信州ポークの飼料
おいしさの証、「信州ポーク」
信州ポークとは、長野県内にある農場で農家の人が世話をして、JAグループに出荷販売された豚の総称です。
豚というのは、本当は雑食で、草でも魚でもなんでも食べます。
でも、農場で飼育されている豚は、なんでも好き勝手に食べているわけではありません。
成長に合わせて、栄養バランスのとれた「飼料」を食べているのです。
成長過程による豚の飼料
生後のおよその日齢 | およその体重 | 豚の食べ物(飼料) | 飼料の主な材料 |
---|---|---|---|
誕生(0日) | 1.4kg | お母さんのおっぱいを飲んでいます。 | 母乳 |
23日 | 6kg | このころから粉の飼料を食べるようになります。子豚は甘いにおいが大好きですから、この飼料もとても甘いにおいがします。 | 脱脂粉乳、小麦粉、パン粉、ブドウ糖 |
30日 | 8kg | 脱脂粉乳主体から、段々と、とうもろこしなどの穀物主体に変わっていきます。 | 脱脂粉乳、ホエー(乳清)、とうもろこし、小麦粉、大豆油粕 |
40日 | 12kg | 成長しながら、飼料を切り替えていきます。子豚が順調に大きくなれるようにとても気を使う時期です。 | とうもろこし、大豆油粕、采種油粕、乾燥ホエー(乳清) |
70日 | 30kg | 穀物が主体になっています。材料は小さく砕いて混ぜて与えます。 | とうもろこし、大麦、マイロ(こうりゃん)、大豆油粕、菜種油粕 |
120日 | 70kg | 穀物の比率がさらに上がります。お肉の脂肪の質を良くします。 | とうもろこし、大麦、マイロ(こうりゃん)、キャッサバ(タロイモ)、大豆油粕菜種油粕 |
180日 | 115kg | 出荷になります。 |
主な飼料原料
ここにご紹介した食べ物(飼料)は、大きな工場で作られて各農場に配送される「配合飼料」を与える場合を想定しています。ほとんどの農場では、こういった「配合飼料」を食べさせています。
「配合飼料」の工場は、飼料安全法という法律のもとに、製造、流通、保管等、あらゆる場合において、他の原料や認可されていない原料が混入しないように管理されています。
また、あらゆる病気が工場内に侵入しないように、衛生管理体制にも気を配っています。