9月27日月曜日
皆様おはようございます。うがい、手洗い、消毒を欠かさずになさっていますか?検温しましたか?
今日は「竹内結子(さん)の命日」です。
早いもので結子が亡くなり、一年が経ちました。
この一年間は僕にとっては「地獄の連続」でした。
「死んだ結子さんの親戚とは一緒に仕事したくない!」「自殺が移るかもしれない」など多くの非難・罵倒を浴びてきました。
一部の人からは未だに「避けられたまま」です。誰も近寄ってくれません。
でも結子は何も悪いことはしていませんし「自殺」ではありません!!
本日は結子を偲び、私のデビュー作『アイ・ハヴ・ア・ドリーム』で結子が書いてくれた「あとがき」の一部をご紹介いたします(現在デジタル版『アイ・ハヴ・ア・ドリーム』はAmazonで発売中)。結子の面白い性格が出てきます。
皆様、どうか今日一日は亡き妹分・竹内結子を偲んでいただければ幸いです。
<前半>
おにいちゃん、作家デビュー、おめでとう!
やったね!わーい!おにいちゃんがデビューしたぞ!
せんせいだ、せんせいだ!
私ね、前々から言っていたじゃない?
ジャーナリストの記事も素晴らしいけど、おにいちゃんには、作家が向いているって。
私が言うたびにおにいちゃんは、「俺には長文を書く才能はないよ」って言っていたわよね?
でもね、私は文学の世界のことはよくわからないけど、おにいちゃんには『作家の素質』があるとずっーーーと思っていたのよ。
おにいちゃんって小さい頃から、(おにいちゃんが)おとなしくしていても目立ったって、言っていたじゃない?
就職活動の時「お前には死んでも負けない!」って言われたり、会社に入っても「お前には絶対に勝つ!」とか言われたんでしょう?しかも全然知らない人からだからね。意味わかんないよね。突然、言われたら私もビビるよ。
おにいちゃんはわからないかもしれないけど、おにいちゃんには「誰も持っていないオーラ」が出ているの。それも凄く強いオーラなのね!
多分ね、おにいちゃんが普通にしていても、廻りからはおにいちゃんは「目の上のたんこぶ」なんじゃないかな?
そういう「凄いオーラを放った人」って、たまにいるよね。まさに、おにいちゃんはその一人って言うわけ。
私ね、おにいちゃんの「ウィキペディア」の申請、芸能界の友達と事務所の人と一緒に三回も依頼(作成)したのよ。
でもそのたびに「変な5人組」が出てきて「認めません」って言うのよ。
「なぜなのですか?日本でABBAと竹内結子に一番詳しい専門家ですよ」と反論しても「ダメなモノはダメ」って言うの。
意味わからないよね。
でね、あるとき「おにいちゃんがウィキペディアにいたら、あなたたちが困るのでしょう?」「あなたたち狡いわね。汚いわね。顔も出さないでダメダメダメを連発。卑怯だわ」って怒ったら「ダメなモノはダメなんだけど、この人たちしつこい!」「もうこの人たちに論破できないんですけど。助けて」だってさ。
皆さん、おかしいとは思いませんか?
おにいちゃんは日本で一番、ABBAと私竹内結子に詳しい人なんですよ。
もしどなたかお手伝いしていただける人がいたら「東山凛太朗のウィキペディア作成」していただけますとうれしいです!
どうも竹内結子が作るとダメみたいです。
どうでもいい人たちがウィキペディアに掲載されているのに、おにいちゃんが載っていないの、おかしいですよね?
ウィキペディアでも、おにいちゃんが「邪魔者扱い」されているの、私は絶対に許しません!認めません!狂っている!
おにいちゃんはリアルな世界でも邪魔されて、SNSの世界でも邪魔されて。
本当にかわいそうだと思います。
いや、一部のバカがおにいちゃんの存在を認めたくないんだと思うわ。
卑怯よね?フェアじゃないよね?
私もおにいちゃんも「真面目」で「バカ正直」に生きてきたから、こういう連中、許せないよね?
