固定されたツイートAmamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·6月2日非常に簡単なお話。 HPV感染症は人類の公衆衛生上の大きな問題です。 全がんの5%はHPV感染症が原因です。 毎年60万人弱の女性と6万人の男性がHPV関連がんを発症し、50万人弱(30万人強が子宮頸がん)の人が命を落としている。 #HPVワクチン #子宮頸がん105901,423このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間HPV感染病変がそこにあると言うことは、単純にそこに感染したと言う意味ではありません。感染病変の成立を許した背景が存在します。その背景に対する介入がHPV感染症治療戦略の本体のはずですが、なかなかそのレベルには達していません。ウイルス学的にはわからないことだらけ、正当な科学的対象です18このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間逆に、治療抵抗性・易再発性も同様に説明できて、治療時にそのHPVに対する免疫を誘導できなかった結果として捉えることができます。 レーザー・液体窒素どちらにせよ、単に感染病変を破壊すると言うだけでなく、その過程を通じて免疫を誘導することを目的にしていると理解するかも良いかもしれません。19このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間免疫システムによる制御と捉えることができます。複数あるイボのうち1つだけ治療したらその他も治癒したなんて経験もよくありますが、治療にともなってその型のHPVに対して免疫が誘導されたために、近辺にあるイボも同時に治癒したと捉えるとわかりやすいです。→15このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間移行したと言うことです。経験則的にはオリーブさんが仰るように治療後一時的に周りに病変が増えると言う現象として捉えられますし、蜂の針が埋没残留した肉芽の周囲にイボができたと言う報告もあります。 面白いことに、多くの場合病変の形成は一時的で勝手に治ります。→14このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間2点目は、潜伏感染と活性型感染は相互に移行していると言うので説明できます。DNA in situを真面目にやると、目に見える病変の周りに、組織学的には変化はないがHPVDNAが検出されることがあります。潜伏感染です。その潜伏感染が、治療に伴う局所環境の変化(炎症や局所免疫)によって活性型感染に→14このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間免疫システムが認識して制御できるかどうかは個人によって違います。具体的には分かっていません。(同じことが子宮頸部の異形成でも言えますよね、一部の人が異形成を持続させるが大多数は感染病変は制御されて消える)。人によって免疫システムによって認識されやすさが違うってことです→15このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間例えば、HPV2が感染したとします。感染後に尋常性疣贅(活性型感染)として現れるかどうかは人によって変わります。以前に感染したことがあって免疫が成立していれば病変としては出てこない。これが、疣贅が基本若い人の病気であることの理由です。 一方、尋常性疣贅として活性型感染として成立した後→14このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間④その2つの感染状態は相互に移行しているだろう。 ⑤免疫システムによる制御が効いている間は、潜伏感染状態になる。活性型感染へのトリガーはよく分かっていない。感染細胞の違い・遺伝的違い・局所/全身免疫の状態、炎症反応など。 これくらいが背景にあると説明できます。 →15このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間②感染成立する。 ③感染形式は基本2つ。潜伏感染と活性型感染。基本両方が存在すると考えて良い。潜伏感染はウイルス遺伝子の発現は最小限で、病変も形成せず子孫ウイルスの産生もない。活性型感染は子孫ウイルスを産生しそのためにウイルス遺伝子も活発に発現している。病変も形成する。→14このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9時間基本的には尋常性疣贅であろうと子宮頸部異形成であろうとHPV感染症・ウイルスのライフサイクルとしては同じで、アクティブな持続感染があった場合の悪性化するリスクが違うだけです。 ①HPVは重層上皮の一番底にある細胞に、傷などを通して直接的・間接的接触を介して感染する。→引用ツイートオリーブ@Beetleyayoi · 9月23日返信先: @Beetleyayoiさん, @Amamino_Kurousaさん感染しているかどうかばかりを気にしてしまいがちですが、『極論、感染しているかどうかは気にしてない』というのは当事者にとっては気持ち的に楽になれると思いました。 所で関係ないですが、尋常性疣贅について宜しいですか?2点気になる事があります。尋常性疣贅も自然治癒する方と治療が必要な→1114このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·16時間オーストラリアではHPV11の母子感染が原因とされる子供の再発性気道乳頭腫症の発症はワクチン接種集団が母親世代になってきて以来(あれ?不妊はなさそうだ)激減している。 示してみたよ引用ツイートAmamino Kurousagi@Amamino_Kurousa · 3月25日これは副次的な効果。 HPV6/11が感染しているお母さんから生まれた赤ちゃんが再発性気道乳頭腫症(RRP)という厄介なHPV感染症を起こすことがあるのだけど、ワクチン接種によりHPV6/11が感染しているお母さんが減った結果、RRPのはあ擁立が減ってきているという話。 #HPVワクチン #子宮頸がんこのスレッドを表示29このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·16時間③幸い性行為前のワクチン接種で効率よく子宮頸がんが予防できる ④ワクチンの標的とする型なのにワクチンが予防しなかった少ない例はこのような感染が関与しているだろう。 ⑤④に関しては8割の接種率で2世代回せば集団として予防できるだろう。 実際→117このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·16時間健康な口腔内のHPV感染率は色々データがあるけど、数%はあると思って良い。ここでの考え方は、 ①HPVは局所感染。