千曲市八幡で30日、競輪の場外車券売り場「サテライト信州ちくま」がオープンした。長野県内初の公営ギャンブルの券売り場で、地元住民らに反対の声もある中、計画浮上から約4年半での開設。運営する事業者「信州ちくま」(千曲市)は、1日280万円、年10億円余の売り上げを見込んでいると明らかにした。
同施設は東京都調布市の競輪場「京王閣」などの券を扱う。全国43の競輪場のうち、1日当たりでは最大4会場の48レース分を購入できる。一般席と、フリードリンクなどが付く有料席があり、レースなどを観戦できるモニター44台を設置。営業は年間360日ほどを予定し、午前10時~午後9時。不定休。駐車場は車418台、自転車10台分。
信州ちくまの川俣正美社長(73)は取材に、主な来場者の範囲について長野市や上田市、埴科郡坂城町など半径20キロ圏内を想定していると説明。年10億円余の売り上げでは経営は「厳しい」とし、「秘策なので言えないが、工夫はしていきたい」と話した。
千曲市は30日、施設周辺の環境整備を図るため、京王閣を運営する調布市など11市の組合と協定を結んだ。
一方、地元有志らの「誘致に反対する市民の会」は30日、市内で記者会見し、代表世話人の宮坂平さん(82)は、施設開業が「地域の子どもや周辺住民に被害を及ぼすことがないよう厳しく監視する」と強調した。運営側はこれまで、関係地域以外への情報開示に消極的な姿勢が目立った。今後は早期撤退を求める活動を検討するとした。
国の設置許可基準は、計画地からおおむね半径1キロ圏内の自治会などの同意を求めている。市民の会は、地元で十分な合意形成が図れてきたかも疑問視している。
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