福井県立恐竜博物館(勝山市)は9月28日、本年度の特別展「海竜~恐竜時代の海の猛者たち~」(同博物館、福井新聞社主催)の開催期間を来年1月10日まで延長すると発表した。元々は10月31日までを予定していた。博物館は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館しており、1日に再開する。
特別展は7月16日に開幕。8月7日から臨時休館し、博物館によると延長を求める声が全国から寄せられた。展示標本を借り受けている国内外の博物館と交渉し延長を実現した。
再開に合わせ、博物館は10月1~3日に来館者全員と特別展入場者に対し、それぞれオリジナルのシールをプレゼントする。2、3日には特別展の入場者を対象にオリジナル缶バッジが作製できるイベントを行う。参加費は無料。両日とも午前9時からと午後1時からの2回実施し、各回定員は先着250人。
特別展は絶滅した海生爬虫(はちゅう)類の進化や生態に焦点を当てた企画。全長約13メートルのモササウルス類「ティロサウルス・プロリゲル」の複製全身骨格や、史上最大の魚竜類「ショニサウルス・シカニエンシス」の約4メートルの頭骨模型、国内で初公開されたカメに似た甲羅がある板歯(ばんし)類「グリフォデルマ・カンギ」の実物化石など約80点の標本を展示している。
新型コロナ対策のため入館には予約が必要で、博物館ホームページで受け付けている。観覧料(常設展含む)は一般1300円、高校・大学生800円、小中学生600円、70歳以上500円。小学生未満は無料。期間中の休館日は10月13日、11月10日、12月8、31日、来年1月1日。