イベントとかで解説するにはあまりにもややこしい、且つ口頭で説明しても意味不明なので、解説記事を書くことにしました。
今回はSCWという技について解説していきます。
(次回があるのかは不明ですが…)
●SCWとは?
SCWとは「shrines coordinate warp」の略です。直訳すると「祠の座標ワープ」みたいな感じです。
どういう技なのかを言葉で説明すると、Aの祠のエレベータームービーを利用して、Bの祠に侵入するとなります。
実際の動きはイベント(開始後25分くらい)で直に、あるいは、下の動画を見てもらった方が早いですね。
動画では、シャ・タワの祠でエレベーターを調べてムービーフラグを取得、ノイエ・ロジーの祠の近くに行ってムービーフラグを解放してノイエ・ロジーの祠内部に侵入しています。
※シャ・タワの祠:飛行訓練場の隣にある祠、ブックマーク用
ノイエ・ロジーの祠:飛行訓練場の下にある祠、英傑たちの詩のリーバルの詩で登場
この技は侵入する祠が出現しているかどうか関係なく侵入することができるというのが最大の特徴であり、長所です。
短所も当然存在しており、制約が厳しいため必ずしもRTAでの短縮要素に繋がるとは限らないところです。
その辺りは実際にRTAで使用されている例も含めて後ほど解説していきましょう。
●SCWの操作解説
SCWについて概要が分かったところで、動作を一つ一つ見ていきましょう。- ムービーフラグ取得
実は落下ダメージキャンセルは落下距離の計算を0にするだけでなく、壁際にいると壁を一瞬床として判定してくれるようになります。
これによって祠を調べられるように地面にいる状態、且つ祠に入るムービーが始まらない空中にいる状態を作り出しています。
(宝箱を使って同様の状態を作る方法もありますが、ここでは割愛)
このまま着地したらムービーが始まってしまうので、この後も何かしらの方法でムービーを回避する必要があります。
- ムービー回避
①上昇気流を使って常に空中に居続ける
②どうにかして祠をカメラから外しつつ判定を一瞬回避する
①は薪を複数置いて燃やした場合に発生する上昇気流で逃げ切ります。
先ほどの動画の例(シャ・タワの祠→ノイエ・ロジーの祠)は、これを使っています。
常に空中に居続ける必要がありますが、空中Wind Bombも使えば難なくムービー解放まで持ち込むこともできます。
また、上昇気流を作るために薪が最低でも4つ安定を考えるなら8つ必要です。
RTAで薪を集めるのは結構手間になるので、あまりやりたくない方法です。
②は盾サーフィンでジャンプすることでムービー発生を回避します。
詳細は下の動画で。
ムービーフラグ取得でも言及した通り着地をしてしまうとムービーが始まってしまうのですが、盾サーフィンでジャンプをすることでムービー発生の処理を回避して持ち越すことができます。
この盾サーフィンのジャンプもいろいろと条件があり、滑りやすい盾(太陽の盾や護身の盾など)でないとダメだったり、着地一フレームでジャンプが必須だったり…
一度ムービー発生を回避してしまえば、後述するムービー解放を行わない限りムービーが発生することはありません。
なお、ムービー解放の話とも繋がるのですが、薪で上昇気流を作った状態から盾サーフィンでジャンプをしてムービー発生を回避することはできません。
- ムービー解放
①ムービー発生の処理を回避していない状態で着地する
②ムービーフラグを取得した祠をカメラに映す、あるいはエレベーターに何かしらの物を置く
③何かしらのテキストボックス、あるいは会話テキストを発生させる
基本的にどれも地上にいる必要があります。
①はムービー回避でも言及した通り、ムービー発生の処理を回避をしなければ着地した時点でムービーが発生するようになります。
ただし、祠からかなり離れると祠のエレベーターそのものがロードされなくなってムービー発生の処理を回避した状態になります。
ムービー発生の処理を回避した状態では②か③をやらないといけません。
②はムービーフラグを取得した祠のエレベーターが何かしらの方法でロード(?)されることでムービーが発生するようになります。
また、エレベーターに何かしらの物があれば問答無用でムービーが発生します。
