転勤先に家族で転居してまもなく、息子が不登校になった時に、青少年の心理を専門とする、
ある精神科を訪ねたことがありました。そこの先生は、40分ほど、うなずきながら私の話しを
聴いてくれて、話し終わったところで、こう聞いてくれました。"息子さんは、なにに困ってい
るのでしょうか?"。この時に、はっきり気づきました、"あぁ、息子が不登校になったことを
悩んでいるのは、私(自分)自身なんだ!"と。この先生のこの言葉で、息子のことに目が向か
ず、自分のことだけで精いっぱいだった自分に気づかせてもらいました...もう20年以上経つで
しょうか、この本を読みながら、あの頃のことを思い出しました。
エリクソンの発達モデル"アイデンティティの獲得・プロセス表"やマズローの五段階欲求説を
引きながら..."アイデンティティの獲得・プロセス表"の、"希望"、"意思"、"目的"、"有能性"、
"アイデンティティ"のプロセス毎に、子どもにはなにが起こって、親はどう対応したらよいかを
丁寧に教えてくれます。読み込んでいくと...なぜうまくいかないことがあるのか、うまくいかな
い理由はなにか、うまくいかなかった時にどこに戻ってやり直したらよいのかまで教えてもらえ
ます。
クライエントさんと向き合っていると...苦しい症状(対処方法)ではあるものの、「これは、
"いま"、この人に必要なことが現れているのだ」と思えることがあります。『退行』も、その
ひとつです。そんな、私の経験や感覚的な理解も支持してもらえるような書き出しで始まります。
この部分だけをとっても、著者・桝田さんは、実践をとおして考えて、行動することを繰り返し
てきた[実務家]だということがわかります。だから説得力があるのです...
「直したものはぶり返す、安らぎから治ったものはぶり返さない」。これなのです!!!
親から始まるひきこもり回復 心理学が導く奇跡を起こす5つのプロセス 単行本(ソフトカバー) – 2019/4/4
-
本の長さ304ページ
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言語日本語
-
出版社ハート出版
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発売日2019/4/4
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ISBN-104802400683
-
ISBN-13978-4802400688
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
最初に着手すべきは就労・就学支援ではなく「何よりも先に親子関係を回復させる」こと。親が“ちゃんと聴き”取り組むことで回復・解決へ。
著者について
臨床心理士 桝田智彦 ますだともひこ
昭和49年、東京都世田谷生まれ。学生時代から作曲家を目指し20代前半にグループでプロの音楽家としてCDデビュー。
作詞作曲の一翼を担い、ラジオや雑誌媒体においては単独でも活躍した。
その後デザイン職とSCS准スタッフに就きながら音楽活動を継続したが、30歳を前に親友を不幸な形で
亡くしたことに壮絶なショックを受けひきこもる。
その後、「人の役に立つ仕事を! 」と猛勉強の末、30代から大学・大学院へ進学、臨床心理士資格を取得。
精神科クリニック勤務経験を経て現在、一般社団法人SCSカウンセリング研究所副代表、
東京都公立学校スクールカウンセラー、私立大学付属中学高校スクールカウンセラー、
親育ち・親子本能療法カウンセラーとして、ひきこもり・不登校支援に従事している。
桝田智彦 公式ホームページ
http://masudatomohiko.com/
一般社団法人SCSカウンセリング研究所
http://www.scsself.com/
昭和49年、東京都世田谷生まれ。学生時代から作曲家を目指し20代前半にグループでプロの音楽家としてCDデビュー。
作詞作曲の一翼を担い、ラジオや雑誌媒体においては単独でも活躍した。
その後デザイン職とSCS准スタッフに就きながら音楽活動を継続したが、30歳を前に親友を不幸な形で
亡くしたことに壮絶なショックを受けひきこもる。
その後、「人の役に立つ仕事を! 」と猛勉強の末、30代から大学・大学院へ進学、臨床心理士資格を取得。
精神科クリニック勤務経験を経て現在、一般社団法人SCSカウンセリング研究所副代表、
