(2021/08/30 07:28)
人生初の2daysライブをした。人生で1番歌って喋った2日間だった。
正直、記憶が消えたんじゃないかと思うくらいぼーっとしている。
いや、決して両手放しで記憶を吹っ飛ばせるほど順風満帆に終わった訳では無かったし、アドレナリンでかき消されてはいるものの頑張って記憶を辿ろうとすれば、嬉しい事も悔しい事もじわじわと出てくるのかもしれない。
色んな人の努力と、必死さと歯がゆさと、何としてでも成功させたいと言う思いがあって、2日間を終えられた事は間違いないだろう。
最後まで盛り上げてくださったみんなは勿論、最後まで一緒に頑張ってくれたスタッフさんやメンバーの方々には心の底からお礼を言いたい。
とんでもなく熱かった。改めて、#柾花音2days 本当に本当にありがとうございました。
さて、シャワーも浴びてパジャマに着替えても相変わらず目がバッチバチなので、頑張って記憶を辿って色々話してみたいと思う。
明日以降の自分のためにも今日お酒を飲むのは控えるが、帰りにハイテンションのままノリで買ったつまみがあるので準備は万端だ。
なんとか目を瞑ってこれを明日に回さないのは、目が覚めたらどうせ無限反省編が始まるからである。当然一夜寝た程度で収まる興奮では無いのだが、こういうのはアツアツホヤホヤ(?)の内に話した方が精神的にいいと思うのだ。
思えば、8月頭の初リハーサルから既にめちゃめちゃ熱かった。
雨の中ガンダッシュでスタジオに向かい、お久しぶりの大和田さんと和音さんと、初めましての北村さんとまぁびぃさんにご挨拶をして、柾花音初めてのバンドサウンドとご対面。
初っ端からそれはとてつもない完成度で正直震え上がった。あれ?柾が入る数時間前に初めて音合わせたばっかりですよね…?えっ…もう出来上がってるの?やっば……と素人並感で圧倒されていたら、慣れないバンドの音圧に身体が耐えきれず、すぐに喉をやった。
このヤバ過ぎる失敗は発声を細かく見直すきっかけになったので、とてもいい経験だったと思う。
そこから回を重ねる毎に、私の耳でも分かるほどに演奏も音もどんどんアップグレードされていく様は本当に圧巻の一言である。
しかも何がすごいって、
「ここのジャッジャージャの所あるじゃん」
「うんうん」
「ジャッの所のキーボードもう少し○△□◎×(専門的過ぎて何を言ってるかは分からない)が欲しいんだよね」
「あー了解」
的な。(※セリフはイメージです)
傍から見れば「あれ取って」だけで全てが通じる熟年夫婦の様なやり取りをしながら、着実に1つ前のテイクよりもかっこよくなっていくのだ。私は圧倒的力の前に笑うことしか出来なかった。
例え意味は分からなくとも、どのやり取りを取っても、初めてバンドと歌う私にとってはどれも新鮮で楽しい。
じーっと飼い主を見つめたまま、何を言ってるか多分理解していないにも関わらず、何故かずっと尻尾を振り続ける犬みたいになっていた。音音音楽楽楽楽楽楽楽歌歌歌歌みたいな脳内メーカーのまま、ただただプロ達の阿吽の呼吸を眺める。とても幸せだった、最高。
それでも演奏が終わって楽器を置いたら、
みんなこうなっちゃうんだから、やっぱ強キャラっつーのはこうでなきゃなあ!!って1人で盛り上がっていた。
普段人当たりとノリのいい、どこか緩い雰囲気の人達ほど、色々と変態な業界である。それを肌で感じた、本当にすごかったな。
今回のライブで一番困ったのは、バンドサウンドに耐えうる身体を、残り1ヶ月も無い本番までに作らなければいけない事だ。ステージではイヤモニもあるので直に聞く音とは全く勝手が違うものの、それでも初めて聞くバンドの音はやっぱり圧が半端でない。
しょぼくれてる暇はないと、いつもお世話になっているボイトレの先生に相談して、急ピッチで調整をしなんとか難を逃れた。何とかそれっぽくなってきたのは8月中旬だったので、正直結構ギリギリではあったのだが、調整どころか今までよりも格段に歌いやすくなったのでやっぱりプロの凄さをここでも痛感する事となる。先生本当にありがとうございました。まだまだ精進しなきゃ。
