二階幹事長の「余生」を決める今回の自民党総裁選
岸田文雄さんが自民党総裁選に決まった場合
1. 幹事長はおろか、党の全ての「要職」から外される。勿論閣僚起用も無し。
2. 岸田新総裁から「引退勧告」される怖れがある。
3. 和歌山3区の三男への世襲を「公認されない」怖れがある。
既に安倍前総理の最側近の世耕弘成参議院議員が、次の衆院選で、「衆院に鞍替え」して和歌山三区から出馬することを仄めかしています。
幹事長留任と三男への「世襲」をまだ諦めていない二階幹事長の執念と「ウルトラC
岸田氏を決戦投票に行かせない方法
https://news.yahoo.co.jp/articles/21d20345fdd7b14aa470fa0d26840663dd50365d
二階派が高市氏「全面支持」の仰天情報! “2位・3位連合潰し”で岸田総理誕生を絶対阻止
9/24(金)日刊ゲンダイ
(要点だけ転載します)
1回目の投票は1位河野氏、2位岸田氏、3位高市前総務相との見方が大勢だ。決選投票になった場合は2位・3位連合で岸田氏が逆転勝利すると予測されている。
しかし、岸田氏を敵視している二階派は、この構図をひっくり返すつもりだという。「役員任期は1期1年、連続3期まで」とブチ上げ、露骨な二階幹事長“外し”に動いた岸田氏に対し、二階派はいまでも「岸田だけは絶対、許さない」とカンカンだ。
■河野推しでキングメーカーに 「まことしやかにささやかれているのが、二階派による高市氏全面支持です
二階派は支持を一本化せず、最初の投票を自主投票にしていますが、イザとなったら高市さんに票を集め、岸田さんを3位に沈めるつもりなのではないか、とみられています。二階派は47人なので、全員が高市さんに流れたら、岸田さんとの逆転はあり得る。岸田さんは決選投票に進出できない。河野さんと高市さんの決選投票になったら、二階派は結束して河野さんを支持する。河野さんを総理に担ぎ、最終的にキングメーカーとして影響力を残すシナリオを描いているといいます」
(自民党関係者)
「岸田さん以外の各陣営に推薦人を出して恩を売り、最後には笑う。岸田さんを蹴落とし、安倍・麻生の影響力を完全に排除しようとする二階幹事長の面目躍如だなんて声もあがっています」
(永田町関係者)
その答えはもうすぐ出る。
「広島の重鎮」と広島県民は二階幹事長に激怒している。
広島県民を怒らせると怖いぞ~「仁義無き戦い」の舞台だからな~
https://news.yahoo.co.jp/articles/be0b68aeda4312335749ade3b0dd710d3cbd2235
1.5億円「菅氏と二階氏が説明を」本部の買収否定、広島重鎮が批判
9/26(日)
朝日新聞デジタル
2019年参院選広島選挙区をめぐり、自民党本部は河井克行元法相夫妻側に提供した1億5千万円について「買収資金ではない」などと説明した。これについて自民党広島県連ナンバー2の中本隆志・県議会議長が24日、朝日新聞のインタビューに応じ、「不十分。これで終わりではない」と批判した。巨額の資金提供が「買収のきっかけになったことは否定しきれない」との認識も示した。
――党本部の説明をどのように受け止めたか。
なぜ河井夫妻作成の資料に基づいて説明するのか。会見で「買収資金を出していないとの報告だと受け止める」と言っていたが、受け止めようがない。
タンス預金が約3千万円あったとしても、別に1億5千万円もあるから、配ろうという気になるのではないか。カネに名前は書いてない。1億5千万円が買収のきっかけをつくったことは否めないので、謝罪すべきだ。
――1億5千万円の拠出理由について詳しい説明はなかった。
(敗れた自民現職の)10倍の額はありえない。むちゃくちゃだ。不公平なルールを改めるべきだ。1人や2人で額を決めるのではなく、党の選挙対策委員会のオープンな協議で配分を決めるのならわかる。
――「責任者が説明するべきだ」と繰り返し求めてきたが、会見をしたのは幹事長代理だった。
菅政権の残りの期間が短くなり「一応やっとけばいい」と考えたのだろうが、そんな簡単な話ではない。幹事長代理が出てきて、何を言おうが心に響かない。ちゃんとした責任者である菅義偉首相、二階俊博幹事長が説明するべきだ。
4月の参院再選挙、8月の横浜市長選で「説明責任」と「政治とカネ」が大きな敗因となったことへの意識が欠けている証拠でもある。内容も、キャストも最低で、意味のない、やらない方がよい会見だった。
不十分であり、これで終わりではない。
二階幹事長に流れた37億円超の「政策活動費」の使途
■二階幹事長の「37億円超の使途不明金」と「参院広島買収事件の1億5千万円」との関係は?
https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20210903-00253900
二階幹事長に流れた37億円超の「政策活動費」の使途
自民党の関係者が重い口を開いた「政治資金の闇③
立岩陽一郎InFact編集長
9/3(金)
(要点部分のみ引用します)
取材を進めるうちに、その実態を知る自民党関係者に接触することができた。交渉の末、匿名且つ本人と確認できる記述は一切しないことを条件に語ってくれた。
2021年6月、国会に近いある建物の一室で、その人物と会った。
「二階幹事長に10億円余り出ています。それとは別に各支部や政治家の政治団体にも出ています。なぜ、個別に10億円もの資金が出ていくのでしょうか?」
そう問うと端的に答えた。
「モチ代氷代というヤツです」
「モチ代、氷代・・・つまり選挙の時に投入する資金ということですか?」
人物は頷いて言った。
「昔はもっと大きかった。それが、『ちょっとまずいだろう』という雰囲気が出てきて幾分かは減ってきている」
(中略)
その人物は、「そうですね」と答えた後、「こんなところで勘弁してください」と言って席を立とうとした。
1つだけ質問させてもらった。
「2019年の7月21日に河井議員による買収事件のあった参議院選挙が行われていますが、その前に1億円余りの『政策活動費』が二階さんに流れているんですよ。これはやはり選挙で使われた?」
その人物は私をみつめて言った。
「私は知りません」
そう言った後、「しかし、そう見るのが自然じゃないでしょうか?」と続けた。
★この「政治資金の闇」シリーズ①~③を熟読すると、自民党の国政選挙に投入される「選挙資金の最終決済権」は自民党幹事長に集中していることがわかります。
二階幹事長が5年間も幹事長ポストに座り続けた間、使途不明金は、わかっているだけでも37億円を超えます。
「37億円ものつかみ金」があったとすると、「参院広島大規模買収事件」の1億5千万円は、はした金に見えます。
従って1億5千万円の買収資金の決済は「幹事長一任」で安倍前総理は事前に報告を受けていなかったのではないでしょうか?
★今回の自民党総裁選の「一回目の投票」で岸田さんが2位になれず、高市早苗が2位になって、岸田さんが「決選投票」に行けなかったら、二階幹事長が今回も「党員党友票の大規模買収」をやったと考えるのが自然だと思います。