これがムービー回避の最後に言及した「薪で上昇気流を作った状態から盾サーフィンでジャンプをしてムービー発生の処理を回避することはできない」理由になります。
薪で上昇気流を作った場合、既にエレベーターに薪が置かれているため常にムービー解放の条件を満たしていることになります。
なお、これも祠からかなり離れるとエレベーターそのものがロードされなくなって祠を映してもムービーが発生しなくなります。
③は①と②を使えない状況、つまり祠から離れた状態で使う手段になります。
方法は単純で、アミーボの初回起動時に発生するテキストボックスや焚火を調べたときに出てくる日付変更のテキストなどを発生させることでムービーが発生するようになります。
- 祠侵入
(ちなみにリンクがエレベーターにたどり着かなくても一定時間でムービーが終わるようになっています)
どの祠に入るのかは祠に入るムービーが終わった後に行われているようで、ムービーが終わったときのリンクの横軸座標(マップでの座標と言ったほうがいいかな?)に合わせて、祠の判断が行われています。
祠は、横軸座標で最も近く且つ一定の距離内のものが選択されます。
なお、一定の距離内に祠が無い場合はロード画面が表示された後ムービーが終わったときの場所に戻されます。
この一定の距離内は特に調べる方法がありませんが、一説には50mと言われていたり、祠それぞれに距離があったりと言われていたりします。
(誰か調べる方法があったら教えてください)
それなりに近い距離にいないといけないため、ワープとして活用することは難しいです。
ただし高さは関係ないので、場所によっては活躍の機会もあり得るかもしれません(後述)。
●SCWの制約
ここからがある意味本編です。ここを解説しないと、SCWを使ったルートが理解できないですし、口頭で説明すると意味不明なのがここです。
SCWの制約とは、ムービーフラグの保持には距離の制限があるということです。
それぞれの祠にはムービーフラグの保持範囲というものが設定されており、それを超えるとフラグが折られムービーがされなくなります。
(これは先ほどの侵入する祠における一定の距離とは無関係です)
また保持範囲は共有されることはありません。
他の祠と保持範囲が被っていたりしても、ムービーフラグを取得した祠の保持範囲のみが判定として使われることになります。
このムービーフラグの保時範囲の広さも祠ごとに違っており、3つに大きく分けられます。
・元から出現している祠
下の画像はネヅ・ヨマの祠のフラグ保持範囲です。
見ての通りゾーラの里すら覆えてないくらい狭いです。
・条件を達成すると地面から出現する祠
下の画像はダ・キキーの祠(英傑祭の詩)のフラグ保持範囲です。
ゾーラの里もしっかり覆われる程度に広いです。
・DLCの祠(例外としてクイ・タッカの祠も)
下の画像はサタ・カダの祠(ミファーの詩のガーディアン討伐)のフラグ保持範囲です。
範囲がかなり広く、ラネール地方のかなりの部分が覆われています。
ミッダ・ロキの祠(赤い月の祠)やジュニ・シの祠(ガマンくらべの祠)に入れるくらい広いです。
見ての通り、元から出現している祠は範囲が非常に狭く、Wind Bombで一回飛ぶだけで範囲外になってしまいます。
逆にそれ以外の祠は広めですが、祠が密集していることは少ないのですしそもそも祠を出現させるのがタイム的には良くなかったりします。
なので、SCWは基本的に特定の祠を攻略しないといけないカテゴリでしか活躍の機会はありません。
speedrun.comのメインボード上で言うと、祠を全て攻略する必要があるAll Shrinesや、条件が合致していてメリットもある「英傑たちの詩」の祠を行うAll Dungeons Extended、All Main Quests Extended辺りがカテゴリとして挙げられます。
更新余地として他のカテゴリでも一応使えそうなものはあります(後述)。
なお、祠をマップに登録する必要がある100%では(おそらく)使えません。
●SCWの制約を超える手段
ムービーフラグの保持範囲外でもフラグを維持し続ける方法が一応あります。その方法が以下の通りです。
①フラグ保持範囲外に出そうになったら十字キーを押しておきメトロノーム(60bpm)起動
②メトロノームで音がなった瞬間に十字キーを離してすぐに押し直す
③目的地まで②を繰り返して地面に着いたら②をやめてムービー発生
