北海道に本社を構える家具・インテリア用品販売会社のニトリは、アメリカ視察を毎年行っているそうだ。
「なぜアメリカなのか?」
それは日本のはるか先を行っているからだ。
日本国内で流行を生み出しても、すぐにライバルが追随してくる。
追随を許さないためには、圧倒的に先を行かなくてはいけない。
だからアメリカなのだ!
ニトリ会長によると、日本はアメリカより10年以上も遅れているらしい。
今現在 アメリカで起きていることが、10年くらいしてから日本でも起こると。
日本における流行とは、“日本国内における流行”であって、
アメリカから見れば、かなり遅れを取っているわけだ。
これは医療にも言えることである。
日本で最も医療が進んでいるのは東京で、「日本初の最新医療」を売りにするクリニック(特に美容系)が数多く見られるのだが、アメリカではすでにメジャーとなっていて、流行でもなんでもないというケースが多い。
流行が浸透する順番は、アメリカ⇒東京⇒首都圏⇒政令指定都市⇒中核市となる。
つまりは最新のビジネスチャンスは、日本ではなくアメリカにあるわけだ。
アメリカのすごさは、時価総額にも表れている。
東証一部上場企業(2,170社)の時価総額を、アメリカの巨大IT企業群であるGAFAMが抜いたのは記憶に新しい。
※GAFAMとはAmazon、Apple、Google、Facebook、Microsoftの5社の総称。
2,170社 < 5社 となったのだ。
圧倒的な成功、そして巨万の富を手に入れるためには、
やはりアメリカという環境に身を置くのが近道だと思うのだ。
最近は宇宙開発を見ていてそう思う。