カウンセラー
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カウンセラー
Psychology Counselor
ワールド・プレミアこれは虚構か、現実か。観るものの恐怖を掻き立てる心理ホラームービー。
監督:酒井善三/2021年/日本/42分単品価格:100円 
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シノプシス
産休前、最後の出勤日となった心理カウンセラーの真美が帰り支度をしていると、アケミと名乗る女性が予約もなくクリニックにやってくる。相談内容だけ聞くことにした真美だが、彼女の悩みは謎めいていた…。
解説
話が進むにつれ不安だけが増幅していくような、観客の心理をうまく突いた本作。酒井善三監督の実験的な脚本は、迷宮に迷い込んだような不思議な体験をもたらしてくれる。監督自身が言うように、テーマやメッセージ性のある作品ではなく、観客が興味のある作品を作りたいという意思がよく伝わってくる。酒井監督は、篠崎誠監督の『あれから』(12)、『SHARING』(14)に脚本家として参加しているほか、本作のプロデューサーを務める百々保之と共に映像制作チーム・Drunken Birdでも精力的に活動中。カウンセラー役を演じる鈴木睦海は、酒井監督が第12回福井映画祭で審査員特別賞を受賞した『RIP』(18)に続き2度目の主演。謎の患者・アケミを演じる西山真来は、木村文洋監督の『へばの』(08)で主演を務めて以来、数々の映画に出演している。
監督・キャスト
監督:酒井善三
出演:鈴木睦海、西山真来、田中陸、松本高士、平仁、亀田梨紗、蒲池貴範2021年/日本/42分
©DrunkenBird 2020監督プロフィール
酒井善三
1985年生まれ。2012年映画美学校修了生。自主監督作として、『おもちゃを解放する』(12)、『RIP』(18)など。2019年、フィルメックス新人監督賞・準グランプリ受賞(企画『狩人の夜明け(仮)』)。脚本として、篠崎誠監督の『あれから』(12)『SHARING』(14)に関わる。現在、百々保之らと、Drunken Bird名義で自主制作活動中。
監督メッセージ
スタッフやキャストではなく、あくまで僕個人の作品への思いなのですが、僕自身には映画を通して訴えたいことも、言いたいテーマもありません。ただ、「面白いとはどういうことなのか」にはとても興味があり、その発見と実験自体を面白く感じながら、好きで作っています。なので、観客の方にも面白いと思っていただけたら嬉しいです。
監督Q&A
Q.(映画に限らず)影響を受けた作品やクリエイターは?
沢山い過ぎる気がして思い浮かんだだけを。
スピルバーグ、ジョン・ヒルコート、恒川光太郎、村田沙耶香、江戸川乱歩、チャールズ・ロートン、橋本忍、トマス・ハリス、クロード・ミレール、クロード・シャブロル、アラン・J・パクラ×ゴードン・ウィリス、岩明均、三遊亭圓朝、宇多田ヒカル、ヒッチコック、大今良時
Q.関心のあるテーマは?
倫理感というものの不確かさ危うさ、死の恐怖や現実のどうしようも無さ、自分自身にもあると思える弱点(責任を逃れる狡さなど)
Q.映画づくりでこだわっていることは?
面白いものを作ること。きちんと準備していった上で、かつシナリオ以上の意外性を見つけようとすること。画だけでなく音を考えること。嫌な空気になるとそれが全てできなくなってしまうので、とにかく嫌な空気にしない仲間がいること。「こうしたい」とお願いする範囲と、「ここから先は自由にしてください」という範囲を明確にすること。香盤を意識すること。
Q.注目している監督は?
ジョン・ヒルコート、友人たち、ジャウム・コレット=セラ、ジェームズ・ワン、北野武、三池崇、Netflix『クリミナル』シリーズ製作陣、リー・ワネル、ベネット・ミラー、三木孝浩
Q.映画の中のキャラクターとして生きるとしたら、どの映画の誰がいいですか?
『アスファルト・ジャングル』(1950)の悪徳弁護士。良い家に住んで、愛人がいて、悪どい商売をしていても佇まいがスマートで、かつあっさり死んでしまうような空虚さ、投げやりさを抱えている感じが好きです。
Q.居心地の良い場所はどこですか?
マンガ喫茶、空いている映画館、公園、本はあまり読む方ではないけど本屋(背表紙を眺めていると楽しいので)、川岸