(薪で上昇気流を使ってフラグ回避するパターンです)
一つ一つ説明していきましょう。
そもそもゲーム内におけるムービーフラグを折る処理は、毎秒一定のタイミングで行われています。
そしてフラグを折る処理はリンクを動かせる通常のゲーム画面でのみ行われており、十字キーの装備選択の画面では行われていません。
どのタイミングで行われているかを判断することは当然できませんが、メトロノームを使って毎秒一定のタイミングの時だけ一瞬動かすようにすればフラグを折る処理を回避できます。
薪で上昇気流を使ったフラグ回避をしておけば、着地したらすぐにムービーが解放されるためムービー解放の手間もありません。
この方法でも「十字キーを離してすぐに押し直す間」に処理のタイミングがあったら当然フラグが折られることになります。
一定のタイミングとはいえやっていることは「目に見えないスロットを当て続ける」みたいなことになるため運要素が非常に強い方法です。
また、毎秒ほんの少しずつリンクを動かしていくこととなるため、必ずしも早くなるとは限りません。
難易度が非常に高いためRTAどころかお試しでやることですら非常に躊躇われますが、現状のAll Shrinesの最新ルートではこれを2回もやっていたりします。
●SCW使用例
- All Dungeons ExtendedとAll Main Quests Extended
祠の攻略がある一撃の試練と神獣繰りの試練を順に解説していきましょう。
一撃の試練
一撃の試練は四神獣を攻略した後の回生の祠のイベントによって発生、始まりの台地に追加される4つの祠を攻略することで、神獣繰りの試練を始める条件となる印が出現します。SCWのフラグの維持込みで一撃の試練の4つの祠を攻略すれば、神獣を攻略していなくても英傑たちの詩を発生させつつ次の神獣繰りの試練を始めることは一応できます。
しかしAll DungeonsやAll Main Questsではそもそも神獣を攻略する必要があること、SCWのフラグの維持込みの4つの祠攻略よってカットできることが「英傑たちの詩のゼルダボイス」「一撃の試練発生」「一撃の剣取得」のムービーくらいであるため、そもそも早くならない可能性が非常に高いです。
ただ、一撃の試練の祠はフラグの保持範囲が非常に広いため一つでも出現させてその祠でSCWをすれば、フラグ維持をやらなくて済むようになります。
SCWをやることで祠出現に必要な雑魚戦や祠出現ムービーをカットできるようになるため、フラグの維持という手間が無くなればやる価値はあります。
現状のルートでは、エツィ・コリマの祠(雪山のところ)を出現させてそこから他3つの祠をSCWで侵入するというのが主流となっています。
他の3つの祠に「Wind Bomb+Super Launch」一回分で行けるのが有用というのと、逆に他の3つの祠からエツィ・コリマの祠に行くのがかなり面倒というのがあるためこういうルートになっています。
神獣繰りの試練
神獣繰りの試練の流れはこんな感じ①一撃の試練をクリアした後の各地に出現する印を調べる
②カッシーワの長い会話イベントの後、各英傑に因んだメインチャレンジが発生
(リーバルの場合だと「リーバルの詩」となる)
③英傑に因んだ3つの祠を攻略して証を入手
④装備が制限された状態の夢幻異空カースガノン戦
⑤②~④を他の英傑の場所でやる
ここの仕様は結構ややこしいので、ざっと挙げておきます。
・英傑に因んだ祠はSCWで事前に攻略可能、カウントもしっかりされる
・SCWで3つ全て攻略しても、メインチャレンジを発生させないとボス戦には挑めない
・各地に印を出現させた後で、SCWで該当の祠を攻略すればメインチャレンジを発生可能
・SCWで該当の祠を攻略してメインチャレンジを発生させると、残りの祠の試練が出現する
※ただしシリト・ゲオマの祠(オルドラの角を射貫く試練)だけは試練が出現しない
特に重要なのが3つ目と4つ目で、一撃の試練をクリアした後にSCWで祠を攻略すればカッシーワの長い会話イベントをカットすることができるようになります。
現状のRTAのルートの大まかな流れとしては以下の通りとなります。
①一撃の試練をクリア
②SCWで祠を攻略
③残り2つの祠を通常の手順で攻略
④ボス戦
⑤②~④を他の英傑の場所でやる
