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前回の記事にまさかコメントが(しかも複数)つくとは思っていませんでした。とてもありがたいです、これからもデブのために頑張ります。
さて……
ふもとっぱらに行ってきたで。
言わずと知れたゆるキャン△の聖地。関西勢としては遠いからなかなか行ける場所ではなかったのですが、機会がありましたので友人と3人でやってまいりました。ほんと、最高のロケーションでしたわ。富士山はいい……
さて枕はこの辺に……と言いたいところですが、今回は枕に関係する話……つまり、
寝具編
寝具っていうふわっとした書き方になったのは夏はともかく、冬場は割と命に関わるアイテムなだけあって例えば寝袋だけ、みたいな寝方ってできないんですわ。なので、総合的に『ワイはこのスタイルで眠れたor寒さで目覚めた』というものを紹介出来たらなと思います。
というわけでまずは……
シュラフ(寝袋)
キャンプ泊といえば寝袋を想像される方も多いかと思います。夏を除けば夜は思ったより冷える……そんな夜の助けになるのがシュラフです。大事な大事な、お布団です。
さて、デブがこの寝袋を雑に選ぶとどうなるかといいますと……
ミサミサになるんや
全身拘束拷問の始まりや
友人のマミー型の寝袋を借りたことがあるんだけど(ちゃんとしたメーカー製のいい奴だから伸縮性もあるダウン製)、横幅がなんとかなったとしてもそっちに布地をもっていかれるから厚み部分に布地が足りなくて胸がものっそい圧迫されるの。
もうギッチギチやで!
珍しくライブTでXLサイズ売ってくれてるかな……入るかなぁって思いながら買って着てみたら横方向に張り裂けんほどに布地が伸びてバンドロゴ横にビチィ! って伸びた上に乳首と腹が浮き上がり丈が足りなくなる……
普通なら寝袋には封筒型とマミー型という大まかに2種類あって……みたいな話すると思うんやけど、デブには選んでる余裕ねぇからな?
入るやつを探すしかねぇ。
ユニクロみたいにweb通販でビッグサイズを用意してくれたりしないの。
アウトドアは厳しい。
あ、でも限界温度と快適温度についてはしっかり吟味してほしい。
限界温度って、初心者からすると何やっても無理な温度だから。
快適温度でやっと普通になんとかなるレベルだから。
で、ここで最初に買ったシュラフの紹介です。
先に言っておきます、これ大失敗したから。
上記の注意事項何一つ考えずに買った奴だから。
Naturehike 高級ダウン寝袋
長さ190×幅72cm 重さまさかの570g
1万円
1万円
割と高けぇな!?
幅72cmあればなんとかなるやろ……と考えたのが甘かった。
ギッチギチやで!
脇の下までしか入りません。
しかも快適温度5℃~15℃だし。
でも、1万円もしたんや……なんとか使わにゃならん……
ということで、
これは着る毛布(何年か前に流行ったよね、今でも愛用してる)でシュラフを包み込み、首から肩までは着る毛布で胸から下はシュラフで保温するというスタイル。
ちょっと無理があるとは思ったよ?
でも、シュラフってアパレル扱いじゃないからアマゾンで返品したら100%戻ってこないねん……
使うしかないやん……
だから使ったよ、2月のキャンプで。
うん、眠れたは眠れたよ……2時間おきに目覚めたけどな?
あとこれはシュラフのせいではないけど、テントが結露してシュラフが濡れて深夜2時かそこらくらいに強制起床(足が凍り付くかってくらい冷たくなった)これはもうアカンな、って焚火をして朝を待ったよ。
Naturehikeって最近そこそこに品質が担保されつついい商品を出してくる中華ブランドなんだけど、彼らの名誉のために言っておくけど……すごくいい寝袋だからね?
普通の人なら全然寝れるし、中にブランケットとかカイロいれたら0度くらいならいけるレベルの軽量コンパクトシュラフだからね?
でもデブには駄目だった。
さて、困ったぞ? と。70cm幅でも割と頑張って探した方だけど、これじゃ肩が入らねぇぞ、と。
ていうかむしろどんだけのサイズ買えば大丈夫なのか、例えばゆるキャン△で斉藤が買ってたようなモンベルのダウンハガー(ナンガのやつって話もあるけど)だったらいけるのか? 5万出してミサミサになったらもう目も当てられないぞ?
