションを取ることを大事にしています。
Q.注目している監督は?
常に気になっているのはイギリスのスティーヴ・マックイーン監督です。
Q.映画の中のキャラクターとして生きるとしたら、どの映画の誰がいいですか?
いっぱいありすぎて難しいですが…『アベンジャーズ』のハルクや、『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルンとして生きてみたいですね!
Q.居心地の良い場所はどこですか?
私の家族の元です。