いざ本番が始まれば、それはそれは酷いもので、とちったり噛んだり踏んだり蹴ったりではあった…
とは思うものの、正直楽し過ぎて全部飛んでしまった。
色々含めて全部楽しかったし、生ならではって感じで、どんな要素も熱さに変わるのが空気感で分かった。
冷静になってしっかり思い返そうとすれば、良かった所も悪かった所もわんさか出てくる。
あー走っちゃったなとか、あそこブレたし裏返ったなとか、あそこはバンドに合わせてキメるとこだったのにとか、ここ1日目の方が良かったとか、もっと言葉ハッキリ出すべきだったとか。ノリで行ったら誤ってオク上にしてしまって焦ったとか。何より2日目泣かなきゃよかった!!!!とか。
そして、訳分からないくらい楽しかったとか、あそこのシャウト気持ちよかったとか、最後まで会場を湧かせよう!とバンドメンバーと一体になる感覚が言葉では表しようのない多幸感だったとか、それを見て同じように盛り上がってるみんなを見るのが最高過ぎて堪らない事とか。
こんな達成感やこんな反省点が生まれることも、どれもこれも生のライブならではだ。
朝7時の今思い返しても、胸に熱いものが込み上げる。
1つ裏話を上げるとすれば、一日目のカプチーノの冒頭アカペラ部分は、休憩明け直前に決まった演出である。
思わぬアクシデントが起こり、予定より早い15分休憩が差し込まれたのだが、その間に本当なら前の曲から移行する予定だったカプチーノの冒頭をどうするかの話し合いが始まり。その際、頭がぐるんぐるんでハイになっていた私の「あっ…アカペラはどうですか!」という、今思えば思い切った提案の末、急遽ああいう形になったのだった。
メンバーがすぐに「いいね、そうしよう!」と言ってくれたことが嬉しかったし、生演奏ならではの演出に加われた気がして、ふふんって気持ちだ。とても緊張したけど楽しかった。
そして、今回のライブではキーボード担当の田中和音さんが作曲してくださった、オリジナルソング2曲を初披露した。
詳細は正式発表の時に取っておきたいので今回は手短に済ますけれど、みんなにも気に入って貰えたみたいで本当に嬉しい。
特にみんなと歌える「ラララ…」の部分はお気に入りだ。
これは余談だが、ラララの説明の時に「難しい歌詞だ…覚えられるかな…」というコメントを見た時は危うく笑っちゃって歌どころじゃ無くなるところだった。よく耐えたと思う。書いた人は反省して欲しい。
今日帰ってからやっと落ち着いてコメントを見れたけれど、本当にみんな楽しんでくれていて演者冥利に尽きると言うか、本当に胸がいっぱいだ。
言いたいことは2日目のラストMCで出し切ったつもりなのでここでは省くが、心の底からこの2日間を迎えられて良かったと思う。間違いなく、人生で1番幸せな時間だった。
改めて、#柾花音2days 本当に本当にありがとうございました。
トラブル等もありみんなには大変ご不便をおかけしました。いっぱいいっぱいお待たせしてごめんね。
それでも2日間、最後まで付き合ってくれてありがとう!!
またあの幸せで最高にハイな時間を君たちと過ごす為に、21歳の一年も頑張っていきたいと思います。早くリアルライブでラララ出来ますように!
これからも柾にお付き合い下さい。宜しくお願いいたします。
アーカイブはまだ見られるので、ぜひぜひ沢山みてね。
【柾花音 Summer & Birthday Live 2021】
いつか機会があれば、ライブの同時視聴とか出来たら面白いなと思う。何日か経った後に録画を見る勇気があったらだけど…。
個人的柾のここ聞いて!は、1日目のvinylラスサビシャウトとオリジナル、2日目必死過ぎて終わったあと暫く肩で息してたunravelとファイトです!よろしくおねがいします!調子乗ってるけど明日は多分反省会です!!
今寝れそうなので寝ますおやすみなさい!!!