「生きる伝説」 シンボリルドルフ
昨年11月のジャパンカップデーに、
シンボリルドルフが東京競馬場でお披露目されていましたね。
久しぶりでその姿を目にしましたが、
もう30歳近いご高齢にもかかわらず元気そうでしたねぇ~
実はボクはルドルフの大ファン
。
馬体には高貴かつ孤高な雰囲気が漂う一方、
額にはチャームポイントである"ルナ"
。
"世界のフジサワ"が助手時代に担当した馬であり、
"世界の岡部"に競馬を教えた馬。
無敗の三冠を含む芝GIの7勝は未だ最多記録として残り、
種牡馬としてもトウカイテイオーという名馬を輩出。
こんな伝説的なエピソードも多く、
個人的には現在でも近代日本競馬最高の馬だと思っています。
ところで、ボクがルドルフを敬愛している大きな理由がもう一つ。
過去のブログでも簡単に紹介していますが、
この馬、ちょっと信じられないくらい賢いんです。
ボクは北海道門別のシンボリ牧場にお邪魔し、
確か全部で4回ほど皇帝ルドルフに会っています。
この際、毎回全く同じ現象に遭遇しているんです。
ルドルフはいつも以下1)~5)のルーチンワークを見せるのです。
1) 見学時間が始まるとルドルフが牧柵近くに寄ってきてくれる。
2) 写真を撮り始めるとそれとなくポーズをとってくれる。
3) そのうち牧柵付近で砂浴びなどをしたりする。
4) 飽きてくると牧柵に沿って少し移動したりする。
5) 見学終了時間になると悠然と放牧地中央に去っていき、
お気に入りの場所でノンビリと草を食み始める。
ルドルフの放牧地にはスタッフさん等は不在で、
見学者にサービスするよう人間が促すことはありません。
もちろん見学開始時間や終了時間についても、
誰かが知らせるということは一切なし。
すべてはルドルフが自ら行っているんです!
見学者へのサービス中は草を食むこともあまり無く、
多くの時間はクビを上げてくれています。
そして見学終了時間になるとまだ見学者がいたとしても、
牧柵付近を離れて放牧地の中央へ去っていく んです。
あたかも「もう終わりだよ」とでも言うように。
この去っていく時刻もかなり正確で、
ボクが会った時は毎回10分とズレていませんでした。
もちろん放牧地の近くに時計
はありませんし、
仮にあったとしても馬が時計を読み取れるわきゃありません。
例えば、他の牧場へ行っても、
繋養馬達はエサの時間が近くなるとソワソワします。
ただしこの場合・・・
・馬自身のおなかが空いてくる。
・スタッフさんがエサの準備を始める。
というようなことが原因だと推定できます。
でもルドルフの場合はエサとは無関係に時間を正確に把握し、
その時間に従ってファンサービスまでしているんです。
自分の職務と時間を完全に理解しているこの賢さって、
ちょっと信じられないレベルじゃないでしょうか?