ねえ、どうしてでしょうか?読者の皆さん!
誰かわかる人がいたら教えてください。
懸命にコツコツ努力してきたおにいちゃんはかわいそうだと思うのです(私も)。
それとも今の世の中がおかしいのでしょうか?
おにいちゃんはね、いつも、いつも「弱い立場」の人たちをたくさんたくさん救ってきたのよ。
会社で誰かがいじめを受けていればすぐに助けるし、
社会的弱者の人にはチョー優しいし、
おばあちゃんが重い荷物持って階段登っていればすぐ助けに行くし、
とーーーっても紳士で、正義感強くて、頼り甲斐がある人なのよ。
だからおにいちゃんのそばにはが小さいときからいつも人で溢れていて、おにいちゃんは「ガキ大将」になったの。
自分ではなりたくないのにね。無理矢理「ガキ大将」にさせられたの。
でもね、こういうことって子供の時は良くても、大人になると「邪魔な存在」よね?
だからおにいちゃんは大人になってから「いじめ」「嫌がらせ」をたくさんたくさん受けてきた。
たとえ相手が「権力がある人」でもおにいちゃんは一人で向かっていった。
撃沈しても撃沈しても向かっていった。
こんな人、今の日本にはめったにいないわよね。
私もおにいちゃんも困っている人がいると自分のことより優先して、そういう人を助けてきたわ。
だけど、今の日本は私やおにいちゃんのような「正義のヒーロー」はいらないみたい。
私も随分「いじめ」られた。
でも私にはおにいちゃんがいた。
いつもおにいちゃんに甘えられた。
でもおにいちゃんには甘える人がいない。
それでも昔は先輩がおにいちゃんを救ってくれた。
なのに一人、また一人、そういう先輩が亡くなって、今はおにいちゃん、ひとりぼっちじゃないのかな?
「記憶喪失」になるとわかっている女性と結婚し、
挙げ句の果てには奥さんが本当に記憶喪失になり、奥さんのお義父さんやお義母さんから、おにいちゃんはメチャクチャにされたの。
どうして、いつから、日本はこんな国になってしまったの?
私もね、実は「親友」と呼べる人いないんだ。
気がついたらいなくなっていた。
どうして「適当」に生きている人が悠々自適に世の中を渡り歩くことができて、私やおにいちゃんのような「真面目で」「正義感が」ある人は、貧乏くじを何度も何度も引かなければいけないの?
皆さん、どうしてですか?
私もおにいちゃんも心の底から(自分の人生が)「幸せ」って思ったこと、多分一度もないと思う。
でも今回、おにいちゃんは「余命半年」と言われたのに「生き返っちゃった」。
生きているのはもちろんうれしいことよ。
あとはおにいちゃんのこと心の底から理解してくれる女性が現れるのを待つしかないかな?
だれかーーーーーー、いませんかーーーーーーー。
自薦、他薦は問いません。
どうかおにいちゃんの「お嫁さん」になってくれる方がいましたらご連絡ください。
もれなく「竹内結子」もついてきます。
おにいちゃんと私の性格は同じです。
顔は……私たちは「似ていない」と思っているのに、今まで何十人の人に「兄妹」ですか?と言われたことか。
是非是非、宜しくお願いいたします。
以上、竹内結子からの告知でした!
多分ね、おにいちゃんのこと、とーーーっても好きな人は多いと思うけど、今も書いたけど、おにいちゃんのこと大嫌いな人も多いと思うのよね。それはおにいちゃんが悪いんじゃなくて、「おにいちゃんが活躍すると困る人」が徹底的におにいちゃんをいじめてくるんじゃないかな?(私もそうだから)
何しろ、おにいちゃんが本気出せば「千人分」くらいの仕事を一人でやってしまうものね。
廻りは焦るよね。
頼り甲斐あるなあと思っても、「うぜい」「消えろ」と思うバカがたくさんいるんだろうな。
そういう意味で言っても『おにいちゃんは特別』なんだよ。
おにいちゃんが仮に社会人でいても、芸能界にいても、どの世界にいても、おにいちゃんのパワーは凄いんだと思うよ。
本当はおにいちゃんが役者になれば、すごく素晴らしい俳優になれると思うよ。もちろん、おにいちゃんのこと大嫌いな人に「いじめ」や「嫌がらせ」を受けるかもしれないけどね。
以前、私が映画『リング』に出演して「貞子怖いんですけど」っておにいちゃん言ったら「いやいや、幽霊より生きている人の方が何千倍怖いよ」って言っていたわよね?
