M-1優勝後は月収1000万円の月も
野田が所属するユニット「大宮セブン」のメンバー、囲碁将棋の文田大介が語る。
「楽屋ではずっとパソコンを見ています。独学でゲームプログラミングを習得したのですが、プロの人が彼のプログラムを見て、独特過ぎてどうやって動いているのかわからない、と驚いていました(笑)」
そんな野田だが、M-1優勝後には仕事が激増。早朝にテレビのロケを2本こなし、劇場にもフルで出演する日々が続いたという。
「月収1000万円の月もあったようで、今年の年収は億に届くのでは。M-1王者の称号は1年でなくなるので、売れるためにやれることは全部やると言っていた」(モダンタイムス・川崎誠)
「野田が思いついたことを、吉本も全部実現させてあげている。次の世代を担っていくボスに育てて行きたいのかも」(前出・としみつ)
一方、疲労も色濃い。
「大きいサイズのレッドブルを日本酒をすするようにちびちび飲んでいた。弱ってて、一気に飲めないんだよと(笑)」(前出・文田)
ゲームとジム、2つの趣味をなぜ仕事にできたのか
多忙な日々の合間を縫い、今年4月にはゲームソフト「スーパー野田ゲーPARTY」(Nintendo Switch)を発売。さらに8月には吉本が始めたゲームの新サービス「FANY GAMES」の“社長”に就任した。
ゲーム開発に携わった「面白法人カヤック」のディレクター後藤裕之氏が語る。
「通常の格闘ゲームはプレイヤーを操作しますが、野田さんは後ろにいる客に着眼して、客を操作するゲームにしようと提案。お笑いで培ったノウハウを流用して、理論的に面白いものを作る能力がすごいんです」
さらに、7月には自身の名を冠に持つパーソナルトレーニングジム「クリスタルジム」までオープンさせた野田。2つの趣味を仕事にできたのはなぜなのか、本人を直撃した。