やはり伝説になるような馬はどこか違うんでしょうかねぇ。
「ダービーはルドルフが勝手に走った」という岡部騎手の逸話、
ボクは妙に納得できるようになりました。
今、ルドルフは成田のシンボリ牧場に居を移しましたが、
やはり同じように暮らしているのでしょうか。
また会いに行ってみたいなぁ。
(でも見学はできないんですよね・・・。)
近頃は名馬が次々と天に召されて
おり、
80年代の競馬を伝える存在がだいぶ少なくなりました。
ルドルフには「生きる伝説」として、
まだまだ長生きしてほしいなぁと願うばかりです。
シンボリルドルフが東京競馬場でお披露目されていましたね。
久しぶりでその姿を目にしましたが、
もう30歳近いご高齢にもかかわらず元気そうでしたねぇ~
実はボクはルドルフの大ファン
馬体には高貴かつ孤高な雰囲気が漂う一方、
額にはチャームポイントである"ルナ"
"世界のフジサワ"が助手時代に担当した馬であり、
"世界の岡部"に競馬を教えた馬。
無敗の三冠を含む芝GIの7勝は未だ最多記録として残り、
種牡馬としてもトウカイテイオーという名馬を輩出。
こんな伝説的なエピソードも多く、
個人的には現在でも近代日本競馬最高の馬だと思っています。
ところで、ボクがルドルフを敬愛している大きな理由がもう一つ。
過去のブログでも簡単に紹介していますが、
この馬、ちょっと信じられないくらい賢いんです。
ボクは北海道門別のシンボリ牧場にお邪魔し、
確か全部で4回ほど皇帝ルドルフに会っています。
この際、毎回全く同じ現象に遭遇しているんです。
ルドルフはいつも以下1)~5)のルーチンワークを見せるのです。
1) 見学時間が始まるとルドルフが牧柵近くに寄ってきてくれる。
2005年撮影
↓
2) 写真を撮り始めるとそれとなくポーズをとってくれる。
2004年撮影
↓
3) そのうち牧柵付近で砂浴びなどをしたりする。
2005年撮影
↓
4) 飽きてくると牧柵に沿って少し移動したりする。
2007年撮影
↓
5) 見学終了時間になると悠然と放牧地中央に去っていき、
お気に入りの場所でノンビリと草を食み始める。
2003年撮影
ルドルフの放牧地にはスタッフさん等は不在で、
見学者にサービスするよう人間が促すことはありません。
もちろん見学開始時間や終了時間についても、
誰かが知らせるということは一切なし。
すべてはルドルフが自ら行っているんです!
見学者へのサービス中は草を食むこともあまり無く、
多くの時間はクビを上げてくれています。
そして見学終了時間になるとまだ見学者がいたとしても、
牧柵付近を離れて放牧地の中央へ去っていく んです。
あたかも「もう終わりだよ」とでも言うように。
この去っていく時刻もかなり正確で、
ボクが会った時は毎回10分とズレていませんでした。
もちろん放牧地の近くに時計
仮にあったとしても馬が時計を読み取れるわきゃありません。
例えば、他の牧場へ行っても、
繋養馬達はエサの時間が近くなるとソワソワします。
ただしこの場合・・・
・馬自身のおなかが空いてくる。
・スタッフさんがエサの準備を始める。
というようなことが原因だと推定できます。
でもルドルフの場合はエサとは無関係に時間を正確に把握し、
その時間に従ってファンサービスまでしているんです。
自分の職務と時間を完全に理解しているこの賢さって、
ちょっと信じられないレベルじゃないでしょうか?
やはり伝説になるような馬はどこか違うんでしょうかねぇ。
「ダービーはルドルフが勝手に走った」という岡部騎手の逸話、
ボクは妙に納得できるようになりました。
今、ルドルフは成田のシンボリ牧場に居を移しましたが、
やはり同じように暮らしているのでしょうか。
また会いに行ってみたいなぁ。
(でも見学はできないんですよね・・・。)
近頃は名馬が次々と天に召されて
80年代の競馬を伝える存在がだいぶ少なくなりました。
ルドルフには「生きる伝説」として、
まだまだ長生きしてほしいなぁと願うばかりです。
この記事へのコメント
オグリキャップがゴール板の位置を解っていて最後に鼻面を伸ばした・・・なんて伝説もありましたが、
ルドルフは現役時代は自分が勝たなくてはいけないという自覚、
牧場では(言葉が悪いですが)見世物としての自分の役割をしっかりと自覚していたのではないでしょうか?
私はルドルフの現役時代は知らなかったのですが、そのエピソードを聞いて改めて凄い馬だと感動しました(゚-゚)
ボクもルドルフ伝説を知ったのは現役引退
後のことなんですよ~
現役時代はまだ高校生くらいで、競馬との
接点もほとんどありませんでしたからね。
シービーとの三冠馬対決時は社会ニュース
として報道されたので、実際にレース中継
も見ましたけど。
それにしても自覚と言いますか、On/Off
の使い分けはしっかりできている馬だと
思います。
ボクが牧場で出会った驚きの体験の真相
を、ぜひ一度関係者に聞いてみたいなぁ。