「ええーー」と最初は思ったのだけど、私がこの業界で生きれば生きるほど、確かに「生きている人」の方が怖くなってきた。
友達の振りして平気で裏切る元友人、私には意外と多いのよ。
おにちゃん、小さい頃からすぐに「扁桃腺」が腫れてしまって、多いときは一週間に一回、病院に行っていたんでしょ?
でも病院に行っても異常なし。
それが大人になってからも続いてのよね?
で会社の先輩さんに「お前の場合は『妬み』『嫉妬』が多いんじゃないか?扁桃腺がすぐに腫れるのはそのせいだよ」「犯人は生き霊だよ、生き霊」「霊は左手から入ってくるから、腕時計のそばに『水晶のブレスレット』はめておいた方がいいんじゃないか」って言われたんだよね。
でも、「水晶のブレスレット」をはめても、なかなか扁桃腺の腫れはおさまらなかったんだよね?
そうしたらその先輩が「ネックレスするしかないな」って言ってきたのよね?
おにいちゃんは「人を疑う」ことを知らないから(笑)、「ストーンマーケット」と言うお店で、ネックレス買ったのよね?
最初に買ったネックレスの「ペンダントトップ(メインのモチーフ)」が5万円くらいして、「チェーン」はキムタクがしていたブラックのごっついモノをお店の人に強引に、しかも速効で買わされたのよね?
その後も「ネックレス」を買い続けて、あるとき、おにいちゃんの廻りで「変な動き」があったとき、チェーンが切れたんだよね?
しかもさあ、チェーンって「ラグビーボールの形」した「輪っか」がつながってるじゃない?その「輪っか」の一つが「ペンチ」か「はんだごて」で切断したように「真ん中」から切れたんでしょう?
ワオ!怖すぎなんですけど。
ネックレス屋さんが「こんな切れ方、初めて見た」って、ビビられんだよね?
怖いね、生き霊。
でもネックレスのチェーンが切れると、なぜかおにいちゃんの廻りも静かになる。
まさに「ネックレスがおにいちゃんの生き霊の身代わり」になったのね。
女性の間ではこういう話、よく聞くけど、迷信だと思っていた。
でも本当だったのね。
おお、こわ!
おにいちゃん、小さい頃からこんなに凄い生き霊に恨まれてきたんだ。
よく死ななかったよね?
だから「扁桃腺」がすぐに腫れるわけだ。
だって、今回の「悪性リンパ腫」も「扁桃腺」が腫れたんだものね。
「扁桃腺の腫れ」から「ガン」になるなんて、どんなに怖い奴(悪霊)の仕業だろう?
T・Mの仕業かな?
凄い「執念」だよね、あの「ストーカー女」!!
あとは、おにいちゃんの身に何かあると必ず「電化製品」が壊れるのよね?
そしておにいちゃんの扁桃腺は腫れる……。
テレビ、クーラー、パソコン、レンジ、洗濯機……。
で買い直すと、運気も良くなり、扁桃腺も治るのよね?
お、おにいちゃん、「安倍晴明」なんじゃない?もしかして?
だって言っていたじゃない!
ジャーナリストになる前「家に青い幽霊が通っているの」見えたり、深夜15メートル先に女子高生がしゃべっているのを見えたり、さらにびっくり仰天するのは「この人、もうすぐ死ぬよ」っておにいちゃんが言うと「一週間以内に亡くなる」ものね、必ず。
いやまあ、おにいちゃん、凄すぎ。
でも幽霊見えたり、勝手に他人に恨まれるなんて、イヤだよね?