東京都公立学校スクールカウンセラー、私立大学付属中学高校スクールカウンセラー、
親育ち・親子本能療法カウンセラーとして、ひきこもり・不登校支援に従事している。
桝田智彦 公式ホームページ
http://masudatomohiko.com/
一般社団法人SCSカウンセリング研究所
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登録情報
- 出版社 : ハート出版 (2019/4/4)
- 発売日 : 2019/4/4
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 4802400683
- ISBN-13 : 978-4802400688
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 7,957位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
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- - 11位社会病理
- - 83位臨床心理学・精神分析
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カスタマーレビュー
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75人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年5月1日に日本でレビュー済み
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「子供がひきこもったのは親のせい。」
その認識が親になければ、子はひきこもりから回復することはない。という著者の指摘は、ひきこもりの子を抱える私には耳の痛い言葉ですが、納得のできるものでした。
親の真の無条件肯定があれば、子は必ずひきこもりから回復する。という経験と知見に裏打ちされた著者の確信のある言葉に感銘を受けました。
勇気と希望を与えてくれる一冊でした。ひきこもる子の親として著者に感謝しております。
その認識が親になければ、子はひきこもりから回復することはない。という著者の指摘は、ひきこもりの子を抱える私には耳の痛い言葉ですが、納得のできるものでした。
親の真の無条件肯定があれば、子は必ずひきこもりから回復する。という経験と知見に裏打ちされた著者の確信のある言葉に感銘を受けました。
勇気と希望を与えてくれる一冊でした。ひきこもる子の親として著者に感謝しております。
2019年4月20日に日本でレビュー済み
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本書はひきこもり当事者の一見困った現象を回復に向けた道のりのひとつとして捉えさせてくれる。その事は親にひとすじの光を与えてくれる。
政府が調査結果を発表しても、ひきこもり問題の深刻さに気がついていない人が多い。身近に結構大勢いるひきこもり達。その苦しさはいかばかりか。
3か月500万円で、ひきこもりを預かって回復させるという会社もあり、ひきこもり支援と言えば、色眼鏡で見られる事も多々ある状況だ。自治体が運営する支援窓口も、すぐに就労させようしたり、心理の専門家が常勤で配置されていないとか、なにやら評判が良くない。このような状況の中で、本書は20年30年ひきこもり支援を専門に取組んできた臨床心理士達のひとつの到達点を示していると私は思う。
ひきこもりの親達には、本書を読んでぜひ家族会に参加してほしいと願う。
政府が調査結果を発表しても、ひきこもり問題の深刻さに気がついていない人が多い。身近に結構大勢いるひきこもり達。その苦しさはいかばかりか。
3か月500万円で、ひきこもりを預かって回復させるという会社もあり、ひきこもり支援と言えば、色眼鏡で見られる事も多々ある状況だ。自治体が運営する支援窓口も、すぐに就労させようしたり、心理の専門家が常勤で配置されていないとか、なにやら評判が良くない。このような状況の中で、本書は20年30年ひきこもり支援を専門に取組んできた臨床心理士達のひとつの到達点を示していると私は思う。
ひきこもりの親達には、本書を読んでぜひ家族会に参加してほしいと願う。
