MMDでアクセサリ等の貫通対策の備忘録。
モデルさんのお洋服等が、ステージやアクセサリを貫通することを
防ぐための方法の一つです。
ここで記載する方法は、
「MMD上でダミーボーンに剛体を作成し、
ステージやアクセサリに剛体があるように見せる」
という方法です。
決して、ステージやアクセサリ本体に
剛体を追加する方法ではありません。
ただ、
PMDE等は不要。MMDが使えればOK。
お手軽に貫通対策ができたので主が実践した方法を備忘録として記載します。
【アクセサリ貫通対策】
①MMDを起動します
②ダミーボーンの読み込み
③目的のアクセサリを読み込み、
「アクセサリ操作」で任意のダミーボーンに割り当てておく
④「モデル操作」で「ダミーボーン」を選択した状態で
ウィンドウ上部にある「ヘルプ」から
「モデル拡張」ー「物理演算編集」を選択
⑤③で選んだボーンに対して剛体を追加
以上。
ここで追加した剛体は「ヘルプ」ー「モデル拡張」-「拡張モデル保存」で
pmdファイルとして保存することができます。
ここで保存されるのは剛体が追加されたダミーボーンだけです。
アクセサリ等は保存されません。
では実践。
MMDを起動してアクセサリ(.xファイル)のソファを読み込み、
モデルさんに座ってもらったところ見事に服が貫通。
この状態からスタートします。
まず、アクセサリのソファにダミーボーンの「ボーン01」に割り当てた状態で、
「ヘルプ」-「モデル拡張」-「物理演算編集」を選択(上記①~④)
次のウィンドウが表示されて、必要な情報を指定します。
主が設定した手順↓
1.「諸データ」-「関連Bone」で「ボーン01」を選択
2.そのすぐ下で「Bone追従」を選択
3.「形状」で「箱」を選択
⇒ここで「赤い枠線」が画面上に表示されます
4.画面上の赤い枠線を見ながら「幅」「高さ」「奥行」を
なるべくアクセサリに合わせてるようにして指定
5.「位置」も画面を見ながらアクセサリの目的の場所に赤い枠線が配置されるように指定
6.「OK」ボタンでウィンドウを閉じる
これで、剛体が追加されました。
で、先ほどのモデルさんがどうなったかというと…
お洋服の裾はソファを貫通しないでソファに乗っているように
見えることが確認できました。
これをステージで実践した静止画が↓これ(赤い丸の部分)。
ちなみに、剛体の形状には「箱」の他にも形があるので、
たとえばこんな物体にでも対応可能かと…
こうなって、
こう。
アクセサリに合わせて剛体を設定することで、
あたかもアクセサリに沿って洋服の裾が広がっているように見せることができました。
これを書いている主はMMD初心者なので、間違っている箇所等あるかもしれません。
その際にはご指摘いただけると幸いです。
【お借りしたもの】
モデル:オッティ様
ソファ&ステージ:〆鯖様
ラグビーボール:Rom23Lao様
エフェクト:おたもん様、下っ腹P、ビームマンP、ラテ様