うーん、凄い人と称えるべきか、それとも可哀想と言うべきか……。
皆さんはどう思いますか?
おにいちゃんがデビュー作を、自分のガンをテーマにしたとき、正直、「さすが」だと思ったよ。
しかも「ノンフィクション」でしょ?自分のこと全部さらけ出すんでしょう?
原稿を読んでいて、私、涙が止まらなかったよ。
こんなに全部自分の「秘密」語っても、「ガン」になった人のために役立ちたいのよね?
結子、おにいちゃんを尊敬、お慕い申し上げます。
本当は私がもっとしっかりしていれば、おにいちゃんに付き添ってあげることができたのに、あのとき、何していたんだろう?離婚して最悪だったのかな?疲れちゃったのかな?
ごめんね、おにいちゃん……(涙)。
おにいちゃんは(私が)離婚調停の時、深く仲介してくれて、何度も「単細胞」の私が怒るのを抑えてくれて、無事に離婚できたと言うのに、私は、おにいちゃんの身に起こっていたこと、全く知らなかった。
私は最低の「妹」ね。
獅童と結婚するとき、おにいちゃん、ものすごく怒っていたモノね。「絶対に女絡みで離婚になるぞ」って。だけど私は反発した。「どうして、そんなことわかるの?」ってね。
でも数年後(もしかしたらすぐ?)結局、おにいちゃんの言うとおりになった(獅童は10名の女性と同時進行してHしていた!)
私は小さい頃からおにいちゃんを見てきたけど、おにいちゃんの「人を見る目」がハズレたことないものね。凄いよ、おにいちゃん。
千里眼持っているんだよ。
例えば「この女優、いいよね」っておにいちゃんが言うと、3ヶ月以内に「婚約発表」するものね。
最初は偶然かと思ったけど、どんどん当たるからびっくりしたよ。
今のおにいちゃんのお気に入りの女優は誰かな?
竹内結子は入っているかな?なんちゃって(2013年4月現在)。
皆さんはおにいちゃんのことほとんど知らないと思うけど、おにいちゃんはとーーーっても優しくて、思いやりがあって、弱いモノいじめが嫌いで、誰かがいじめを受けると、いじめている相手がどんなに偉い社長や役員でもおにいちゃんはひるまず、いじめを受けている人を助けるのね。それって、凄いことだと思わない?
私もおにいちゃんと性格そっくりだから、芸能界で「いじめ」があるとすくに助けちゃうの。
どんなに偉い先輩でもプロデューサーでも事務所の社長でもね。
で翌日、私の事務所の社長から私が怒られるというわけ。
でもね、おにいちゃんも私も「見て見ぬふり」ができないの。
人生、損しているかな?
私、芸能界でかなり「いじめ」や「嫌がらせ」を受けてきたわ。
厄介なことに巻き込まれるのは日常茶飯事。
私「わがまま」だから、(私のこと見て)ムカッとする人も多いんだろうね。
だけどね、いつもいつも、おにいちゃんは何も言わずに私を助けてくれた。
私が離婚して、その後、お酒に溺れて、仕事が出来なくなったとき、おにいちゃん、すぐに、知り合いの大学病院の心療内科に連れて行ってくれたよね?しかも「診療外」の時間に。
私はおにいちゃんにここまでしてもらったのに、おにいちゃんが一番苦しいときに何もできなかったよ。
本当はね、ノブちゃん(僕の弟、小説の中では長月)から、おにいちゃんが退院したときに偶然会ったのね。それで、21世紀になって、おにいちゃんに起きたことぜーーーーんぶ聞いたとき、おにいちゃんに文句言いに行こうとしたのよ。「なんで一言、相談してくれなかったの?」ってね。でも、ちょうど獅童と出会って、結婚して、ダメになって、(私が)心の病で煩っていて、ようやく少しずつ仕事が出来るようになった時だったから、私、何もいうことができなかった。おにいちゃんに電話したとき、8時間も電話口で泣いてしまったよね。私、ダメな妹ね。
けれど、おにいちゃん、これだけは言っておくわ。
おにいちゃんは、自分からガンが全部消えたのを「神様、仏様は、敢えて、僕に『簡単に死なせないぞ。まだ苦しむがよい』と言う意味で、命を助けてくれた」って言っていたじゃはい?でもそれは違うと思うよ。
私もそうだけど、おにいちゃんがいたおかげで、どれだけ、生きる気力をもらってきたか。多分、私と同じ境遇にある人、多いんじゃないかな?