2019年9月27日に日本でレビュー済み
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Kindle版を自分用にソフトカバー版を母に書って渡して読んでもらいました。親も自分も双方が本を読み進めながら、自分の話を聞いてもらうことにした。自分の今の状態はは5章の意思を育む段階だと思うと伝えて話を聞いてもらった。半月くらい経って、自分はまだ3章の無条件承認をしてもらう段階にある事に気づいてそれを伝えながら話を聞いてもらった。ひきこもって申し訳ないという罪悪感は無条件承認欲求だと伝えて、過去のトラウマになった話を全部聞いてもらった。母は母自身の父の癇癪と同じ様に母も癇癪を起こしていたんだと伝えてくれた。そして、引っかかってた事を全部聞いてもらった。母は話をストレス無く聞けたと教えてくれた。お互いの誤解が解けたのではなく、自分の誤解は全く無く、全て母の誤解が原因だった。親のせいにしたくないという思いがあったが、それは無条件承認がまだ完了していないせいだった。ひきこもり本人と家族がひきこもりの段階を把握するのが大切だと思います。
2020年11月13日に日本でレビュー済み
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息子は小さい頃から学校に馴染めず問題を起こしてきた子でした。ひきこもりの状態になり、やっぱりこの子は社会に馴染めない子なんだ、ついに引きこもりにもなってしまったんだ、とがっかりした気持ちになったことをよく覚えています。
そして最初に読んだ本がこの本でした。
しかし、一度読んだだけでは私はなかなか行動に移せませんでした。
親の自分のせいで引きこもりになったのだ、と認めることが辛かったのだと思います。
しかしさまざまな本を読んだり、親の会に通ううちに、これまでの子どもの問題行動も、親の私が子どもを無条件肯定してあげていなかったせいではないか、ということにやっと気づきました。
息子の辛さを真には理解していなかったのです。
それからはこの本を何度も何度も読み返し、とにかく無条件肯定を心がけました。
心の中で何度も何度も息子を抱きしめ、生まれてきてくれてありがとう、と感謝しました。
しかしそれは同時に、自分の子育ての過ちと向き合うことにもなります。それは簡単なようでとても大変でした。何度も辛くなりました。
しかし、数少ない息子と接する機会に、息子への愛と承認を胸に、無条件肯定を続けるうちに、本当に息子は変わりました。
特別なことをしたわけではありません。
ですがこちらが心の持ちようを変えたことで、少しずついい方向に変化しました。
「今すぐ出て行かないとお前の車をぶっ壊す」とすごんでいた息子が、無条件肯定を始めて半年経った今日は、「自分を大事にしたい。自分を好きになりたい。だから部屋を片付けることにした」と言い出し、ゴミまみれの部屋を片付け始めました。
私もいっしょに手伝いました。いっしょに作業しながら息子は、これまでのことやこれからのことを、時には涙しながら、時には笑顔で話してくれました。
先週から就活も始めました。
親が変われば子が変わる、とよく言いますが、こんなに変わるのか、と驚くほどです。
ひきこもりに限らず、あらゆる子どもの問題行動の裏には、子どもの親への愛の渇望があるのではないかと思います。
ありのままの自分を愛してほしい、受け入れてほしい、認めてほしい。
このことは知っていましたし、自分はできているつもりでいました。
でも、できていなかったんです、私。
悩んでいる親御さんは、ぜひぜひこの本を何度も読んで、実践してみてください。
本当に子どもは変わりますから。
そして最初に読んだ本がこの本でした。
しかし、一度読んだだけでは私はなかなか行動に移せませんでした。
親の自分のせいで引きこもりになったのだ、と認めることが辛かったのだと思います。
しかしさまざまな本を読んだり、親の会に通ううちに、これまでの子どもの問題行動も、親の私が子どもを無条件肯定してあげていなかったせいではないか、ということにやっと気づきました。
息子の辛さを真には理解していなかったのです。
それからはこの本を何度も何度も読み返し、とにかく無条件肯定を心がけました。
心の中で何度も何度も息子を抱きしめ、生まれてきてくれてありがとう、と感謝しました。
しかしそれは同時に、自分の子育ての過ちと向き合うことにもなります。それは簡単なようでとても大変でした。何度も辛くなりました。