口腔に感染しても子宮頸がんにはならん ②性行為とは個人がHPVに感染するという意味だけではなく、感染するとがんに進行しやすい場所、子宮頸部・肛門・咽頭に感染させると言う意味→118このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·16時間①コンドームはHPVの感染を完全には防げない。 ②実際ほとんどの人が性行為の中ずーっとコンドームをつけているわけじゃない。HPVが感染するのは子宮頸部だけじゃないし。 ③同じ相手と何度も継続して性行為を続ければいつかは感染する。 ③が結局問題。 →118このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·16時間ひとつの観察研究で見られたこととして 性的デビュー後8ヶ月の間になんらかのハイリスクHPVに感染した人が4割弱いた。100%コンドームを使用した場合それが7割減ったと言うもの。 これは、コンドームはHPVの感染を7割減らすと言う根拠。問題は、色々あるが…→引用ツイートAmamino Kurousagi@Amamino_Kurousa · 7月15日まず、コンドームの予防効果を直接評価した研究は殆どなく他の観察研究の中で評価されている。その場合、コンドームの使用の有無は新規HPV感染にはあまり影響を与えないことが知られている。 ただ、コンドームの使用法についての自己申告はほとんど当てにならないとも考察されている。 PMID:21075056このスレッドを表示17このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·16時間コンドームHPV感染予防効果については良質なエビデンスがない。コントロールされた実験ができない上に、コンドーム装着に関する自己申告が相当あてにならないのは想像するとわかると思う。 それでも70%の予防率と聞いたことがあると思うが根拠はなんだろうか? 口腔内感染を含めて示してみよう →引用ツイート原発はいますぐ廃止せよ@kokikokiya · 23時間コンドームをした時としない時の ヒトパピローマウイルスの感染力感染確率のデータを示してから 「つべこべ言わずに打て」と言うべきだ 口腔性感染の感染確率も示してから 言え ないのか?そういうのは そういうのもないでHPVとか騒いでいたのかこのスレッドを表示1329このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9月28日はたもとこ氏の主張に関してはそっ閉じ。 計算がわからないのだけど、実際の子宮頸がんの患者数と齟齬あるのだけどなんとも思わないのかしら。そんなにHPV感染しても子宮頸がんにならないのなら、検診もやめて仕舞えば良いのに。意味ないでしょ。1340このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9月28日『日本人ではHPV52、58型が比較的に多い。』 それでも16型が半分をしめる。特に30歳以下では90%が16型18型。 52、58型が本当に悪性度が高いかどうかは真剣に評価した方が良いと思うよ。検診方法にも関わるから。 →1542このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9月28日『女性の80%がHPVに感染していた。すでに感染していると効果がなく』 だから、感染する前(初交前)にワクチン接種を推奨している。 『HPVが増えやすい』 観察数が少ない臨床試験のサブデータでたまたま出た数値だけに注目して、その後の膨大なデータで否定された案件。1641このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9月28日『HPV感染から子宮頸癌になるのは0.1〜0.15%程度』 この数値は年率で、しかもほとんどの人が感染するから日本人女性の1.3%が子宮頸がんになるし、もし検診をしていなければ3%くらいになる。多いと思いません?高度異形成で治療されるのはその数倍 少なくとも0.1%ではないでしょ。 →1742このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9月28日ここでなぜツア・ハウゼン博士の名前が出されるのか不明だけど(泣くぞ) HPVは現在400種近く確認されています。HPVのウイルス学的な特徴の1つとして、型ごとの宿主特異性・感染部位嗜好性・病原性の違いです。発がんの観点からは、健康なヒトにとってはせいぜい14種類を気にすれば十分。→引用ツイート志友童子 ワクチンパスポート・絶対反対。新生活様式コロナ禍の同調圧力、マスクやワクチンの同調圧力嫌い@EXE_HOPE · 9月28日返信先: @EXE_HOPEさん, @Amamino_Kurousaさんドイツ人学者ハラルド・ツアハウゼン 「HPVは現在確認されているだけで200種類」 「HPVは90%以上が免疫によって消えてしまうため、HPVから子宮頸癌になるのはワクチン推奨論者の理屈を借りても0.1〜0.15%程度」 女性の80%がHPVに感染していた。すでに感染していると効果がなく、HPVが増えやすい」 報告228113このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9月28日この中で論じられている2価と9価どっちが良い問題は、正誤は別として(結論はまだでない)、考え方としては頭に入れてても良い。 この人の不幸は、一時期その発言・考え方がHPVワクチンに対して否定的な人たちにとって都合が良かっために担がれてしまったことと、本人がそのことに無防備であった点。1659このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9月28日実際ハーパー博士の最新の論文は、『子宮頸がんの撲滅にはワクチン接種と精度の高い検診が必要』と言うごく真っ当なもの。 ワクチン主体で若い世代の子宮頸がんを防ぎ、検診世代に引き継ぐ必要性を訴えている。検診の重要性がやや大きいくらい。 ね、まともでしょ?→Elimination of cervical cancer depends on HPV vaccination and primary HPV screening - PubMedElimination of cervical cancer depends on HPV vaccination and primary HPV screeningpubmed.ncbi.nlm.nih.gov11074このスレッドを表示
Amamino Kurousagi@Amamino_Kurousa·9月28日仮に効果が下がったとしても、そこから起こる感染に関しては検診で対応すれば良い。もし本当に問題になりそうなら20年後にブースター接種すればいいじゃんってなってる。 科学の世界において博士のような批判的な意見がでることは健全な印だし、博士自身それに固執していない。実際のデータが優先→1447このスレッドを表示