おにいちゃんは「この世に居る」だけで、多くの人を助けているのよ。
おにいちゃんは優しいから、自分のことよりも他人のことばかり、助けているじゃない?
今の世の中、そういう人、少なくなったよね?
お父様もそうだけど、おにいちゃんは、この世で光が当たらない人にスポットライトを当てているわよね?おにいちゃんの好きなABBAの「スーパー・トゥルーパー」って、私たちの業界では「スポットライト」の意味だものね。そう、まさに、お父様も、おにいちゃんも「スーパー・トゥルーパー」だと思うわよ。
あのね、こういうこと言ったら、おにいちゃんに怒られるけど、私ね、もし、おにいちゃんが亡くなっていたら、あとを追っていたと思うわよ、長男には申し訳ないけど。
だって、おにいちゃんは、私が小さい頃から憧れの『スーパーマン』(オバQという説もある)だったんだもの。
その、おにいちゃんが、この世から居なくなるなんて、絶対にイヤ。生きている意味がない。多分ね、私と同じこと思っている人、意外と多いと思うよ。
ねえねえ、覚えている?私がさあ、小学校の時、お父さんから殴られていたのをおにいちゃんが助けてくれて、私、ついつい、おにいちゃんに言っちゃったのよね。「もう死にたい!」って。その時、おにいちゃん、凄い怖い顔して、私を叱ったよね。
「結子、死ぬなんて、言っちゃだめだ。お父さんから虐待を受けているの、結子の家族が見て見ぬふりしているのならば、おにいちゃんが何とかするから。死ぬなんていってはいけない」ってね。
あのとき、おにいちゃん、泣いていたものね。私、軽々しく「死ぬ」と言ったことを後悔したのを小さいながらに覚えているよ。
「結子が死ねば、日本の歴史、世界の歴史が変わってしまうんだ」
「結子はこの世に必要な子。だから死んじゃだめだ」
おにいちゃんは一体、何を言いたいのだろうと、あのときはわからなかった。でも今ならばわかる。
織田信長がいなければ戦国時代はなかったし、徳川家康がいなければ江戸が日本の中心だったかどうかわからないものね。
一人の人がこんなに日本の歴史、世界の歴史に影響を与えるなんて、高校生くらいの時にわかったよ。
私に置き換えると、私がいなければNHKの『あすか』は誰が演じていたのかとか、『ランチの女王』は誰が演じたのかとか、最近、不思議に思うことが多いよ。
だから、おにいちゃんもそう。おにいちゃんがいたおかげで助かった人、多いと思うよ。ABBAのことだって、おにいちゃん、「無償」でホームページで自分が取材したこと公開しているじゃない?世界でこんなことできるの、おにいちゃんだけだよ。何しろ、おにいちゃんはABBAや『マンマ・ミーア!』や『CHESS』の取材やホームページ維持費に今まで五千万円以上使ったんだものね。ABBAは『この事実』を知っているのかしら?一時期、おにいちゃんのこと、ネットで叩いていた人も、今じゃ、少なくなったよね。そりゃそうだ。おにいちゃんみたいに『命を賭けて、ABBAをPRする』こと出来る人なんて、いないからね。おにいちゃんは凄いんだよ。
おにいちゃんが入院中に自ら死にたくなったのはわかる。おにいちゃんひとりぼっちだったんだものね、ごめんね、だらしない、最低の妹で。私が「心の病」なんか発症してなかったら、毎日、お見舞に行けたし、お金のことも心配なかったし、お医者さんにいろんなこと聞けたのにね。私はおにいちゃんに何百回助けてもらったのに、今世紀になって、いや、生まれてからずうっとおにいちゃんを助けてないよね。私は図々しい女だわ。
でも本当に、本当に、本当に生きていてくれてよかった。何しろ、おにいちゃんは生まれたとき、お母様のおなかから出てくるのが3週間も遅れて、その上、難産で、生まれてきたときは3776グラムって、超でかいよね。でもさあ、富士山の高さも3776メートルでしょう。すごいよね、富士山と同じ数字で生まれてくるなんて凄すぎる!でも、乳児室に入ったおにいちゃんはどんどん痩せていって、あっという間に2000グラムになってしまったのよね?おばあさまが「うちの孫はもう助からない」って、毎日病院に来ては、帰ったあと、お茶のみ友達の前で泣いていたのよね。それにおにいちゃんの手足には点滴や注射針がいつも10本くらい刺さっていたんだって?おばあさま、乳児室の窓ガラスを叩きながら「うちの孫になにしているんだ!」って、泣きながら怒鳴っていたのよね。うん、お父様から聞いたの。
でもおにいちゃん、助かったのよね。これって「奇跡」よね?そう、奇跡!