もはやトラウマ
とにかくでかい奴! でかすぎたらそっからサイズダウンしていけばええねん! 大は小を兼ねる? デブは大しか無理!!
というわけで信頼できるのを見つけました。Bears Rockっていう広島のアウトドアブランド様。
長さ230×幅90cm
ただし重量3.4kg
ありがちなyahooや楽天のサムネイル。そして-30度とかいう聞いたこともない限界温度。
怪しい……怪しくない??
でももうこれにすがるしかなかった。幅90とか見たことない。
重量3.4kgがなんだ、化繊だから収納サイズがバカデカいけどなんだ! デブはそもそもオートキャンプ以外選択肢がねぇんだよ!! 荷物が重くなるから!!
この辺で気づいてきましたね、ええ。
デブは荷物も太いって
再び汚い写真で申し訳ないが、セミダブルのベッドに乗せてこのサイズ感。
もうね、シングルベッドサイズですよ、これ。
入った感じどうだったかって?
余裕。
超余裕。
まさかデブが寝袋の中(寝袋ごとじゃなくて中)で寝返りできるなんてね。
余裕の広さだ、サイズが違いますよ。
お値段、13,750円
もうこれ買いなさい。デブはこれ買っとけば寝袋で余計な出費することなくなるから。
めっちゃ温いからむしろ寝汗かくかもしれんから。
春とかになったらフルオープンにして寝りゃいいから。
買え、買っとけ。
厳冬期キャンプするならこれや。
この余裕加減なら多分同社のマミー型も余裕ですわ。
好きな方を買うといい。
そう、デブなのにマミー型と封筒型を選べるんだ。
ありがとう、Bears Rock社! 愛してるぜBears Rock社!
というわけでシュラフの話はここまでだ。
とりあえずこれを買って、自分のサイズ感というか、どれくらいまで狭さに耐えられるかとか、感じてから次のステップにいけばいいんじゃないかな。
使えばわかると思うんだけど、こいつ230cmも長さがあるから、割とはみだしがちなんだよねw 諦めるかどうかは貴方次第だ!
というわけで次は、
マット
道具としては地面の硬さ緩和と底冷え防止です。これは、ぶっちゃけデブあんまり関係ない。
ただ安いエアマットはデブならではの重みで寿命が短そう(買ってない)
僕が使ってるのは
アルパインデザイン(スポーツオーソリティのプライベートブランド)のインフレータブルマットWってやつです。厚みは2.5cm。
これ、Wっていうぐらいだから幅が110cmあるの。
うん、やりすぎた。デカい。持ち運びもデカい。
寝袋より先に買ったからマジでサイズ感わかってなかったんだけど、余裕で幅が余るしワンポールテントの床にちょっと置きにくいw
まぁ、もっと横幅が狭いのでいいと思うの。俺だと70もあれば御の字かな。正直、寝袋から腕出して寝ないから背中から尻さえしっかり守れたらそれでいいかなぁってとこあるので。
だからそんなに悩まなくていいと思います。
ただ、こういったマット類は銀マットだろうがインフレータだろうが、エアだろうが……
消耗品だっていう覚悟が必要です。
デブはすぐクッションダメにするからな。だから金をかけるというよりは、どんどん買っていくハメになるんやろなって思ってます。
まだ一つしか持ってないから比較できなくてすまない。
今度安い奴1枚買おうと思ってるので追記するかも。
じゃあ最後、
コット
これについては、最悪なくてもいい奴なのですが、デブには悩ましいアイテムなので記載。
テントの床があって、その上にマット敷いて、その上に寝袋……それで十分眠れます。
もちろんもっと敷物を増やす人もいて千差万別ですが、とりあえずの基本形は完成なのです。
コットというのは、いわゆる簡易ベッドです。
これを使うことで例えばテントの床を外して使えるだとか、そもそも底冷え対策を少なめにできるとか、寝心地が段違いだとか、そういった一歩先を行くアイテムなので必須ではないですが……だんだん欲しくなってくるやつです。
で、デブの皆様ならお察しでしょうが、簡易ベッドなんですよ。
簡易ベッド、経験ありますでしょうか? 僕はあります。
今すぐ壊れるわけじゃないだろうけど、明らかに頼りない……毎日使ったら確実にギシギシと悲鳴をあげだすだろう……いや、むしろもう経年劣化でやばくない??