しかし、数少ない息子と接する機会に、息子への愛と承認を胸に、無条件肯定を続けるうちに、本当に息子は変わりました。
特別なことをしたわけではありません。
ですがこちらが心の持ちようを変えたことで、少しずついい方向に変化しました。
「今すぐ出て行かないとお前の車をぶっ壊す」とすごんでいた息子が、無条件肯定を始めて半年経った今日は、「自分を大事にしたい。自分を好きになりたい。だから部屋を片付けることにした」と言い出し、ゴミまみれの部屋を片付け始めました。
私もいっしょに手伝いました。いっしょに作業しながら息子は、これまでのことやこれからのことを、時には涙しながら、時には笑顔で話してくれました。
先週から就活も始めました。
親が変われば子が変わる、とよく言いますが、こんなに変わるのか、と驚くほどです。
ひきこもりに限らず、あらゆる子どもの問題行動の裏には、子どもの親への愛の渇望があるのではないかと思います。
ありのままの自分を愛してほしい、受け入れてほしい、認めてほしい。
このことは知っていましたし、自分はできているつもりでいました。
でも、できていなかったんです、私。
悩んでいる親御さんは、ぜひぜひこの本を何度も読んで、実践してみてください。
本当に子どもは変わりますから。
ベスト500レビュアー
自分は自分自身が働けなくなり、ほぼ家から出られなくなり日雇いのアルバイトが出来るまで約2年半かかりました。
始めは病院や支援施設だけでどうにかしようと思いましたが、焦り過ぎて要点がまとめられていなかった状態であれこれ手を出しては失敗してどんどん高価なセミナーや治療に手を出して数百万円失い、それを失敗と認めたくないために心配してくれている友人と縁を切り、親にも相当きつくあたりうつ病みたいにさせてしまいました。
紆余曲折有り結局は友人の助けや親の助けで何とか働けるようになりましたが如何にこの部分が大きな助けになるのか痛感しました。
ヤフーネットショッピングで5パーオフだったのでそちらで購入しましたが読めば読むほどあの時の葛藤や、何故助けてと言えないのかなどの考察があり、読んでいてあの頃を思い出し胸がしめつけられました。
もし、当事者、その家族の方が歩み寄りに悩んでいるのでしたら自分は間違いなくこれを勧めます。
勿論、言うは易し行うが難しです。導入していくのは本当に怖いと思います。アクションを起こすのはさざ波を立てると云う事なのですから、ですが専門家の力3割、家族や周りの友人の力7割本当に大事なのです。
今はニュースでも取り上げられるようになった民間のひきこもり支援施設(伊藤学校みたいなもの)は本当に一時しのぎな方法です。
殆どの場合は失敗します。大きな理由は一つ強制的に入れられる場合が大半(当事者とその親が施設を見学して納得しては入れる施設何て本当に数少ない)
もう一つは家に帰ると環境が元に戻るからまた同じ生活になり、大金を使わせてしまったのにまたひきこもってしまったと更に自信を失う。
それならまだマシな方で下手したら支援施設などではリンチや体罰を経験し、その怒りを家族に向ける場合もあります。
当事者の集いで2人程参加していた方が居てどちらとも年間600万円以上の費用が掛かったそうですが
専門的な心理カウンセリングなどは無く、ただ集団生活をして近くのスポーツクラブに体を動かしに行ったり
皆でゴミ拾いしたりしたとかで、我慢できずに抜け出した利用者が居たら連帯責任でご飯抜きになり
その報復に夜中にリンチが行われていたりと酷い事もあったみたいです。
この本は失敗談もほぼ無く、当事者と云うよりも当事者の親向けの内容になっているかなと
元当事者として思う所は確かにあります。
当事者とその周りの人間が気軽に会話できるようになれば当事者の不安はかなり軽減されていきます。
勿論、いきなり会話しようとしても無理です。長年のわだかまりやいきなりの行動は大いに警戒される事が殆どです。
大事なのは私たちは貴方の事を見ているし、相談に乗れる準備は出来ているので気が向いたら話してねみたいな雰囲気が作れるかどうかです。
元当事者として言える事は当事者は外に出られない事を親の期待に応えられない事を普通になれなかった事を恥じ、そして家族や友人から見捨てられるのではないかと見捨てられ不安を抱きます。
家族側も当事者から直接的な暴力を受けるのではないかと不安を抱きます。お互いが見えない真剣を突き付け合っている状態では心が休まりませんよね?