それでお父様とお母様はおにいちゃんの活発さから『劇団ひまわり』に真剣に入れようとしたのよね。おにいちゃんが私と同じ業界の先輩だったかもしれないのよね?そうしたらおにいちゃんと「共演」していたかもしれないわね。
今回、おにいちゃんが助かったのは、おにいちゃんにはまだまだ「使命」があるのよ。
人生で「2回」も死から助かったなんて、私、聞いたことないわ。
だからおにいちゃん。他人のことを助けるのもいいけど、自分も幸せになってね。
おにいちゃんは『私の太陽』、私は『ひまわり』。あっ、そういえば、お父様とお母様言っていたよ、おにいちゃんの小さい頃は若いお姉さんに超モテモテだったってね。イエイエ!いつも突然いなくなると、お姉さんに「きみ、かわいいわね」「坊や、いくつ?」って言われて、アイスクリームとかジュース買ってもらっていたんでしょう?ワオ!おにいちゃん、『のはらしんのすけ』『しんちゃん』じゃん!ってことは私、しんちゃんの妹『ひまわり』になるね。なんか、面白いね。
それとも私もおにいちゃんも好きな『美味しんぼ』に出てくる「山岡士郎」と「栗田ゆう子」かな?
それにおにいちゃんは「大のオバケのQ太郎好き」!
そういえば「U子」という柔道の強い女の子も出てくるわよね?
QちゃんはU子ちゃん、好きなのよね?
なーんだ、おにいちゃん、私のこと好きなのね?
ごめんごめん、調子に乗りすぎた。
でも、おにいちゃんと私の関係って、面白いよね。
毎年200名から年賀状もらっていたにいちゃんのお見舞に来た友人は2人しかいなかったっていうのは、多分、いつも助けてもらっているおにいちゃんにどうして良いかわからなかったと思うのね。それに「ガンは死ぬモノ」と思って、みんな、アタフタしてしまったんじゃない。まあ、おにいちゃんならば「ゼロ」から友達、作り直せばいいから、もうお見舞に来なかった人のことは忘れた方がいいわよ。残念だけど、そういう人はそこまでの人。
おにいちゃんにこんなこと言っても「釈迦に説法」かもしれないけど、私はおにいちゃんには幸せな結婚をして、子供をもうけて、明るい家庭を作ってほしいな。
おにいちゃんはさあ、鈍感だから、昔からたっーーーくさんの女の子がおにいちゃんの子と好きだったのを気がついていなかったでしょう?おにいちゃんはどう見ても「肉食系」に見えるけど、お付き合いした人、全員、「強引に告白された人」なのよね?
うーん、おにいちゃんの七不思議の一つ!なぜ猛獣のようなおにいちゃんが、猛獣に襲われるのか(笑)。うーん、謎ですねえ。
<後半>
ところで皆さんは「私がデビュー」した作品を知っていますか?