常人は意識すらしない、けれどデブはものすごくナイーブになる……
うん、そうなんだ、またなんだ。
耐荷重問題なんだ。
軋むベッドの上で優しさは持ち寄れてもデブは乗せられないんだ。
一応ね、デブはこれ使っとけってやつあるんです。前回の椅子編でも同じようなこと言ったから想像つくと思うんだけど、
Helinox(ヘリノックス) アウトドアコットマックス
幅75×奥行き210×高さ17cm
耐荷重145kg
重量2.8kg
お値段、聞いて驚け49,500円
ベッド買うわwwwwww
フランスベッドとかのめっちゃいいマットレス買うわwwwwww
安いと思った人は買ってください。
でも僕は流石にこんな値段を年に数回しか使わないものに出せない。
もうちょっと安い奴もあるけどやっぱ4万はするのよね。
はい、というわけで脂肪はあっても金のないデブは椅子、寝袋に続きまたネットの海を徘徊するしかないのです。
耐荷重と同時にサイズも重要です。
だいたいのコットって、担架に足が生えたみたいな構造をしているので、あまり小さいと肩にフレームが当たってしまいます。上にマット敷けばなんとかなるけど、できればゆったり寝たいでしょう?
面倒だな、おい!
というわけで、僕が実際に経験したコットを元にいくつかご紹介していこうと思います。まずはこれ、
DoD ワイドキャンピングコット
縦190cm×幅77cm×高さ190mm
耐荷重100kg
おいてめぇ、耐荷重100kgなんざつかいもんにならないもの紹介しやがって!
とお怒りの皆様、ご安心ください……販売終了品です(5000円ちょい)しかも、譲ってもらった奴なんです。
で、ぶっちゃけどうなんだっていうと、眠れます。乗れます。肩も当たりません。
耐荷重オーバーでも構造が単純なだけに即座に壊れるものではない、とわかってもらえればそれでいいんです。
大事なのはこの幅前後なら問題なく眠れるってこと、奇しくも最初に紹介したNaturehikeの寝袋と似た幅ですな。
そう、コットは身体の厚みを問われないのです。
まぁ、このコットは割と身体が沈む(底付はしないけど)し、なんかたまにブチブチと布のはじける音がするのでそのうちぶっ壊しちゃうんだろうなぁとは思ってます。
耐荷重オーバーの使用は自己責任で。
で、こっからが本題。
DoD バッグインベッド
縦183cm×幅72cm×高さ155mm
耐荷重120kg
お値段、9,600円
ワイドコット壊れたらこれが第一候補になるでしょう。
さっきのコットより横幅も縦幅も少しばかりスリムになったけれど、さほど狭くなっていないので余裕のサイズ。耐荷重的にもばっちり! ということで、オススメです。軽さもヘリノックスと変わらないしね。
ぶっちゃけアマゾンとか見てたらいくらでも耐荷重クリアしてくれる奴が椅子と同じく出てくるんだけど……コットってだいたい1万円弱しちゃうのでだったらまだDoDのがマシかなぁ……って(工場はどっちにしろ中国だけど、品質管理がまだマシ)
あ、中国製と言えば、こちら。
Naturehike 屋外折りたたみアルミキャンプテントベッドフォールディング軍用ベッドポータブル(modelA)
縦190cm×幅65cm×高さ38mm
耐荷重150kg
お値段、13,500円
Youtuberとかまで抱き込んで一定のポジションを得ているコットです。
今までのコットと違って足が長いハイコットと呼ばれる種類でありながら、足を外せばローコットにもなる2wayが嬉しい奴です。
友人というか僕のキャンプの先生が持ってるやつなんですけど(もちろん乗ってません。デブは他人の椅子やベッドに座ってはいけないのだ)撤収を手伝ってるときに上でマットを巻いた感じだと張りもいいし、明らかにワイドキャンピングコットよりは安心できそうな雰囲気してました。
ただ、彼、めっちゃガリなんですけど……2,3回使ったぐらいのとこでパーツが割れたって言ってました。
