アリスの住人
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アリスの住人
Resident of Alice
ワールド・プレミアファミリーホームを舞台に描かれる、痛みと苦しみを抱えた少女たちの心の叫び。
監督:澤佳一郎/2021年/日本/64分単品価格:300円
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シノプシス
幼少期に父から性的虐待を受けたつぐみは、その事実を母に告げられなかった後悔とトラウマに囚われていた。ある日、心を許せる賢治と出会い、自分のこれからを見つめ始めるつぐみであったが…。
解説
知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられる「不思議の国のアリス症候群」、自分の家族と住めない子どもたちが養育者の家庭で暮らす「ファミリーホーム」。これら社会の歪みを表す現代的なキーワードを盛り込みながら、心に苦しみを抱えた少女たちを真摯に描いている点に好感が持てる作品。脚本・編集も担う澤佳一郎監督は、映画美学校ドキュメンタリー・コースを卒業しており、劇場公開された『そこにあるもの』(10)など、自身のドキュメンタリー制作の経験が本作にも個性として現れている。ミスセブンティーン2014を経て、2019年に女優デビューを果たした新星・樫本琳花が力強いまなざしでつぐみ役を熱演しているほか、『スペシャル・アクターズ』(19)でインチキ教祖を演じた淡梨や、ファミリーホームの「ママ」を演じる『カメラを止めるな!』(17)のしゅはまはるみなど、魅力的なキャストも見所である。
監督・キャスト
監督:澤佳一郎
出演:樫本琳花、淡梨、伴優香、天白奏音、しゅはまはるみ2021年/日本/64分
©2021 reclusivefactory監督プロフィール
澤佳一郎
映画美学校ドキュメンタリー・コース卒。修了制作『そこにあるもの』(10)が映画美学校セレクションに選出。文化庁主催「音声ガイドスタッフ育成講座」の教材としても提供し講師モニターとして参加。フィクション作品では2017年に『その夜を越えて』(16)で横濱IFF2017短編部門最優秀作品賞を受賞。2019年に初長編作『モラトリアム完全版』で劇場公開を果たし、現在も映像ディレクターとして活動しながら映画製作に携わっている。
監督メッセージ
昨今、多くのメディアで児童虐待が話題に上がります。しかしその話題の裏で、被害者である子どもたちは大人になり、社会で前を向こうと頑張っています。児童虐待という難しいテーマではありますが、悲しみを描くのではなく、その中でも強く生きようと頑張る姿をこの作品の中に込めました。何かを変えようと、あと一歩の勇気が出ない方たちの背中を押せるような作品になってくれたらと思っております。
監督Q&A
Q.(映画に限らず)影響を受けた作品やクリエイターは?
沢山ありますが、やはり自分が若い時に受けた印象が強く、尾崎豊さんの楽曲やバスキアの絵画などです。
Q.関心のあるテーマは?
家族です。
Q.映画づくりでこだわっていることは?
撮影の時は俳優の方に役をできるだけ預けたいと思い臨んでます。
編集の時はリズムを意識してます。
Q.注目している監督は?
映画を撮り始めてからは諏訪敦弘監督やペドロ・コスタ監督です。
どんなことを考えながら映画を撮っていらっしゃるのか作品ごとに気になります。
Q.映画の中のキャラクターとして生きるとしたら、どの映画の誰がいいですか?
『ハックル』という映画に登場するおじいちゃんがいいです。
ハンガリーの農村でのんびり暮らしているその時間がとても心地良さそうで。
Q.居心地の良い場所はどこですか?
家です。