こういう質問するとほとんどの人がNHKの朝ドラ『あすか』と答えるのよね。
でも本当は違うのよ。
『新・木曜の怪談』って覚えている?覚えている人は凄い!と思います。
おにいちゃんは当時、仕事から帰宅するのが遅かったので「ビデオ」に録画して観ていたんだって。
えっ?皆さんの中で覚えている人がいたらうれしいなあ。でも忘れているかもね。
そうねえ、『新・木曜の怪談』って、怪談、という名前がつくくらいだから、オカルトや不思議現象ドラマが多かったわね。
私が高校に入学して、芸能界に入った1995年に始まったとおにいちゃんは言っていたわ。
タッキー主演の『怪奇倶楽部』が一番人気あったようね。
実は私はね、この『新・木曜の怪談』がデビュー作なのよ。
私が高校2年の時に撮影があって、放送されたのは1996年10月半ばから11月末までかな?
作品のタイトルは『サイボーグ』で、主演は堂本光一さん(戒堂晃役)。
私は堂本さん演じる戒堂晃のお友達役の今村優香役。
おにいちゃん曰く。
「こんなにかわいい高校生を現在、過去において、一人も観たことない」だって。
なんか、照れるけど、うれしい。
私にとってはまさに何もかもわからない状態で撮影したから最初はNGばっかり。
私って、頭悪いのかな?と思ったくらい。
でもね、おにいちゃんに言われたの。
「失敗は最初にたくさんしておいた方が良いよ」ってね。
夏休みに撮影があったので、やたら暑かったのを覚えているわ。
もともとね、芸能界に入るとき、最初はお父さんとお義母さんと一緒に手続きに行ったのだけど、なんだかお父さんもお義母さんも「田舎から出来てきたおのぼりさん」みたいに、事務所のいいなりになってしまって、お父さんもお義母さんも「ハイハイ」と返事するだけで、どんどん印鑑ついていくからびっくりしちゃったの。「もしかしたら裸の写真とか撮影されたらどうしよう」と心配になったわ。でね、おにいちゃんに相談したのね。そうしたら、改めて、おにいちゃんと一緒に事務所に行くことになったのね。おにいちゃん、次々に事務所の社員を論破していったわ。さすがおにいちゃん!
①結子が高校時代に「女優」としてデビューさせる。できれば「清純な高校生役」で。
②歌は絶対にうたわない(歌わせない?)。
③Hな写真・映像は絶対に撮影しない。
途中から社長が出てきて感心していたわ。
「さすが、結子さんのおにいさん、凄い貫禄ですね」ってね。
こうして「約束」通り「高校生役」でデビューできたわけ。
デビューは誰しも「一生に一度」だけの大事な瞬間。
私はあの暑い日の撮影を今でも忘れていないわ。
もしおにいちゃんが契約をし直してくれなかったら「真っ裸の写真」撮影されていたかもしれないしね。まあ「裸ギリギリ」の写真は撮影されてしまったけどね。本当に裸ギリギリだけどね(おにいちゃん、ごめん)。
私はやっぱり、大好きなおにいちゃんと一緒に仕事がしたいなあ。
皆さんは、どう思うかしら?
おにいちゃんがどんな作家になっていくのか、それはおにいちゃんもさることながら、読者の皆様の応援も大切だわよね。
どうか、皆さん、おにいちゃんを応援してあげてくださいね。
たくさん本、買ってくださいね。
竹内結子からのお願いです!
「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」
私の夢はおにいちゃんが書いた小説がドラマか映画になって、私が主役で演じることかな?
あっ、実はね、おにいちゃんは、青山で二年間、仕事しながら「脚本」の勉強をしていたこともあって、脚本も書けるのよ。
だからおにいちゃんが書く最初の脚本の役柄、なんでもいいから演じてみたいなあ。
「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」
おにいちゃんの『本当の夢』はなにかしら?
結子よ、安らかに。合掌。
*『アイ・ハヴ・ア・ドリーム』~悪性リンパ腫との180日戦争~