うーん、怖いw
中華製かつ中国の会社の商品なんでやっぱ検品というか、品質管理が怪しいんですよね。
シュラフは問題なかったですけど、やっぱ個体差あるっぽいんでこれも当たりを引くかどうかは運ゲーなとこあるのかなぁって思うと、ベストとは言いませんがハイコットとしては安い部類かなぁと。
あと、幅的にはそろそろこのラインあたりでアウトになるデブも出てくるかと思います。
僕もちょっと不安w
じゃあハイコットならどの辺がいいかなぁってなると、
やっぱりロゴス先輩。
LOGOS(ロゴス) デザインコンフォートベッド
縦205cm×幅72cm×高さ34mm
耐荷重120kg
お値段、13,970円
これ、いい寝心地でしたよ。値段はNaturehikeと同等ながら、安心感が違う。
ただ一つ大きなデメリットとして、折り畳み式なので収納がでかいこと。
あと重い。6.3kgある。
デブは道具も太るのである。
まぁ、それを飲み込める人であれば、もうちょっと背伸びして是非これをオススメしたい。
僕もいつかはこれを買いたい。
LOGOS(ロゴス) グランベーシック EZアッセムコット
縦190cm×幅76cm×高さ40mm
耐荷重120kg
お値段、17,600円
これね、最高。めっちゃパンパンに布張ってて、その上めっちゃ丈夫なの。店頭で寝てマジで沈まねえでやんのって驚いたくらい。
あんまり固いのが嫌な人は張り具合を緩くする機能もあるのでばっちり。
丈夫で一切ぐらつかない強いコットです。
これも6キロあるんで、デザインコンフォート買う決断を下せる人ならもう一声背伸びすることをお勧めします。最高。
2台買ってもヘリノックス1台分……ロゴス先輩しゅき……
あとこれは番外というか、オススメとかそうじゃなくてロマンなんすけど……
コールマン コンバータ コット
縦194cm×幅64cm×高さ32.5mm
耐荷重102.1kg
お値段、4,000円弱(コストコ価格)
コストコ コット で検索すると出てくる格安のコールマンコットです。
アマゾンだと5000円ちょいなのでコストコに行ける人は選択肢に入るかも。
もうこれはコットなのかビーチチェアなのかわかんないけど、この変形機構はロマンです。
昼間はこれで日向ぼっこして、夜はテントに入れて寝る。いいじゃない……
まぁ、リクライニングとかデブの敵なんですけどね。へし折っちゃうから。
でも憧れるのも事実。
この辺のラインならダイエットしたら下回れる可能性が少しはあるかしら?? といったところも個人的にロマンです。
実物は意外としっかりしてたので多分いけます。
はい、というわけで以上で寝具編は終了です。
割と値が張ります。始めようとしてそろえるなら結構しんどい感じします。ですので何か一つを買って他は代用、とかでも最初はいいと思うの。
別にテントに布団一式持ち込んで寝てもいいんだから。マットだってもっと安物の銀マット重ねたりしてもいいんだから。
ていうかデブならそれが一番安上がりじゃね?
とか思いますが……じゃあなんでこういう道具を選ぶかっていうと……居住空間との兼ね合いがあるからなんですねー
そう、つまりはテント。
テントがギリギリのサイズだと、布団持ち込めないじゃん! みたいなね(まぁBearsRockの寝袋も入らないって話になるんですが)
テントのサイズは本来はこの辺の道具のことも見込んで買うべきなんだろうなぁって思います。まぁ、想像しきれないんで2つ目とかにいくんだろうけど。
というわけで次回はテント編のつもりです。
まぁ、テントに関してはマジで1張りしか持ってないので、人様のテントに入った記憶とかを頼りにお話しする感じになりそうです。
ぶっちゃけ荷体重問題ほど選択肢は狭くはないので、ふんわりお話していこうと思います。
それじゃあ、バイバイ!
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