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愛しい人を亡くしました

ドナルドウズの作者が亡くなりました。
誰も信用しようしない訃報だと思いますが、本当です。
昨日、帰宅した後に私宛の速達が来ました。
その内容は…ドナルドウズの作者の訃報でした。

ドナルドウズの作者は3年と半年前から咽頭部のがんにかかっていました。
しかし、彼は聴力をなくしたくないとのことで病院の治療から逃れていました。
病院の治療だと放射線治療を行う為、声がおかしくなったり聴力を低下する後遺症が一生出るからです。
その為、彼は医療代理の施設で自身の治療を行い続けました。
途中から病院の治療を受けるようなりましたが、その治療に耐えられなかったか、病院から逃げて家出をし、インターネットカフェ生活を送るようになりました。
あれから1年以上病院の治療をしていきませんでした。
その後、彼は過ちに気が付いたのですが、もう遅かったのです。
何もかも手遅れになってしまったのです。

私は18歳になる数日前にドナルドウズの作者とリアルで初めて会いました。
何かをアドバイスをもらう為に会うことにしたのです。
その時はがんの発症の初期段階だったので元気そうでした。
私は高校最後の文化祭に彼を招待しようと決意し、教えてもらった住所で彼宛に手紙を書きました。
残念ながら遠い医療センターで治療を行っていたので、文化祭へは来れませんでした。
でも腫瘍がかなりなくなったという情報が手紙に書いてあったので私は一安心しました。
しかし、安心どころではないと私は後に気付いたのです。

はじめて会ってから約半年後の1月、彼と再会しました。
再会した時には病院の治療を行っていた時だったのですっかり体力も落ちていました。
彼が病院から逃げ出したのが4月頃。
抗がん剤の効き目が切れようとした時です。
都内のインターネットカフェを数か所回るということを3ヶ月ぐらい続けていたそうです。
私は彼に不健康な生活を送って急死するのが嫌なので彼の親に手紙で彼の居場所を伝えました。
手紙の返事の結果、彼はいませんでしたが電話番号も教えてもらいました。
探索協力から約1週間後、ようやく彼を見つけました。
私が彼の居場所を教えたのが原因で彼は私に怒り、しばらく彼とは距離をおいていました。

あれから3ヶ月、ようやく関係が元通りになりました。
相変わらず病院の治療をせず自身の治療を行っていたそうです。
頬の腫瘍も目立つようになりました。
お金がない為、断食が彼自身の治療法でした。
でも私はその治療法に反対しました。
断食前にはしっかり栄養をとっていると聞きましたが、何というか、これはあまりにも不健康すぎると感じたからです。
彼自身は平気だと言っていましたが…

一昨年の11月~去年2月の間、私は彼の為に親交関係を築き上げました。
私の両親と共に食事をとったり、プレゼントとしてマフラーを送ったりしました。
2月から半年ぐらい会いませんでした。
半年ぶりに彼の姿を見たら、腫瘍がかなり大きく膨れ上がっていました。
口の中から腫瘍の一部が出て、左目も潰れそうでした。
食欲もすっかり落ちていました。
私はこのままではいけないと思いました。
ところが、彼自身もこのままではいけないと思ったのか、去年の10月頃から病院治療が平気になったのです。
彼は治療の為なら関西空港の近くの病院へも行きました。

彼が私に最期に会ったのは今年の2月。
一緒にいた私の父も彼のことを心配していました。
口の中の腫瘍が酷く、やわらかいものを噛むことすら大変でした。
飲み物もちゃんと飲めなかったそうです。
病院治療を受けているのに半年前と変わらないことに気付いた私はますます心配になりました。

彼に会っていない時はSNS経由で連絡を取り合っていました。
7月か8月に会う約束をしようとしたのですが、行きたい施設が予約がいっぱいでした。
結局私達はこの夏には会えなかったのです。
彼と私が最期にSNSで連絡をとったのは8月31日。
それ以降彼とは連絡をとりませんでした。
とらなかったというよりは、とれなかったに等しいでしょう。
彼自身は病院で過酷な治療を受けていたからかもしれません。
久々に彼とSNSのやり取りをしたくなった私は、11月9日に彼の様子を尋ねてみました。
しかし、この返信は二度と来ることはありませんでした。

11月9日午前11時頃、彼の心臓は止まりました。
26歳でした。
私が様子を尋ねたのがその日の午後10時31日だったのでこの時点で彼は既に死んでいたのです。
彼の母親からの訃報の速達が来たのはその3日後。
私も私の両親も悲しみました。
特に私は本当に辛い思いをしました。
私が愛する人が逝ってしまったからです。
私の夫になるはずだったかもしれなかった人なのです。
彼の葬儀は家族葬ですが、彼の母親は私と私の家族を招待してくれました。
明日、彼の通夜へ行きます。
私はここで彼と最期の別れをするのです。

彼は高校時代にドナルドウズというジョークソフトを作り、多くの人達を笑いに導いてきました。
もちろん当時小学生だった私も気に入りました。
気に入って改造作品を作ったほどです。
実際に彼に会った人の中で私が最も大切な人だということなのでこの訃報を書きました。
最後までこの記事を見て下さったみなさん、お疲れ様でした。
ドナルドウズの作者のホームページ↓
StudioH_S Picture

ドナルドウズの作者のご冥福をお祈りいたしますわ。
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Author:サンフラワー・スターマン
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