ウルボザとミファーの試練はこの通りにやっています。
・ウルボザ:クイ・タッカの祠(氷に覆われてる)→キヒロテ・モーの祠(イーガ団の宝珠)
・ミファー:ダキ・キーの祠(英傑祭の詩)→サタ・カダの祠(ガーディアン討伐)
特にミファーのガーディアン討伐がなくなったのは非常に大きく、ウルボザの怒りの管理と古代兵装矢の入手を気にしなくなったため大きな短縮になっています。
(ただしダキ・キーの祠の出現ムービー分ロスにはなっています)
リーバルとダルケルに関しては少し事情が異なります。
・リーバル:シャ・タワの祠→ノイエ・ロジーの祠
トー・ヤッサの祠(雷の台地)→シリト・ゲオマの祠(オルドラの角折り)
先ほど説明した通りシリト・ゲオマの祠だけは試練が出現しないため、SCWをやるかカッシーワの長い会話イベントを許容するかのどちらかとなります。
トー・ヤッサの祠ならフラグの維持なしのSCWをやることができますが、雷の台地の試練はそもそも手間がかかる上に祠の出現ムービーがあるため、シリト・ゲオマの祠の攻略単体で見るとカッシーワの長い会話イベントの方がタイムが僅かに早いです。
祠を攻略する必要があるAll Main Questsの方ならばトー・ヤッサの祠でSCWをやる価値があるかもしれません。
また、冒頭でも紹介したシャ・タワの祠→ノイエ・ロジーの祠はかなり近い距離なのでフラグを保持してSCWをやれます。
単純に祠出現ムービーが長いので一回で成功させれば通常の手順よりもSCWの方がタイムが圧倒的に早くなります。
また、仕様にも挙げた通り事前に攻略してもしっかりカウントされているため、現状のルートでは飛行訓練場に来た段階で攻略するようにしています。
こうすることで再度シャ・タワの祠にワープすることがなくなり、ワープしない分短縮しているということになります。
・ダルケル:リノ・ヒミカの祠(溶岩の上に立つ)→シャド・ロンの祠(頂上輪っかくぐり)
リノ・ヒミカの祠→カミラ・オムナの祠(メガマグロック)
(ケハ・ラマの祠(ローズ岩を運ぶ)→リノ・ヒミカの祠)
ダルケルの場合はケハ・ラマの祠→リノ・ヒミカの祠でしかメインチャレンジを発生させる手段がないため、現状ではカッシーワの長いイベントを見るのが主流です。
さすがにケハ・ラマの祠のイベントは長すぎるのとリノ・ヒミカの祠を出現させていないと残り2つの祠でSCWができなくなるため、All Main Questsの方でもかなり厳しいと思われます。
All Dungeons Extended、All Main Quests Extendedのルート解説はこんな感じですね(長い)。
あくまで目的は最終試練に行くためであって祠を攻略することではないので、メインチャレンジの仕様を把握していないと理解できないことが多いです。
また、通常の手順でも意外と早かったりするため、基本的にフラグ維持ありのSCWをやることはほぼありません。
最適解を見つけるのは大変ですが、ルート構築が楽しいカテゴリだというのはなんとなくお分かりいただけるかと思います。
- All Shrines
追記
speedrun.comのAll Shrinesのルールが改定されて、SCWありとなしに分けれらました。
SCWありは「No Restrictions」、SCWなしは「Restricted」となります。
(ルール的にはSCWなしに「全ての祠はその祠に対応したエレベーターで入れ」みたいな文言が追加されています)
以下のルートはSCWありの場合のルートとなります。(2021/3/1)
私はAll Shrinesを走ったことがなく、記録を少し見た程度なので間違っていたり足りてなかったりするかもしれません。
何か間違っていたり足りてなかったらコメントで教えてください。
①タロ・ニヒの祠(カカリコ村のブックマーク用祠)→ラーナ・ロキの祠(盗まれた宝珠イベント)
タロ・ニヒの祠のフラグ保持範囲外に出ないといけないため、十字キーの装備変更によるフラグ維持が必須です。
そもそも盗まれた宝珠のイベントは、カカリコ村の以下のイベントをクリアする必要があります。
・カンギスにウツシエで大妖精の泉を見せる
・ラズリに蛍を見せる
・ボガードのコッコ集め
どれもこれも非常に手間がかかる上に、盗まれた宝珠のイベントでもドゥランが台座に来るまで待たないといけないためかなりの時間がかかります。