お互いの不安をしっかりと認識して共有し合えるかどうかこれは本当に大きな分岐点となります。
当事者やその家族がこの本を読むのは本当に大変な労力が伴うでしょう。自分も読むのに3週間かかりました。
こういった本が世にもっと出回り親子が気軽に話し合えるようになって生き易くなって欲しいです。
始めは病院や支援施設だけでどうにかしようと思いましたが、焦り過ぎて要点がまとめられていなかった状態であれこれ手を出しては失敗してどんどん高価なセミナーや治療に手を出して数百万円失い、それを失敗と認めたくないために心配してくれている友人と縁を切り、親にも相当きつくあたりうつ病みたいにさせてしまいました。
紆余曲折有り結局は友人の助けや親の助けで何とか働けるようになりましたが如何にこの部分が大きな助けになるのか痛感しました。
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もし、当事者、その家族の方が歩み寄りに悩んでいるのでしたら自分は間違いなくこれを勧めます。
勿論、言うは易し行うが難しです。導入していくのは本当に怖いと思います。アクションを起こすのはさざ波を立てると云う事なのですから、ですが専門家の力3割、家族や周りの友人の力7割本当に大事なのです。
今はニュースでも取り上げられるようになった民間のひきこもり支援施設(伊藤学校みたいなもの)は本当に一時しのぎな方法です。
殆どの場合は失敗します。大きな理由は一つ強制的に入れられる場合が大半(当事者とその親が施設を見学して納得しては入れる施設何て本当に数少ない)
もう一つは家に帰ると環境が元に戻るからまた同じ生活になり、大金を使わせてしまったのにまたひきこもってしまったと更に自信を失う。
それならまだマシな方で下手したら支援施設などではリンチや体罰を経験し、その怒りを家族に向ける場合もあります。
当事者の集いで2人程参加していた方が居てどちらとも年間600万円以上の費用が掛かったそうですが
専門的な心理カウンセリングなどは無く、ただ集団生活をして近くのスポーツクラブに体を動かしに行ったり
皆でゴミ拾いしたりしたとかで、我慢できずに抜け出した利用者が居たら連帯責任でご飯抜きになり
その報復に夜中にリンチが行われていたりと酷い事もあったみたいです。
この本は失敗談もほぼ無く、当事者と云うよりも当事者の親向けの内容になっているかなと
元当事者として思う所は確かにあります。
当事者とその周りの人間が気軽に会話できるようになれば当事者の不安はかなり軽減されていきます。
勿論、いきなり会話しようとしても無理です。長年のわだかまりやいきなりの行動は大いに警戒される事が殆どです。
大事なのは私たちは貴方の事を見ているし、相談に乗れる準備は出来ているので気が向いたら話してねみたいな雰囲気が作れるかどうかです。
元当事者として言える事は当事者は外に出られない事を親の期待に応えられない事を普通になれなかった事を恥じ、そして家族や友人から見捨てられるのではないかと見捨てられ不安を抱きます。
家族側も当事者から直接的な暴力を受けるのではないかと不安を抱きます。お互いが見えない真剣を突き付け合っている状態では心が休まりませんよね?
お互いの不安をしっかりと認識して共有し合えるかどうかこれは本当に大きな分岐点となります。
当事者やその家族がこの本を読むのは本当に大変な労力が伴うでしょう。自分も読むのに3週間かかりました。
こういった本が世にもっと出回り親子が気軽に話し合えるようになって生き易くなって欲しいです。
2020年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
沢山の書籍を読みましたが、一番心に響く内容でした。ブックカバーを外すと…。
そして一ページ目…。色使いやイラスト、皆さんはしないと思いますが、私は光に
反射させてみたり…笑
臨床心理士、桝田さんの温かさや思いが
伝わった(詰まった)部分でもあり、
一筋の光がさしてくるような…
そんな感覚に包まれました。
読み終えて…。
その感覚に間違いはありませんでした。
この本に出会えて頑張れてます。
購入して良かったー!
桝田さん、この本を出版してくださり
ありがとうございました。これからも
応援しております。
そして一ページ目…。色使いやイラスト、皆さんはしないと思いますが、私は光に
反射させてみたり…笑
臨床心理士、桝田さんの温かさや思いが
伝わった(詰まった)部分でもあり、
一筋の光がさしてくるような…
そんな感覚に包まれました。
読み終えて…。
その感覚に間違いはありませんでした。
この本に出会えて頑張れてます。
購入して良かったー!
桝田さん、この本を出版してくださり
ありがとうございました。これからも
応援しております。