また、タロ・ニヒの祠とラーナ・ロキの祠は近いので、フラグ維持も比較的優しめです。
測ったわけではありませんが、恐らく分単位での短縮がされています。
②ヴォリダ・ノの祠(リトの台座12時くらいに炎をつける)→ウータ・ドの祠(兄弟岩)
ヴォリダ・ノの祠が出現するタイプの祠であることもあり、十字キーの装備変更によるフラグの維持は必要ありません。
ウータ・ドの祠の兄弟岩のイベントは、メドー攻略後に発生するものでリト族の兄弟と会話してヒントとなる歌を聴いて謎を解くことで祠が出現するようになります。
イベントそのものも手間ですがそれ以上にメドーを攻略する必要があり、やらない手はありません。
メドーと兄弟岩のイベントを含めると恐らく10分は短縮していると思われます。
フラグの維持も必要ないので、他がきつくてもRTAでこれをやらない選択肢はないでしょう、
③グコ・チセの祠(ゲルドの街のブックマーク用祠)→ラキュ・ウロの祠(スナザラシラリー)
グコ・チセの祠のフラグ保持範囲外に出ないといけないため、十字キーの装備変更によるフラグ維持が必須です。
ラキュ・ウロの祠はスナザラシラリーでチャンピオンの記録に勝つことで宝珠がもらえて台座に入れることで出現するものです。
これも先ほど事例と同様に神獣であるナボリスを攻略する必要があります。
当然ながらスナザラシラリーのイベントの手間もあり、これも10分は短縮していると思われます。
SCWによって神獣の攻略が必要なくなるというのが非常に大きく、Wind Bombの影響もありタイムが6時間を切るようになってしまいました。
しかし、先ほど事例でも分かる通りSCWでフラグの維持をしなければならない箇所が2つもあるため、ブレスオブザワイルドRTAの中でもかなり難易度の高いカテゴリとなっています。
- その他のカテゴリ
双子山の下にある祠から頂上にある2つの祠のどちらかに行くというルート案です。
祠侵入でも触れましたが侵入する祠の高さは関係なく、横軸座標的に非常に近いためリ・ダヒの祠のフラグ保持範囲内でちゃんと侵入できます。
双子山の標高は非常に高く、現状のマスターソードRTAではカカリコ村側にあるボコブリンの拠点からBtBで登山していたりします。
なんとかして滑りやすい盾か薪と火種を調達できれば登山の手間を省くことができるので、どこかしらのカテゴリで使えるかもしれません。
●あとがきと補足
というわけでいかがでしたでしょうか。簡単にまとめるつもりだったのですが、非常に長くなってしまいました。
ルートだけでなく動作でも色々と選択肢があるため、どうしても長くなってしまうようです。
ブレスオブザワイルドでよく使われている技は基本的にこういうことが多く、場所や場面で使い分けするので最低でも今走っているカテゴリを説明できるように、となるとこうなってしまいました。
使用例を見てもらえれば分かる通り、使われているのはごく一部且つ長いカテゴリなのでほとんど見る機会のない技です。
しかしブレスオブザワイルドのRTAで使える「手順を破壊する技」は非常に珍しいですし、ルート構築の楽しさが広がるので知ってもらいたい技でもあります。
今回は技の概要を説明しただけで、詳細な操作手順や気をつけるべきことは敢えて書きませんでしたが、もしRTAでどうしても使いたいという強い意志をお持ちの方は連絡をいただければ教えます。
また、ムービーフラグの保持範囲について解説しましたが、ゲーム上では分かるものではありません。
海外の有志が作ったサイトですが「BotW Object Map」というものがあり、そこで「EntranceElev*」と検索することで各祠の保持範囲を見ることができます。
また、それだけでなくBtBで飛べる敵の固定の出現場所など、RTAのルート構築をする上で非常に有益だったりします。
RTAのルート構築に興味のある方は一度足を運んではどうでしょうか。
今回の記事で文章が変なところや間違っているところがあったらコメントに書いてくださると助かります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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